
| 番号 | 選 句 & 披 講 | 俳 号 | 得 票 | ||
| 1 | 雨あとのにわかにトンボ増えにけり | 浩 風 | 1 票 | ||
| (そらまめ) 私も実感しました、久しぶりの雨で、急にトンボが増えたのに | |||||
| ビックリしました。 | |||||
| 2 | 秋の海生きる男の心意気 | 泉 | 1 票 | ||
| (峰 生) さっそうとした句の感じがいいですね。 | |||||
| 3 | 暑き夏次々記録破りをり | 竹 豪 | 2 票 | ||
| (そらまめ) 同感! | |||||
| (石の花) 今の実感ですね。 | |||||
| 4 | 旭うけ城にかかりし秋の虹 | 浩 風 | |||
| 5 | 青田風夫婦遍路の若かりし | 媛 香 | |||
| 6 | 美術館出でて聞こえる秋に蝉 | 哲 朗 | 1 票 | ||
| (そらまめ) 秋に蝉・・・地球温暖化は、季語も替えますね。 | |||||
| 7 | 友病みて碁盤の埃秋暑し | 峰 生 | 4 票 | ||
| (竹 豪) 囲碁の相手なくて淋しいですネ | |||||
| (哲 朗) 友人も快復され碁が打てると良いですね。 | |||||
| (まこと) 棋友の快復を待つ気持わかります。 | |||||
| (楓 花) 秋と言えどもいつまでも暑いこの頃。碁盤の埃に碁友の快復を祈る私。 | |||||
| 8 | 秋涼や寄せては返す波の音 | いなご | 1 票 | ||
| (彰 子) 初秋の涼しさ | |||||
| 9 | 月見会男料理の旨しこと | さつき | 3 票 | ||
| (媛 香) 何のお料理に腕を奮ったのかしら?食べて見たいデスね。 | |||||
| (竹 豪) 男料理の腕前見よ! | |||||
| (菜の花) さぞ美味しかった事でしょう | |||||
| 10 | 婆さまの一人住まいや秋簾 | まこと | 3 票 | ||
| * 絵の仲間の老婦人のお宅です | |||||
| (浩 風) 一人住まいの寂しさが出ています。 | |||||
| (彰 子) 婆さまはすこぶる元気 | |||||
| (菜の花) 同じような路・・何となく解ります | |||||
| 11 | 十五夜の団子妻との五十年 | 彰 子 | 5 票 | ||
| * 幸せなひとときに感謝。 | |||||
| (さつき) お二人でお元気で60年いやいや70年を目指して下さいませ。 | |||||
| (媛 香) 金婚式ですね。二人が健康で仲睦しくお幸せに…。 | |||||
| (竹 豪) 長く連れ添いましたネ.これからもお元気で | |||||
| (楓 花) 五十年。いろいろな事がおありになったでしょうが、思い出しながら | |||||
| 見上げる十五夜の月とお団子。今がお二人にとって最良の日々ですね。 | |||||
| (菜の花) ご夫婦お元気が何より・・・ご馳走様 | |||||
| 12 | 観覧車てっぺんにあり天高し | コスモス | 2 票 | ||
| (まこと) 季語がぴったりです。 | |||||
| (石の花) 爽快な気分ですね。 | |||||
| 13 | 夏終る山河も海も静かなり | 哲 朗 | 2 票 | ||
| (彰 子) 大景をうまく詠んでいる | |||||
| (峰 生) 落ち着いた風情が伝わってきます。 | |||||
| 14 | 鳥威しここへおいでと手招きす泉 | 泉 | |||
| 15 | 新調の電波時計や涼新た | まこと | 1 票 | ||
| * 古い時計を電波時計に取り替え一句できました | |||||
| (いなご) 「新調」と「涼新た」の取り合わせがいいです。 | |||||
| 16 | 新米を炊きし妻の自慢かな | 石の花 | 1 票 | ||
| (竹 豪) 新米は旨いですね | |||||
| 17 | 夏休み縄跳び百回ポニーテール | 媛 香 | 3 票 | ||
| (コスモス) 子ども達の夏休みの元気な様子が思われます。 | |||||
| (そらまめ) ポニーテールと縄跳び、状況描写が目に浮かびます。 | |||||
| (菜の花) 可愛いですネ | |||||
