番号 |
投 句 & 選 句 |
俳 号 |
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1 |
ビル谷間里芋畑の畝のあり |
初 霜 |
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2 |
秋祭り小舟寄り添う船御幸 |
浩 風 |
2 票 |
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( 泉 ) 船御幸を見ようと小舟が四方から集まる様子がきれいな |
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言葉で表現されています。 |
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(千 柳) 厳かに楽しい風景 |
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3 |
運動会喚声とどく畑仕事 |
まこと |
3 票 |
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(竹 豪) 畑仕事をしながら、やってるなアと云う感じ |
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(そらまめ) 運動会の喚声は大きい、普段静かな畑にも喚声が聞こえる、 |
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のどかですね。 |
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(初 霜) 子等の元気で畑仕事も精が出ることでしょう。 |
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4 |
大雪(たいせつ)の山を彩る七竈(ななかまど) |
泉 |
3 票 |
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(浩 風) 景がきれいですね。 |
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(菜の花) 美しい光景ですネ |
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(哲 朗) 秋の景色が目に浮かびます。 |
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5 |
秋祭り男の熱気たぎる朝 |
ゆづき |
2 票 |
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(楓 花) 待ちに待った秋祭り。力強い男性の熱気、心意気が伝わって |
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くるようですね。 |
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(菜の花) 勇壮ですネ |
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6 |
水族館いるかのショウに眠りいて |
初 霜 |
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7 |
農業祭秋蚕に集ふ子らの笑み |
まこと |
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8 |
麦秋の枯れ田に野草ちらほらと |
石の花 |
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9 |
トンネルを抜けて消えゆく霧の中 |
哲 朗 |
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10 |
竹馬の大き歩幅や天高し |
彰 子 |
3 票 |
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* 得意顔で竹馬に乗っていたころを思い出す。 |
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(浩 風) 子供と一緒に遊ぶ いいですね。 |
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(まこと) 大きい句と思います季語がぴったりです。 |
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(媛 香) 大き歩幅と詠んでいますので…低い竹馬では無いと思います。 |
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天高しが合ってると思いました。因みに「竹馬」は冬の季語ですが |
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作者は竹馬に乗って見て「天高し」は実感だったのでしょうね。 |
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11 |
月影に落ちる涙のひとしづく |
泉 |
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12 |
篝火や月愛でる人河川敷 |
媛 香 |
2 票 |
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(哲 朗) お月見の情景がよく出ています。 |
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(石の花) 観月会ですか、心安らぐ一時ですね。 |
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13 |
露天風呂にひとりかりがね渡りをり |
彰 子 |
1 票 |
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* 大きな露天風呂にくつろぐひととき |
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(まこと) 露天風呂の雰囲気がよく出ています。 |
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14 |
晩秋の空冷ややかに湯屋に着く |
石の花 |
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15 |
木犀が散歩の道を遠くする |
千 柳 |
3 票 |
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( 泉 ) 木犀の香りに誘われつい遠回り・・ |
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(媛 香) 木犀の香りに釣られて遠回りして帰ろうっと!! |
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(さつき) 木犀の香りに誘われて行く様子が良く出ていますね。 |
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16 |
萩まつり野点一服笹団子 |
媛 香 |
2 票 |
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(哲 朗) 野点の一服は美味しかったでしょう。 |
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(コスモス)萩祭りの野点に笹団子は良いですね。 |
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17 |
太鼓台花の口上高らかに |
浩 風 |
1 票 |
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(菜の花) 豪華絢爛の太鼓台大好きです! |
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18 |
木犀のかたまり咲きて金深し |
いなご |
1 票 |
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(まこと) 我が家の金木犀も金深しです。 |
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19 |
牛啼くや開拓村の秋日和 |
彰 子 |
8 票 |
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* 大野ヶ原ののどかな光景。 |
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(いなご) のどかな高原の風景が見えてきます。 |
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(浩 風) きれいな空気 胸一杯 いいですね。 |
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(楓 花) のどかに牛が啼く秋日和の開拓村、行ってみたい気持ちに |
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させてくれますね。 |
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(峰 生) 西部劇の1コマがゆったりと浮かぶような気持ちです。 |
