第 64 回 披 講
番号    投    句 俳  号 得票     
1 海辺より見あぐ段畑春深し 浩 風
2 散り初むる花を追いつつ寺社詣ず コスモス
3 木の芽時忘れることのはげしくて まこと 5 票
(浩 風) 私も同じです。
(コスモス)気持ちは良く分かります。
(そらまめ)同感です、歯がゆいですね。
( 泉 ) わかります、まったくそのとおり。
(媛 香) 春の長閑な木の芽時でなくても物忘れが
       はげしくなり歳には勝てませんね。
4 山葵田(わさびだ)に水こんこんと溢れおり いなご 2 票
(哲 朗) 情景が良く出ています。
(さつき) 綺麗な水の流れに青々とした風景が眼に飛び込んできます。
5 土雛も喜寿の面(おもて)となりにけり さつき
6 花盛り心弾みし手弁当 哲 朗 3 票
(菜の花) 手弁当が懐かしく良いですネ
(まこと) 手弁当の花見いいですね
(初 霜) 手弁当での花見心弾みますね。  
7 菜の花や続く続くよ何処までも 媛 香 1 票
(菜の花) 黄色く咲いた菜の花畑、目に浮かんできます。
8 この池もやる瀬なく散り花いかだ 峰 生 2 票
(哲 朗) 惜しむ気持ちは分かりますが花筏もまた格別です。
(そらまめ)水に浮かんだ花びらも、趣があります。
9 寝転んで世捨て人かも飛花落下 弘 子 1 票
(媛 香) そんな気持ちになりました。「世捨て人」
10 春を呼ぶ歌舞伎お練りの追っかけマン 媛 香 2 票
(菜の花) 胸躍る楽しい光景ですネ
(コスモス)お練りは賑やかです。春の風物詩になりました。
11 新色の口紅選び春一歩 楓 花 4 票
(いなご) 新色の口紅春らしいですね。
(峰 生) 優しくしかもきりっとした女性像が浮かびます。
      素敵ですね。
(媛 香) 春らしい桜色の口紅を選びルンルン…若返った気分。
(初 霜) 新しい春に新しい口紅楽しいですね。。  
12 菜の花の咲き埋めたる川堤 コスモス 2 票
(まこと) 素直に詠まれています
(弘 子) まばゆいばかりの春ですね
13 対岸の桜並木にひとめぼれ 2 票
(菜の花) いつまでも眺めていたい光景ですね
(楓 花) 離れて見るのも美しい。
14 また会えり花見弁当二人して 弘 子 1 票
(峰 生) 仲の良い 二人だけのお花見がいいですね。
15 花祭り古刹の庭も賑わえり 石の花 2 票
(さつき) いつもは静かなお寺ですが4月8日は賑やかですからね。
(初 霜) 古寺も花祭りでは賑わいますね。。  
16 草餅の香によみがえる故郷かな いなご 2 票
(弘 子) 懐かしいお餅の思いで
(楓 花) 蓬の香りに故郷がよみがえりましたね〜
17 夜桜やあとを付けたき人のいて さつき 4 票
(峰 生) 後期高齢者の場合には、尾行されていても敢て
(    振り向かないでしょう。
( 泉 ) そんな気持ちをいつまでも。
(弘 子) 春の宵の、ちょっと怪しい雰囲気が面白いですね!
(石の花) どんな人の跡をつけたいのでしょうかね。
18 段畑の苦労を今に春の風 浩 風 5 票
(いなご) 苦労を春の風に癒されているのかなと思いました。
(哲 朗) 整地された段畑は綺麗です。
( 泉 ) いつまでも残しておきたい景ですが大変ですね。
(弘 子) 自然の美しさ
(初 霜) 海辺の段畑見上げてその作成の苦労を偲びます。  
19 見返りてまた来年と花に告げ 2 票
(菜の花) 年を重ねる事に感じますね
(弘 子) 気持が分かりますね!
