
| 番号 | 選 句 & 披 講 | 俳 号 | 得票 |
| 1 | 蛍追う子等駆け行きぬ川辺道 | 峰 生 | 1 票 |
| (哲 朗) 無心に蛍を追う子等の姿が目に浮かびます。 | |||
| 2 | 早朝を歩く日課や明易し | 彰 子 | 1 票 |
| (まこと) 気持ちよい朝のひととき素晴らしいです。 | |||
| 3 | 年金も振り込め詐欺か梅雨の入り | そらまめ | 2 票 |
| (彰 子) 全くひどい話です。季語がよく効いています。 | |||
| (ゆづき) 年金も詐欺に近い国家的犯罪だと思う。 | |||
| 4 | 麦焼きの田圃一枚真っ黒に | 媛 香 | 2 票 |
| (いなご) 景色がよく見えます。 | |||
| (そらまめ) 麦わら焼きが各地で行われています、CO2が増えると言う | |||
| 意見がありますが、植物はCO2を吸って育ったのだから、 | |||
| 燃やしてもチャラですね。 | |||
| 5 | 門口の四葩色濃く迎えらる | 石の花 | |
| 6 | 眼を凝らしやっと見つけた青葉木菟 | さつき | 1 票 |
| (そらまめ) 青葉木菟をやっと見つけた喜びが感じられますが、目を凝らし、 | |||
| と、やっと見つけた、は同じことを言っているように思います。 | |||
| 7 | ほろ苦き我が青春や草苺 | 泉 | 3 票 |
| (彰 子) きっと良い思い出もあると思います。前向きに | |||
| 考えましょう。季語がうまい。 | |||
| (峰 生) 俳句をやってると、ふと草苺でもじっと見つめていることが……。 | |||
| (石の花) 青春に思いをはせ、苦笑いすることもありますね。 | |||
| 8 | 出会ひたる花火のやうな額の花 | 浩 風 | |
| 9 | 枇杷の実の微かに揺れて単線路 | 楓 花 | 3 票 |
| ( 泉 ) 良い風景ですね! | |||
| (彰 子) 枇杷がおいしそう。単線路で雰囲気がでている。 | |||
| (さつき) 美味しそうに色づいた枇杷が見えてきます。 | |||
| 10 | 小さい手そっと差し伸べ蛍待つ | 哲 朗 | 7 票 |
| (千 柳) こっちの水はアーマイぞ | |||
| ( 泉 ) どうぞ蛍さん、ボクの手に止まってね! | |||
| (菜の花) 蛍が来ると良いですネ | |||
| (コスモス) 蛍を待つ子どものしぐさ、情景が微笑ましいです。 | |||
| (そらまめ) 蛍が乱舞している所では、人の近くにも飛んできます、 | |||
| 手をさしのべる子供の仕草がよく詠まれています。 | |||
| (楓 花) 可愛いしぐさが目に浮かびますね〜 | |||
| (ゆづき) 幼き頃の蛍狩りを思い出す。 | |||
| 11 | アジサイも石手のダムも雨を待つ | 千 柳 | 1 票 |
| (媛 香) この渇水に紫陽花も萎れてしまいそう。 | |||
| 僅かな雨量ではダムも間に合いません。 | |||
| 12 | 紫陽花の七代つずく古き庭 | まこと | |
| 13 | 闇夜でも親しくなれる蛍狩り | 竹 豪 | 1 票 |
| (楓 花) 実感ですね! | |||
| 14 | 父の日は牛乳のんで句に苦する | そらまめ | 1 票 |
| (まこと) 句が出ないときの気持ち分かります。 | |||
| 15 | 潮風に耐えて古木や松落ち葉 | 石の花 | 1 票 |
| (媛 香) 潮風に耐えてる松の木が何だか想像できます。 | |||
| 16 | 息はずみ寺の坂道濃あじさい | 哲 朗 | 2 票 |
| ( 泉 ) 息はずませて登りつめた先にはきれいな | |||
| 濃紫陽花が待っていた。 | |||
| (浩 風) 綺麗な紫陽花を見ながらも、綺麗さと、急な坂道、 | |||
| 息が弾む。そうですね。 | |||
| 17 | 紫陽花は闇深くまで露天風呂 | 峰 生 | 1 票 |
| (楓 花) 露天風呂につかって見えた夜の紫陽花の様子、「闇深くまで」が | |||
| いいですね。 | |||
| 18 | お寺へと続く小径やほととぎす | いなご | 1 票 |
| (彰 子) 裏参道を行く。ほととぎすが出迎えてくれる。 | |||
| 19 | 田水張る電車逆さに走りおり | まこと | 9 票 |
| (千 柳) お客は泥まみれかな | |||
| ( 泉 ) 田んぼに電車の灯りが・・絵になりますね。 | |||