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(媛 香) 開拓村で秋日和に牛が啼いている、長閑さを感じます。 |
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(ゆづき) のどかですなー |
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(さつき) のどかな風景が目に浮かびます。 |
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(初 霜) 開拓村懐かしい光景です。 |
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20 |
不器用に妻の分まで林檎剥く |
哲 朗 |
8 票 |
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(千 柳) そうです。自分だけむしゃくしゃ食ってはなりません。 |
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(いなご) おいしくいただいたことでしょう。 |
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(竹 豪) 私も時々やってます。 |
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(楓 花) 慣れない手つきで剥いてくれた林檎、おいしかったことでしょう。 |
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(峰 生) やさしいですね。 奥様の具合が悪い?半信半疑で? |
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ご回復を祈ります。 |
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(そらまめ) 奥さんの分までリンゴ剥いてあげる、優しいねー。 |
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(初 霜) 微笑ましい光景です。 |
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(彰 子) 病弱で不自由な妻のために、慣れない手つきで林檎を剥く。 |
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素晴らしい夫婦愛。 |
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21 |
干し柿に指を触れみて頷きぬ |
千 柳 |
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22 |
秋祭り我は病で床に伏す |
初 霜 |
3 票 |
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(浩 風) 遠くで聞こえる太鼓の音、酒も飲めずに辛いですね。 |
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(ゆづき) 外は祭りで賑やかなれど我は床に伏す、元気でありたい |
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(石の花) 秋祭りの声を聞きながら、病の床ですか。寂しいですね。 |
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23 |
新聞の落ちてまた鳴くちちろかな |
まこと |
1 票 |
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(峰 生) その時刻のけだるいような静けさが見事に描かれていますね。 |
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24 |
お団子を児等と丸めて初芋煮 |
楓 花 |
1 票 |
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(さつき) 芋炊きの準備の様子が旨くまとまっていると思います。 |
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25 |
有難き稲穂の波や風わたる |
峰 生 |
2 票 |
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( 泉 ) 稲穂が実り今年も豊作、ありがたいですね! |
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(石の花) 稲穂の波を見てありがたいと思う心は素晴らしいです。 |
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26 |
ボートこぐ高千穂峡に紅葉浮く |
そらまめ |
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27 |
句作りのスランプ癒す虫の声 |
ゆづき |
4 票 |
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(いなご) 虫の声に誘われいい句ができたことでしょう。 |
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(まこと) 気持ちよく分かります構えると句がでません。 |
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(媛 香) スラスラと作句出来る方は羨ましい!調子がでないときの |
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虫の音 癒されますね。 |
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(菜の花) お気持ち解ります |
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28 |
足湯するそっと横目で大根足 |
竹 豪 |
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29 |
薯掘の子等の歓声空真青 |
いなご |
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30 |
佐用姫もかくや夕映え草ひばり |
峰 生 |
1 票 |
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* 松浦佐用姫の伝説から…… |
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( 泉 ) 出征する恋人を探し求め悲しみのあまり七日七晩泣き明かし、 |
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とうとう石と化してしまった。 |
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31 |
特攻の遺書に涙す知覧の秋 |
そらまめ |
6 票 |
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( 泉 ) 私も涙した一人です。 |
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(峰 生) この涙に共感し、この地名を知る人も次第に少なくなるでしょう。 |
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淋しいです。 |
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(菜の花) 知覧特攻隊の遺書や説明は、今想い出しても涙が出ます。合掌! |
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(ゆづき) 幼き若者がお国の為に覚悟の遺書には心打たれました |
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(さつき) 私も居るはずのない兄を捜し涙した所です。感激の一句です。 |
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(コスモス)戦争の悲しい思い出につながります。 |
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32 |
運動会子供とともに眼が走る |
千 柳 |
1 票 |
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(そらまめ) 子供とともに眼が走る、面白い表現ですね。 |
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33 |
病む友を団扇の町に見舞ひけり |
楓 花 |
1 票 |
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(彰 子) 団扇の町とは丸亀のことか、素直で簡明ないい句です。 |
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34 |
芋の露右往左往に光りけり |
哲 朗 |
1 票 |
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(千 柳) コロコロ転がる様は可愛いものです。 |
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35 |
