番号	俳　号	俳号	得 票
1	狛犬の脇をくすぐる萩の花	べいこう	3 票
	(逸　茶)　「くすぐる」が面白い表現でいいですね
	(　鶴　)　くすぐるがかわいい
	(石の花)　面白いことを見つけましたね。
2	息吸えば丹田に滿つ秋高し	逸　茶
3	木守柿ふるさと遠くなりにけり	高　越	1 票
	(べいこう)木守柿の故郷の思いが良く感じられる句です。
4	夕まぐれ芒??の穂先こうべ垂れ	鶴	1 票
	(はなぶさ)情景が見えますね
5	秋麗訛飛び交ふ道の駅	凡	4 票
	(逸　茶)　地元の言葉の暖かさが伝わります
	(　鶴　)　多くの客で活気溢れる道の駅の様子がいい。
	(高　越)　紅葉の名所や道の駅には国内各地の人や
	アジアや欧米人が感激しています。情景を
	訛り飛び交うと表現したのが良かったです
	(石の花)　道の駅では地元の人がよく集まりますね。
6	枯葉掃き小山を作り火をつける	石の花
7	銀輪に秋色消さるにわたずみ	べいこう	1 票
	(はなぶさ)にわたずみはどういう意味かな
8	小春日や八十路の妻のピンポング	高　越	2 票
	(逸　茶)　「ピンポング」がゆったりとした情景を
	引き出しています
	(べいこう)奥さんの元気な姿 目にうかびます
9	満月や寝室照らし煌々と	媛　香	1 票
	(石の花)　寝室から満月が見えるのですね。
10	紅葉やあのてっぺんで握り飯	はなぶさ	1 票
	(高　越)　紅葉を見ながらの握り飯は旨かった事でしょう
11	コテージへ波音響く星月夜	鶴	2 票
	(石の花)　海辺のコテージ何処でしょう､星が綺麗なのでしょう。
	(　凡　)　星月夜のコテージ、ロマンチック。
12	冬に入り庭木の手入れ小枝掃く	石の花	2 票
	(べいこう)庭木の手入れにわたしもチェンソーできりました。
	(はなぶさ)落ち葉の季節毎日掃きますね
13	あの人の薄れる影や銀杏散る	逸　茶	2 票
	(　鶴　)　想いで深い銀杏が散る寂しさ。
	(　凡　)　黄葉に想いを重ねているあの人はどんな人だろうか？秋の
	愁いが出色です。
14	晩秋の陽だまりを背に街ピアノ	はなぶさ	5 票
	(逸　茶)　外でピアノを弾く情景が目に浮かびます
	(べいこう)街ピアノが聞こえると人が集まってきます。
	(　鶴　)　明るいピアノの旋律が聞こえそう
	(高　越)　若き日の趣味か教師上がりの上品な老女の
	後ろ姿が見えます
	(　凡　)　最近よく見かける。街角ピアノ。晩秋、背に陽を受けの情景が、
	演奏をも想像させられる。
15	父母の墓野面石垣石蕗の花	凡	2 票
	(逸　茶)　「野面石垣石蕗の花」リズム感がいいですね
	(　鶴　)　墓にひっそり咲く石蕗の花が印象的
16	秋雷も旅の想い出辺戸岬	鶴	1 票
	(高　越)　辺戸岬はどこの岬かネットで調べました。沖縄本島
	最北端で日本祖国復帰闘争の碑があり、雄大な自然を
	体感する場所。カメラ好きには絶景のスポットで、
	断崖絶壁に打ち付ける波や周辺の景観は自然のパワーを
	感じるとありました。那覇空港から高速と一般道を使い
	2.5時間。よく行かれましたね。
17	瀬戸内の秋刀魚にすだち馳走なり	はなぶさ
18	紅葉山五階の窓のパノラマよ	媛　香	2 票
	(べいこう) 5階からの紅葉狩りとは素晴らしい。
	(石の花)　五階からのパノラマ良いですね。
19	石蕗の花さみしき山の影にゆれ	石の花	1 票
	(はなぶさ)静寂な句ですね
20	「枯葉」聴くグレコ、モンタンによふ夜	凡
21	赤橋を冬の肱川あらしかな	高　越	3 票
	(はなぶさ)ようやく今年を見られそうです
	(石の花)　なかなかお目にかかれないようですね。
	(　凡　)　愛媛の冬の風物詩、肱川あらしを詠まれたことで選。
	海川の青、霧の白色採が浮かびます。
22	執着と孤独を超えて秋遍路	逸　茶	3 票
	(べいこう)本物の遍路には、毅然とした姿が浮かびます。
	(高　越)　孤独に耐え、満願を執着する秋の遍路に出会ったのです
	(　凡　)　執着と孤独と秋遍路の取り合わせがが巧みです。
23	今一度見上げて眠る後の月	べいこう	4 票
	(逸　茶)　「今一度」が効いています
	(　鶴　)　月を見て穏やかな眠りにつく幸せ
	(高　越)　寝るのが惜しい名月の夜
	(　凡　)　もう一度見るほど美しいまた、感慨深い月だったのでしょう。
24	タイル張り手術室は肌寒し	媛　香	1 票
	(はなぶさ)そうですね暖房は入れないのかな