番号 |
選 句 & 披 講 |
俳 号 |
得 票 |
1 |
あらら留守軒の風鈴揺れるのみ |
峰 生 |
1 票 |
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(楓 花)ユーモラスな感じがいいなと思いました。 |
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2 |
菜園のトマトをがぶりチャイナフリー |
そらまめ |
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* アメリカでは中国製品を使ってないことを、チャイナフリーと言うそうです。 |
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3 |
初蝉のすっきり鳴きてそれっきり |
媛 香 |
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4 |
下向きに鬼ゆり咲けり雨の中 |
哲 朗 |
1 票 |
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(いなご)同じような風景を見ました。 |
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5 |
夏の夜に電車に描くイラストや |
ゆづき |
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6 |
名水へ坂上りゆく夏至の昼 |
楓 花 |
5 票 |
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(彰 子)汗をかきながら坂を上がっていく。名水が楽しみ。 |
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( 泉 )坂登り行く名水は何処でしょう? |
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(媛 香)名水と言うからにはきっと美味しいお水でしょうね。坂上りゆくがいいですね。 |
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(そらまめ)汗を拭きながら登って行く、観音水もこんな所ですね。 |
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(千 柳)汗水垂らして名水を手に入れよう |
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7 |
子かまきり柔らかき斧かざしくる |
まこと |
2 票 |
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(千 柳)その健気さを褒めてやろう |
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(コスモス)かまきりの子ども、よく見つけました。 |
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8 |
うつむきて咲ける鬼百合急斜面 |
いなご |
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9 |
鳥の来て先取りされしトマトかな |
浩 風 |
5 票 |
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(竹 豪)やられた!という感じ・・・ |
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(いなご)家でもプランターのトマトを鳥に食べられました。 |
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(まこと)我が家も同じ共存共栄です。 |
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(菜の花)悔しい?・・・ |
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(ゆづき)・・・・・・・・ |
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10 |
遥かなる御国(みくに)の空よ木槿かな |
泉 |
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11 |
甚平を羽織りて宵の庭に立つ |
千 柳 |
1 票 |
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(まこと)くつろいだ感じがよく出ています。 |
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12 |
退院の母待つ窓の姫小百合 |
楓 花 |
3 票 |
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(いなご)優しさあふれる句ですね。また「姫小百合」がいいですね。 |
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(まこと)やさしい心ずかいです。 |
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(さつき)百合のお好きなお母さんでしょうか優しさが良く現れています。 |
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13 |
Tシャツの背中にヨット夏の濱 |
浩 風 |
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14 |
考古館 出れば眩しき新樹光 |
まこと |
4 票 |
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(彰 子)簡明に詠み情景がよく分かります。 |
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(哲 朗)みずみずしい若緑の葉は新鮮で眩しいです。 |
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(媛 香)遺跡や古い遺物などの展示場でしょうね。新樹光が生きていると思います。 |
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(コスモス)屋外に出た目には眩しかった真樹光、きれいに纏めています。 |
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15 |
一字(ひとあざ)にバス停一つちっち蝉 |
彰 子 |
2 票 |
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( 泉 )ちっち蝉がもう鳴き出しましたか? |
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(そらまめ)静かないなかのバス停、「となりのトトロ」のワンシーンですね。 |
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16 |
何時となく夫婦喜寿経て星祭 |
峰 生 |
3 票 |
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(浩 風)仲の良い老夫婦ですね。 |
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(まこと)夫婦そろって今年も星祭最高です。 |
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(ゆづき)・・・・・・・・ |
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17 |
隣へと伸びる凌霽引き戻す |
いなご |
2 票 |
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(竹 豪)隣へ迷惑かけたらアカンという感じ・・・ |
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(浩 風)綺麗な花も勢い余って隣へ・・・・・気持ちわかります。 |
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18 |
老いの夢生涯青春百合の花 |
さつき |
5 票 |
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(哲 朗)気持だけでもいつも若々しく居たいものです。 |
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( 泉 )生涯青春で楽しく暮らしましょう。 |
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(媛 香)いいですね生涯夢が青春があるってことは素晴らしい事だと思います。 |
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(菜の花)いつまでも夢を・・・ |
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(石の花)いつまでも若くいたい者ですね。 |
