
| 番号 | 選 句 & 披 講 | 俳 号 | 得票 |
| 1 | 春海を背に表彰台に向かう友 | 菜の花 | 1 票 |
| ( 泉 ) “春海を背に”が気に入りました。 | |||
| 2 | 初耳の初恋のこと沈丁花 | 楓 花 | 1 票 |
| (さつき) いまだからこそ言えるお話・・・どんな初恋だったのかしら? | |||
| 3 | 沈丁花かほり豊かに誘われて | 泉 | |
| 4 | シクラメン門口飾り友を待つ | 石の花 | 2 票 |
| (千 柳) 心尽くしを気づいてくれるかな | |||
| (竹 豪) 花を飾って友を待つ気持ちわかりますね。 | |||
| 5 | 暮れの春男の料理申し込み | 浩 風 | |
| 6 | 月蒼し馬橇の鈴の遠ざかり | 彰 子 | 2 票 |
| (浩 風) いい情景ですね。 | |||
| (竹 豪) 鈴の音がだんだん小さくなる情景耳に残りますね。 | |||
| 7 | 流氷が地球の危機を告げに来る | 千 柳 | 1 票 |
| (媛 香) ほんとにこの温暖化怖いですね。 | |||
| 地球が滅びる日が来るのでしょうか? | |||
| 8 | 山深き一人静にあひにけり | 泉 | 1 票 |
| (まこと) 静かな山の雰囲気が味わえます。 | |||
| 9 | 夕闇に妖しく匂う沈丁花 | 千 柳 | 2 票 |
| (まこと) 沈丁の強い香をうまくとらえています。 | |||
| (ゆづき) 沈丁花の香りが漂う季節ですね | |||
| 10 | そこここに匂ひ満ちゐる沈丁花 | 彰 子 | 2 票 |
| ( 泉 ) 沈丁花の香りがここまでただよってくるようです。 | |||
| (媛 香) 香りがどこからとも無くしてきて沈丁花が咲いている | |||
| 事に気が付いたのです。 | |||
| 11 | 大阿蘇の裾野にひそと花辛夷 | 楓 花 | 4 票 |
| (哲 朗) 雄大な阿蘇と辛夷の花を対比しての作句良いと思います。 | |||
| (彰 子) 青々とした阿蘇の大原野に白い辛夷が咲いている。色彩のコントラストもよい。 | |||
| (まこと) 雄大な阿蘇と辛夷の取り合わせがよい。 | |||
| (峰 生) 大きな阿蘇に楚々と咲く辛夷を対比させて面白いです。 | |||
| 12 | 暮色にもはっきり見ゆる辛夷かな | いなご | 4 票 |
| (浩 風) 白い花がきれいに・・・・・いい景ですね。 | |||
| (コスモス) 咲き始めの辛夷は真っ白です。 | |||
| (竹 豪) 真っ白なので夜目にも見えますネ。 | |||
| (石の花) 夕暮れ時の空に辛夷が際だって見えるのですね。 | |||
| 13 | 住み着きし同じ音色のホ−ホケキョ | 竹 豪 | 2 票 |
| (菜の花) 今年も春を告げに何となく心が温まりますネ | |||
| (峰 生) あ,又鳴いていると。それは嬉しいことでしょう。 | |||
| 14 | 新緑の薫りむせぶ子規の里 | ゆづき | |
| 15 | 晩鐘に辛夷浮かべる仁王門 | 峰 生 | 3 票 |
| ( 泉 ) とても絵になる光景ですね。 | |||
| (千 柳) きれいな辛夷といかつい仁王門の対比が面白い。 | |||
| (そらまめ) 夕暮れにも白さの目立つ辛夷の情景がよく詠まれています。 | |||
| 16 | フリージア活けて一夜の旅に出る | 楓 花 | 3 票 |
| (さつき) 留守への気配り、温かい心が見えて来ます。 | |||
| (峰 生) 後はそれを誰が見てるの。優しい心ばえが偲ばれます。 | |||
| (石の花) どんな旅なのでしょう、心配りが何ともいえません。 | |||
| 17 | 春の風邪花粉症やら混んだバス | 峰 生 | 1 票 |
| (ゆづき) マスク、マスクのバスですね。 | |||
| 18 | 空高く風に踊るや花辛夷 | 石の花 | 2 票 |
| (さつき) 辛夷の花びらは一枚一枚踊っています。良く観察されましたね。 | |||
| (楓 花) 辛夷の花の咲いた様子を「踊るや・・」とは 面白いですね。 | |||
| 19 | 校庭に桜舞い散る投票日 | 菜の花 | 7 票 |
| (哲 朗) 情景が良く出ています。 | |||