| 18 | ほほえみは今年も子等のぶどう便 | 峰 生 | |||
| 19 | 山々を大きく跨ぐ秋の虹 | 哲 朗 | 6 票 | ||
| (さつき) 大きな虹が眼に浮かんで来ます。 | |||||
| (いなご) 大きな景が見えてきます。 | |||||
| (浩 風) 雨上がりで麓からかかる虹景が綺麗ですね。 | |||||
| (竹 豪) 雄大な虹が目に浮かびます | |||||
| (彰 子) 雄大かつ美しい | |||||
| (コスモス) 秋の虹は朝ですか、夕方ですか。大きな虹でした。 | |||||
| 20 | ゆっくりと読みたき書あり夏座敷 | 楓 花 | 3 票 | ||
| (さつき) 夏座敷の使い方がとても良いと思います。 | |||||
| (媛 香) 外は猛暑そんな時はゆっくりとクーラーの効いた部屋で好きな | |||||
| 読書でも良いですね。 | |||||
| (石の花) ゆっくりと寝ころんで書を読むのんびりした景が見えます。 | |||||
| 21 | 柿熟るる竹馬の友よ今いずこ | 千 柳 | 1 票 | ||
| (楓 花) 柿は郷愁を覚える果物の一つ。一緒に遊んだ友はどこにどうしている | |||||
| のやら。 | |||||
| 22 | 満月を車窓にはめて旅戻る | コスモス | 2 票 | ||
| (哲 朗) 良い旅行だったことでしょう。 | |||||
| (そらまめ) 車窓を額縁に見立てて、いい旅でしたね。 | |||||
| 23 | 熱中症老いも若きも選ばずに | 竹 豪 | 1 票 | ||
| (菜の花) 今夏は特に暑かったのでお互い気を付けましょう | |||||
| 24 | 秋空や月の探査にかぐや発つ | そらまめ | 2 票 | ||
| (浩 風) 昔話と近代技術がドッキング良いですね。 | |||||
| (コスモス) 月と”かぐや”の取り合わせが面白い。 | |||||
| 25 | 後口に一匙残し西瓜食う | 千 柳 | 1 票 | ||
| (竹 豪) 旨い所一番後に、判ります! | |||||
| 26 | さっと来てさっと飛び行く山の霧 | いなご | 4 票 | ||
| ( 泉 ) 山の霧は一瞬に変わりますね。 | |||||
| (彰 子) 高山の瞬時に変わる霧を素直に詠む | |||||
| (千 柳) 霧の去来を上手く表現しています | |||||
| (コスモス) 山霧の様子がよく分かります。 | |||||
| 27 | バスツアー行く先々の曼珠沙華 | 菜の花 | 3 票 | ||
| (いなご) 土手や畑の畦にたくさんあってきれいですね。 | |||||
| (哲 朗) 情景が良く出ています。 | |||||
| (まこと) 楽しいバスツアーでしたか。 | |||||
| 28 | 都会の子夕焼雲とにらめっこ | さつき | 1 票 | ||
| (千 柳) 紅い雲。それは驚き | |||||
| 29 | 息せきて登る石段萩の花 | 浩 風 | 1 票 | ||
| ( 泉 ) やっと登った先にやさしく迎えてくれた秋の花さぞ、ホッとされたでしょう。 | |||||
| 30 | 熱中症気に掛け乍ら野草刈り | 竹 豪 | 1 票 | ||
| (千 柳) もう一寸だ。頑張ろう。後のビールがうまい | |||||
| 31 | 故里は遠しどんぐり手のひらに | 彰 子 | 5 票 | ||
| * 故里を偲ぶ。 | |||||
| (いなご) 団栗を手にして感慨深く思っている様子がわかります。 | |||||
| ( 泉 ) 故郷は遠きにありて想ふもの。 | |||||
| (峰 生) しみじみドングリを見つめておられるのでしょう。 | |||||
| (そらまめ) どんぐりを見て、昔を思い出す・・・。 | |||||
| (楓 花) どんぐりのなる木も少なくなってきている昨今。故里を懐かしく思う 私。 | |||||
| 32 | 唐突の総理辞任や捨案山子 | そらまめ | 5 票 | ||
| (さつき) 時事をうまく取り入れ捨案山子が良いですね。 | |||||
| ( 泉 ) 世評を表しています。 | |||||
| (哲 朗) 捨案山子が良いです。 | |||||
