
| 番号 | 選 句 & 披 講 | 俳 号 | 得 票 |
| 1 | カメラ持ち微笑み交わす春帽子 | 石の花 | 1 票 |
| ( 泉 ) 情景がうかびます。 | |||
| 2 | 里山を風くすくすと山笑う | 泉 | 2 票 |
| (石の花) くすくすとと山笑うがいい組み合わせだと思います。 | |||
| (初 霜) 里山の山笑うがくすくすでよく表されていますね。 | |||
| 3 | 散る花の浴びて倉敷橋渡る | 媛 香 | 1 票 |
| (いなご) 落ち着いた雰囲気を感じて好きです。 | |||
| 4 | 暮れゆくや堀に漂ふ花筏 | 彰 子 | 6 票 |
| (千 柳) 綺麗な句です。ベンチに座って酒でも飲みますか | |||
| (石の花) 綺麗な景だと思います。 | |||
| (浩 風) 桜も終わり日も暮れる いい景ですね。 | |||
| (哲 朗) 情景がよく出ています。 | |||
| (まこと) 春の宵の情景よく出ています。 | |||
| ( 越) 堀の内の風景が浮かびます。 | |||
| 5 | 叱られて泣く子の肩に花吹雪 | 峰 生 | 5 票 |
| (千 柳) 泣いてなんかいないで花の下、もっとイタズラしましょう | |||
| (菜の花) 可愛いくて悲しい光景ですネ | |||
| (コスモス)花吹雪をあやす言葉に使いましょう。 | |||
| (楓 花) 花吹雪は すべてを美しくしてくれますね〜 | |||
| (そらまめ)叱られて泣く子、近頃見かけなくなったような気がします。 | |||
| 核家族化で、孫の教育が出来なくなりました。 | |||
| 6 | 剪定の心配無用ふじ芽吹く | そらまめ | 1 票 |
| ☆ 切り込み過ぎて、心配していましたが、チャント芽吹きました。 | |||
| (媛 香) 藤はそのままが美しい 剪定無用がいいですね。 | |||
| 7 | 花の宴にぎわう隅で稚児寝る | まこと | 6 票 |
| (彰 子) 楽しい花見。 情景がみえます。至福のひととき。 | |||
| (哲 朗) 子守唄に聞こえたのでしょう。 | |||
| (菜の花) ねむ〜い 稚児は迷惑かも? | |||
| (楓 花) 宴をよそに、幼子が疲れて眠る様子は、可愛いですね。 | |||
| (そらまめ)稚児眠る、パチンコの駐車場でなくてよかった。 | |||
| (峰 生) 無心の稚児はいいですよ。 | |||
| 8 | 名も知らぬ山の頂上遅桜 | 哲 朗 | 2 票 |
| (まこと) 遅咲きの桜よく見かけますよいものです。 | |||
| (そらまめ)車で走っていて、ホットする風景です。 | |||
| 9 | 潔さ競うがごとく桜散る | 千 柳 | 3 票 |
| (浩 風) うまく表現していますね。 | |||
| (コスモス)散る花の潔しさが桜の身上でしょう。 | |||
| (楓 花) 潔さを競うように散る桜とは、お上手な表現と思いました。 | |||
| 10 | 熊野路を抜けて明るき花の山 | 楓 花 | 7 票 |
| (石の花) うっそうとした熊野地を抜けて開ける綺麗な景だと思います。 | |||
| (浩 風) 吉野の山の桜は見事ですね。 | |||
| (いなご) リズムがいいと思います。 | |||
| (菜の花) 目に浮かぶようです | |||
| (まこと) 修験の道を抜けて花の山素晴らしかったことでしょう。 | |||
| ( 越) 目の前は吉野千本桜でしょうか? | |||
| (さつき) 景が見えてきて口調もとても良いですね。 | |||
| 11 | 乗り換えて九十九折道遍路バス | コスモス | 1 票 |
| ( 泉 ) すばらしい人生でありますように。 | |||
| 12 | 法螺貝に続く僧列春祭 | 浩 風 | 1 票 |
| ( 泉 ) 石手寺の花祭りでしょうか。 | |||
| 13 | 春の海汽笛遥かに日は沈む | 峰 生 | 2 票 |
| (石の花) 春の海の夕暮れに汽笛で景を引き立たせていますね。 | |||
| (初 霜) 静かな春の海の感じがよく出ています。 | |||
| 14 | 春の波のたりのたりと酒の瓶 | 哲 朗 | 2 票 |