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19 |
梅雨湿り子規の座布団伊予絣 |
媛 香 |
3 票 |
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(楓 花)子規堂でしょうか?雰囲気の決め手は伊予絣の座布団! |
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(コスモス)梅雨続き子規の座布団も湿りがちでしょう。 |
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(峰 生)子規堂のひっそりとした感じが、じわっと伝わってきます。 |
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20 |
里芋の葉陰大きく梅雨明ける |
そらまめ |
2 票 |
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* 長雨で、里芋は大きく育ちましたが、スイカは枯れました。 |
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(楓 花)梅雨の間に里芋の葉も大きく成長した。「葉陰大きく」がいいなと思いました。 |
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(石の花)梅雨明けの強い太陽の光に葉陰が印象的ですね。 |
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21 |
震災や地滑り落ちて百合無惨 |
石の花 |
1 票 |
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(竹 豪)人だけじゃなく、百合も被害やネ |
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22 |
嵐すぎ天地ゆらぎる越後かな |
ゆづき |
1 票 |
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(石の花)ひどい嵐が過ぎて休む間もなく今度は震災に、お察しします。 |
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23 |
六地蔵前掛け色褪せ衣更 |
竹 豪 |
4 票 |
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(千 柳)ご利益を信じよう |
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(菜の花)お地蔵さんも、さぞスッキリされたことでしょう |
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(ゆづき)・・・・・・・・ |
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(石の花)奇特な方ですね。きっと来世は、極楽ですね。 |
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24 |
漕ぎ出して夏鶯のこだま聞く |
コスモス |
5 票 |
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(哲 朗)湖に漕ぎ出しての情景が良く出ています |
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( 泉 )夏うぐいすのこだまが・・とっても良い風景ですね。 |
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(さつき)静かな光景が見えてきます。 |
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(峰 生)素晴らしい爽快な気分に引き込まれます。 |
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(菜の花)ロマンチックですネ |
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25 |
砂丘の上若者たちはクツ下げて |
菜の花 |
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26 |
ほおずきや紅指す前の青さかな |
石の花 |
5 票 |
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(竹 豪)ほんま熟れたら真っ赤やのに・・・ |
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(まこと)意味深い句と思います。 |
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(千 柳)真紅に染まる前の期待をこめて |
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(コスモス)いずれは紅くなります。その前の青さが鮮やかでしょう。 |
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(さつき)赤と青の色の対照が綺麗に詠まれていると思います。 |
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27 |
山あいの棚田によせる青田風 |
哲 朗 |
1 票 |
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(媛 香)棚田に青田風 つきすぎのようにも思うのですが情景が見えます。 |
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28 |
ボート漕ぐ音行き交いて池薄暑 |
コスモス |
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29 |
鎌止めて汗を拭ひて又仕事 |
竹 豪 |
1 票 |
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(ゆづき)・・・・・・・・ |
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30 |
川べりに一輪清楚に百合の花 |
菜の花 |
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31 |
郭公の声源流に手を浸す |
彰 子 |
8 票 |
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(浩 風)山深いところで、涼を求めて一休み・・・・・いいですね。 |
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(いなご)奥山の自然を満喫している様子が目に浮かびます。 |
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( 泉 )のどかな景が目に見えるようです。 |
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(楓 花)何処の川の源流でしょうかね。冷たく清らかな水に手を浸すなんて |
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羨ましいですね〜 |
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(そらまめ)冷たくて気持ちイイ・・・! |
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(千 柳)冷たさが身に沁みます |
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(さつき)手にとって飲みたい様な・・・私ならきっと飲んだでしょうね。 |
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(峰 生)若い頃を思い出させる、こんな山中の状景描写が嬉しい。 |
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32 |
空蝉や命燃やして物想ふ |
泉 |
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33 |
地下足袋の父の姿や青田風 |
さつき |
3 票 |
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(彰 子)頼りがいのある父、いつまでも元気でいてほしい。 |
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(浩 風)いい景ですね。 |
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(媛 香)あまり地下足袋姿も見なくなりましたが、父の姿に、に惹かれるれました。 |
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34 |
落ち栗の毬の隙間に百合の花 |
竹 豪 |
