番号 |
披 講 |
俳 号 |
得票 |
1 |
桜色春爛漫のキャンバスに |
千 柳 |
1 票 |
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(峰 生)桜一杯の美しい画面でしょうね。 |
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2 |
銀輪の2台並んで新入生 |
楓 花 |
2 票 |
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(まこと)新しい自転車に新中学生の元気な姿が気持ちよい。 |
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(哲 朗)新品の自転車での登校情景が良く出ています。 |
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3 |
散る桜水面に浮かぶ地図模様 |
哲 朗 |
2 票 |
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(コスモス)花筏を地図模様に連想したところ面白い。 |
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(そらまめ)地図模様がいい、どこの地図にみえたのかな?。 |
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4 |
水草生ふ池の片端に固まりて |
媛 香 |
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5 |
お揃いの紺のスーツや若桜 |
まこと |
5 票 |
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(彰 子)お揃いのスーツがよく似合います。季語がよく効いています |
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(媛 香)新入社員でしょうね。若桜が利いていると思いました。 |
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(峰 生)新入社員が緊張して並んでいる状景と見ましたが。 |
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(ゆづき)遣る気満々の新採さん頑張れ |
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(楓 花)希望にあふれた姿が眼に浮かびますね。 |
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6 |
春炬燵夫と語らふ夕餉かな |
泉 |
3 票 |
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(千 柳)湯豆腐で一杯、いいですね |
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(初 霜)ほのぼのとした情景が浮かびます。 |
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(石の花)長年の夫婦の愛が伺えます。 |
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7 |
木々の枝ひと雨毎に新緑に |
菜の花 |
1 票 |
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(竹 豪)ほんまにひと雨毎に緑がふえますね。 |
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8 |
想い出の母屋解体春の雨 |
浩 風 |
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* 住み移りて60年、古き母屋を解体する。 |
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9 |
水面をピンクに染めて散る桜 |
菜の花 |
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10 |
山一つ庭となりしや蕨とり |
さつき |
3 票 |
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(初 霜)歩きなれた山は自分の庭のようですね。 |
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(楓 花)蕨を求めて山を駆け巡る人を、思い遣って楽しい。 |
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(石の花)いつも取りに行く山は我が庭みたいなものですね。 |
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11 |
見渡して早すぎたねと花見客 |
千 柳 |
2 票 |
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(そらまめ)お花見は楽しいことだけでもない、ガッカリすることもあるよねー。 |
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(石の花)気の早い花見客ですね。 |
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12 |
幼子の手のぬくもりや春の雪 |
彰 子 |
4 票 |
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* 幼子との和やかなひと時 |
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( 泉 )冷たい春の雪と幼子の手のぬくもりが良く表現されています。 |
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(さつき)柔らかくて暖かい手に・・・春の雪いいですね。 |
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(峰 生)暖かく可愛いいお孫さんのお手々でしょう。 |
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(楓 花)春の雪が降っても、可愛い幼子とつないだ手は、温かい。 |
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13 |
古池も蛙も失せりビルの街 |
峰 生 |
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14 |
親の世の柱時計の音のどか |
浩 風 |
2 票 |
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(哲 朗)穏やかな時が流れている感じがします。 |
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(菜の花)懐かしいですネ |
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15 |
満開の桜におぼれ裾あらわ |
ゆづき |
1 票 |
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(浩 風)花見酒に少し酔って、いい気分かな。最近、和服姿の |
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女性は少ないですね。 |
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16 |
紙雛折りて子供の帰り行く |
初 霜 |
1 票 |
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(まこと)可愛い子供たちが折った紙雛が雛壇を賑わせてくれています。 |
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17 |
春の風邪うつらうつらの一日かな |
まこと |
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18 |
春宵や男やもめの卵焼 |
彰 子 |
2 票 |
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* 妻の留守中、食事を作るのが大変。妻のありがたさを痛感。 |
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(いなご)熱々の卵焼きおいしそうです。 |
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(ゆづき)男やもめの哀愁を覚える |
