番号 |
選 句 & 披 講 |
俳 号 |
票 数 |
1 |
母の日やもう訪う母もいなくなり |
媛 香 |
2 票 |
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(初 霜)カーネーションあげる母もなく寂しいですね。 |
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(菜の花)お互い淋しいですネ |
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2 |
葉桜や名所と言うも知らず過ぐ |
コスモス |
4 票 |
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(石の花)葉桜になればただの繁みですか。 |
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(竹 豪)盛りを過ぎたら見向きもされないですネ。 |
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(媛 香)櫻の名所なのに葉桜になって行き過ぎてしまったのです。 |
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(そらまめ)新緑の光景が良く表現されています。 |
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3 |
武者人形オルゴールの音目がゆるむ |
初 霜 |
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4 |
遠足の列途切れたる信号機 |
哲 朗 |
4 票 |
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(いなご)よく見かける光景です。 |
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(さつき)赤信号で待ってる学童の顔が浮かんできます。 |
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(そらまめ)引率の先生がヤキモキしています。 |
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(千 柳)安全。安全 |
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5 |
老い二人失せ物探し日々の春 |
峰 生 |
4 票 |
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(初 霜)加齢、とても記憶力が減退します。 |
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(竹 豪)私も失せ物探しの毎日です。 |
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(菜の花)同感です |
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(ゆづき)年は取りたく無いですなー |
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6 |
春寒や甘えたくなる友と居て |
楓 花 |
2 票 |
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(石の花)よい友達ですね。こんな友がほしいです。 |
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(ゆづき)良い友達をお持ち出すね |
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7 |
旅疲れ我が家で癒す菖蒲風呂 |
ゆづき |
3 票 |
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(初 霜)連休に何処か旅行、でも疲れましたね。 |
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(まこと)気持ちよいお風呂で旅の疲れも取れることでしょう。 |
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(媛 香)名の通った温泉よりも我が家が一番狭いお風呂でも手足を伸ばして |
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あぁ〜良い湯だなぁ〜 |
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8 |
海の幸北より届く柿若葉 |
浩 風 |
1 票 |
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* 母の日に、酒飲みの私にも稚内よりかにといくら着く。 |
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(彰 子)北国よりの贈り物、昆布か塩鮭か。美味しそう。 |
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9 |
風光るリズムを刻む耕耘機 |
そらまめ |
2 票 |
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(哲 朗)エンジンの音がリズムの如く響いていたのでしょう。 |
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(コスモス)綺麗な句です。 |
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10 |
初物の空豆友と半分に |
楓 花 |
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11 |
櫂練りの音頭ちぎれる春疾風 |
まこと |
2 票 |
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* 北条鹿島の春祭り |
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(哲 朗)風で途切れて聞こえてくる様子が良く出ています。 |
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(浩 風)勇壮な景ですね。 |
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12 |
岩礁を越ゆる夕浪春惜しむ |
彰 子 |
1 票 |
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* 隠岐の島より日本海を眺めての感慨。 |
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(石の花)荘厳な情景をよく現しています。 |
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13 |
仕事着のままで筍届けらる |
まこと |
10 票 |
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(いなご)おいしいでしょうね。 |
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(楓 花)掘りたての筍が 届けられて 嬉しかったことでしょう! |
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(峰 生)泥の付いたままの、すばらしい筍でしょう。 |
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(竹 豪)私の宅にも帰りがけ届きました。 |
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(彰 子)採りだての筍、新鮮で美味しそう。 |
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(コスモス)新鮮が一番です。 |
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(媛 香)堀立ですよ、筍は新鮮さが何よりです。 |
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(さつき)掘ったばかりの筍、さぞかし美味しかったことでしょう。 |
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(千 柳)なぜか届くときは一斉に |
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(ゆづき)朝堀の筍が旨そう |
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14 |
五月雨の合間をぬって買い物に |
菜の花 |
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15 |
遊歩道名も知らぬ花春惜しむ |
初 霜 |
1 票 |
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(さつき)好きな句です。 |