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35 |
台風去り梅雨と思えぬ爽やかさ |
菜の花 |
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36 |
台風も恵みの雨と喜ばれ |
ゆづき |
4 票 |
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(竹 豪)水が欲しい時には台風も大歓迎 |
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(媛 香)こちらの方面は台風のお陰で渇水が解かれました。台風の被害で大変な |
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地域も有りましたが…。 |
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(さつき)素直にその通りですね。被害もなくて・・・ |
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(石の花)所が変われば災いも福となりますね。 |
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37 |
梅雨寒やショパンのピアノ飽かず聴く |
楓 花 |
3 票 |
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(哲 朗)うっとうしい梅雨最中ショパンの曲で癒されたことでしょう。 |
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(そらまめ)ショパンの好きな人は、優しい人です。 |
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(峰 生)前奏曲雨だれ、ワルツ、ノクターン、ぐんぐん迫ってきます。 |
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38 |
梅雨湿り軋む電車や子規の郷 |
媛 香 |
1 票 |
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(まこと)季語がぴったりです。 |
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39 |
草笛を鳴らすまぶしき雲一つ |
彰 子 |
3 票 |
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(竹 豪)青葉を一枚千切って吹いてみたいネ |
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(いなご)小さな草笛と大きな空に雲一つという取り合わせがいいと思いました。 |
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( 泉 )草笛が気に入りました。 |
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40 |
そぞろ行く小江戸横町氷菓子 |
泉 |
3 票 |
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(浩 風)昔の風情を味わいながら散歩、いいですね。 |
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(いなご)夏の風景が見えてくるようです。 |
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(楓 花)「小江戸横丁」って何処にあるのか知らないけれど、氷菓子と結び |
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つけたところが小粋ですねぇ。 |
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41 |
駐車場までを小走り五月雨るる |
コスモス |
1 票 |
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(楓 花)何でもない風景だけど、実感がこもっていますね。 |
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42 |
星になる夢の花火の天日干 |
さつき |
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43 |
浮き雲にともかく降れよと旱空 |
峰 生 |
2 票 |
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(浩 風)やっと願いの雨が降りましたね。 |
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(ゆづき)・・・・・・・・ |
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44 |
鳴神や地震ニュースの柏崎 |
そらまめ |
1 票 |
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* またもや震度6強!。地震、雷、火事、カーチャン?。 |
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(哲 朗)地震、雷、火事なんとかと言いますが怖いです、早い復興を祈ります。 |
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45 |
鬼百合の香に包まれて立ち話し |
まこと |
3 票 |
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(彰 子)和やかなひととき。 |
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(そらまめ)歩く姿は百合の花、みたいな美人の立ち話?。 |
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(石の花)百合いっぱいのところでの立ち話。香りに包まれいいですね。 |
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46 |
笹ゆりの咲く里山や朝の道 |
哲 朗 |
1 票 |
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(峰 生)40年の昔、久万高原の朝露の丘にずばりこの光景の中にいたよ。 |
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47 |
煙火消えいま満天に星光る |
千 柳 |
2 票 |
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(そらまめ)花火が終わった後の静寂、気持ちのいい句です。 |
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(ゆづき)・・・・・・・・ |
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48 |
やしの濱ヨットをみがく男かな |
浩 風 |
1 票 |
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(峰 生)逞しい男が一人、黙々と作業している絵が浮かびます。 |
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49 |
ツバメの子丸く口開けえさをまつ |
石の花 |
1 票 |
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(コスモス)ツバメの子は顔いっぱいが口になりますね。 |
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50 |
夕膳に徳利いっぽん冷奴 |
千 柳 |
3 票 |
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(彰 子)?奴がさぞ美味しいことでしょう。季語がよく効いています。 |
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(さつき)すっきりとした好きな一句です。 |
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(菜の花)元気で一日も終わり、ご馳走様 |
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51 |
墓石のででむしそっと草むらへ |
いなご |
4 票 |
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(哲 朗)良く観察されています。 |
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(千 柳)墓所で殺生はいけません |
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(コスモス)優しさが現れています。 |
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(菜の花)お優しいですネ |