令和 元年 6月1日~令和 元年 6月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
No.      選   句 俳 号 得      
1 小町塚少女にそっと道をしへ べいこう 1 票   
(高 越) 道をしへは夏の季語です
       中七の表現がいいですね。どこへ行く
     道だろうか?
2 夏帽のピースピースに仁王立ち 高 越 1 票  
( 扇 ) 今ではピースも大きくなり何歳になっているのかしら
 
3 凧(いかのぼり)令和の御代に君臨す 4 票  
(浩 風) 新年号に変わり、気持ち新たに、いいですね。
(媛 香) 令和の御代に君臨すると詠でいらっしゃる
     難しくって上手く選評出来ませんが成る程と
       思い頂きました。
(高 越) 凧揚げは毎年するが今年の令和初であり
     特に意義がある
(はなぶさ)五十崎の有名な凧上げでしょうか。
 
4 新じゃが耕し宇和の段畑 はなぶさ 1 票  
( 扇 ) 時々テレビで見てるけれどここのジャガイモは本当に
     美味しいです
   
5 過ぎし日の五右衛門風呂に菖蒲浮く 石の花 5 票  
(べいこう)五右衛門風呂と菖蒲の取り合わせがよいです。
(浩 風) 私も古里の五右衛門風呂での生活を思い出します。
  (媛 香) 昔の風景が懐かしく思い描かれていると感じました。
(高 越) 今は中々見る事が出来ないが五右衛門の菖蒲風呂
     に入って見たいものです
(はなぶさ)五右衛門風呂が時代を感じさせますね。
 
6 夏帽や象描く子等のはしゃぎ声 高 越 4 票  
(べいこう)子供の元気な姿情景としてもよいです
(浩 風) 動物園での写生かな、 いいですね。
(媛 香) 動物園での課外活動ですね。下級生でしょうか?
(石の花) 写生よりはしゃぎのほうが・・・子供ですね。
 
7 窓下より浮かぶ香や君影草 べいこう 2 票  
(はなぶさ)詩のように美しい句ですね。
(石の花) 君影草:鈴蘭の別名ですね。香りを楽しむ、優雅ですね。
 
8 湯に浮かし浸るからだを菖蒲かな 石の花 1 票  
( 扇 ) 菖蒲風湯元気が出ます
 
9 菜の花忌机の前に座してをり? 1 票  
(べいこう)菜の花はどこか心に残る花ですね
 
10 ハナミズキ駅まで続く街路樹の 媛 香
 
11 緑蔭に画板寝かせてにぎり飯 高 越 4 票  
  (べいこう)緑陰で握り飯いいですね
(媛 香) 一日掛かりで写生に来ているのです。
     にぎり飯が良いですね。
(はなぶさ)にぎり飯をこんな景色で食べたいな~。
(石の花) 写生に来たのですかね。にぎりめがいいですね。
 
12 巣立ちの春輝く孫に自転車 はなぶさ 3 票  
(媛 香) お祝いに自転車をプレゼントですね。
  (高 越) 足せば17文字ですが、5-7-5のリズムから外れる。
     が自由律はあの山頭火の句の様。
( 扇 ) 孫やひ孫にお祝いで夢があり長生きしたくなりますね  
13 蓬摘む母の手作り懐かしむ 媛 香 5 票  
(べいこう)母の手作り最高
(浩 風) 蓬餅を作ってくれたのかな?
(高 越) 今はスーパーでいつでも買えるが、昔は蓬を摘んで
     手作りしたり、保存して置き餅や団子に使いました。
(はなぶさ)蓬つみ、お餅によくしましたね。
(石の花) 懐かしいですね。今は手軽に購入できるのでね。
 
14 地蔵盆にためらいがちの落椿 べいこう
 
15 芒種なり空の曇りて土手散歩 石の花 1 票  
( 扇 ) 雨を期待しましょう
 
16 刻太鼓朝寒かけり道後の湯 はなぶさ 2 票  
  (高 越) 道後温泉の振鷺閣での朝6時の刻太鼓は日本の
     音100選。令和の幕明けにも響かせたそうです。
(石の花) 刻太鼓昔は正午の時刻を告げる、懐かしいですね。
17 母と子か田舎道行く花遍路 4 票  
(べいこう)花遍路いつみても日本の原風景です
(浩 風) 桜が満開の時、親子で遍路、いい景色ですね。
(媛 香) 白装束の親子徒遍路ですね。田舎道が良いですね。
(石の花) 時々見かける光景ですね。癒される光景です。
 
18 夕暮れば水田で合唱青蛙 媛 香 3 票  
(浩 風) 田植えの時が近づいたのですね。夕暮れの水田、
     にぎやかでしょうね。  
  (はなぶさ)隣の水田でもその季節になりました。
( 扇 ) これからの季節やはり梅雨には賑やかなカエルの
     鳴き声がしなくては
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第 173 回 披 講