
| 順番 | 投 句 及 び 選 句 | 俳 号 | 選句 |
| 1 | 霾(よな)ぐもり朝から野山病む如し | 哲 朗 | 2票 |
| 蝋 梅 早く緑化計画を進めたいですね | |||
| 石の花 春の黄砂でしょうか気が晴れませんね | |||
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| 2 | 居酒屋を出でて別れの朧月 | 哲 朗 | 4票 |
| さつき 若い頃を思い出しました | |||
| 浩 風 友と語りし後、満月を仰ぎながら、良き気分です。 | |||
| 泉 そんな時代もありましたね! | |||
| そらまめ ジャーまたね、と別れて・・・ウィー!、いい気持ちです。 | |||
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| 3 | 酔うほどに歌と踊りの花見酒 | ゆづき | 1票 |
| ( 道後の花見も終わりました・・・・) | |||
| 菜の花 気分よさそうですネ | |||
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| 4 | おさなごの歌にも絵にもチューリップ | いなご | 7票 |
| ( 明日香村を訪ねたとき土手で土筆を取って帰りました。) | |||
| 菜の花 可愛いこうけい | |||
| 浩 風 絵の具で遊んでいる様子が良いですね。 | |||
| 千 柳 動物園に行けば歌も絵も象さんになる | |||
| 彰 子 フアンタジックな可愛らしい句です。 | |||
| 媛 香 全くその通りで小さい子はチュウリップが好きですね。 | |||
| 楓 花 可愛い情景が 眼に浮かびます。 | |||
| そらまめ お絵かきも歌も、お花はすべてチューリップです。 | |||
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| 5 | 春の夢うつらうつらと瞼ぬれ | 泉 | 1票 |
| ( 夢の中で泣いていました) | |||
| 石の花 少女に帰った時のようにセンチですか | |||
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| 6 | 高崎山雲海の如く桜かな | 菜の花 | 2票 |
| ( 以前、行ったときの 思い出です) | |||
| 蝋 梅 雲海と見立てたのが新鮮と思いました | |||
| 哲 朗 景色が目に浮かびます。 | |||
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| 7 | 絵手紙の絵の中で咲く花山葵 | 楓 花 | |
| ( 山葵の花を初めて知りました。) | |||
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| 8 | そよ風に大きく揺れるチュウリップ | 千 柳 | |
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| 9 | 春の旅大広間なる絵天井 | 浩 風 | |
| ( 3月31日、永平寺に参拝した時のことです。) | |||
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| 10 | 捨て犬のお産の春や仔だくさん | さつき | |
| 11 | 春風におしゃべりしてる花の群れ | 千 柳 | 2票 |
| 泉 たくさんのお花のお喋り楽しいですね! | |||
| 石の花 広い花畑での揺れる花の群れが目に浮かびます | |||
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| 12 | 初音かと思えばセンサー籠の鳥 | 媛 香 | |
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| 13 | 花見どきおやおや今日も雨模様 | 千 柳 | 1票 |
| さつき おやおやが面白いですね。 | |||
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| 14 | みがかれし廻廊を行く花の冷え | 浩 風 | 8票 |
| 峰 生 ピシッと引き締まった廻廊と取り巻く桜の木々が浮びます。 | |||
| いなご 足下から冷たさを感じます。 | |||
| 泉 花冷えですね。 | |||
| 彰 子 厳粛な気持ちで廻廊を行く。季語がよく効いている | |||
| 哲 朗 永平寺でしょうか、足に冷たさが伝わってきます。 | |||
| 初 霜 花冷えがよく伝わってきます | |||
| 楓 花 黒光りしている回廊はどこの花の寺? | |||
| そらまめ みがかれし と 冷え がマッチしていい感じ。 | |||
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| 15 | 友とただ語らふための花見かな | 楓 花 | 1票 |
| ( 友人が貴女と話したくてお休みを取ったのよと誘ってくれたので・・) | |||
| 浩 風 酒飲みの心境ですね。 | |||
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| 16 | 砥部焼きの窯だし祭り梨の花 | 初 霜 | 票 |
| 浩 風 テレビで砥部焼祭りの風景を見ました。 | |||
