
| 7月分 25句選 | |||
| 7月4日に四国地方の梅雨が明けました。平年より13日、昨年より19日 | |||
| 早い梅雨明けでした。 夏本番となり連日うだるような暑さが続いています。 | |||
| 夏といえば枝豆にビールですね。酒が飲めない私はうらやましいかぎりです。 | |||
| スタミナをつけて夏ばてしないように、この夏を元気で乗り切ってください。 | |||
| また熱中症にならないよう、体調管理には十分気をつけましょう。 | |||
| 番号 | 特選 5句 | 俳 号 | |
| 20 | 在りし日の母の姿や白絣 | 泉 | |
| 母は和服のよく似合う人でした。白絣を着た人を見て母を思い出す | |||
| のである。 | |||
| 28 | 一服のお茶のもてなし青楓 | 楓 花 | |
| お茶会での一こまか、楓の若葉が目に染みるるように美しい。 | |||
| 風情のある光景です。 | |||
| 32 | 片影や歩幅合わせて老夫婦 | さつき | |
| 暑さを避けて日陰の涼しい所を妻の歩幅に合わせて歩く仲睦ましい | |||
| 老夫婦。微笑ましい情景です。 | |||
| 35 | かき氷蜜はそれぞれ三姉妹 | コスモス | |
| 猛暑日の夜市、ゆかた姿の三姉妹がかき氷をおいしそうに食べる。 | |||
| 仲の良い姉妹ですがかける蜜はそれぞれ違うのである。 | |||
| 39 | 浄瑠璃寺の森しんしんと青葉木菟 | 泉 | |
| 青葉木菟はフクロウ科の夏鳥。夜になると広い境内に寂しい声で鳴く。 | |||
| 情景がよく見えます。 | |||
| 入選 20句 俳 号 | |||
| 1 | 露明けの茶会の花を剪りにけり(添削) いなご | ||
| 4 | 風鈴や夕暮ひとり窓の外 峰 生 | ||
| 6 | 初対面同士乾盃生ビール 哲 朗 | ||
| 12 | 岩穴に吹き出す風や罌粟の花 越 | ||
| 14 | 明早し耳で朝刊待ちゐたり 越 | ||
| 16 | 小魚の黒く群れたる夏の川 いなご | ||
| 17 | 山低き北の大地に風薫る(季語がないので添削) 千 柳 | ||
| 18 | 八十や免許更新夏の空 まこと | ||
| 19 | 日覆になれとゴーヤに水をかけ 千 柳 | ||
| 21 | ひと夏がもうひと夏に古簾 コスモス | ||
| 22 | 義仲寺の芭蕉の花や墓二つ いなご | ||
| 23 | 草花も生気に満ちる驟雨かな 石の花 | ||
| 25 | リラ香るこれが噂の時計台 千 柳 | ||
| 26 | 風鈴の音かろやかに無人駅(季重ねなので添削) 泉 | ||
| 27 | 早朝の涼しきときを畑仕事 浩 風 | ||
| 31 | ほいほいの館を目指せ油虫 石の花 | ||
| 34 | 古希祝い産地疑問のうなぎ食む そらまめ | ||
| 36 | 梅雨あがり何処まで上がる温度計 菜の花 | ||
| 42 | 満開のひまわり愛でてメール打つ そらまめ | ||
| 43 | 対岸の草刈匂ふ石手川 さつき | ||
| 47 | たわわなる枇杷の実揺らす十屯車(季語がないので添削) さつき | ||
| 問題句 | |||
| 24 | 緑陰のベンチにラジオ犬連れて 物が多すぎます。 | ||
| 30 | 願い事小さき七夕笹飾る 七夕は飾りつけたものをいいます。 | ||
| 33 | 夕風にさわわ波打つ青田かな 「さわわ波打つ」と言いますか? | ||
| 45 | 老い二人パズルに興ず秋夜長 「夜長」とは秋のことで「秋夜長」とは | ||
| 言いません。 | |||