
| 番号 | 選 句 & 披 講 | 俳 号 | 得 票 |
| 1 | 十六夜や過ぎし十五の片思い | さつき | 2 票 |
| (菜の花) 若かりし頃を想い出し・・・ | |||
| (彰 子) 初恋の切なさ、今では懐かし思い出。 | |||
| 2 | おだてられへぼに負けるか草相撲 | 峰 生 | 1 票 |
| (彰 子) おだてられて相撲をとったがへぼに負けて悔しい。 | |||
| 3 | 片方は電話のはしら稲木かな | まこと | 2 票 |
| (千 柳) NTTもお役にたてて嬉しい | |||
| (そらまめ) 電話のはしら・・・・NTTOBの句だから面白い。 | |||
| 4 | 青空に咲きこぼれおり金木犀 | いなご | 1 票 |
| (コスモス)青空に咲きこぼれるがいいです。 | |||
| 5 | 神無月友を忍びて句集読む | さつき | 1 票 |
| ( 泉 ) 亡き友の句集を読む、その寂しさが神無月にあらわれています。 | |||
| 6 | 遊覧船佐渡の荒磯秋の濤(なみ) | 石の花 | 7 票 |
| ( 泉 ) 日本海の荒濤の中を遊覧船がいく、さぞ豪快だったことでしょう | |||
| (そらまめ) 電友会旅行のみやげ話ですね。 | |||
| (まこと) 気持ちよい綺麗な句です。 | |||
| (浩 風) 日本海の波は大きく驚きましたね。 | |||
| (さつき) 日本海の荒波の様子を綺麗に詠まれていると思います。 | |||
| (菜の花) 瀬戸内海と対照的で雄大ですネ | |||
| (楓 花) 日本海の荒磯、怖かったでしょうね〜 | |||
| 7 | 右ひだり迷ひて止めぬ赤い羽根 | 楓 花 | 3 票 |
| (まこと) 胸に付けるのも一寸照れくさい年です。 | |||
| (竹 豪) あるあるこんな事。 | |||
| ( 越) 駅前で女子学生付けて貰う景。 | |||
| 8 | 満月を見上げる佐渡の露天風呂 | さつき | 6 票 |
| (石の花) 露天風呂からの満月、佐渡では綺麗でしたね。 | |||
| (哲 朗) 露天風呂で満月を見ながら旅の疲れを癒されたことでしょう。 | |||
| (いなご) 旅先で見る月もまた格別ですね。 | |||
| (媛 香) 世界どこから見ても満月、それを佐渡の露天風呂から眺めて | |||
| 居るのです。見上げればあぁ満月だぁ〜感動をしたのです。 | |||
| (ゆづき) 良い月だなー | |||
| (浩 風) 名月がきれいに見えましたね。 | |||
| 9 | 群衆のどよめき起きる鉢合わせ | ゆづき | 2 票 |
| (菜の花) 男らしい鉢合わせ一度見たいです | |||
| (竹 豪) どよめきに祭り盛り上がりますね。 | |||
| 10 | 栗飯を炊き終へて笑む母白寿 | 峰 生 | 8 票 |
| (哲 朗) 99才のお母さんが炊かれた栗ご飯は美味しかったでしょう。 | |||
| (コスモス)優しいお母様ですね。お元気でなによりです。 | |||
| (千 柳) 白寿はちょっと大げさですがお元気でなにより | |||
| (媛 香) 白寿までもお元気な母上様栗ご飯を炊きあげ子や孫たちに振る舞う | |||
| 姿が見えます。 | |||
| (ゆづき) 老母愛情を感ずる | |||
| (楓 花) 長寿のお祝いの栗飯でしょうか?穏やかな笑顔がいいですね! | |||
| (彰 子) 白寿で台所にたつとは素晴しい。いつまでもお元気で。 | |||
| ( 越) 旨く炊けたと万遍の笑み。祝長寿! | |||
| 11 | 眺むれば松山城の天高し | 菜の花 | |
| 12 | 日出でてゆるり痩せ行く今朝の露 | 越 | 3 票 |
| (石の花) 露がだんだん乾いてゆく光景を綺麗に表現しています。 | |||
| (楓 花) 「ゆるり痩せ行く」がいいと思いました。 | |||
| (竹 豪) 露が痩せるとは上手い表現。 | |||
| 13 | 去りがたし花野の真中友と行く | 泉 | 2 票 |
| (哲 朗) 景色が目に浮かびます。 | |||
| (峰 生) コスモスの花の中を二人はゆっくり無言で行きます。 | |||
| 14 | 月出でて佐渡のいで湯に雲けむる | 石の花 | |
| 15 | 古簾目隠しにとて外さざる | コスモス | |
| 16 | 金塊にふれて重たき秋深む | 浩 風 | |
