番号     俳 句 & コメント・読み替え  
◇ 1 番 たんぽぽや夕暮れの道しおらしく  
コメント  
    詠替えて ※なし  
◇ 2 番 入社式空より青き若さかな  
コメント  
詠替えて ※なし  
◇ 3 番 落花追い転んで笑ふわらべかな  
コメント ※落花を花吹雪にしました  
詠替えて ※花吹雪ころびはにかむ童かな  
◇ 4 番 廃校の母校蜂須賀桜咲く  
コメント  
詠替えて ※廃校の母校に蜂須賀桜かな  
◇ 5 番 リビングに味噌汁沸かしうららなり  
コメント  
詠替えて ※リビングに味噌汁の香や麗けし  
◇ 6 番 桜咲くシヨパンが弾けた夢ごこち  
コメント ※公園の庭にある青空ピアノか?  
詠替えて ※桜花爛漫ショパン奏でる夢心地  
        夢心地でショパン奏でる桜下かな  
◇ 7 番 夕暮れの風に吹かれし鼓草  
コメント ※吹かれしは過去形、現在形で  
詠替えて ※夕暮れの風に吹かるる鼓草  
◇ 8 番 囀りの谺弁慶往生す  
コメント ※?  
詠替えて  
◇ 9 番 麗かや足取り軽し歩道橋  
コメント ※軽しは終止形。 三段切れかも  
詠替えて ※麗かや足取り軽く歩道橋  
◇ 10 番 みちのくの風は城こえ桜吹雪  
コメント ※桜吹雪(さくらふぶき)と詠めば6文字  
        の字余り。 桜吹雪だから風は不要  
詠替えて ※みちのくの城越え来る飛花落花  
◇ 11 番 壁ドンは半世紀前花縢  
コメント ※?  
詠替えて  
◇ 12 番 我が顔に指紋を残し蝶去れり  
コメント ※蝶の翅の粉は「鱗粉」。 俳句は一人  
       称で詠むのが普通なので我がは不要  
詠替えて ※頬べたに鱗粉残し蝶畑へ  
◇ 13 番 病窓に見える限りの山笑ふ  
コメント  
詠替えて ※山笑ふ病窓に見るどの山も  
        病窓に見える山並み山笑ふ  
◇ 14 番 吉野川堤に枝垂れ柳の芽  
コメント  
詠替えて ※吉野川堤の枝垂れ柳に芽  
◇ 15 番 花の下今日はひねもす読書かな  
コメント ※切れを入れ  
詠替えて ※古木なる桜の幹の手にぬくし  
        手に温き桜古木の幹太く  
◇ 16 番 花の下今日はひねもす読書かな  
コメント ※ひねもすは今日のイメージなので削除  
詠替えて ※花の下でひねもす読書読書かな  
◇ 17 番 朝日照る病窓明るく夏近し  
コメント ※朝日が照れば明るい  
詠替えて ※病窓に射し込む日差し夏兆す  
◇ 18 番 惜しむよな桜蘂散る大和国  
コメント ※「桜蕊ふる」で季語  
    詠替えて ※惜しむよに桜蕊降る都かな  
        惜しむよに桜蕊降る古都大和  
◇ 19 番 古衣を脱ぎ棄て征くや春嵐  
コメント  
    詠替えて ※着衣みな剥ぎ取る春の嵐かな  
◇ 20 番 火群なる山にもやおき芽吹きをり  
コメント ※〜靄置き  
詠替えて ※火事跡の山に靄置き芽吹きをり  
◇ 21 番 菜の花に埋もるる線路列車行き  
コメント  
詠替えて ※菜の花に埋まる線路を列車来る  
        菜の花を掻き分け鈍行列車かな  
◇ 22 番 舟唄を聞くや波打つ諸喝采  
コメント ※季語は?  
詠替えて  
◇ 23 番 病窓の桜満開散り始め  
コメント ※満開、散り始めと詳しい説明になった  
        満開か散り始めはどちらかに  
詠替えて ※病窓に飛込む桜吹雪かな  
◇ 24 番 健脚の妻の後追ふ花見かな  
コメント  
詠替えて ※なし  
          
    
戻る
第166回 披 講
第244回 披 講
最終更新日時 R 7. 4..27 PM 12. 0
紫 陽 花 の コメント
    「オミクロン」は感染症第5類に指定されました。感染者数の公表もしなくなりましたが
    結構感染者はいますので気をつけてくださいよ。
    我々は俳句を作成することに楽しみを持ちましょう。
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 
  とばについて 01  (オノマトペ)について
  ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について
  「俳句の形と切れ」について再考
  「俳句の字あまり」について再考
各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
  後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 
番 号 入 選 12 句        俳 号
落花追い転んで笑ふわらべかな
廃校の母校蜂須賀桜咲く 高 越
12 我が顔に指紋を残し蝶去れり べいこう
桜咲くシヨパンが弾けた夢ごこち はなぶさ
夕暮れの風に吹かれし鼓草 石の花
18 惜しむよな桜蘂散る大和国 はなぶさ
20 火群なる山にもやおき芽吹きをり
麗かや足取り軽し歩道橋
10 みちのくの風は城こえ桜吹雪 はなぶさ
13
病窓に見える限りの山笑ふ 媛 香
22
舟唄を聞くや波打つ諸喝采 べいこう
 
 
令和7年 4月1日〜令和7年 4月20日 投句分

    

番 号            特 選 5 句 俳 号
2
入社式空より青き若さかな 投票 5 票 逸 茶
15
古木なる桜の幹の手にぬくみ 投票 4 票
16
花の下今日はひねもす読書かな 投票 4 票 逸 茶
21
菜の花に埋もるる線路列車行き 投票 4 票
24 健脚の妻の後追ふ花見かな 投票 4 票 高 越

    

若草句会 掲示板
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
       俳句を詠む時に気を付ける事の一つに          
  
俳句は短い詩なので、言いたい事を全て書いてしまわないで省略して
読み手に想像して貰う。
色々な読み方がされる程面白く楽しい俳句になります。
  
季語を信頼し、季語に思いを託します。原則として一句に一季語です。
季節は原則当季で詠みます。どうしても必要なら少し先の季節でも可。

 (過ぎ去った季節では季語の力が弱くなる) 

  
取り合わせの句では、中七、下五で季語の説明にならない様にし
中七、下五は上五と無関係の事を詠みます。
  
季語に送り仮名は不要です。歳時記で確認して使う様にしましょう。
例 「書き初め」は「書初」、「福引き」は「福引」など
  
動詞は原則的に一句に一動詞です。多くなると句がまとまりません。
  
五七五の内で文字が字余りになる場合は上五に置くと気になりません。
中七、下五の字余りは句に締まりがなくなり、リズムも悪くなります。
 
 
 
 

 


       
以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
       ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
            皆さんに紹介します。
   メールアドレス: i-yama0812@lapis.plala.or.jp
       このメールアドレスをクリックしても送れない場合は投句・選句の時のメールで
            送ってください。本ページに即反映いたします。