番号  選 句 & 披 講 俳 号 得票        
1 小春日や足湯に並ぶ影法師 哲 朗 4票
( 泉 ) ゆったりとした情景がうかびます。
(千 柳) 家族連れかな、それとも恋人同士?
(菜の花) のどかな光景ですネ
(コスモス)小春日の長閑な景色です。
 
2 芭蕉忌や「奥の細道」ある来たし 媛 香 2票
(浩 風) 足、腰に自信が無くなり、気持ちだけは、あります。
(菜の花) 出来ればいいですね
 
3 キラキラと光のシャワー聖誕祭 2票
(彰 子) 今日は聖誕祭、光がシャワーのように美しい。
(初 霜) イルミネーションがシャワーですか素晴らしいですね。
 
4 十二月来る熟年のフラダンス 彰 子 1票
( 越) 寒くても素足で頑張る熟年パワーの発表会。
 
5 冬紅葉褒めて今年の別れとす 楓 花 2票
( 泉 ) 来年もきれいな紅葉を見せてください。
(さつき) 今年の格別綺麗でしたのでわたしも同じ感想です。
 
6 煤払い軒も扉も清楚なる 石の花
 
7 忘年会月も微笑む帰り道 菜の花 3票
(哲 朗) 楽しい忘年会だったことでしょう。
(そらまめ)ほろ酔い気分で・・・いい気持ち。
(楓 花) いい気分で眺めた月、いいですね〜
 
8 目標に千歩足らずや蜜柑剥く  越 6票
( 泉 ) 又、明日がんばりましょう。
(千 柳) 念頭の誓いに及ばず。マー蜜柑でも食って。
(いなご) 目標は1万歩ぐらいでしょうか。帰って食べる蜜柑は
         いつもよりおいしいことでしょう。
(まこと) 目標の千歩は次にして蜜柑むぐがおもしろい
(媛 香) 目標は10000歩? 喉の渇きには蜜柑が良いですね。
(さつき) 目票を決めてのウォ−キング良いですね。季語が効いていますね。
 
9 通過駅右往左往の落紅葉 まこと
 
10 夫の手の出番の多き師走かな さつき 4票
(千 柳) 私もこき使われています。
(哲 朗) 大掃除などはご主人に頼みたいものです。
(彰 子) 婦唱夫随が家庭円満の秘訣。
(石の花) 師走ともなると女の手だけではことが収まりませんね。
 
11 落日のヨットハーバー虎落笛(もがりぶえ) そらまめ 5票
☆ マストから下がる多数のワイヤーに風が唄います。
( 泉 ) ヨットハーバーに虎落笛の季語が良いですね。
(哲 朗) ヨットのマストに風が吹きつける音はさびしさを感じます。
(峰 生) 夕闇迫る寒風の港l。絵のような状景が浮かびます。
(コスモス)虎落笛の使い方、絶妙です。
(さつき) 景が見えて一番好きな句です。
 
12 枯菊の賞の名残りもなかりけり 哲 朗 4票
(千 柳) 賞ではなく、どんな芽が来年出るかです。
(いなご) 色も香りもよかった菊も枯れてしまってはね・・・・
(彰 子) 栄枯盛衰は世の習い、賞を貰った菊も枯れると哀れ。
(媛 香) 立派に育て賞まで頂いた菊の花も枯れてしまえばただの菊ですかぁ〜
      人間も同じ事が言えそうですね(^^)。
 
13 行く年の思い静かにシチュー煮る 楓 花 2票
( 泉 ) ゆっくりとしたシチューを煮る時間、美味しく出来上がった
      ことでしょう。
(まこと) 下五のシチュウー煮るに思いが込められている
 
14 配線の見ゆる昼間の聖樹かな いなご 4票
(千 柳) 面白い観察眼
(そらまめ)フムフム・・・夜の景色とは大違い。
(媛 香) イルミネーションの美しさも夜だから良いのです。配線
         は発見です
(コスモス)ちょっと白けた感じですか。
 
15 古里のこの池が好き鴨も好き さつき 5票
(峰 生) 貴方にとってかけがえのない池と鴨なのでしょう。
(彰 子) 池が好き、鴨が好きと畳み掛けて詠んだところが良い。
(菜の花) きっとみんなも好きでしょう
( 越) 幼き頃の思い出の場所。リズミカルな句。
(楓 花) 故郷の懐かしい景色、いつまでも。
 
16 神様がくれたお日和布団干す 楓 花 1票
(初 霜) たまにきたお日和はありがたいものですね。
 
17 落日のぐらりと揺るる年の暮 彰 子 1票
( 越) 夕日が大揺れに揺れる程忙しい年の暮。
 
18 笹鳴きやふと立ち止まる寺の坂 いなご 2票
(哲 朗) 情景が良く出ています。
(峰 生) ふとした笹鳴きからすっと詩情が湧いていいですね。
 
19 点滴の日課いつまで冬日和 浩 風 2票
(初 霜) 早く点滴日課が終わるといいですね。
(楓 花) いいお日和なのに、悔しいですね。早く回復されますように。
 
20 ラジオ鳴る妻を合方障子貼り そらまめ 2票
☆ 「そちら引っ張って・・」障子貼りは二人でやると楽です。
(まこと) 二人協力して障子の張替えまた楽しいですね
(石の花) 二人での作業は楽しいですね。
 