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| 17 | 休耕田枯れ芝の中土筆みゆ | 石の花 | |
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| 18 | ゆらゆらと川面にゆれる花筏 | 泉 | 3票 |
| ( 桜の花びらが筏のように流れていました。) | |||
| 蝋 梅 きらきらと光る川面とゆらゆらゆれる花筏テレビ画面に出てきそうな | |||
| 情景に思いました | |||
| 石の花 何処かの小川ですか川上に花公園でもありますよう | |||
| ゆづき 秀逸な句で、レベルの高さが伺える | |||
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| 19 | 新緑や欅の全芽天覆う | 蝋 梅 | |
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| 20 | 育ちゆく子等の後おす花吹雪 | 泉 | |
| ( 子供の成長を願うように) | |||
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| 21 | 花曇り酒宴の席に花弁舞う | 石の花 | |
| ( 道後公園の花見素晴らしかったですね。) | |||
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| 22 | 春霞吸い込まれゆく貨物船 | 哲 朗 | 9票 |
| 蝋 梅 海上の水平線付近の情景が見えます | |||
| 峰 生 霞の中を大きな貨物船が次第に遠ざかるのでしょうね。 | |||
| さつき 情景が良く出ていると思いました。 | |||
| いなご 港から出てゆく船を想像しました。 | |||
| 泉 ステキな情景が浮かびます。 | |||
| 千 柳 吸い込まれるとは、言い得て妙 | |||
| 初 霜 情景がよく目に映ります | |||
| 媛 香 春霞の中へ消えてゆくさまが見えるようです。 | |||
| そらまめ 春の霧は怖いですよ、この貨物船衝突しないか、心配です。 | |||
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| 23 | 花冷や雀来てゐる十字墓 | 彰 子 | 1票 |
| ( 花冷えですが雀が囀り十字墓も賑やかです) | |||
| いなご 花冷えに負けない元気な雀のさえずりが聞こえてくるようです。 | |||
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| 24 | 城堀りや駘蕩として暮れなずむ | 峰 生 | 1票 |
| 石の花 のどかな夕暮れを感じます | |||
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| 25 | 荒れ畑に蝶の舞ふ中子等走る | 石の花 | 3票 |
| 哲 朗 蝶と戯れている情景がよく出ていると思います。 | |||
| 初 霜 子供がのびのびと蝶と戯れている様子がわかります、 | |||
| ゆづき 秀逸な句で、レベルの高さが伺える | |||
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| 26 | 風に乗る沈丁花の香いずれのや | 蝋 梅 | |
| 27 | 夫(つま)多忙疲れいやすか春炬燵 | 初 霜 | 3票 |
| 峰 生 この句を額に入れて愚妻に進呈の要があります。優しいですね。 | |||
| 媛 香 ご主人様の疲れている様子を詠まれているのですね。ウトウトとしている | |||
| 姿を見て日々疲れているんだわ。そっとしておきましょう、春炬燵が良いですね。 | |||
| ゆづき 秀逸な句で、レベルの高さが伺える | |||
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| 28 | 大和路の土筆は今日の肴かな | いなご | 2票 |
| さつき 我が家も同じかな? | |||
| 楓 花 嬉しいお土産ですね。 | |||
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| 29 | パンジーを手入れする庭ビバルディー | そらまめ | 1票 |
| ( ビバルディーの四季を聞きながら、花壇の手入れをしました。) | |||
| 媛 香 庭に出てお花の手入れを好きな協奏曲を聴きながらしているのです。優雅な一日・・・でした。 | |||
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| 30 | 散る花に出店の並ぶ御縁日 | コスモス | 1票 |
| 浩 風 桜並木の見頃の風景ですね。 | |||
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| 31 | もくれんの天にかかげて花の白 | 浩 風 | 3票 |
| いなご 花をよく観察していると思います。 | |||
| 楓 花 天にかかげてが 面白い表現だと思って。 | |||
| そらまめ 天にかかげて は、少し大げさに感じますが・・・・。 | |||
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| 32 | 山里のどこからとなく雉の声 | いなご | 2票 |