20 春うらら雀はしゃぐや餌付け棚 石の花 1 票
(浩 風) 雀が5〜6羽はしゃぎながら餌を食べている。いいですね。
21 落ちてより妖しきまでの白椿 まこと 2 票
(浩 風) すごく妖艶な感じが出ています。
(石の花) 椿は満開のとき落ちるのですよね。
22 清水寺ライトアップに桜浮き 菜の花 2 票
(浩 風) すばらしい桜の景でしょうね。
(哲 朗) 情景が目に浮かびます。
23 青春のはじける笑顔麦青む 4 票
(いなご) 若さを感じます。
(峰 生) いつもはじける青春の笑顔でおりたいです。
(弘 子) 若さに乾杯
(初 霜) はじける笑顔溌剌といいですね。  
24 吉野山桜千本人は万 菜の花 3 票
(いなご) 吉野山の情景が目に浮かびます。
(哲 朗) 桜と人の対比が面白いです。
( 泉 ) すばらしい景だったことでしょうね。
25 今着きて古巣繕う初燕 まこと 3 票
(コスモス)昨年の巣を今年も使うのですかね。
(そらまめ)去年来たのと同じ燕だろうか?。
(石の花) 懐かしいですね。今年も元気な雛を楽しみね・・・・・
26 渓流の水すべりゆく木の芽かな 浩 風 3 票
(まこと) 渓流の景が見えてきます
(媛 香) 渓流に木の芽が滑るように流されている情景が浮かびます。
(弘 子) 一枚の葉の様々な感じ
(石の花) [水滑りゆく] がいいですね。
27 春霞瀬戸に二つの帆影かな そらまめ 4 票
(浩 風) 二つの帆影、いい景ですね。
(まこと) 大景をうまく詠まれています
(弘 子) 穏やかな瀬戸の風景。
(石の花) 瀬戸の海の静かな光景が良く出ています。
28 お抹茶の恋しき日ありさくら餅 楓 花 2 票
(コスモス)さくら餅にはお抹茶が良く合います。
(さつき) ゆっくりとお抹茶の頂きたい時がありますね。
      季語が効いていますね。
29 水温むしだれ柳の堀に映え 菜の花 3 票
(そらまめ)新芽の柳は綺麗ですね、楓の館に投稿された写真がありました。
(さつき) お堀の景が見えてきます。
  ( 泉 ) 春を感じます。 
30 春寒や逝く友寂し紅をぬり さつき 4 票
(コスモス)季語が的確、悲しい情景です。
(そらまめ)おくり人ですね。
(弘 子) 人の別れの淋しさ
(石の花) 親しい方ですか?別れの寂しさが感じられます。
31 親子ずれ子育てつどい春うらら 石の花 1 票
(さつき) 今地域で活発に活動している子育てサロンの情景でしょうか。
32 花うらら水はしずかに流れけり そらまめ
☆ お花見、少し眠くなって・・・・
33 鞦韆の少女の髪は宙を舞い 哲 朗 2 票
(いなご) ブランコを力一杯こいでいる様子がよくわかります。
(さつき) ぶらんこを思いきって揺らしている情景が目に
         見えてきます。
34 長靴は水たまりが好き入園児 楓 花 4 票
(菜の花) いたずら盛りの可愛い様子が見えるようです。
(まこと) 園児の仕草よく見ておられます
(そらまめ)うまい表現です。ピチピチチャプチャプランランラン・・・。
(媛 香) 子供ってほんとに水たまりが好きですね。それを
     「長靴は水たまりが好き」と詠まれている所に惹かれました。
35 健やかな稚児行列や甘茶仏 哲 朗 3 票
(浩 風) かわいい稚児行列、いいですね。
(コスモス)微笑ましき風景です。
(媛 香) 4月8日お釈迦様の日ですね。
      稚児達が甘茶を順番に掛けている様子が見えます。
36 やわらかき赤子の髪や春の風 いなご 5 票
(まこと) 季語がぴったりです
(峰 生) 幼な子は皆可愛くてきれいですね。それで身を
      守っているのでしょうか。
( 泉 ) 春の風と赤ちゃんのやわらかき髪がほんわかと感ぜられます。
(弘 子) ほのぼのとさせられる景ですね。
(初 霜) 抱いている子に春の風、いいですね。
37 一葉と呼ばれる桜まだ蕾 弘 子 1 票
(石の花) 一葉桜、珍しいですね。何処にあるのでしょう。
38 残雪や季節外れと里便り 峰 生
39 のどごしを花で味わう昼下がり そらまめ
☆ キリンのどごし生を飲んで・・・・
40 お茶席の音無く落ちし椿かな コスモス 3 票
(いなご) いつ落ちたのか花入れのそばに落椿、風情がありますね。
(哲 朗) 静寂の中の一コマを良くとらえています
(峰 生) やがて音無くなく枯れてゆく運命なのでしょう。   
      淋しいですね。
41 桜狩り名所巡りや花は葉に 媛 香
42 人の道永き世指せり遍路石 峰 生
平成 22年 4月 1日〜平成 22年 4月20日 投句分
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互 選 句