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19 |
一服の茶筅の音や初音かな |
さつき |
2 票 |
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(媛 香)一服お茶を点てていたのです。その時鶯が囀りました。 |
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春らしい雰囲気を感じました。 |
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(竹 豪)シャカシャカ音がきこえます。 |
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20 |
桜鯛魚籠の氷も桜色 |
いなご |
1 票 |
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(浩 風)瀬戸の桜鯛。大漁だったのですね。きれいですね。 |
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21 |
なたね梅雨マウスにぎりて鍬に錆 |
そらまめ |
1 票 |
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(浩 風)今年は、雨が続き、なかなか畑に入れなかったですね。 |
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22 |
灰の海潜りて青き初蕨 |
楓 花 |
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23 |
桜咲き旅立つ孫や大空え |
ゆづき |
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24 |
転勤の子の持ち帰るチューリップ |
いなご |
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25 |
絵手紙の見事な桜届きけり |
哲 朗 |
3 票 |
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(コスモス)散らない桜ですね。 |
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(さつき)絵手紙が目に浮かんで来ます。 |
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(菜の花)絵手紙が書けるといいなア・・・真心が伝わります |
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26 |
花鳥園世界の珍鳥花の中 |
石の花 |
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27 |
散る花を肩に路地出る郵便屋 |
峰 生 |
5 票 |
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(千 柳)郵便やさん、花見はすみましたか、ご苦労さん |
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(いなご)情景がよく見えてきます。 |
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(コスモス)花吹雪の情景を上手に捕らえました。 |
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(哲 朗)良く観察されています。 |
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(楓 花)こんなに詠んでもらった郵便やさんは、幸せですね。 |
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28 |
花便りおこしなされと老和尚 |
まこと |
5票 |
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(いなご)柔和な和尚さんですね。 |
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(さつき)お優しい和尚さんのお顔が見えてきます。 |
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(媛 香)桜が満開ですよ一度墓参もかねてお花見にいらっしゃいませ。 |
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(菜の花)和尚さんの柔和なお顔が見えるようです |
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(初 霜)柔和な和尚さんの顔が目に浮かびます。 |
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29 |
雨の夜るライトに映ゆる落ち椿 |
初 霜 |
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30 |
花筵たたむ一日の夢もまた |
楓 花 |
1 票 |
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(石の花)楽しかった一日だったでしょう。来年もまたね。 |
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31 |
桜花(はな)終えて次は吾が世とチュウリップ |
竹 豪 |
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32 |
大山の白嶺望む春霞 |
石の花 |
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33 |
はよふとれアンドンかけてスイカ植え |
そらまめ |
1 票 |
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(菜の花)待ち遠しいですネ・・・ |
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34 |
陽の恵み大地の恵み蕨食ぶ |
初 霜 |
4 票 |
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(千 柳)人間は、感謝しつつ生き物を食う |
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(彰 子)自然の恵みを一杯受けた蕨を、自然に感謝しながら食べる。 |
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大変美味しい。 |
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(いなご)自然いっぱいでおいしそうです。 |
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(さつき)大自然の恵みに感謝して・・・ |
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35 |
水面に光り集めて桜咲き |
さつき |
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36 |
ゴンドラがどっと人吐く花の城 |
コスモス |
2 票 |
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(彰 子)桜満開の城山は大勢の人で賑わう。 |
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(そらまめ)お城のロープウエイですね、観察眼が鋭い。 |
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37 |
明日は雨妻にせかれて花見かな |
千 柳 |
2 票 |
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(浩 風)何処も同じか。妻に急かれて、弁当もって。 |
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(竹 豪)天気予報も最近は正確ですからネ。 |
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38 |
逆上がり繰り返す子や葱坊主 |
コスモス |
7票 |
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( 泉 )遠い遠い昔を想い出しました。 |
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(まこと)何事も葱坊主のように逞しく挑戦する子ら素晴らしいです。 |
