番号 |
投 句 |
俳 号 得票 |
1 |
鬼は外園児の声のかわゆらし |
泉 2票 |
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*「可愛い声をはりあげて!」 |
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(哲 朗)元気の良い声での豆撒き情景が感じられます。 |
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(ゆづき)嬉々として、豆撒く子に鬼ノ子の姿が目に浮かぶ様だ |
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2 |
着ぶくれて一歳の児の立ち上がる |
楓 花 6票 |
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(野 鯉)服が重そうで、可愛いですね。 |
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(哲 朗)子供さんの成長の早さに驚きます。 |
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(コスモス)這えば立て立てば歩めの親心、着膨れが可愛い。 |
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(浩 風)昔、自分の子の様子を思い出します。 |
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(そらまめ)冬生まれの子は歩くのが遅いですね、着ぶくれての |
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替わりに何かゴロのいい言葉はないかなー。 |
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(初 霜)子供の成長は早いものです。 |
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3 |
嬰児の伝い歩きや春隣 |
いなご 5票 |
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(彰 子)目に入れても痛くないほど可愛いい |
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(さつき)春隣の使い方が好きでした |
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(初 霜)暖かい日の可愛い孫の光景が浮かびます。 |
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(峰 生)赤ちゃんの元気な成長を祈ります。 |
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(まこと)可愛いお孫さんお楽しみですね・ |
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4 |
寒いネが挨拶となる昨日今日 |
竹 豪 |
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5 |
ひと日過ぎゆくぐつぐつとおでん鍋 |
彰 子 3票 |
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*おでんをつつきながら一日を振り返る。 |
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( 泉 )一日かけて作ったおでんとお酒、美味しいでしょうね! |
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(いなご)弱火で煮込んだおいしそうなおでんが見えてきます。 |
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(野 鯉)リズムの乱れがおでんのよく煮える様子にピッタリ |
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6 |
波に乗りみな同じ向き鴨の群 |
媛 香 3票 |
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(蝋 梅)可愛い光景が目に見えるようです |
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(楓 花)可愛い鴨の群れが目に浮かびますね。 |
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(そらまめ)風が強いと、皆同じ向きになるのですね、 |
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陸上の鳥も同じですね。 |
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7 |
故郷は今日も大雪降るという |
千 柳 1票 |
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(彰 子)故郷への想い、故郷は雪国か |
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8 |
すぐそこに心が痛む花粉症 |
竹 豪 |
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9 |
人生を語る鮟鱇鍋つつき |
彰 子 3票 |
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*鮟鱇鍋をつつきながら来し方を語る。 |
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(いなご)「人生を語る」と「鮟鱇」の取り合わせがいいと思います。 |
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(媛 香)鮟鱇の七つ道具を肴に人生を語る粋ですね。 |
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(まこと)悠然と餌を待つ鮟鱇とわが人生の取り合わせおもしろいです。 |
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10 |
踏みしめて雪の泣く音を持ち帰り |
さつき |
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*踏みしめると本当に雪は泣くのですね |
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11 |
小湊を眼下に匂う花水仙 |
竹 豪 |
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12 |
鉢植の春菊香る椀の中 |
いなご 4票 |
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(蝋 梅)春らしい光景 |
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(コスモス)鉢植えで育てた春菊美味しかったでしょう。 |
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(石の花)丹誠込めた鉢植えの春菊での香り素晴らしいでしょうね。 |
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(峰 生)ささやかな家庭菜園の喜びでしょう。 |
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13 |
札幌の雪吹けば飛ぶ軽さかな |
さつき 3票 |
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*さらさらな綺麗な雪でした |
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( 泉 )そう!厳寒の地の雪は粉雪なんです! |
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(楓 花)四国に降る雪とは違う、さらさらと軽い北海道の雪に |
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出会った感激。 |
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(石の花)極寒の地に降る雪は粉雪でかろやかなものでしょうね。 |
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14 |
湯の里に賑わい呼ぶや初子祭 |
ゆづき 3票 |
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( 泉 )新年の初子祭の様子が浮かびます。 |
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(彰 子)初音祭の賑わい、景気を呼びたい |
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(菜の花)初春らしいですネ |
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15 |
寒の夜に久し振りに見る満月よ |
菜の花 |
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*今月13日の夜、空が澄み月がとても綺麗でした |