| ( 泉 ) おもしろいですね。 | |||
| (峰 生) ゆったりとした意味深長の宴の跡です。 | |||
| 15 | 乾杯のコップに残る落花かな | いなご | 3 票 |
| (千 柳) 2〜3枚は飲んだかもしれませんね | |||
| (媛 香) 花吹雪の舞う中のお花見でしょうか?コップの中にひとひら! | |||
| 残さないで一緒に飲み干せば良かったかも(^o^)情景が見えます。 | |||
| ( 越) 花びらを浮かして飲む酒、いいですね! | |||
| 16 | 震度七起震車揺れる花吹雪 | 楓 花 | 1 票 |
| (哲 朗) 体感されて如何でしたか。 | |||
| 17 | 花散りにけりひらひらとちらちらと | 彰 子 | |
| 18 | 桜草よけて狭庭を行き来して | さつき | |
| 19 | 雨しずか散る桜見てもの想い | 石の花 | 2 票 |
| (初 霜) 何をもの想っているのでしょうか。 | |||
| (峰 生) 何んのもの想いでしょう。 | |||
| 20 | 尾道は古刹の宝庫著莪の花 | コスモス | 4 票 |
| ( 泉 ) しゃがの花がいいですね。 | |||
| (浩 風) いいところですね。 | |||
| (いなご) 季語「著莪の花」がいいと思います。 | |||
| ( 越) 景が浮かびます | |||
| 21 | 石鹸玉息細長く吹きにけり | いなご | 2 票 |
| (千 柳) はじけないようにそーと、そーと | |||
| (哲 朗) シャボン玉を吹く様子がよく出ています。 | |||
| 22 | ひとひらを享けて飲み干す花見酒 | 彰 子 | 6 票 |
| (浩 風) 満開の花見酒 いいですね。 | |||
| (いなご) 風流ですね。 | |||
| (コスモス)豪華なたのしい宴会ですね。 | |||
| (楓 花) 天からの授かり物のごとく、ひとひらを受け止めて飲み干し、 | |||
| さぞ味わい深い花見酒だったことでしょう。 | |||
| (さつき) 情緒があってお酒も一層美味しかった事でしょう。 | |||
| (写太郎) 酒飲みの天下ですね | |||
| 23 | 借景の椿にこころ癒さるる | 初 霜 | 1 票 |
| (石の花) 借景で心を癒される贅沢ですね。 | |||
| 24 | 鯉のぼり風と戯るビルの上 | 菜の花 | 3 票 |
| (彰 子) ビルの上の鯉もぼりに目をつけたのがお手柄。 | |||
| (媛 香) 風と戯れている面白い表現です。ビルの上の鯉のぼり、 | |||
| もまた珍しく思いました。 | |||
| (そらまめ)風邪と戯れるビルの上、平凡だけど春の景色ですね。 | |||
| 25 | 七輪を並べ花見の客を待つ | 千 柳 | |
| 26 | 花を背ににわか舞台の舞扇 | さつき | 10 票 |
| (石の花) 花見席で舞う優雅さが浮かびます。 | |||
| (彰 子) 花に酒に踊りに酔いしれる楽しい花見。 | |||
| (哲 朗) 踊る姿が目に浮かびます。 | |||
| (いなご) 花見の情景がよみがえってきました。 | |||
| (菜の花) 粋で良いお花見でしたネ | |||
| (まこと) 花と舞最高のお花見です。 | |||
| (コスモス)にわかの舞台では勿体無かったですね。 | |||
| (楓 花) 絵のような舞姿が、目に浮かびますね〜 | |||
| (そらまめ)NEONお花見の、岡部さんですね、来年も楽しみです。 | |||
| (写太郎) ささやかな宴に華を添えて呉れてありがとう | |||
| 27 | 初燕迷わずに来る無人駅 | まこと | 6 票 |
| (初 霜) 無人駅でも毎年間違わずにツバメは返ってくるのですね。 | |||
| (千 柳) 初燕でなくてもくるだろうが、感動がちがいます。 | |||
| (いなご) きっと住み心地がいいのでしょう。 | |||
| (さつき) 燕の習性を上手に詠まれていると思います。 | |||
| (峰 生) 今年もまた来ましたね。 | |||
| (写太郎) 道後の停車場にも毎年沢山帰ってきて、糞公害になって居ります | |||
| 28 | 白き根も見えて窓辺のヒヤシンス | いなご | 2 票 |
