順番 |
投 句 |
俳 号 |
票数 |
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1 |
孫去りぬ赤き浴衣を壁に掛け |
楓 花 |
4 票 |
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(峰 生) ぽっかりと空いたむなしさに共感します。 |
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(千 柳) 来年もまた元気な顔を見せてくれるかな |
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(彰 子) 孫を偲び、成長を祈る |
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(ゆづき) ・・・・・・・ |
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2 |
満月の明かりに浮かぶ天守閣 |
ゆづき |
1 票 |
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(菜の花) 澄み渡った夜空・・・ロマンチックですネ |
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3 |
名月に明るさ負けず星流る |
石の花 |
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4 |
雲なくばあのあたりかや天の川 |
蝋 梅 |
3 票 |
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(さつき)「あのあたりかや」の言葉がいいですね。 |
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(いなご) 夜空を仰いでいる時の会話が聞こえてくるようです。 |
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(千 柳) 雲が邪魔して残念無念 |
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5 |
菜園の荒れし台風一過かな |
浩 風 |
1 票 |
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*14号台風の後 |
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(哲 朗) 台風の爪痕、丹精込めて作られたのに残念ですね。 |
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6 |
街路樹の一葉秋の気配かな |
初 霜 |
3 票 |
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(石の花) 街路樹の一葉が舞うのを見て、秋を感じる。素晴らしいです。 |
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(楓 花) 秋の気配を 街路樹の一葉に見つけた作者の観察眼。 |
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(ゆづき) ・・・・・・・ |
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7 |
秋すだれ色あせてなお影成せる |
初 霜 |
2 票 |
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(蝋 梅) 良い句だと思いました |
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(竹 豪) 歳を取ってもなお役目を果たしていますね。 |
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8 |
満月にウサギの餅つき夢語り |
菜の花 |
1 票 |
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(媛 香) 宇宙に行く時代、でも月に兎が居る如く影があるのです。メルヘン的。 |
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9 |
満月にうさぎを探す孫の顔 |
ゆづき |
1 票 |
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(菜の花) お孫さんのいきいきしたお顔が 伺えます |
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10 |
落ち葉踏む音の追い来る深山行 |
コスモス |
6 票 |
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( 泉 ) 秋の気配をきれいに表現していますね! |
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(蝋 梅) 静かな森に落ち葉を踏む音だけついて来る |
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(千 柳) 深山の静けさがよく出ています |
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(いなご) 静かな山路を歩いている様子がよくわかります。 |
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(浩 風) 音の追い来るの表現がいいですね。 |
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(ゆづき) ・・・・・・・ |
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11 |
爽やかにおはようという男の子 |
いなご |
4 票 |
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( 泉 ) おはようの一言が本当に爽やかですね! |
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(初 霜) 挨拶を交わす、気持ちのいいことですね |
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(哲 朗) 元気の良い男の子ですね、爽やかな気持ちなります。 |
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(竹 豪) おはようと返してやりたいですね。 |
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12 |
水打つて開店前の路地酒場 |
哲 朗 |
2 票 |
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(千 柳) さあいらっしゃい、ビールがよく冷えています |
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(彰 子) 今日も好きな酒場で一杯 |
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13 |
大人の手借りて鈴割る運動会 |
コスモス |
3 票 |
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(そらまめ) 紙テープが強すぎて鈴が割れない、「誰がこんな鈴作ったんぞー」 |
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文句言いながらも親父も楽しんでいる。 |
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(媛 香) 一年生でしょうか?力不足で鈴が割れないのです。見かねた |
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父兄が手伝ったのです。万々歳… |
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(竹 豪) 固かったんですね。 |
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14 |
夜店立つ川辺で酒を子と交わす |
浩 風 |
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*重信川の月見会で |
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15 |
子等乗りし機に別れする初秋かな |
浩 風 |
1 票 |
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*空港にて |
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(初 霜) 皆帰っていくことは、寂しいものですね |
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16 |
