番号 |
投 句 |
俳 号 |
票数 |
1 |
葉の散るも明日を期してや芽は眠る |
峰 生 |
3票 |
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( 泉 ) 今は寒さに耐えているけれど春はきっときますよ! |
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(ゆづき) 春が来るのが待ち遠しい |
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(蝋 梅) いい句だと思いました |
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2 |
廃校の余りに高き烏瓜 |
さつき |
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* 廃校になった母校を訪ねた時 |
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3 |
一筋の糸にかかりし散紅葉 |
さつき |
3票 |
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(媛 香) 風が吹くと今にも落ちそで落ちない様子は分かるのですが |
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一筋の何の糸なのかがちょっと分かりませんでした。 |
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(千 柳) 蜘蛛があわてて跳びかかる |
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(石の花) なかなかつかめない光景です。 |
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4 |
冬ざれて犬の遠吠え救急車 |
哲 朗 |
5票 |
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( 泉 ) 犬の遠吠えと救急車がこの寒さを一段と身にしみるようです。 |
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(いなご) 犬の遠吠えと救急車のサイレンが共鳴しているようでいいと思います。 |
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(峰 生) 冬の夜の侘しい状景がグッーと迫ります。 |
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(蝋 梅) 何故だかサイレンに反応しますね |
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(初 霜) 救急車のサイレンの音は不安になるものです |
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5 |
これが彼の芋蔓式ねと藷を掘り |
楓 花 |
2票 |
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(野 鯉) 大豊作だ。 |
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(いなご) いつも言っている言葉が素直に俳句になっているところがいいと思います。 |
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6 |
カレンダー色褪せ極月入りにけり |
コスモス |
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7 |
稲架米旨いツと妻の頬弛む |
竹 豪 |
1票 |
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(さつき) 奥様の笑顔が眼に浮かんできますね |
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8 |
あれこれと絵柄に迷ふ年賀状 |
竹 豪 |
4票 |
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( 泉 ) 私もそうでした。 |
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(ゆづき) 皆さんの顔が浮かびます |
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(コスモス) 決定までが大変です。お気に入りに決まりましたか。 |
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(菜の花) お気持ち解ります |
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9 |
寒風に襟をすくめる童たち |
石の花 |
2票 |
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(竹 豪) オ−寒いッツ |
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(さつき) 子供は風の子と言いますが今年の寒さは特別のようですからね・・・ |
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10 |
寒空に老いの身わすれ忘年会 |
菜の花 |
1票 |
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( 泉 ) 年を忘れて多いに楽しみましょう! |
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11 |
ふるさとの大橋に佇つ懐手 |
彰 子 |
2票 |
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* ふるさとの大橋に佇み、しばし想いにふける |
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(浩 風) 誰しも持つ望郷の念、詩人の心境ですね。 |
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(初 霜) ふるさとは懐かしいものです |
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12 |
忘年に顔それぞれのクラス会 |
石の花 |
1票 |
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(哲 朗) 久しぶりに会ってのクラス会楽しかったことでしょう。 |
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13 |
年賀状書き終え空ける残り酒 |
蝋 梅 |
5票 |
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(野 鯉) 酒がしみます。 |
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(竹 豪) やれやれと安堵の一杯ですね |
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(峰 生) 何となく貴方の酒の味が分るような気がします。 |
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(楓 花) お疲れ様でした!残り酒は さぞかしおいしかったことでしょう。 |
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(千 柳) やれやれ、今年の仕事は一区切り |
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14 |
放列のカメラの先は谷紅葉 |
楓 花 |
2票 |
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(ゆづき) 紅葉の名所がうががわれる |
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(哲 朗) 絶好の撮影場所でしょうか。 |
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15 |
予防注射効いたか少し風邪模様 |
千 柳 |
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16 |
年の瀬に気ぜわし言いつ旅行かな |
菜の花 |
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17 |
喪の葉書区切れてサテッと年賀状 |
竹 豪 |
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18 |
商店街くじ引きの鈴慌ただしく |
菜の花 |
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19 |
せわしなく込み合う街の師走かな |
蝋 梅 |
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20 |
第九聴き師走の朝の忙しさ |
泉 |
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21 |
酔い深し師走の誓い又何処へ |
峰 生 |
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22 |
玄海のしぶく岩山鵜のねぐら |
ゆづき |
3票 |
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(野 鯉) 冬の海は厳しいものです。 |
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(峰 生) きびしい冬の海?が目の前に浮かんでくるようです。? |
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(浩 風) 荒々しい自然と動物、たくましいでね。 |
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23 |
願かけの鈴虫寺の紅葉かな |
浩 風 |
1票 |
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(彰 子) 紅葉に映える鈴虫寺、風情がある。 |
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24 |
筆供養鯛や大根奉納す |
媛 香 |
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25 |
猛犬に注意の貼り紙柿熟るる |
コスモス |
5票 |
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(いなご) ユーモラスな俳句だと思います。 |
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(峰 生) さりげない、とある住宅街の風景でいいですね。 |
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(楓 花) おもしろい取り合わせの句だと思いました。 |
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(媛 香) 本当はおとなしい犬なのです。柿熟るるが良いなと思いました。 |
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(千 柳) 本当はスピッツかも |
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26 |
音もなく散るや枯れ葉の石畳 |
ゆづき |
2票 |
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(浩 風) 庭の静けさの景、いいですね。 |
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(石の花) 社(やしろ)の参道でしょうか静かな光景です。 |
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27 |
骨折の妻入院す師走なる |
浩 風 |
1票 |
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(初 霜) 師走は何かと忙しいものですが大変ですね |
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28 |
年毎に妻の賀状は増えてゆく |
千 柳 |
3票 |
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( 泉 ) そうとう可笑しいです!実感だから・・・ |
