字余りについて 
  字余りについて中七は七字を守る
なるべく字余りは上五に持って行く。 
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[ここがポイント] 
   1.季語を主役に
      夢担ぎ派手な浴衣に負けぬ笹      添削  夢担ぐ浴衣の緋色笹の青
       
季語の浴衣が笹に負けている    
   2.不要語の削除
      睡蓮花浮いてまつ朝長い夜       添削  朝をまつ睡蓮に水匂いけり
  3.伝えたい語は確実に 
       「入選の秘訣」での切れのはなしがありました。
   4.動詞一つで臨場感が変わる                       きたる
      夏空を背負って走る空車         添削  夏空を背負って来る空車
   5.切れをうまく使うこと
      長刀鉾雲裂き進ぎしぎしと      添削  長刀鉾雲裂き進ぎしぎしと
       
切れのない句はダラダラした散文になってしまう。句がだらけている
    6.説明のことばを避ける
      光る影火の粉を散らす花火師よ     添削  光る影火の粉を走る花火師よ
        火の粉の説明でなく花火師の躍動感を
    7.描写のことばを忘れずに
 
 
 俳句バトル・プレバト俳句ランキング  夏井いつき 先生   より