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(哲 朗)子供の様子が良く出ています。 |
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(さつき)元気いっぱいの子供に葱坊主がぴったりですね。 |
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(峰 生)可愛いい坊主頭達のグルグルと熱心な様子でしょうね。 |
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(初 霜)葱坊主の表現がいいですね。 |
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(楓 花)逆上がり、私もなかなかできなかった・・葱坊主が良く合って |
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いますね。 |
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39 |
生前の父の袴や松の芯 |
媛 香 |
4票 |
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( 泉 )お父様が偲ばれます。 |
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(彰 子)凛々しい父の袴姿を思い出す。季語がよく効いている。 |
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(いなご)袴と松の取り合わせで鼓の音が聞こえてきそうです。 |
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(初 霜)松の芯が袴とよくマッチしております。 |
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40 |
春嵐や桜の木樹の花哀れ |
石の花 |
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41 |
ぼたん雪舞ゐる闇の深さかな |
彰 子 |
1 票 |
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* ぼたん雪がしずかに闇に消えていく |
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(石の花)本当に静かな闇に降る牡丹雪、心が静まります。 |
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42 |
足音に鯉パクパクと水ゆるむ |
竹 豪 |
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43 |
桜蕊(さくらしべ)ほんのり赤きてのひらに |
泉 |
1 票 |
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(哲 朗)桜の名残を惜しむかのようです。 |
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44 |
沈丁花香りを乗せる停留所 |
哲 朗 |
5 票 |
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(千 柳)漬物の香りより、風情があってよろしい |
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(媛 香)停留所の側に沈丁花が咲いていたのでしょうね。 |
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(ゆづき)停留所の近くの沈丁花の香りでバスを待ついらいらが静まる |
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(そらまめ)沈丁花は匂いが強い、匂いの無賃乗車歓迎ですね。 |
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(竹 豪)沈丁花の香りも一緒に乗りますか。 |
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45 |
満開の桜ひと雨うらめしや |
竹 豪 |
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46 |
嵐すぎ畑みまわり胡蝶まう |
そらまめ |
1 票 |
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(浩 風)台風並みの春嵐。私は、空豆と苗もの半分やられました。 |
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47 |
行く春を更地に立ちてふり返る |
浩 風 |
2 票 |
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( 泉 )畑を耕し又、新たに種を蒔くのでしようか? |
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(峰 生)更地になった我が家の跡を万感込めて見ておられる心情がー。 |
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48 |
初燕お練り金比羅三津五郎 |
媛 香 |
1 票 |
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(彰 子)金比羅歌舞伎のお練りに大勢の人で賑わう。 |
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49 |
花や咲くここにもそっと生きる幸? |
峰 生 |
1 票 |
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( 泉 )“そっと生きる幸”の言葉が好きです。 |
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50 |
春おぼろ宴を添えるボンボリや |
ゆづき |
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51 |
ふらここに立ちて揺る子の長き髪 |
コスモス |
1 票 |
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(まこと)長い髪が風に引かれて美しいです。 |
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52 |
春の日に孫と戯る遊園地 |
泉 |
3 票 |
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(コスモス)春の日の長閑な嬉しいときです |
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(ゆづき)孫が可愛いんでしょうね |
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(菜の花)孫は可愛く のどかな風景ですネ |
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53 |
留守の家(や)に今年もケキョーと挨拶に |
菜の花 |
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54 |
お花見や一句書きおる箸袋 |
いなご |
7票 |
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(まこと)俳句上達の秘訣です |
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(千 柳)俳人は、手帳くらい持ってなくちゃ |
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(コスモス)飲みながら一句したためるとは感心です。 |
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(媛 香)経験ありです。句帳を出せばいいのですが、チョット箸袋に… |
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(ゆづき)俳人の心意気、真似なくちやー |
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(そらまめ)NEONお花見で誰か書いていたね・・・鋭い!。 |
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(竹 豪)名句が出来たようですネ。 |
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