平成 20年 4月1日〜平成 20年 4月20日 投句分
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互 選 句
第40回 披 講
番号    選 句 & 披 講 俳 号 得 票
1 カメラ持ち微笑み交わす春帽子 石の花  1 票
( 泉 ) 情景がうかびます。
 
2 里山を風くすくすと山笑う  泉   2 票
(石の花) くすくすとと山笑うがいい組み合わせだと思います。
(初 霜) 里山の山笑うがくすくすでよく表されていますね。
 
3 散る花の浴びて倉敷橋渡る 媛 香  1 票
(いなご) 落ち着いた雰囲気を感じて好きです。
 
4 暮れゆくや堀に漂ふ花筏 彰 子  6 票
(千 柳) 綺麗な句です。ベンチに座って酒でも飲みますか
(石の花) 綺麗な景だと思います。
(浩 風) 桜も終わり日も暮れる いい景ですね。
(哲 朗) 情景がよく出ています。
(まこと) 春の宵の情景よく出ています。
( 越) 堀の内の風景が浮かびます。  
 
5 叱られて泣く子の肩に花吹雪  峰 生  5 票
(千 柳) 泣いてなんかいないで花の下、もっとイタズラしましょう
(菜の花) 可愛いくて悲しい光景ですネ
(コスモス)花吹雪をあやす言葉に使いましょう。
(楓 花) 花吹雪は すべてを美しくしてくれますね〜
(そらまめ)叱られて泣く子、近頃見かけなくなったような気がします。
      核家族化で、孫の教育が出来なくなりました。
 
6 剪定の心配無用ふじ芽吹く そらまめ  1 票
☆ 切り込み過ぎて、心配していましたが、チャント芽吹きました。
(媛 香) 藤はそのままが美しい 剪定無用がいいですね。
 
7 花の宴にぎわう隅で稚児寝る まこと  6 票
(彰 子) 楽しい花見。 情景がみえます。至福のひととき。
(哲 朗) 子守唄に聞こえたのでしょう。
(菜の花) ねむ〜い 稚児は迷惑かも?
(楓 花) 宴をよそに、幼子が疲れて眠る様子は、可愛いですね。
(そらまめ)稚児眠る、パチンコの駐車場でなくてよかった。
(峰 生) 無心の稚児はいいですよ。
 
8 名も知らぬ山の頂上遅桜 哲 朗  2 票
(まこと) 遅咲きの桜よく見かけますよいものです。
(そらまめ)車で走っていて、ホットする風景です。
 
9 潔さ競うがごとく桜散る 千 柳  3 票
(浩 風) うまく表現していますね。
(コスモス)散る花の潔しさが桜の身上でしょう。
(楓 花) 潔さを競うように散る桜とは、お上手な表現と思いました。
 
10 熊野路を抜けて明るき花の山 楓 花  7 票
(石の花) うっそうとした熊野地を抜けて開ける綺麗な景だと思います。
(浩 風) 吉野の山の桜は見事ですね。
(いなご) リズムがいいと思います。
(菜の花) 目に浮かぶようです
(まこと) 修験の道を抜けて花の山素晴らしかったことでしょう。
( 越) 目の前は吉野千本桜でしょうか?
(さつき) 景が見えてきて口調もとても良いですね。
 
11 乗り換えて九十九折道遍路バス コスモス  1 票
( 泉 ) すばらしい人生でありますように。
 
12 法螺貝に続く僧列春祭 浩 風  1 票
( 泉 ) 石手寺の花祭りでしょうか。
 
13 春の海汽笛遥かに日は沈む 峰 生  2 票
(石の花) 春の海の夕暮れに汽笛で景を引き立たせていますね。
(初 霜) 静かな春の海の感じがよく出ています。
 
14 春の波のたりのたりと酒の瓶 哲 朗  2 票
( 泉 ) おもしろいですね。
(峰 生) ゆったりとした意味深長の宴の跡です。
 
15 乾杯のコップに残る落花かな いなご  3 票
(千 柳) 2〜3枚は飲んだかもしれませんね
(媛 香) 花吹雪の舞う中のお花見でしょうか?コップの中にひとひら!
      残さないで一緒に飲み干せば良かったかも(^o^)情景が見えます。
( 越) 花びらを浮かして飲む酒、いいですね!
 
16 震度七起震車揺れる花吹雪 楓 花  1 票
(哲 朗) 体感されて如何でしたか。
 
17 花散りにけりひらひらとちらちらと 彰 子  
 
18 桜草よけて狭庭を行き来して さつき  
 
19 雨しずか散る桜見てもの想い 石の花  2 票
(初 霜) 何をもの想っているのでしょうか。
(峰 生) 何んのもの想いでしょう。
 
20 尾道は古刹の宝庫著莪の花 コスモス  4 票
( 泉 ) しゃがの花がいいですね。
(浩 風) いいところですね。
(いなご) 季語「著莪の花」がいいと思います。
( 越) 景が浮かびます
 
21 石鹸玉息細長く吹きにけり いなご  2 票
(千 柳) はじけないようにそーと、そーと
(哲 朗) シャボン玉を吹く様子がよく出ています。
 
22 ひとひらを享けて飲み干す花見酒 彰 子  6 票
(浩 風) 満開の花見酒 いいですね。
(いなご) 風流ですね。
(コスモス)豪華なたのしい宴会ですね。
(楓 花) 天からの授かり物のごとく、ひとひらを受け止めて飲み干し、
      さぞ味わい深い花見酒だったことでしょう。
(さつき) 情緒があってお酒も一層美味しかった事でしょう。
(写太郎) 酒飲みの天下ですね
 