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16 |
山茶花の散りて絨毯散歩道 |
石の花 2票 |
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(媛 香)山茶花の花弁を絨毯に例え踏みしめて行く散歩道 |
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? 情緒があって良いですね。 |
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(そらまめ)まさに絨毯ですね。踏むのがもったいないです。 |
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17 |
町筋に響く槌音春隣 |
楓 花 4票 |
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(彰 子)景気がよくなってきたか、近所で建築ラッシュ |
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(いなご)「槌音」に春の息吹を感じました。 |
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(蝋 梅)春になると活気が出てきていですね |
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(浩 風)甲高い音、よく響く槌音、慶事の前、いいですね。 |
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18 |
退院の妻と散策梅二三 |
浩 風 5票 |
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( 泉 )お二人で梅を愛でながらのご様子、何よりです。 |
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(千 柳)梅の香りが祝福してくれますね |
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(哲 朗)奥様が快復されての散歩、梅の花が咲いているのを見つけ |
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られたのでしょう。 |
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(菜の花)お優しい気持ちがにじみでています。お大事に |
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(そらまめ)久しぶりの奥さんとの散歩、梅二三がいいです。 |
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19 |
煌として如月の空月ひとつ |
泉 2票 |
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*「西に夕焼け東に満月それはきれいでした」 |
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(野 鯉)寒さと透明感がよく伝わります。 |
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(ゆづき)寒空に満月見たり如月ですね、良い月でした |
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20 |
椿さん伊予路の春や賑やかに |
媛 香 2票 |
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(竹 豪)今年の日曜日猛烈な人出でした。 |
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(菜の花)伊予路に春を呼ぶと云いますが、今年はなかなか・・・?? |
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21 |
生意気に成人式を終へてより |
蝋 梅 |
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散餅(さんぺい)に福を求める初子祭 |
ゆづき 1票 |
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(コスモス)初音祭の賑わいが見えます。 |
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23 |
凡人でよし福寿草いとほしむ |
彰 子 7票 |
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*福寿草がひっそりと咲いている。人も慎ましくありたい。 |
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(千 柳)しみじみとした幸福感 |
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(いなご)幸せな日々を過ごされている様子がわかります。 |
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(さつき)平凡である事の幸せを感じます |
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(媛 香)何事も程々がいいですね、福寿草があってると思いました。 |
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(浩 風)凡人で良い、と云うところがすきです。 |
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(初 霜)私は凡人が大好きです。平和な暮らしが見えてきます。 |
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(峰 生)福寿草をじっと見詰めましたね。 |
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24 |
年頭の誓いはお屠蘇までのもの |
千 柳 1票 |
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(彰 子)誓いは長く続かないもの、三日坊主 |
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25 |
黙々と忍び渡御行く春の月 |
コスモス 1票 |
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(峰 生)春の宵の静かな動きが浮かびます。 |
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26 |
OBには義理チョコもなく春浅し |
そらまめ 1票 |
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(初 霜)加齢の寂しさですね。 |
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27 |
のどけしや馬うとうとと牧の昼 |
まこと 3票 |
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(蝋 梅)いい句と思いました |
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(媛 香)のどかな一日ですが馬がうとうと?するなんて初めて知りました。 |
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(石の花)牧場ののんびりとした昼下がりが馬との取り合わせで引き立ちます。 |
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28 |
遠ざかる靴音響く寒の月 |
さつき 4票 |
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(千 柳)寒々とした気配がよくでています。 |
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(野 鯉)懐かしく、久しく聞いてない靴音です。 |
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(楓 花)冷たい舗道に響く靴音と寒の月・・春はまだ遠い |
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(初 霜)深々と更けゆく街角を照らす月夜です。 |
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29 |
蕗の薹ほころび初めし便りあり |
泉 4票 |
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*「姉から蕗の薹が出たよ!って」 |
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(いなご)「春になった」という知らせに心弾ませている様子がわかります。 |
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(哲 朗)春の訪れを感じさせられます。 |
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(楓 花)近くの畑で 蕗の薹が穫れると 届けてくださる方がありました。 |
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その方が思い出されて・・・「ほころび初めし」がきれいですね。 |
