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第244回 披 講
令和 7年4月 1日~令和 7年4月20日 投句分
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番号      俳   句 俳 号 得 票
1 たんぽぽや夕暮れの道しおらしく 石の花
 
2 入社式空より青き若さかな 逸 茶 5 票
(べいこう)入社式の様子が俳句に上手くあっています
(はなぶさ)若さはまぶしいですね
( 凡 ) 若者への応援、希望を託して
(高 越) すがすがしい感じが出ています
(石の花) 若さを青で表現したのがうまい。 
 
3 落花追い転んで笑ふわらべかな 3 票
(べいこう)少女のあどけなさがあります
(逸 茶) 微笑ましくも生命力を感じます
( 凡 ) 桜の花びらを追う子に視点があり、
     情景がほほえましい。
 
4 廃校の母校蜂須賀桜咲く 高 越 3 票
(べいこう)廃校のさくら、感慨無量ですね
(逸 茶) 固有名詞の「蜂須賀桜」によって場所が
      際立ってます
(はなぶさ)蜂須賀桜見に行きました
 
5 リビングに味噌汁沸かしうららなり 石の花
 
6 桜咲くシヨパンが弾けた夢ごこち はなぶさ 2 票
( 凡 ) ショパンが弾けた喜び!桜咲くとの取り合わせ
     がよい、ショパンの曲でよかった。
(高 越) うっとりする様なショパンの曲。何と言う名前
     だろうか?
 
7 夕暮れの風に吹かれし鼓草 石の花 2 票
(べいこう)鼓草の風景が良い
( 鶴 ) タンポポの咲いている様子が浮かびます
 
8 囀りの谺弁慶往生す べいこう
 
9 麗かや足取り軽し歩道橋 1 票
(石の花) 街中で浮かれて歩ける、歩道橋ですか。
 
10 みちのくの風は城こえ桜吹雪 はなぶさ 1 票
(逸 茶)  風と桜が舞い上がる雄大な情景を感じます
 
11 壁ドンは半世紀前花縢
 
12 我が顔に指紋を残し蝶去れり べいこう 3 票
(逸 茶) 「蝶」が「指紋を残す」という発想に詩的な
      驚きがあります
(はなぶさ)瞬間をよく詠まれましたね
(高 越) 蝶の「鱗粉」を指紋と言ったのが面白い
 
13 病窓に見える限りの山笑ふ 媛 香 1 票
(石の花) 病窓からの景色、癒されることでしょうね。
 
14 吉野川堤に枝垂れ柳の芽 高 越
 
15 古木なる桜の幹の手にぬくみ 4 票
(べいこう)古木の温みがわかりやすい
( 鶴 ) 桜が発する熱に感動します
(はなぶさ)古木は何年生きているのでしょう
(高 越) 何十年もの古木の桜が咲く為に幹には
     熱が籠っているのでしょうか
 
16 花の下今日はひねもす読書かな 逸 茶 4 票
( 鶴 ) ゆったりした1日です
( 凡 ) 花影でゆっくり読書、季題が生きています。
(高 越) 一日中桜の下で読書とは最高の気分
(石の花) 花影で静かに読書、いいですね。
 
17 朝日照る病窓明るく夏近し 媛 香
 
18 惜しむよな桜蘂散る大和国 はなぶさ 2 票
(逸 茶)  桜蘂(さくらしべ)という言葉
      選びが渋いですね
( 凡 ) 桜が咲いて、パッと散る、人生にたとえ
     らりたりもします。花を愛でるにっぽん人
     であることの有難さ、大和国の語ろを
     うまく使いましたね。
 
19 古衣を脱ぎ棄て征くや春嵐 逸 茶
 
20 火群なる山にもやおき芽吹きをり 2 票
( 鶴 ) 自然に立ち向かう木々の力強さが
     感じられる
(はなぶさ)山も芽吹き春が顔だし
 
21 菜の花に埋もるる線路列車行き 4 票
(はなぶさ)絵が見えるようです
(高 越) 花菜の中を走る列車。愛媛では双海の閏住が
     目に浮かびました
(石の花) 双海ですか、菜の花がきれいですね。
( 凡 ) 野生の菜の花の群れている様子と列車の
     風景は、絵になりますね。
     列車は鈍行の一輛車がいい。
 
22 舟唄を聞くや波打つ諸喝采 べいこう 1 票
( 鶴 ) 波打つ諸喝采がうまく表現されています
 
23 病窓の桜満開散り始め 媛 香
 
24 健脚の妻の後追ふ花見かな 高 越 4 票
(べいこう)花見に奥さんは急ぎ足ですか、大変
( 鶴 ) 旦那が必死で追いつこうとする様子が
     滑稽です
(逸 茶) 写実的でユーモラス、そして微笑ましい
     光景が浮かびます
(石の花) 晩年の夫婦、ほほえましい光景ですね。
    
    
    
    
   
   
   
   
   
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