| 哲 朗 雄雉がケーンケーンと鳴いて雌雉に求愛していたのでしょう。 | |||
| ゆづき 秀逸な句で、レベルの高さが伺える | |||
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| 33 | 満開のトンネルくぐり幸多し | 蝋 梅 | 1票 |
| 峰 生 この世の春。幸せ一杯でしょう。 | |||
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| 34 | 夕月や菜畑の果て仄かなり | 峰 生 | 3票 |
| 蝋 梅 広大な菜の花畑の様子が見えました | |||
| 千 柳 詩情が溢れている | |||
| 初 霜 散歩道の夕暮れを感じます | |||
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| 35 | 波を追ふ波また波や卒業期 | 彰 子 | 1票 |
| ( 卒業すると社会の荒波が押し寄せてきます) | |||
| 初 霜 次々と卒業してゆく人を波また波でたとえています | |||
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| 36 | 主なき庭に今年も蕗の薹 | さつき | 2票 |
| 峰 生 故人となられた方と過日ご一緒にふきを植えられたのでしょうか | |||
| 彰 子 今年も蕗の薹が律儀に芽を出す。人もかくありたい。 | |||
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| 37 | 冬帽子脱いで仲間に加わりぬ | 楓 花 | |
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| 38 | はらはらと花びら舞うや桜酒 | ゆづき | |
| (道後の花見も終わりました・・・・) | |||
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| 39 | 外人も花見はおなじござの上 | 菜の花 | 2票 |
| ( 先日のNEONのお花見です) | |||
| 千 柳 アグラをかいて手を叩いているのかな | |||
| 彰 子 郷にいっては郷に従え。外人は正座しているのでしょうか。 | |||
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| 40 | 花見茶屋美人いますの案内板 | コスモス | 3票 |
| 菜の花 本当かしら? | |||
| 哲 朗 おもしろくていいですね、どんな美人か見たいものです。 | |||
| 媛 香 わくわくしながら美人いますの案内版に偽りないことを | |||
| 祈りつつ花見茶屋に出かけて行って見ようと作者は思った のですきっと(^^) | |||
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| 41 | 落椿一つ地蔵の手の平に | 彰 子 | 2票 |
| ( 椿は落ちてもきれい。心ある人がお地蔵さんの手ののせている。) | |||
| いなご お地蔵さんのいいお顔が目に浮かびます。 | |||
| 楓 花 昔話の一場面のような景色に印象的な椿一輪。 | |||
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| 42 | 花吹雪一片づつを手のひらに | さつき | 3票 |
| 菜の花 ロマンチック! | |||
| 彰 子 花びらを手で受ける。ナイスキャッチング。 | |||
| ゆづき 秀逸な句で、レベルの高さが伺える | |||
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| 43 | 二十四の瞳に纏(まつ)わる紋白蝶 | 媛 香 | |
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| 44 | 盛りすぎ人もまばらな葉桜や | ゆづき | |
| (道後の花見も終わりました・・・・) | |||
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| 45 | お彼岸に父母の墓前に語らえば | 初 霜 | 1票 |
| ( 隣の大木の木蓮が全開し、青空に真っ白の花を咲かせています。) | |||
| 泉 遠い故郷のお墓を想い出しました。 | |||
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| 46 | ホームページ開けば工事中春遅し | 媛 香 | |
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| 47 | 茶店の娘紅引いて待つ花便り | 峰 生 | 2票 |
| さつき 楽しい観察ですね。 | |||
| 千 柳 その茶店を紹介してください | |||
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| 48 | 迷惑だ道掘り返す年度末 | そらまめ | 1票 |
| ( 年度末は3月の季語にしましょう。) | |||
| 菜の花 同感です | |||
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| 49 | 花の城リフト終日フル回転 | コスモス |