| (彰 子) 統一選挙は丁度桜の散る頃でした。素直な句。 | |||
| (楓 花) 私が投票に行った時も、桜が舞い散っていました。それを句にした | |||
| いと思いましたが、出来ませんでした。素直なお句ですね。 | |||
| (まこと) 花と選挙の取り合わせが面白い。 | |||
| (そらまめ) 統一地方選の標語ですね。 | |||
| (コスモス) 結果が待たれます。候補者はドキドキでしょう。 | |||
| (竹 豪) 学校が投票場所が殆どですネ。 | |||
| 20 | 庭の隅ほのかに匂う沈丁花 | 竹 豪 | 1 票 |
| (石の花) この香りに誘われてお庭を散策ですね。 | |||
| 21 | 鐘一打空青きして辛夷咲く | 哲 朗 | 2 票 |
| ( 泉 ) 空の青に真っ白な辛夷、きれいですね! | |||
| (そらまめ) 鐘の音、青空、辛夷、いい取り合わせですね。 | |||
| 22 | 桜咲く小さな島の砦かな | 彰 子 | 3 票 |
| (いなご) 島の歴史を感じます。 | |||
| (哲 朗) 今治の能島辺りでしょうか。 | |||
| (楓 花) 瀬戸内の小島に、桜が咲いている、のどかで綺麗な様子。 | |||
| 23 | 這い這いはまず後ずさり孫の春 | そらまめ | 4 票 |
| ( 泉 ) お孫さんの成長を喜んでおられる、目に浮かびます。 | |||
| (菜の花) この頃が一番可愛い時ですネ | |||
| (楓 花) ほんとに、「はいはい」は後ずさりから始まることが多いですね。 | |||
| 可愛いお孫さんの様子が 目に浮かびます。 | |||
| (ゆづき) 目を細めて慈しむ爺婆の姿が浮かびます。 | |||
| 24 | 沈丁の香に誘われて回り道 | まこと | 2 票 |
| (彰 子) 沈丁は匂いが強いので遠くから分かる。その匂いに誘われて回り道をして見に行く。 | |||
| (千 柳) 何処から匂ってくるのかとつい足をのばす | |||
| 25 | つくし取り悲鳴に驚き蛇逃げる | そらまめ | 1 票 |
| (ゆづき) 蛇も捕られてたまらんと一目散ですね。 | |||
| 26 | 城山のライトアップや春の宵 | 泉 | |
| 27 | 閉校の歴史を秘めし花辛夷 | まこと | 8 票 |
| (彰 子) 学校は閉鎖されたが、辛夷は咲き続けている。昔が懐かしい。 | |||
| ( 泉 ) 歴史を背負って、閉校後もずっと咲き続けているのですね! | |||
| (哲 朗) 寂しさが感じられます。 | |||
| (浩 風) 心に残る景ですね。 | |||
| (千 柳) 子供らに囲まれて、たのしい日々もあったものを | |||
| (楓 花) 閉校となってしまった母校。その歴史を知っている辛夷の花。 | |||
| (峰 生) 辛夷はその歴史を咲き続けるだけで語らねば……です。 | |||
| (媛 香) 少子化で学校は閉鎖されるが辛夷は年輪を感じさせる、花は満開に。 | |||
| 28 | 健やかに育てと祈る武者人形 | ゆづき | 3 票 |
| (菜の花) 凛々しい姿が目に浮かびます | |||
| (竹 豪) 親の気持ちですネ。 | |||
| (石の花) 武者人形に我が子の将来を託して祈る親心ですね。 | |||
| 29 | 菜の花の迷路でジャンケンかくれんぼ | 媛 香 | 4 票 |
| (菜の花) 無邪気な風景・・・ | |||
| (さつき) 広い菜の花畑が目に浮かんできます。 | |||
| (楓 花) 広い菜の花畑を歩いているうちに、かくれんぼになってしまったのかしら?楽しそうですね。 | |||
| (コスモス) 家族団らんの様子が目に浮かびます。 | |||
| 30 | 百千鳥朝な夕なの散歩道 | いなご | 1 票 |
| (哲 朗) 小鳥の囀りの中気持ちも癒されますね。 | |||
| 31 | 詩吟朗々池面を渡る青葉風 | コスモス | 2 票 |
| (彰 子) 詩吟が朗々と流れる。青葉風がさわやかで心地よい。 | |||
| (まこと) 季語がぴったりです。 | |||
| 32 | じゃが芋の新芽を枯らす忘れ霜 | そらまめ | |
| 33 | 風ありて徐々に調ふ花筏 | コスモス | 3 票 |