ご近所に金魚掬いのお裾分け |
千 柳 |
2 票 |
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(竹 豪) 沢山取れたんですね。 |
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(彰 子) 金魚が沢山掬えた。お裾分け。 |
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17 |
名月を雲から追い出す音花火 |
そらまめ |
1 票 |
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*9月17日は横河原の花火大会でした。 |
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(コスモス)花火の音が名月を雲から追い出したとは面白い表現です。 |
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18 |
虫の声暗闇の中ひっそりと |
石の花 |
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19 |
さわさわと今朝秋風と思ひけり |
泉 |
2 票 |
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(石の花) 涼しいそよ風の心地よさで、秋が来たことを感じます。 |
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(楓 花) 今朝の風を秋風と感じ、さわさわとと表現して 美しい。 |
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20 |
秋刀魚焼く煙に急ぐ家路かな |
蝋 梅 |
1 票 |
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(彰 子) お腹が空いた。我が家も秋刀魚か。 |
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21 |
さくさくと幸水食うて夏終わる |
蝋 梅 |
3 票 |
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(彰 子) 幸水が美味い。いよいよ秋。 |
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(コスモス)美味しい幸水梨を食べる音がきこえます。夏終わるが効果的と思います |
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(菜の花) 一人で ふきだしました |
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22 |
月の縁古刀は冴えて父偲ぶ |
峰 生 |
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23 |
夕暮れに最後のちから蝉の声 |
竹 豪 |
1 票 |
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(峰 生) 私なども、人様がご覧ずれば夕暮れの蝉です。 |
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24 |
秋空に冴えて遠目の天守閣 |
竹 豪 |
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25 |
じりじりと残暑に待つや青信号 |
峰 生 |
3 票 |
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(さつき) 厳しい残暑が良く現れていると思います。 |
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(千 柳) ここの信号、長いのよね |
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(そらまめ) じりじりと残暑に待つや赤信号」はいかが?青になるのを待つより、 |
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赤信号で強制停止の方がいらいら感が出そうに思います。 |
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26 |
「冬のソナタ」CD聴く夜や秋深む |
媛 香 |
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27 |
鷺草の食卓に舞う夕餉かな |
千 柳 |
2 票 |
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(哲 朗) 夕食はさぞかし美味しく頂けたことでしょう。 |
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(楓 花) 鷺草が活けられているのでしょうか。暑い筈の夏の夕餉も |
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涼やかに感じられます。 |
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28 |
颱風の進路で迷う旅支度 |
さつき |
5 票 |
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(哲 朗) 台風情報が気になりますね。 |
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(そらまめ) この時期、旅行ともなると、台風予報とにらめっこですね。 |
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(コスモス)台風の中、小さい旅に出ました。心境よく分かります。 |
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(菜の花) 心境 よく解ります |
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(石の花) 旅行計画をしているときには、特に気になるものです。 |
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29 |
朝の経すだちの香する掌を合わせ |
楓 花 |
1 票 |
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(そらまめ) スダチを搾ったにおい、鼻の先に近づけて、心地よく仏壇に向かう、 |
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いいですねー。 |
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30 |
女郎花そこら一面黄を散らし |
媛 香 |
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31 |
台風がそれて喜ぶツクボーシ! |
そらまめ |
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32 |
晴れわたる大雪渓を妻とゆく |
彰 子 |
3 票 |
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*白馬岳の雪渓をアイゼンを付けて登る |
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(いなご) 空の青、雪の白、ヤッケの赤色が美しく壮大な景色を想像させてくれます。 |
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(浩 風) 景が良くわかります。幸せですね。 |
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(菜の花) 目の前に 広がる大雪渓登山 ご夫婦で行かれる事がお幸せですネ |
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33 |
金星をちょんまげにして三日月が |
そらまめ |
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34 |
鹿親子土を嗅ぎ嗅ぎ木の間行く |
いなご |
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35 |
徘徊の妻の背中に月浴びる |
さつき |
2 票 |
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(媛 香) 月浴びるですから夜ですね。徘徊される奥さまを月明かりで |
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みつけたのですね。 |
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(ゆづき) ・・・・・・・ |
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36 |
