
| 番 号 | 俳 句 | 俳 号 | 得 票 |
| 1 | 足萎えの終の住処や初日の出 | 逸 茶 | 3 票 |
| ( 鶴 ) これからもここで生きてゆく決意 | |||
| (高 越) 徳島出身の私も実感・同感です | |||
| ( 凡 ) 足も治ったか、新年への歩み出す心意気が | |||
| 2 | たこ焼きのケースにたこの絵冬麗 | 高 越 | |
| 3 | 年の暮れ整理整頓手につかず | 石の花 | |
| 4 | 新米や懐具合嘆く声 | べいこう | 2 票 |
| (石の花) お米の高いのには閉口ですね。 | |||
| (高 越) 高止まりの 新米嘆く声数多 聞かせてやりたい高市総理 | |||
| 5 | 年の瀬に妻入院の手酌酒 | 鶴 | 2 票 |
| (逸 茶) 寂しさを「手酌酒」に託した点がいいですね | |||
| ( 凡 ) 手酌酒に寂しさがよく表されています。 | |||
| 6 | 年明けて夢を抱えて寝る子かな | 逸 茶 | 5 票 |
| (石の花) 健やかな子供の寝顔いいですね。 | |||
| (はなぶさ)子供の頃は見ていました | |||
| ( 鶴 ) 将来ある子の夢に期待 | |||
| (高 越) 眠りながら時々笑顔を見せる子供の顔が浮かびます | |||
| ( 凡 ) どんな初夢を見たのでしょうか。夢を抱えての | |||
| 7 | 藷ケンピに金次郎の名クリスマス | 高 越 | |
| 8 | 冬立つや土かき分けて種の出づ | 凡 | 2 票 |
| (べいこう)種の芽生えをうまく詠まれました。 | |||
| (高 越) 冬場に餌を求める鳥たちの仕業でしょうか | |||
| 9 | 年暮ぬ思案果たせた多き日々 | 石の花 | 2 票 |
| (べいこう)思案果たせて良かったですね | |||
| (はなぶさ)万事うまくいったのですね | |||
| 10 | 小春日や瑠璃の向こうで招きをり | 凡 | 2 票 |
| (べいこう)小春日に招かれ幸せがわかります | |||
| (逸 茶)「瑠璃の向こう」という透明感ある表現が美しいです | |||
| 11 | またひとつ悩みが増えぬ年の明け | 逸 茶 | 2 票 |
| (石の花) 年取る毎に悩みも増えますね。 | |||
| ( 鶴 ) 幾つになっても悩みは尽きません | |||
| 12 | 輝紅葉爺ひとりなり過疎の村 | はなぶさ | 4 票 |
| (べいこう)一人の過疎を俳句で頑張ってください | |||
| (石の花) 多いようですね、このような光景。 | |||
| (高 越) 鮮やかな紅葉と寂しい中七、下五の景の対比の妙 | |||
| ( 凡 ) 句の主題が、照紅葉、爺、過疎の村の言葉で | |||
| 13 | 都会落ちズワイ戻るや終の里 | べいこう | 1 票 |
| (高 越) 商品に成らなくなったズワイガニに、都会落ちした | |||
| 自分を重ねました古里は暖かく迎えたくれ、終いの住処と | |||
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なりました(虚像の深読み御免) |
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| 14 | 通学生挨拶豆に寒の朝 | 石の花 | 1 票 |
| ( 鶴 ) 寒いなか半ズボンでもはいた元気な小学生 | |||
| 15 | 寒し風波紋でなびく影法師 | 鶴 | 2 票 |
| (べいこう)波紋にゆるる影法師は写生感がでてます | |||
| (はなぶさ)影法師が効いていますね | |||
| 16 | 神の旅千年杉の谿明くる | はなぶさ | 3 票 |
| (べいこう)神の旅と千年杉の取り合わせがいい | |||
| (逸 茶) 荘厳な世界が広がります | |||
| ( 凡 ) 先年杉がある深い谷に違いない。明けていく情景と | |||
| 17 | 打ち寄せる足元の波秋深む | 鶴 | 1 票 |
| (はなぶさ)波打ち際が浮かびます | |||
| 18 | 行く秋を惜しむ指先風掴む | べいこう | 2 票 |
| ( 鶴 ) 風掴むの表現がうまいと思います | |||
| ( 凡 ) 指先で掴めるだけ、それだけでもよい。秋を惜しむ | |||
| 19 | エンディングノート一行加へ秋惜しむ | 凡 | 3 票 |
| (石の花) 一行だけですか、書きたい事は沢山はあるね。 | |||
| (はなぶさ)私は人生で叶えた事を記しています | |||
| (逸 茶)「一行加へ」が重く響き、人生の終い支度を感じます | |||
| 20 | 銀杏黄葉や道後三湯ゆかご提げ | 高 越 | 2 票 |
| (はなぶさ)風情がありますね | |||
| (逸 茶) 道後三湯」が効き、旅情がよく出ています | |||
| 21 | 教え子の五十路となれり秋愁う | はなぶさ | 3 票 |
| (石の花) お互い歳をとりますね。 | |||
| (逸 茶) 生徒の五十路と作者自身の時間との対照がいいですね | |||
| ( 鶴 ) 年月が経つのは早いものです | |||