平成19年 2月1日〜平成19年 2月20日 投句分
番号 兼 題 句(梅) 俳 号
親子ずれ折り詰め広げ梅まつり 石の花
しだれ梅庭に一本お品良く 菜の花
どの枝も万の蕾や梅日和 まこと
闘病の友を励ます梅一輪 ゆづき
願い石地蔵にとどけ梅の花 浩 風
庭先の紅梅愛でて別れけり 楓 花
庭に植う小さきしら梅花五輪 媛 香
梅の香を嗅ぎて相好くずしけり 千 柳
探梅や大空仰ぎ深呼吸 哲 朗
10 玄関に梅花一枝主の顔 石の花
11 梅の香を愛でて始まる野点かな まこと
12 さぬき路の藩の庭園梅真白 浩 風
13 白梅のしだれて裾のそろいけり さつき
14 梅林を潜りし風にであいけり 哲 朗
15 梅ひとひら添えて届いた母の文 千 柳
16 白梅や白鳥小屋の名はぼっちゃん コスモス
17 今日からは梅の箸置夕支度 楓 花
18 大胆に紅梅活けし喫茶ロビー 媛 香
19 梅一輪病の床に季の香り 千 柳
20 梅が香やただひたすらに想ひはせ  泉 
21 親族の集ひてめぐる梅の花 浩 風
22 枝振りの良き盆梅に売約札 コスモス
23 町外れ紅梅散るや昼餉どき 峰 生
24 観梅や見知らぬ人に話しかけ 哲 朗
25 梅二輪三輪五十番札所 彰 子
26 盆梅の蕾ふくらす雨滴かな コスモス
27 梅日和和服姿の人もいて いなご
自 由 題 句
28 畑を打つ土の匂いが立ちにけり まこと
29 菜園の草引く背に揚げ雲雀 そらまめ
30 妣の手で呪文唱えた春の灸 さつき
31 岩陰の土のふくらみ蕗の薹 いなご
32 父母のなき故郷の冬の海 彰 子
33 一列はひな菊ばかり集会所 いなご
34 春よ来い姉妹の歌う窓灯り 峰 生
35 些事多き一日暮れゆく大嚔(くさめ) 彰 子
36 声援に押されてゴール春そこに  泉 
37 冬日和セキレイを呼ぶ耕耘機 そらまめ
38 欠伸して豪傑笑い山目覚む 峰 生
39 春一番髪を乱して襟たてる 石の花
40 春おぼろぼんぼり浮かぶ千古の湯 ゆづき
41 春の雪嬉々とたわむる傘の列  泉 
42 暖冬で東京降らず媛に雪  竹 豪
43 ガレ−ジに争い残す猫の恋 さつき
44 節分祭両手広げて福つかむ 媛 香
45 釣り船の獲物おねだり冬カモメ そらまめ
46 小春日に一日ドック終えホッと 菜の花
47 ダイエットここが限界吊し柿 竹 豪
48 友と行く水仙の里のどかなり 菜の花
49 たまげたね季節外れの向日葵や ゆづき
50 冬帽子小さくなりし母の顔 楓 花
51 チュ−リップ大寒耐えて芽が覗く 竹 豪
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互 選 句
第26回 披 講