| (浩 風) 逆さに写る景、いいですね。 | |||
| (哲 朗) 情景が良く出ています。 | |||
| (いなご) 景色がよくわかります。 | |||
| (コスモス) 広い平野を電車が走る、どちら行きが逆さでしょうね。 | |||
| (そらまめ) 宮崎駿の「千と千尋の神隠し」を思い出します、千と顔無しが、 | |||
| 夕暮れの水上を電車で行く・・・・。大好きなシーンです。 | |||
| (彰 子) おもしろい光景です。 | |||
| (さつき) 情景が眼に浮かんできます。 | |||
| 20 | 笛の音に歓声どっとプール開く | 峰 生 | 3 票 |
| (千 柳) 待ちかねていた様がよくでています。 | |||
| (竹 豪) 待ってました! | |||
| (媛 香) プール開きが出きる地域は良いですね。子供達も喜ぶでしょう。 | |||
| ちなみにこちらの地域はプールは閉鎖の学校がほとんどです。 | |||
| 21 | 賑はひの道の辺に咲く四葩かな | 浩 風 | 1 票 |
| (石の花) 交通rの激しい道なのか、見物人の多い道なのか、 | |||
| でも、紫陽花はきれいに咲いていますね。 | |||
| 22 | 空梅雨や湖底の古木に鷺一羽 | 石の花 | 2 票 |
| (竹 豪) 空梅雨らしい風景ですネ | |||
| (ゆづき) 久しぶりの空梅雨水飢饉で市民生活に影響が出そう。 | |||
| 23 | 雨蛙天に届かぬ祈りかな | ゆづき | 2 票 |
| (竹 豪) なんぼ啼いても、駄目かいなア | |||
| (菜の花) お祈りが届いたのでしょうか?久し振りの雨でしたネ | |||
| 24 | 始発電車過ぎて夏の日始まれり | コスモス | 2 票 |
| (浩 風) 今日も、暑い一日の始まりですね。 | |||
| (楓 花) 夏の朝の始まりは、始発電車から。音が聞こえてきそうですね。 | |||
| 25 | タンポポは悲しからずや野辺に咲く | 千 柳 | |
| 26 | 河鹿なく友と別るる郷の駅 | 泉 | 5 票 |
| (浩 風) 昔の田舎暮らしを想い出す景、いいですね。 | |||
| (哲 朗) 哀愁があっていいです。 | |||
| (コスモス) 河鹿が鳴いて余計に別れの寂しさを誘います。 | |||
| (彰 子) 河鹿がものさびしく鳴いている。久しぶりに | |||
| 逢った友と分かれるのがつらい。 | |||
| (さつき) お友達とお別れする寂しさがとても上手く詠れていますね。 | |||
| 27 | 紫陽花を愛でる娘も二児の母 | さつき | 6 票 |
| (哲 朗) お子さんもきっと紫陽花を愛でることでしょう。 | |||
| (いなご) やさしいお母さんでしょう。 | |||
| (菜の花) 愛情が伺えます | |||
| (峰 生) こうして世代は移って行くとしみじみ思っていてもですね。 | |||
| (楓 花) ニ児の母となった娘さんと紫陽花の花を愛でることが出来る幸せ! | |||
| (石の花) 幸せいっぱいですね。 | |||
| 28 | 語り部の訛り言葉や額の花 | 彰 子 | 5 票 |
| (まこと) 額の花との取り合わせが面白いです。 | |||
| (媛 香) 訛り言葉が活きていますね。語部 | |||
| (さつき) どんな民話しだったのでしょうかね〜 | |||
| (楓 花) 語り部の御話はやはりその土地の言葉がいいですね〜その側に | |||
| 額の花が活けられていたのでしょうか? | |||
| (石の花) 語り部の里にも紫陽花が風情ですね。 | |||
| 29 | 明星の子供のように蛍舞う | そらまめ | 1 票 |
| ( 泉 ) 蛍の光がまるで明けの明星の子のように | |||
| 舞っている、ロマンチックですね。 | |||
| 30 | 空梅雨や小島に灯り一つずつ | 彰 子 | 1 票 |
| (まこと) 雨を待つ風景が描かれています。 | |||
| 31 | 濡れ落ち葉嫁に愛想をつかされて | ゆづき | |
| 32 | 塀の上白き紫陽花顔出して | 菜の花 | |
| 33 | 七変化色きわめおり昨夜の雨 | まこと | 2 票 |
| (浩 風) 雨に濡れて、一際艶やかな色でしょうね。 | |||
| (コスモス) 紫陽花は雨の花、雨に濡れた朝の花は見事でしょう。 | |||