| (彰 子) 細やかな監察、ヒヤシンスは甘美な香りと可憐な姿 | |||
| が賞美される。 | |||
| (さつき) 素敵なガラスの花瓶が見えるようです。 | |||
| 29 | 水たまり水がはじけて春の雨 | 泉 | 1 票 |
| (媛 香) 水たまりの水に降りしきる雨がはじけてる。 | |||
| 良く観察されたお句ですね。 | |||
| 30 | 俳句ネタ句帳に溢る四月馬鹿 | まこと | 2 票 |
| (コスモス)沢山句ができましたね。四月馬鹿の使い方が面白い。 | |||
| (そらまめ)エイプリルフールを読もうと苦労したんですね、 | |||
| 気持ちわかります。 | |||
| 31 | ちいちいと雀の学校春の畦 | 泉 | 1 票 |
| (彰 子) 農村でののどかなひとこま。 | |||
| 32 | 闇の夜や奉灯並ぶ春祭 | 浩 風 | |
| 33 | 花や散る在りし日の夢古戦場 | 峰 生 | 1 票 |
| ( 泉 ) 花が散るように幾多の兵士が散っていったのでしょうか。 | |||
| 34 | 雨上がりイチニノサンで麦穂でる | そらまめ | 1 票 |
| ☆ 麦達は、申し合わせて成長しているようです。 | |||
| (初 霜) 表現がおもしろい。 | |||
| 35 | 友二人酒酌み交(か)わす花の宴 | 石の花 | 2 票 |
| (峰 生) 気の合った友とじゃなくちゃ。 | |||
| (写太郎) 気の合った友との酒は旨かろう | |||
| 36 | 花桟敷構え昼寝の新社員 | 千 柳 | 7 票 |
| (浩 風) 昔の経験を思い出します。 | |||
| (媛 香) 敢えて新社員の初仕事であったりしますね。青いシートに | |||
| 場所取りを決めて昼寝ですか? | |||
| (菜の花) 新人さんは、こんな時でないと・・・ | |||
| (コスモス)席取りの新入社員、昼寝とは大物です。 | |||
| ( 越) 場所取りは新人の役目。昔やらされました。 | |||
| (さつき) 新入社員の最初のほっとするお仕事かも・・・・ | |||
| (写太郎) 道後公園にも沢山場所取りに来て退屈しておりました | |||
| 37 | 春の野にウルトラマンと戯るる | さつき | 3 票 |
| (千 柳) さすが時代を感じます。 | |||
| (哲 朗) 野原を駆け巡る様子が良く出ています | |||
| (菜の花) 幼子の元気な姿が浮かびます | |||
| 38 | 明日はもう雨かも知れぬ花疲れ | 楓 花 | |
| 39 | 新築の大工哀れや春時雨 | そらまめ | |
| ☆ 春に三日の日和なし、全く職人泣かせですね。 | |||
| 40 | 花曇り猫のブローチ目が光り | 初 霜 | 1 票 |
| (楓 花) 眠いような花曇り。猫のブローチの光る目に | |||
| 目が覚めたかしら? | |||
| 41 | 寂光に彩を添え紫木蓮 | コスモス | 3 票 |
| (初 霜) 紫木蓮の美しさが際だっていますね。 | |||
| (媛 香) 難しい詠みですが寂光に彩木連の紫に惹かれました。 | |||
| (まこと) 紫木蓮の凛とした姿に癒されます。 | |||
| 42 | 春の夜かがり火焚きて燈華祭 | 浩 風 | |
| 43 | 雨上がり庭に一もとはなみづき | 菜の花 | 1 票 |
| ( 越) 雨上がりで花が一段と美しく見えている! | |||
| 44 | 菜の花や大名屋敷資料館 | 媛 香 | 1 票 |
| (彰 子) 簡明でよく分かる句。「菜の花」と「大名屋敷資料館」 | |||
| の取り合せが良い。 | |||
| 45 | 桜咲き老いも若きも喜々として | 菜の花 | 2 票 |
| (さつき) 桜の咲く頃になると何故か気が浮き浮きしてきます。 | |||
| (峰 生) 考えなくてもこれで良いんですよ。 | |||
| 46 | 下萌えにリフト影が離合する | 初 霜 | 1 票 |
| (まこと) 取り合わせがよいと思います。 | |||
| 47 | 遊覧船鳥羽の島々海うらら | 哲 朗 | |
| 48 | ちちははの夢見て涙四月馬鹿 | 媛 香 | |