21 紅葉散る有情の雨が華添える 千 柳 1票
(菜の花) 綺麗な光景・・・
 
22 砥部焼の湯湯婆(ゆたんぽ)並ぶ金物屋  越 6票
(いなご) 陶器と金物屋の取り合わせがおもしろい。
(彰 子) 砥部焼の湯湯婆が金物屋に並んでいるのがおもしろい。
(そらまめ)湯たんぽって面白い字を書くんですね。
(媛 香) 砥部焼は陶器なのに金物屋に並び売られている湯湯婆なのです。
      面白い取り合わせ。
(コスモス)エコに目覚めた客が多いのですね。
(楓 花) 湯たんぽが見直されていますね。「砥部焼」のもの、
      見てみたいですね〜
 
23 健忘と宝探しに日々冬至 峰 生
 
24 人生に定年はなき去年今年 まこと 5票
( 泉 ) いつまでも青春、がんばりましょう。
(浩 風) 何かに打ち込む気概、元気で良いですね。
( 越) 定年は無いけど一年が過ぎるのが早いこの頃。
(コスモス)去年今年の使われ方が上手です。
(さつき) 生涯お元気で頑張って欲しいです。
 
25 空仰ぎ小春の平和しみじみと 峰 生
 
26 気のせいかジングルベルに覇気が無い 千 柳 2票
(そらまめ)100年に一度の「変」ですもの。
(媛 香) 今年のクリスマスはとても静かっだったように思われますね。
      100年来の不況の精でしょうか?ジングルベル=クリスマスですね。
 
27 冬の雁群れて湖面のざわめける コスモス 1票
(楓 花) 雁の群れているところだけ、湖面がざわめいている・・・の
      表現が面白いと思いました。
 
28 幸せは平凡でよし蓮枯るる 彰 子 3票
(まこと) 豪華な蓮より目立たない平凡な人生がよい
(石の花) 平凡で何事もちょうど良いのが幸せです。
(初 霜) 平凡ほど幸せなことはないですよ。
 
29 煮凝りと聞けば亡父の手酌酒 さつき 3票
(哲 朗) 亡きお父さんが偲ばれます。
(浩 風) 私も煮凝りは大好きです。いいですね。
(初 霜) 私も煮凝りは子供の頃から大好きです。
 
30 夕暮れやざわめきの中年暮るる 石の花
 
31 待ちわびる帰郷の娘干布団 4票
(千 柳) その親心、よく判ります。
(峰 生) 娘さんへの優しい思い入れがそっと伺えます。
( 越) 子の帰りを待つ親心。
(そらまめ)うちもやりましたよ。
 
32 紅葉より人と車の嵐山 菜の花 1票
(石の花) 観光地は何処へ行っても見えるのは人と車ばかりですね。
 
33 汽笛鳴る城下の町や山粧(よそ)う そらまめ 2票
☆ 坊ちゃん列車と紅葉した城山のコラボが見事です。
(菜の花) 松山のシンボルですよネ
( 越) 坊ちゃん列車行き交うNTT前から見るお城山の情景。 
 
34 波除けのどの一つにも冬鴎 まこと 2票
(コスモス)冬の海の景色、よく捉えています。
(楓 花) きれいに並んだ鴎、不思議な気さえしますね〜 
 
35 腰痛の手術まぬがる霜夜かな 浩 風
 
36 夜半の風寺井に桜落葉かな  越 2票
(いなご) 景色がよく見えます。
(浩 風) 寺の境内の静かな景ですね。
 
37 極月のパソコン日記打ち納む コスモス 1票
(媛 香) 早々と今年の日記記載は終わりですか?
 
38 被爆地のブロンズ像に木の実降る 媛 香 2票
(峰 生) 沈黙の銅像の物悲しさがここにあるようです。 
(いなご) 被爆地も木の実の降るような土地になってよかったです。
 
39 湯殿からほのかに香り冬至の湯 哲 朗 2票
(浩 風) ゆず湯の香りいいですね。
(まこと) ほのかな柚子の香り最高です
 
40 陵(みささぎ)の堀に陣なす浮寝鳥 いなご 2票
(浩 風) いい景ですね。
(彰 子) 浮寝鳥がまるで陵を守るように陣をなしている。
 
41 行く年や息災払いわれ老いる 石の花
 
42 同窓も老いて集へりしぐれ宿 峰 生 2票
(まこと) 季語がぴったりです
(そらまめ)同窓会体調の話しが巾きかし(^o^)。
 
43 幼き子「湯ざめ」は怖いと泣き叫ぶ 媛 香
 
44 いろいろと多かりし年暮れんとす 菜の花 1票
(石の花) 今年も確かにいろいろなことがありましたね。
 
45 木枯らしや空車を拾う客も無く 千 柳 3票
(峰 生) 私がタクシーの運転手なら同様の句ができるかも。 
(菜の花) 不景気ですネ
(さつき) 景気の悪い年の暮れの表情が良く出ていると思います。
 
46 退院の大安晴天年の暮 浩 風
 
47 年の瀬やゴミ収集のオルゴール コスモス 1票
(哲 朗) 年末の慌ただしさを感じられます。
 
48 石蕗咲くや水平線の海の碧 4票
(いなご) 黄色と碧色の対象がいいですね。
(石の花) 情景と季語がよく合っていますよ。
(初 霜) 海の碧と石蕗の花の黄色との取り合わせがいいですね。
(さつき) 黄色の石蕗の花と海の碧の取り合わせが綺麗です。
平成 20年12月1日〜平成 20年12月20日 投句分
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第 48回 披 講