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16 |
母の日になけなしはたきカネ−ション |
竹 豪 |
1 票 |
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* ちょうど金欠の時、せめて妻へ一花感謝をこめて |
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(菜の花)優しい気持ちいつまでも・・・可愛いですネ |
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17 |
きらきらと小魚連なる夏の海 |
浩 風 |
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18 |
連休に手持ち無沙汰の閑な人 |
千 柳 |
1 票 |
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(ゆづき)お互い暇ですなー |
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19 |
老猫の手を延べてみる鯉のぼり |
さつき |
1 票 |
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(そらまめ)老猫の・・・がいい感じ、と思う自分も老人間。 |
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20 |
Yシャツの袖たくし上げ街薄暑 |
いなご |
1 票 |
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(まこと)初夏から夏へ暑くなった頃の街の風景がでています。 |
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21 |
薫風の境内に降る鳥の声 |
哲 朗 |
2 票 |
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(浩 風)散策、探鳥に、・・・・ 長閑ないい景ですね。 |
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(コスモス)素晴らしい環境に身を置かれています |
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22 |
梅雨寒し時計の音と雨だれと |
千 柳 |
1 票 |
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(楓 花)雨ばかりで所在無い一日、雨だれと 時計の音のみが |
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聞こえている・・・・ |
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23 |
あめんぼう雨と同じに輪を重ね |
哲 朗 |
3 票 |
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(石の花)細かいところをよく見ています。 |
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(コスモス)小雨が降っているのでしょうか。静かです。 |
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(さつき)あめんぼうがとても可愛く見えてきます。 |
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24 |
饂飩の庄小麦畑の見渡せり |
初 霜 |
2 票 |
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(哲 朗)うどん屋から眺める麦畑の景色を良くとらえています。 |
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(媛 香)さすが饂飩の名所見渡す限り小麦畑が一面に・・・ |
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饂飩はひらがなの方が「うどん」らしいかなと思いました。 |
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25 |
子の帰省あれもこれもと思考つむ |
石の花 |
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26 |
春なのに季節狂わす30度 |
竹 豪 |
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27 |
くやし泣き相撲に負けたこどもの日 |
そらまめ |
6 票 |
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(いなご)次の年はきっと勝ったことでしょう。 |
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(峰 生)無念残念の子供の顔が見えます。 |
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(まこと)負けん気な元気な男の子たのもしいです。 |
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(菜の花)よく頑張りましたネ |
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(媛 香)いつもはキット強いのでしょうね、悔し泣き、こどもの日、 |
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がいいと思いました。 |
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(さつき)くやし泣きしている子供さん将来が楽しみ・・・・ |
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28 |
冬物を仕舞った途端戻り寒 |
竹 豪 |
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* 今年は変な気候こんな時は風邪用心汗かいたがや・・・・。 |
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29 |
母の日や微笑和やかに花の市 |
峰 生 |
2 票 |
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( 泉 )沢山の花の市、カーネーションがいっぱい! |
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(千 柳)行き交う人皆ニコニコと |
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河原に水鳥あまた初夏の風 |
石の花 |
1 票 |
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( 泉 )鳥たちも気持ちよさそうに遊んでいますね! |
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31 |
しまなみに潮風うけて鯉およぐ |
泉 |
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32 |
ヘェラ−リを離さぬ孫と菖蒲風呂 |
さつき |
1 票 |
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(いなご)幼児はお気に入りの物は何でも離しませんね。 |
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33 |
葉桜の陰に一服車椅子 |
いなご |
7 票 |
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(初 霜)車いすの散歩でしょうか、初夏の気候を満喫です。 |
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( 泉 )東京の友を想い出しました。 |
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(浩 風)憩いの一時でね。 |
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(楓 花)桜もいつの間にか 葉桜になって 木陰を作ってくれている。 |
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車椅子に 乗った人も 押す人も ここで 一息入れましょう。 |
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(彰 子)先日満開の桜を見た親子が、葉桜のもとで一服している。 |
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(まこと)若葉のかおりが気持ちよいです。 |