| 34 | 朝顔のしぼむ姿に我かさね | ゆづき | 2 票 |
| (千 柳) 皺はよってもこれからだ | |||
| (そらまめ) お互い歳はとりましたが、朝顔ほど激しくしぼみたくはないですね。 | |||
| 35 | 特攻の掠れし碑文苔の花 | さつき | 3 票 |
| (浩 風) 半世紀前の時が過し、景が良く出ていますね。 | |||
| (まこと) 時の流れを感じます。 | |||
| (媛 香) 特攻ですから随分昔の碑ですね。文字が掠れて読めないのです。 | |||
| 苔の花がとても合っているように思いました。 | |||
| 36 | 老夫婦いたわり合って田植えかな | 竹 豪 | 3 票 |
| (菜の花) お身体に気を付けて・・・ご苦労様 | |||
| (峰 生) お二人だけでしょうか。このほうがいいのでしょうか。 | |||
| (石の花) 山の棚田か、ほほえましい風情ですね。 | |||
| 37 | 夏場所はモンゴル力士の大舞台 | 菜の花 | 1 票 |
| (竹 豪) 日本力士奮発せよ!! | |||
| 38 | 若葉風大吊橋のどまん中 | 浩 風 | 6 票 |
| (千 柳) おもわず万歳したい気持ち | |||
| (哲 朗) 怖さと気持良さが交差しての作句でしょうか。 | |||
| (媛 香) ど真ん中に来たときに風が吹き揺れている引き返すに返せない | |||
| 経験致しました。祖谷のかずら橋 | |||
| (いなご) たっぷりの若葉風を受けて気持ち良さそうです。 | |||
| (菜の花) スリルがありますネ | |||
| (さつき) 大吊橋の真ん中に立ったご気分は?・・・ | |||
| 39 | ジギタリス花穂は五月の闇に伸ぶ | 楓 花 | |
| 40 | 雨に濡れ寺一面の七変化 | 媛 香 | 3 票 |
| (哲 朗) 情景が良く出ています。 | |||
| (菜の花) 雨に濡れた紫陽花は情緒ありますネ | |||
| (ゆづき) 紫陽花は雨と共に七変化梅雨に一抹の喜びを与えて呉れます。 | |||
| 41 | 一瞬にかける花火師闇の中 | 千 柳 | 3 票 |
| ( 泉 ) 真夏を彩る花火、その闇の中で真剣勝負の花 | |||
| 火師の様子が良く表現されています。 | |||
| (まこと) 一瞬にかける花火師の姿が見えてきます。 | |||
| (峰 生) 花火師の心意気がグッと偲ばれます。????? | |||
| 42 | 日々化粧濃くなる庭の四葩かな | いなご | 1 票 |
| (石の花) 日一日と色の変わる紫陽花をよく見ていますね。 | |||
| 43 | 放牧の牛の眸涼し草を食む | 媛 香 | 2 票 |
| (いなご) 牧場の広大さと牛の可愛い眸の取り合わせがいいと思います。 | |||
| (コスモス) 牛の眸涼しとはよく観察しています。 | |||
| 44 | 夕暮れて水車はきしみ額の花 | 哲 朗 | 1 票 |
| (竹 豪) 水車小屋と紫陽花、絵になりますネ | |||
| 45 | 旅立ちが梅雨入りとなりし中仙道 | コスモス | 2 票 |
| (峰 生) ああ、やはり梅雨になったか。旅はまだ続く。 | |||
| (ゆづき) 折角の旅行が雨となり楽しみも半減しますね。 | |||
| 46 | 黒揚羽庭うかがひて飛び行きぬ | 楓 花 | 1 票 |
| (千 柳) 少しゆっくり遊んでゆけばよいのに | |||
| 47 | 手で囲む物干し竿の青蛙 | いなご | 4 票 |
| (コスモス) 蛙も珍しくなりました。手で囲む所作が愛情著しい。 | |||
| (そらまめ) 雨蛙が留まっていたんですね。捕まえたあとの冷たい | |||
| 蛙の感触まで想像できます。 | |||
| (さつき) 可愛い青蛙だったのでしょうね。 | |||
| (峰 生) 我が庭も昔はずい分可愛い奴がいたのにと。 | |||
| 48 | お手植えが懐かしくなる田植えかな | 竹 豪 | 1 票 |
| (ゆづき) 今は田植えも機械で手植えは珍しい懐かしい風景ですね。 | |||
| 49 | ツアーにのり紫陽花街道モネの庭 | 菜の花 | |
| 50 | 雨の情 色あざやかに七変化 | 泉 | |
| 51 | 切り口を叩いて活けし七変化 | コスモス | 2 票 |
| (竹 豪) 長活きしろよ! | |||
| (いなご) 花を長持ちさせたい気持ちよくわかります。 | |||