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(ゆづき)春はすぐそこですね |
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30 |
めぐり来る梅の開花の遅れゐし |
浩 風 2票 |
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(千 柳)梅が咲かねば桜にならぬ |
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(まこと)我が家も同じでした。 |
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31 |
リハビリの進まぬ腰や隙間風 |
まこと 2票 |
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(さつき)腰のリハビリは大変ですね。頑張って下さい。 |
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(楓 花)暖かくなったら よくなられますよ、きっと! |
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32 |
寒戻り人影まばら道の人 |
石の花 |
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33 |
やれ無事か苗床覆い積雪が |
蝋 梅 1票 |
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(菜の花)大事に育んでいる様子が解ります |
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34 |
サザンカの赤く敷き染め垣根越し |
菜の花 |
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35 |
観光客と思しき一団椿祭 |
コスモス |
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36 |
寒稽古裸足で駆ける豆剣士 |
哲 朗 4票 |
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(千 柳)元気、元気 |
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(竹 豪)若い頃よくやりました、今は駄目。 |
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(峰 生)元気一杯のちびっ子達を見つけましたネ。 |
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(まこと)明日の日本を背負う豆剣士がんばれ・ |
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37 |
石鎚の湧き名水や春隣り |
媛 香 1票 |
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(さつき)湧き水に春を思わせる、とても好きな句です。 |
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38 |
待ち侘びた紅梅咲くと庭の声 |
峰 生 3票 |
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(竹 豪)これから咲くぞ−って言ってますね。 |
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(さつき)梅咲くのを待っている様子が良く解ります。 |
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(そらまめ)紅梅咲くと庭の声、歓喜の声でしょうね、聴こえるようです。 |
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39 |
水鳥の静かに揺らぐ夕日影 |
哲 朗 3票 |
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(コスモス)静かなたたずまい、夕日影がぴったりです。 |
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(浩 風)夕日が揺らぐ、静かで良い景ですね。 |
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(石の花)静かなみのも(水面)と水鳥のの風景がよくでています。 |
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40 |
朝告げる鐘は遥かに春浅し |
峰 生 |
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41 |
オリンピア期待はずれて春の月 |
そらまめ 2票 |
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(竹 豪)ほんまに、期待はずれやね。 |
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(ゆづき)大きすぎる期待にプレッシャーで潰れましたね |
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42 |
紅梅を愛でし娘にメールかな |
まこと |
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43 |
汐風や菜の花土手に汽車が来る |
そらまめ 2票 |
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(竹 豪)車窓からの眺めも一汐でしょうネ。 |
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(媛 香)真黄色い菜の花を揺らぎながら列車が通過するところにで合つたのですね。 |
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44 |
寒月の大円輝き夜の道 |
石の花 1票 |
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(菜の花)綺麗な光景ですネ |
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45 |
立春や恵方に祈りて寿司食らう |
ゆづき |
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46 |
陶器市春の水溜め売られけり |
コスモス |
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47 |
椿さん札所の白衣亡父(ちち)重ね |
菜の花 1票 |
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( 泉 )お父様もきっと、白衣を着て忍び渡御をなさっておられたのでしょうね! |
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48 |
撒いた餅二つ拾った初子祭 |
千 柳 1票 |
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(ゆづき)私も散餅しましたが、拾えましたか、当たり籤は? |
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49 |
春を待つ今宵湖国の濁り酒 |
楓 花 |
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50 |
蝋梅を母娘にっこり垣根越し |
峰 生 |
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51 |
大太鼓社に響き椿落つ |
哲 朗 5票 |
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(野 鯉)太鼓の音が腹に響く感じです。 |
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(蝋 梅)低周波振動で落ちたかの表現が面白い |
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(コスモス)椿は散るでなく落ちるのですね。 |
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(浩 風)腹に響く音、触れんば今にも落つる花か。いいですね。 |
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(石の花)椿も太鼓の響きを感じるのですね。 |
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52 |
潰されし年の豆ある門掃けり |
いなご 1票 |
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(哲 朗)立春の朝の情景が出ています。 |
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53 |
浅き春右手術後のくりや妻 |
浩 風 1票 |
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(まこと)一日も早い全快をお祈りします。 |
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54 |
シクラメン一人気高き出窓かな |
蝋 梅 |