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(いなご) 奥様の活躍ぶりがよくわかります。 |
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(菜の花) 微笑ましい・・・ |
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29 |
雪景色なかにそびえる天守閣 |
石の花 |
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30 |
冬雲や中より聞こゆ飛機(ひき)の音 |
初 霜 |
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31 |
菊の香を乗せてサーヤのお嫁入り |
千 柳 |
2票 |
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(彰 子) 日本中の慶事。優しい笑顔がすばらしい。 |
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(菜の花) お幸せに・・・ |
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32 |
寒風をバイクで駆ける通勤路 |
泉 |
1票 |
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(哲 朗) 寒い中ご苦労さんです。 |
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33 |
池の端羽を寄せ合う冬の鴨 |
泉 |
3票 |
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* 畑寺の池の鴨はいつも寒そうに陸に上がっています |
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(峰 生) 立ち話しが長いことを言外に、ご愛嬌の名句ですネ。 |
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(浩 風) 大谷池の景、そのものです。 |
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(さつき) 情景が良く解ります |
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34 |
立ち話はや陰りくる冬日かな |
哲 朗 |
6票 |
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(ゆづき) 女の長話さもあらん |
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(コスモス) 短日の様子がよく判ります。 |
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(さつき) 実感ですね |
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(蝋 梅) 本当に日の落ちるのが早くなりました |
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(千 柳) 無駄口叩かずはやく晩飯の支度を |
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(石の花) 冬の日の暮れるなおは早いものです |
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35 |
フェリー行く半円球の冬銀河 |
楓 花 |
3票 |
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(野 鯉) 雄大な冬の星座が目に浮かぶ。 |
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(彰 子) フェリーから見る銀河。素晴らしい光景。 |
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(媛 香) スケールの大きいお句だなぁと感心致しました。 |
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36 |
老犬や番にならずに日向ボコ |
初 霜 |
4票 |
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(竹 豪) 若い頃は元気に吠えていただろうに |
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(ゆづき) 明日の我が身を映す |
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(菜の花) 寄る年並みに勝てず・・ご苦労様! |
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(石の花) のんびりとした光景です。平和です。 |
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37 |
ふぐと汁人の顔見てすすりおり |
いなご |
1票 |
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(楓 花) 冬らしい光景が眼に浮かぶようです。 |
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38 |
一日の無事を満喫炬燵なか |
初 霜 |
2票 |
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(楓 花) おこたに入るとほっとしますね! |
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(石の花) 一日の無事を毎日重ねたいものです。 |
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39 |
大岩に二人凭りゐる雁の声 |
彰 子 |
1票 |
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* 岩の凭れて休んでいると何処からか雁の声がする |
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(いなご) 岩にもたれて雁の声を聞き雁の飛んでいるのを見て休んでいる |
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様子でしょうか。 |
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40 |
ちらと雪降るおはなはん通かな |
彰 子 |
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* 雪がちらつくおはなはん通り、情緒たっぷり |
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41 |
防人り(おさもり)の砲台跡の野菊かな |
ゆづき |
3票 |
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(彰 子) 季語がよく効いている。 |
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(哲 朗) 今は平和で長閑な情景ですね。 |
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(初 霜) いにしへの情景が寂しく写ります |
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42 |
風と日が程良く当たる干し大根 |
哲 朗 |
5票 |
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(竹 豪) 旨い漬け物ができそう・・・ |
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(彰 子) 干し大根への優しい思い入れ。 |
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(さつき) 綺麗にまとめられていると思います |
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(菜の花) のどかな風景ですね |
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(初 霜) こうゆう光景を見てもなかなか句にできません |
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43 |
息白し炎に焼べし束ね筆 |
媛 香 |
1票 |
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(蝋 梅) 筆供養の様子が見えました |
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44 |
野ボタンを短く切って冬支度 |
さつき |
1票 |
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(蝋 梅) 春に期待しての冬越しですね |
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45 |
台所メモいっぱいの古暦 |
いなご |
6票 |
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(竹 豪) ご馳走の足跡ですネ |
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(浩 風) 我が家の台所も同じです。 |
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(楓 花) 私のカレンダーもメモで一杯です。 |
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(哲 朗) いろいろとメモった暦は捨てがたいものです。 |
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(コスモス) 古暦にメモ、年末の忙しさが手に取るようです。 |
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(媛 香) 一枚の暦なら一年間のスケジュールやら買い物のメモやら |
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書き込んでいく内にいっぱいになりました。 |
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46 |
我こそと猛烈の列宝くじ |
峰 生 |
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47 |
ライトアップ紅葉の下で撮影会 |
媛 香 |
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48 |
ボーナスを貰わぬ事に慣れてきし |
いなご |
3票 |
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(コスモス) 諦めましょう。寂しいですね。 |
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(媛 香) ほんとに慣れてきました。退職後の一.二年ボーナスの時期 |
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寂しかったこと何か物足りなくて実感句です。 |
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(千 柳) その代わりに、宝くじを狙おう |
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49 |
病院や病の増える師走かな |
蝋 梅 |
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50 |
レッカーピアノ立冬の空遊歩する |
コスモス |
1票 |
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(野 鯉) 珍しい風景。 |
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51 |
渡月橋渡る人波照紅葉 |
浩 風 |
1票 |
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* 嵐山と嵯峨野めぐりをして |
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(コスモス) 大勢の人と美しい照紅葉、素直に詠んでおられます。 |