| 番 号 | 俳 句 | 俳 号 | 得票 |
| 1 | たんぽぽや夕暮れの道しおらしく | 石の花 | |
| 2 | 入社式空より青き若さかな | 逸 茶 | 5 票 |
| (べいこう)入社式の様子が俳句に上手くあっています | |||
| (はなぶさ)若さはまぶしいですね | |||
| ( 凡 ) 若者への応援、希望を託して | |||
| (高 越) すがすがしい感じが出ています | |||
| (石の花) 若さを青で表現したのがうまい。 | |||
| 3 | 落花追い転んで笑ふわらべかな | 鶴 | 3 票 |
| (べいこう)少女のあどけなさがあります | |||
| (逸 茶) 微笑ましくも生命力を感じます | |||
| ( 凡 ) 桜の花びらを追う子に視点があり、 | |||
| 情景がほほえましい。 | |||
| 4 | 廃校の母校蜂須賀桜咲く | 高 越 | 3 票 |
| (べいこう)廃校のさくら、感慨無量ですね | |||
| (逸 茶) 固有名詞の「蜂須賀桜」によって場所が | |||
| 際立ってます | |||
| (はなぶさ)蜂須賀桜見に行きました | |||
| 5 | リビングに味噌汁沸かしうららなり | 石の花 | |
| 6 | 桜咲くシヨパンが弾けた夢ごこち | はなぶさ | 2 票 |
| ( 凡 ) ショパンが弾けた喜び!桜咲くとの取り合わせ | |||
| がよい、ショパンの曲でよかった。 | |||
| (高 越) うっとりする様なショパンの曲。何と言う名前 | |||
| だろうか? | |||
| 7 | 夕暮れの風に吹かれし鼓草 | 石の花 | 2 票 |
| (べいこう)鼓草の風景が良い | |||
| ( 鶴 ) タンポポの咲いている様子が浮かびます | |||
| 8 | 囀りの谺弁慶往生す | べいこう | |
| 9 | 麗かや足取り軽し歩道橋 | 鶴 | 1 票 |
| (石の花) 街中で浮かれて歩ける、歩道橋ですか。 | |||
| 10 | みちのくの風は城こえ桜吹雪 | はなぶさ | 1 票 |
| (逸 茶) 風と桜が舞い上がる雄大な情景を感じます | |||
| 11 | 壁ドンは半世紀前花縢 | 凡 | |
| 12 | 我が顔に指紋を残し蝶去れり | べいこう | 3 票 |
| (逸 茶) 「蝶」が「指紋を残す」という発想に詩的な | |||
| 驚きがあります | |||
| (はなぶさ)瞬間をよく詠まれましたね | |||
| (高 越) 蝶の「鱗粉」を指紋と言ったのが面白い | |||
| 13 | 病窓に見える限りの山笑ふ | 媛 香 | 1 票 |
| (石の花) 病窓からの景色、癒されることでしょうね。 | |||
| 14 | 吉野川堤に枝垂れ柳の芽 | 高 越 | |
| 15 | 古木なる桜の幹の手にぬくみ | 凡 | 4 票 |
| (べいこう)古木の温みがわかりやすい | |||
| ( 鶴 ) 桜が発する熱に感動します | |||
| (はなぶさ)古木は何年生きているのでしょう | |||
| (高 越) 何十年もの古木の桜が咲く為に幹には | |||
| 熱が籠っているのでしょうか | |||
| 16 | 花の下今日はひねもす読書かな | 逸 茶 | 4 票 |
| ( 鶴 ) ゆったりした1日です | |||
| ( 凡 ) 花影でゆっくり読書、季題が生きています。 | |||
| (高 越) 一日中桜の下で読書とは最高の気分 | |||
| (石の花) 花影で静かに読書、いいですね。 | |||
| 17 | 朝日照る病窓明るく夏近し | 媛 香 | |
| 18 | 惜しむよな桜蘂散る大和国 | はなぶさ | 2 票 |
| (逸 茶) 桜蘂(さくらしべ)という言葉 | |||
| 選びが渋いですね | |||
| ( 凡 ) 桜が咲いて、パッと散る、人生にたとえ | |||
| らりたりもします。花を愛でるにっぽん人 | |||
| であることの有難さ、大和国の語ろを | |||
| うまく使いましたね。 | |||
| 19 | 古衣を脱ぎ棄て征くや春嵐 | 逸 茶 | |
| 20 | 火群なる山にもやおき芽吹きをり | 凡 | 2 票 |
| ( 鶴 ) 自然に立ち向かう木々の力強さが | |||
| 感じられる | |||
| (はなぶさ)山も芽吹き春が顔だし | |||
| 21 | 菜の花に埋もるる線路列車行き | 鶴 | 4 票 |
| (はなぶさ)絵が見えるようです | |||
| (高 越) 花菜の中を走る列車。愛媛では双海の閏住が | |||
| 目に浮かびました | |||
| (石の花) 双海ですか、菜の花がきれいですね。 | |||
| ( 凡 ) 野生の菜の花の群れている様子と列車の | |||
| 風景は、絵になりますね。 | |||
| 列車は鈍行の一輛車がいい。 | |||
| 22 | 舟唄を聞くや波打つ諸喝采 | べいこう | 1 票 |
| ( 鶴 ) 波打つ諸喝采がうまく表現されています | |||
| 23 | 病窓の桜満開散り始め | 媛 香 | |
| 24 | 健脚の妻の後追ふ花見かな | 高 越 | 4 票 |
| (べいこう)花見に奥さんは急ぎ足ですか、大変 | |||
| ( 鶴 ) 旦那が必死で追いつこうとする様子が | |||
| 滑稽です | |||
| (逸 茶) 写実的でユーモラス、そして微笑ましい | |||
| 光景が浮かびます | |||
| (石の花) 晩年の夫婦、ほほえましい光景ですね。 | |||