| (浩 風) 散策で見た情景・・・・・いいですね。 | |||
| (峰 生) 徐々に・自然に・そぞろに・なるままに・どうにでも私もなれれば。 | |||
| (媛 香) 綺麗なお句、除々に調ふがいいですね。 | |||
| 34 | 青空に真白き花の辛夷かな | 浩 風 | |
| 35 | 路地裏に夜風に匂う沈丁花 | 哲 朗 | |
| 36 | 目を閉じて「千の風」聞く春彼岸 | さつき | 4 票 |
| (いなご) 故人をしのんでいる様子がよくわかります。 | |||
| (菜の花) 丁度お彼岸に・・・ロマンチックですネ? | |||
| (そらまめ) 千の風は今年の流行、2007年の俳句ですね。 | |||
| (媛 香) そうなんです。千の風になって…私もそのように成りたい! | |||
| 秋には光りに、冬はダイヤに、朝は鳥に、そして夜は星に…… | |||
| 佳いお句ですね。 | |||
| 37 | 青い目もレンズ通して桜追う | 千 柳 | 4 票 |
| (いなご) 美しい物を見る目は同じですね。 | |||
| (そらまめ) お花見のにぎわいは、青い眼には珍しいのでしょう。 | |||
| みんな日本製デジカメです。 | |||
| (石の花) 日本に慣れた方でしょう。花見の席に確かにおりました。 | |||
| (ゆづき) 桜は万国共通の美しさですね。 | |||
| 38 | 寺の苑野点に春の日差しかな | さつき | 2 票 |
| (いなご) 心の安らぎを感じます | |||
| (浩 風) 静かに心の落ち着くひとときですね。 | |||
| 39 | 道の駅枝垂れ桜の幹ねじれ | 媛 香 | 1 票 |
| (コスモス) よく観察しています。 | |||
| 40 | 故郷の山麓の道辛夷咲く | 石の花 | |
| 41 | 電線に鳶寄り添い春がすみ | 竹 豪 | |
| 42 | 風吹きて辛夷散りけり我の身に | 浩 風 | |
| 43 | 川風に吹かれて泳ぐ鯉のぼり | ゆづき | 1 票 |
| (コスモス) 対岸まで渡して泳ぐ鯉のぼりでしょう。 | |||
| 44 | 子離れの一歩となりし四月かな | まこと | 9 票 |
| (いなご) 4月は子離れ親離れの時期ですね。 | |||
| (哲 朗) 四月は就職の季節、親元を離れての第一歩です。 | |||
| (浩 風) 人生の旅立ち、ちょっと寂しくなりますね。 | |||
| (彰 子) 入園児でしょうか。少しは子離れできましたか。子供 | |||
| は親が思っている以上に自立しているものです。 | |||
| (千 柳) 四月は巣立ちのとき | |||
| (さつき) 寂しいことですがしっかり子離れしたいですね。 | |||
| (そらまめ) ニート、フリーター、結婚したくない症候群、 | |||
| 全て子離れしないことが原因です。 | |||
| (媛 香) 実感ですね。入学、就職、第一歩ですね。 | |||
| (ゆづき) 四月は入学、卒業と一人立ちの季節ですね。 | |||
| 45 | 著莪の花飛沫に濡るる滝地蔵 | コスモス | 4 票 |
| (いなご) 大きな滝の音が聞こえて来るようです。 | |||
| (まこと) 山の滝の風景がよく出ている。 | |||
| (峰 生) 静かで美しい状景が浮かびます。 | |||
| (石の花) 滝のある山の情景が著莪の花で引き立っております。 | |||
| 46 | 石手寺や朝の始まり百千鳥 | 哲 朗 | 1 票 |
| (さつき) 石手寺の鐘の音・小鳥の囀り・情景が見えて来ます。 | |||
| 47 | ティシュペーパー丸めたように辛夷咲く | 媛 香 | 3 票 |
| (千 柳) 表現が面白い。 | |||
| (菜の花) 表現が面白いですネ | |||
| (コスモス) 比喩が面白いです。 | |||
| 48 | 久々の同級会や春惜しむ | いなご | |
| 49 | 入れ喰いの鱒に釣られて山の宿 | 峰 生 | |
| 50 | 雨上がり眩い程の新緑よ | 菜の花 | |
| 51 | お裾分けあてにされゐる初蕨 | さつき | 1 票 |
| (竹 豪) いつも差し上げているんですネ。 | |||