手のひらに受けてこぶりの名残茄子 |
浩 風 |
2 票 |
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(まこと) 我が家の秋茄子も小粒で濃紺で味も最高です |
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(彰 子) 大事に育てた茄子への愛情がつたわる。 |
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36 |
妻と掘る腰痛忘れて芋の秋 |
そらまめ |
1 票 |
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(コスモス)腰痛がひどくなくてよかったです。 |
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37 |
秋空に尾根の風車は水平に |
さつき |
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38 |
天高しかわるがわるに望遠鏡 |
いなご |
1 票 |
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(楓 花) 望遠鏡で楽しく眺めている秋の景色。空も澄んで美しい。 |
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. 「かわるがわるに」がいいですね。 |
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39 |
月冴えて人それぞれにさびれ街 |
峰 生 |
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40 |
朝夕は冷たくなるもまだ夏日 |
竹 豪 |
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41 |
満月に肩組み合って千鳥足 |
菜の花 |
4 票 |
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(千 柳) 花より団子.月よりお神酒 |
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(そらまめ) 肩組み合って千鳥足、あーあいい気持ち!。元気ですね。 |
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(ゆづき) 飲める頃が懐かしい |
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(初 霜) ほろ酔いで歌でも歌って楽しいですね。 |
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42 |
芋煮会笑い皺など気にせずに |
さつき |
4 票 |
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(千 柳) おつりは要らないと、チップを置いて帰りましょう。 |
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(哲 朗) なごやかでいいです。 |
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(初 霜) 天真爛漫の熟年の会ですね |
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(コスモス)芋煮会の楽しい様子が良く出ています。 |
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43 |
無農薬の添え書きありて店無人 |
コスモス |
1 票 |
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(竹 豪) 時々見かけますネ |
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44 |
雲の秋茜色して海に落ち |
泉 |
1 票 |
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(峰 生) 平凡な秋の雲を逆転させ、秋を海に突き落とすとは |
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雄大で美しい表現だと思います。 |
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45 |
早咲きの椿一輪愛おしく |
菜の花 |
1 票 |
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(石の花) 花の狂瀾ならいざ知らず、一輪だけの花は愛おしいものです。 |
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46 |
獅子頭取れば童顔里祭 |
コスモス |
5 票 |
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(竹 豪) 大人かと思いきや・・ だったとか。 |
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(浩 風) 上手な獅子踊り、誰かな? 里の祭りに行ったら、何時も思います。 |
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(楓 花) ベテランの方かと思いきや、可愛い童顔が現れた意外性。 |
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楽しい獅子舞の様子。 |
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(媛 香) 獅子頭の中はどんな人?想像していますが、獅子を舞ってた人は少年 |
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だ ったのです。「獅子頭」は新年の季語「祭」は夏の季語でも、お祭りに |
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獅子が舞うのです。季重ねが解っていても詠みたい時って有りますよね。 |
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(彰 子) 勇壮に踊っていたのは、意外にもあどけない子供であった。 |
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47 |
金木犀気が付けば匂ひ誕生日 |
媛 香 |
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48 |
夕焼けを引っ張ってきた鰯雲 |
楓 花 |
3 票 |
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(そらまめ) 夕焼けを引っ張ってきた、が面白い。 |
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(さつき) 景が目に浮かんできます。 |
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(コスモス)雲を引っ張ってきたの表現が巧みです。 |
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49 |
浅間山晴れて秋色駈け下りる |
コスモス |
3 票 |
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(いなご) 紅葉が段々と山裾におりてきていますね。 |
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(哲 朗) 紅葉の移り変わりが感じられます。 |
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(彰 子) 高い山の紅葉の変化は早い。実に美しい。 |
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50 |
天高し八千代をめざす紀元杉 |
さつき |
2 票 |
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(いなご) 生命力を感じます。 |
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(ゆづき) 悠久の杉の逞しさに人は圧倒されます |
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51 |
十六夜の月に魅せられシャッター押す |
菜の花 |
1 票 |
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(竹 豪) 満月にツイと云う訳ですネ |
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52 |
露天風呂肌に冷たき風の中 |
石の花 |
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53 |
ころころとこほろぎ鳴きて秋を知る |
竹 豪 |
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54 |
水澄て魚がもどりしみずもかな |
ゆづき |
1 票 |
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(石の花) 環境保全にみんな努力していますね。 |