触れないで飛んで弾ける鳳仙花 |
さつき |
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>37 |
秋晴やどんどん延びるジェット雲 |
いなご |
1 票 |
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(蝋 梅) どんどんが新しいと思いました |
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38 |
床下で泣くコオロギや母恋し |
泉 |
2 票 |
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(さつき) コオロギの鳴き声はほんとうに人恋しくなりますね。 |
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(初 霜) いつまでたっても母は恋しいものです |
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39 |
視界ゼロ二千石氷見霧の中 |
コスモス |
1 票 |
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(哲 朗) 一寸先が見えないと怖いですね。 |
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40 |
夕涼や花いちもんめの声聞こゆ |
楓 花 |
1 票 |
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(峰 生) 昔、涼み台あたりでこんな懐かしい思いをしたんでは。 |
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41 |
稲木米ふっくら炊けし仏前へ |
泉 |
3 票 |
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(蝋 梅) 美味しく炊けたのを仏前に供える優しい気持ち |
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(そらまめ)「このお米稲木米だからおいしいのよ」、と。 |
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(コスモス)まず仏前に稲木米をという殊勝さに感心しました。 |
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42 |
微笑みの菩薩に祈る秋遍路 |
峰 生 |
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43 |
大ジョッキ干して男の気分なり |
千 柳 |
1 票 |
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(蝋 梅) ご尤も ごもっともです |
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44 |
青稲田嘗めてわが家に秋の風 |
竹 豪 |
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45 |
タンポポの穂綿空中遊泳す |
初 霜 |
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46 |
畦道を真っ赤に染めし彼岸花 |
菜の花 |
4 票 |
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( 泉 ) 決まってこの季節になると曼珠沙華が咲き出します、 |
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自然の神秘さを感じます。 |
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(媛 香) 彼岸花は密集して咲いています。真っ赤に畦染めて…。 |
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(コスモス)彼岸花の群れ咲いている様子が素直に詠われています。 |
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(ゆづき) ・・・・・・・ |
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47 |
月の出を待つ間に遠きこと想ふ」 |
媛 香 |
3 票 |
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( 泉 ) 遠い子供の頃を想ふのでしょうか? |
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(峰 生) 遠い人、遠い所、遠い思い出、何でも茫然とですね。 |
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(石の花) 雲間からでる月を待ちつつ、いろいろな遠い過去のことが・・・・・ |
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48 |
客の顔見えて押し出す心太(ところてん) |
哲 朗 |
4 票 |
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(さつき) お客様をお迎えする時はこうありたいですね。 |
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(いなご) おいしく食べて頂こうとする気遣いがよくでていると思います。 |
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(浩 風) 中七の表現がすきです。 |
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(楓 花) 茶店の風景でしょうか。何となくほのぼのとした感じが感じられます。 |
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49 |
玉音に耳を疑う終戦日 |
彰 子 |
1 票 |
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(竹 豪) 昨日の事のように思い出しました。 |
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50 |
虫籠の虫も負けずに競い合う |
石の花 |
1 票 |
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(初 霜) にぎやかな情景でしょうね |
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51 |
満月が湯舟でゆらぎ虫のかげ |
ゆづき |
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52 |
露天風呂湯船に浮かぶ望(もち)の月 |
哲 朗 |
4 票 |
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( 泉 ) 望の月(十五夜)が良いですね! |
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(初 霜) 露天風呂での月見もいいものですね |
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(浩 風) 静かないいひとときですね。 |
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(楓 花) 満月を露天風呂で見ておられるなんて、最高の贅沢! |
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53 |
平凡でよしででむしの角出して |
彰 子 |
6 票 |
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*平凡な幸せをよしとする |
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(さつき) お幸せな日々を送られていらっしゃるご様子が良く解ります。 |
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(峰 生) ただ単純に、のんびりとした一つの生きざまを見出したとしましょう?。 |
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(いなご) 「平凡でよし」といいきったところが好きです。 |
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(媛 香) 上を見ればきりがなし、程々に平凡がいいですね |
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(浩 風) 端的な表現がいいですね。 |
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(石の花) 人生常に平凡でありたいと思いますが、なかなかそうも行かないものです。 |