| 17 | 秋祭り足の痛みと肩の凝り | 千 柳 | |
| 18 | 秋晴や畦道を行く縄電車 | いなご | 6 票 |
| (哲 朗) 子供の頃を思い出します。 | |||
| (千 柳) 昔は良く見かけた風景です | |||
| (まこと) 縄電車なつかしいです。 | |||
| (浩 風) 可愛い景です。 | |||
| (さつき) 幼稚園児のお散歩でしょうか、秋晴れに縄電車良いですね。 | |||
| (彰 子) 農繁期での田園風景。 | |||
| 19 | 昆布乾す襟裳岬や秋の暮れ | そらまめ | 2 票 |
| * 襟裳岬は昆布漁が盛んです。一面の石畳の上で乾します。 | |||
| (いなご) 歌にもある襟裳岬行ってみたいです。 | |||
| ( 泉 ) 景が浮かびます | |||
| 20 | 秋風や何をやるにも良い季節 | 竹 豪 | 1 票 |
| (コスモス)実感です。 | |||
| 21 | 月の背やかぐや見守るおきなあり | そらまめ | 1 票 |
| * 月探査衛星かぐやから、通信用リレー衛星、おきなとおうなが分離されました。 | |||
| (菜の花) 微笑ましいですネ | |||
| 22 | 静かなり渓流青く秋気澄む | 菜の花 | 4 票 |
| (石の花) 秋の気配を静かな渓流で感じていますね。 | |||
| ( 泉 ) 静かな渓流の流れ景が浮かびます | |||
| (峰 生) 止めどもない美しい清流をじっと見つめてますね。 | |||
| ( 越) 秋の渓谷、滑床や面河の景が浮かびます。 | |||
| 23 | 静けさや銀杏落ちる宝厳寺 | 哲 朗 | 4 票 |
| (いなご) 銀杏の落ちる音に一層の静かさを感じます。 | |||
| (千 柳) 蛙でなく銀杏ですか | |||
| (媛 香) あまりの静けさの中で銀杏の実の落ちた音に作者は振り返えったのです。 | |||
| (ゆづき) 宝厳寺の大銀杏さぞや沢山有ったことでしょう | |||
| 24 | 相寄りて音たて落ちる芋の露 | コスモス | 2 票 |
| (まこと) よく観察されています。 | |||
| (ゆづき) 露がころころ集まりやがて大きい玉となる懐かしい風景です | |||
| 25 | 爽やかや浜辺に犬と戯れて | 哲 朗 | |
| 26 | おしまいは線香花火闇深し | 楓 花 | 2 票 |
| (千 柳) 大物花火は先に済まし、線香花火でTHE END辺りは真っ暗 | |||
| (そらまめ) 最後の線香花火の火玉が消えて、闇が包む。いいですね。 | |||
| 27 | 名月を露天風呂にて仰ぎけり | 浩 風 | 2 票 |
| (いなご) 贅沢ですね。 | |||
| (コスモス)露天風呂で名月を仰ぐ、幸せの極みです。 | |||
| 28 | 田の隅の廃車置場やそぞろ寒 | いなご | 3 票 |
| (石の花) 田舎の田の角によく廃車置いていますが、廃車置き場ではないですね。 | |||
| (そらまめ) 農機具の保管倉庫として、廃車を使っているのでは?そぞろ寒が | |||
| 効いています。 | |||
| (さつき) 農作業も終わり冬に向かう様子が良いですね。 | |||
| 29 | きゃびらか神輿出揃う秋の空 | ゆづき | |
| 30 | 青蜜柑香りを愛す父なりき | 楓 花 | |
| 31 | 城址のさくら古木の忘れ花 | 媛 香 | 1 票 |
| (竹 豪) 古木の忘れ花とは、哀れをさそふ。 | |||
| 32 | 来年も来ると旋回去(い)ぬ燕 | まこと | 1 票 |
| ( 越) 又帰って来いよー!に応えた燕。別れの淋しさ。 | |||
| 33 | 秋晴れや子供神輿の鈴が鳴る | 千 柳 | 1 票 |
| (ゆづき) 秋祭りの子供姿楽しげですね | |||
| 34 | 飛行雲×を描きたる刈田かな | そらまめ | |
| * さわやかな秋空、飛行機雲がクロスしていました。 | |||
| 35 | 曼珠沙華燃え剣豪の生誕地 | 彰 子 | 3 票 |
| * 宮本武蔵の生誕地。曼珠沙華が咲き満ちている。 | |||
| (媛 香) 剣豪は誰でしょう?曼珠沙華が真っ赤に燃えまるで血の色、そこは | |||
| 剣豪の生誕地であったのです。 | |||
| (まこと) 季語がぴったりです。 | |||
| (浩 風) 曼珠沙華がよくきいています。 | |||