23 借景の椿にこころ癒さるる 初 霜  1 票
(石の花) 借景で心を癒される贅沢ですね。
 
24 鯉のぼり風と戯るビルの上 菜の花  3 票
(彰 子) ビルの上の鯉もぼりに目をつけたのがお手柄。
(媛 香) 風と戯れている面白い表現です。ビルの上の鯉のぼり、
      もまた珍しく思いました。
(そらまめ)風邪と戯れるビルの上、平凡だけど春の景色ですね。
 
25 七輪を並べ花見の客を待つ 千 柳  
 
26 花を背ににわか舞台の舞扇 さつき 10 票
(石の花) 花見席で舞う優雅さが浮かびます。
(彰 子) 花に酒に踊りに酔いしれる楽しい花見。 
(哲 朗) 踊る姿が目に浮かびます。
(いなご) 花見の情景がよみがえってきました。
(菜の花) 粋で良いお花見でしたネ
(まこと) 花と舞最高のお花見です。
(コスモス)にわかの舞台では勿体無かったですね。
(楓 花) 絵のような舞姿が、目に浮かびますね〜
(そらまめ)NEONお花見の、岡部さんですね、来年も楽しみです。
(写太郎) ささやかな宴に華を添えて呉れてありがとう
 
27 初燕迷わずに来る無人駅 まこと  6 票
(初 霜) 無人駅でも毎年間違わずにツバメは返ってくるのですね。
(千 柳) 初燕でなくてもくるだろうが、感動がちがいます。
(いなご) きっと住み心地がいいのでしょう。
(さつき) 燕の習性を上手に詠まれていると思います。
(峰 生) 今年もまた来ましたね。
(写太郎) 道後の停車場にも毎年沢山帰ってきて、糞公害になって居ります
 
28 白き根も見えて窓辺のヒヤシンス いなご  2 票
(彰 子) 細やかな監察、ヒヤシンスは甘美な香りと可憐な姿
      が賞美される。
(さつき) 素敵なガラスの花瓶が見えるようです。
 
29 水たまり水がはじけて春の雨  泉   1 票
(媛 香) 水たまりの水に降りしきる雨がはじけてる。
      良く観察されたお句ですね。
 
30 俳句ネタ句帳に溢る四月馬鹿 まこと  2 票
(コスモス)沢山句ができましたね。四月馬鹿の使い方が面白い。
(そらまめ)エイプリルフールを読もうと苦労したんですね、
      気持ちわかります。
 
31 ちいちいと雀の学校春の畦  泉   1 票
(彰 子) 農村でののどかなひとこま。
 
32 闇の夜や奉灯並ぶ春祭 浩 風
 
33 花や散る在りし日の夢古戦場 峰 生  1 票
( 泉 ) 花が散るように幾多の兵士が散っていったのでしょうか。
 
34 雨上がりイチニノサンで麦穂でる そらまめ  1 票
☆ 麦達は、申し合わせて成長しているようです。
(初 霜) 表現がおもしろい。
 
35 友二人酒酌み交(か)わす花の宴 石の花  2 票
(峰 生) 気の合った友とじゃなくちゃ。
(写太郎) 気の合った友との酒は旨かろう
 
36 花桟敷構え昼寝の新社員 千 柳  7 票
(浩 風) 昔の経験を思い出します。
(媛 香) 敢えて新社員の初仕事であったりしますね。青いシートに
      場所取りを決めて昼寝ですか?
(菜の花) 新人さんは、こんな時でないと・・・
(コスモス)席取りの新入社員、昼寝とは大物です。
( 越) 場所取りは新人の役目。昔やらされました。
(さつき) 新入社員の最初のほっとするお仕事かも・・・・
(写太郎) 道後公園にも沢山場所取りに来て退屈しておりました
 
37 春の野にウルトラマンと戯るる さつき  3 票
(千 柳) さすが時代を感じます。
(哲 朗) 野原を駆け巡る様子が良く出ています
(菜の花) 幼子の元気な姿が浮かびます
 
38 明日はもう雨かも知れぬ花疲れ  楓 花  
 
39 新築の大工哀れや春時雨 そらまめ  
☆ 春に三日の日和なし、全く職人泣かせですね。
 
40 花曇り猫のブローチ目が光り 初 霜  1 票
(楓 花) 眠いような花曇り。猫のブローチの光る目に
      目が覚めたかしら?
 
41 寂光に彩を添え紫木蓮 コスモス  3 票
(初 霜) 紫木蓮の美しさが際だっていますね。
(媛 香) 難しい詠みですが寂光に彩木連の紫に惹かれました。
(まこと) 紫木蓮の凛とした姿に癒されます。
 
42 春の夜かがり火焚きて燈華祭 浩 風  
 
43 雨上がり庭に一もとはなみづき 菜の花  1 票
( 越) 雨上がりで花が一段と美しく見えている!
 
44 菜の花や大名屋敷資料館 媛 香  1 票
(彰 子) 簡明でよく分かる句。「菜の花」と「大名屋敷資料館」
      の取り合せが良い。
 
45 桜咲き老いも若きも喜々として 菜の花  2 票
(さつき) 桜の咲く頃になると何故か気が浮き浮きしてきます。
(峰 生) 考えなくてもこれで良いんですよ。
 
46 下萌えにリフト影が離合する 初 霜  1 票
(まこと) 取り合わせがよいと思います。
 
47 遊覧船鳥羽の島々海うらら 哲 朗
 
48 ちちははの夢見て涙四月馬鹿 媛 香