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(菜の花)いい季節になり 何となく安らぎ感・・・ |
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34 |
繰り返すいないいないばあや春障子 |
楓 花 |
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35 |
麦畑ランドセルが行く一年生 |
そらまめ |
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36 |
連休も今日で終わりの昼寝かな |
ゆづき |
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37 |
航跡あまたメロディーライン風薫る |
コスモス |
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38 |
無人駅くちくちくちの燕の子 |
まこと |
1 票 |
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(そらまめ)くちくちくちが気に入った。 |
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39 |
海霧(じり)晴れし大岸壁に牛の声 (隠岐の島) |
彰 子 |
2 票 |
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* 大岸壁の上に広がる牧場での牧歌的風景。 |
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(浩 風)大自然に牛の放牧、そして切り立った大岸壁、素晴らしい景ですね。 |
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(まこと)日本海の島の風景、季語がすばらしいと思います。 |
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40 |
楠若葉薪の炎能舞台 |
媛 香 |
1 票 |
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(浩 風)薪能、狂言の世界、楠若葉がいいですね。 |
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41 |
満開のツツジ背にして宴かな |
菜の花 |
1 票 |
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(哲 朗)情景が良く出ています。 |
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42 |
雷鳴は若葉も鼓動も突き破り |
さつき |
1 票 |
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(竹 豪)すざましき雷鳴ですネ。 |
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43 |
黒髪をなでてそよぐや五月晴れ |
ゆづき |
1 票 |
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(千 柳)茶髪はどうも俳句にならぬ |
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44 |
鯉幟風のシグナル高速道 |
媛 香 |
1 票 |
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(哲 朗)横風注意の鯉のぼりの吹き流しを時々見かけます。 |
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45 |
そけい垣何故いつここに香に揺れる |
峰 生 |
1 票 |
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(楓 花)いい香りに 引かれてふと見ると、そけい(ジャスミン)が・・・ |
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何故・いつ・ここに・・・の表現が 面白いと思いました。 |
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46 |
堀端の白鳥たわむ柳ゆれ |
泉 |
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47 |
一番茶摘むや浪音遠くより |
彰 子 |
1 票 |
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* 浪音を聞きながら懸命にお茶を摘んでいるのどかな風景。 |
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(千 柳)清水港の名物は;唄が聞こえそう |
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48 |
麦畑一面黄金の爽快さ |
菜の花 |
1 票 |
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( 泉 )景が良くわかります。 |
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49 |
鯉のぼり泳ぎ園児等昼寝時 |
コスモス |
3 票 |
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(峰 生)明るく静まった昼下がりの園内風景を浮かべました。 |
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(竹 豪)鯉幟だけが起きて園児の番ですネ。 |
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(楓 花)すやすやとお昼寝をしている 園児の上で泳いでいる |
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鯉のぼり・・・平和な情景が 素直に伝わりますね〜 |
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50 |
煌めきやしずくの残る梅雨晴れ間 |
石の花 |
1 票 |
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(初 霜)紫陽花でしょうか梅雨晴れ間の一時を満喫しています。 |
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51 |
新緑の野山にこだま風そよぎ |
泉 |
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52 |
丹精の苺に添える顔写真 |
千 柳 |
7 票 |
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( 泉 )美味しそうな苺、市に出荷でしょうか? |
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(いなご)「おいしいですよ。」といっているみたいです。 |
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(峰 生)「元気ですよ」とばかり優しい心添えの贈りものです。 |
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(彰 子)故郷の母への思い入れ。 |
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(コスモス)時代が変わりました。 |
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(そらまめ)生産者の顔が見える・・・なぜか安心できる。 |
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(ゆづき)最愛の人に食べさせられたらなー |
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53 |
また来たぞ浮子をみつむる薄暑かな |
浩 風 |
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54 |
花は葉に節くれだちし指見つめ |
いなご |
3 票 |
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(石の花)季節の移り変わりと我が人生の移り変わりの感慨が |
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よく表現されています。 |
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(峰 生)色は匂えど散るものと、諸行無常のご心境?ですね。 |
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(彰 子)時の移ろいを思い、節くれの指に感慨。 |
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