| 36 | 一山を包む静寂星月夜 | 越 | 5 票 |
| (石の花) 大きな景ですね。星月夜がよくきいています。 | |||
| (哲 朗) 澄み切った星空の情景が良く出ています。 | |||
| (峰 生) 大宇宙のパノラマがぐーっと動いている感じが伝わってきます。 | |||
| (さつき) 静かで満天の星が眼に浮かんできます。 | |||
| (彰 子) 静まり返る星月夜、美しい。 | |||
| 37 | 月けむり露天の風呂や暗からず | 石の花 | |
| 38 | 天高しリバーサイドに走る夢 | 泉 | |
| 39 | 背に夕日道連れとなり秋遍路 | 哲 朗 | 2 票 |
| (コスモス)徒歩遍路でしょうか、知らぬ同士が夕日を受けて美しい光景。 | |||
| (竹 豪) 夕陽を背に急ぐ遍路をよく見かけます。 | |||
| 40 | 水煙に待宵の月懸かりけり | 越 | |
| 41 | ちちろ鳴く三鬼の生家跡に句碑 | 媛 香 | 2 票 |
| (峰 生) 句碑とちちろだけがそこにある。淋しいですね。 | |||
| (彰 子) 三鬼を慕っているようにこうろぎが啼いている。 | |||
| 42 | 秋祭り粋でいなせなかき夫達 | ゆづき | |
| 43 | 子の笑顔神輿の群れの中におり | 千 柳 | 6 票 |
| (まこと) 楽しいお祭りの風景です。 | |||
| (峰 生) こちらも成長した子に笑顔を返してる。ほほえましいですね。 | |||
| (浩 風) 得意そうな笑顔が見えるようです。 | |||
| (菜の花) 頼もしい笑顔でしたでしょう | |||
| (楓 花) 可愛い笑顔が目に浮かびました。 | |||
| (竹 豪) 神輿担ぐのが嬉しいんだね。 | |||
| 44 | 露草の露ひかりゐる古戦場 | 彰 子 | |
| * 平泉の古戦場。義経に想いをはせる。 | |||
| 45 | 外国に暮らす子思い秋刀魚焼く | まこと | 2 票 |
| (楓 花) 秋刀魚を焼いて秋を感じている私と、異国に暮らす子を思う気持ち。 | |||
| ( 越) 息子を想う母の気持ちがよく感じられる。 | |||
| 46 | 湧き水を掬ひ飲み干す初紅葉 | 媛 香 | 3 票 |
| (哲 朗) 水を飲み終わってふと見ると紅葉が目に映ったのでしょう。 | |||
| (いなご) 澄み切った空気を感じます。 | |||
| (さつき) 好きな一句です。 | |||
| 47 | 豪農の館広大稲の秋 | 浩 風 | |
| 48 | 衣更えどうしようかとこの暑さ | 竹 豪 | 1 票 |
| (そらまめ) 同感です。 | |||
| 49 | 関所今鉄道往来曼珠沙華 | 峰 生 | 3 票 |
| (石の花) 昔の関所跡、よくこんな光景がありますね。 | |||
| (媛 香) 昔は関所ほんとに当今は便利なご時世…。 | |||
| (さつき) 今昔の様子が上手に詠まれていると思います。 | |||
| 50 | 混浴に勇んで来たら足湯かな | 竹 豪 | 4 票 |
| (コスモス)残念な様子が思われます。 | |||
| (千 柳) ギヤルの素足ならそれでよいではありませんか | |||
| (そらまめ) 面白い(^o^)、川柳もいいねー。 | |||
| (ゆづき) すけべ心が面白い | |||
| 51 | 白鷺の舞ひて道後に湯の湧けり | 峰 生 | |
| 52 | 百舌鳥啼くや平家屋敷の自在鉤 | 彰 子 | 7 票 |
| * 静かな平家屋敷の佇まい。あたりに百舌鳥がしきりに啼いている。 | |||
| (いなご) リズムがいいと思います。 | |||
| ( 泉 ) 景が浮かびます | |||
| (媛 香) 平家屋敷の自在鉤がいいですね。きっと復元屋敷でしょうね。 | |||
| 囲炉裏があって…。 | |||
| (峰 生) 古い平家屋敷の風情を巧みに描いておられますね。 | |||
| (浩 風) 山奥の古い屋敷の景が浮かびます。 | |||
| (楓 花) 祖谷の平家屋敷でしょうか?穏やかな秋の山里。 | |||
| ( 越) 平家落人の古屋敷。自在鉤よく見つけましたね。 | |||
| 53 | 山つつむ風の爽やか詩(うた)詠まむ | 泉 | 1 票 |
| (菜の花) 爽やかな風景が目に浮かびます | |||
| 54 | 草紅葉し石鎚山の風の音 | 菜の花 | 1 票 |
| ( 泉 ) 風の音が好きです | |||