| (コスモス) 時事問題、そのものずばりです。 | |||||
| (菜の花) 面白い発想ですネ | |||||
| 33 | 寿の字ある敬老の日のお饅頭 | いなご | 1 票 | ||
| (峰 生) いつこんな年にと他人事のような感じがしますね。 | |||||
| 34 | 合唱曲「秋のスピイド」熱唱秋深む | 媛 香 | |||
| 35 | 天高し躍る青春ボール追ふ | 泉 | 1 票 | ||
| (哲 朗) 溌剌とした情景が出ています。 | |||||
| 36 | 秋刀魚焼く匂いに急ぐ家路かな | そらまめ | 3 票 | ||
| (千 柳) 我が家は何を | |||||
| (まこと) 素直な句だと思います。 | |||||
| (石の花) どこからともなく夕餉の匂い懐かしいですね。 | |||||
| 37 | 面河渓一足早い紅葉狩り | 菜の花 | 1 票 | ||
| (媛 香) やはり暑いの何のと言っても面河は涼しいもう紅葉しているのですね。 | |||||
| 38 | 黒きほど暗赤色の吾亦紅(われもこう) | さつき | |||
| 39 | 敬老日祝饅頭に手紙添え | 菜の花 | 3 票 | ||
| ( 泉 ) 地域の子供達の心暖まる手紙、うれしいですね! | |||||
| (哲 朗) 優しさが滲み出ています。 | |||||
| (コスモス) 敬老会に出席されなかったので届けてもらったのでしょう。 | |||||
| 40 | 蟋蟀に今宵も鳴けと水を撒く | 千 柳 | |||
| 41 | 過疎の島ようおいでたと心太 | まこと | 6 票 | ||
| (さつき) 島の人々のおもてなしが伺えます。 | |||||
| (いなご) 素朴な島の感じがよく出ていると思います。 | |||||
| (媛 香) 歓迎をしてくれる島の人々…冷たい心太でお持てなしを感激を | |||||
| 作者はなさったのです。 | |||||
| (千 柳) 一番のご馳走 | |||||
| (楓 花) 「ようおいでた」という言葉に温かさが感じられますね〜 | |||||
| (石の花) 過疎の島の人情味がよく出ています。 | |||||
| 42 | 咲き初めた芙蓉見て欲し今朝の庭 | 峰 生 | 1 票 | ||
| (石の花) 庭に咲く花みんなに見てほしいですね。 | |||||
| 43 | 虫の声聞き始めたる庭の隅 | 石の花 | |||
| 44 | 大甕の金魚しみじみ見て居たり | 楓 花 | 2 票 | ||
| (まこと) 金魚を観賞する楽しみも格別でしょう。 | |||||
| (彰 子) 金魚に自分を重ねているのか | |||||
| 45 | ペタル踏む星を従え月を連れ | コスモス | 3 票 | ||
| (さつき) お月様が着いて来るような思いをしたことがあります。 | |||||
| 良く感じが出ていると思います。 | |||||
| (浩 風) いい気分の句ですね。 | |||||
| (千 柳) 黙々と自主トレ | |||||
| 46 | 虫の音の年ごと減りし温暖化 | 石の花 | 2 票 | ||
| (媛 香) 特に蛙の合唱が今年はあまり聞こえなかったような… | |||||
| それに蝸牛も見なくなりましたね。これも温暖化の精でしょうかね。 | |||||
| (峰 生) 温暖化は侘しい困ったことですね。 | |||||
| 47 | 夜市果つざわめきのせて終電車 | 楓 花 | 2 票 | ||
| (浩 風) 今日の一日の苦楽を声を弾ませて、話し合い、いいですね。 | |||||
| (まこと) 夜市のあとの街の様子がよくわかります。 | |||||
| 48 | 秋澄むや粉ひき唄の遠くより | 彰 子 | 5 票 | ||
| (いなご) 気持ちよさそうです。 | |||||
| (浩 風) 山里の谷間から聞こえてくる唄、民謡がいいですね。 | |||||
| ( 泉 ) 何ともいえず叙情があってとても良い感じです。 | |||||
| (峰 生) 秋だなあと静かに実感されます。 | |||||
| (楓 花) 祖谷の粉引き唄でしょうか?こんな情景に出くわしてみたいですね。 | |||||