第 51回 披 講
平成 21年 3月1日〜平成 21年 3月20日 投句分
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互 選 句
番号      選 句 & 披 講 俳 号 得票
1 白鷺の飛び立つ雄姿春の川 さつき 2 票
(千 柳) 春を象徴する美しく清らかな風景
(峰 生) 飛び立ちを雄姿と捉え、引き締まった美しい句になってますね。
2 菜の花や入り江は夕日のミュージアム コスモス 3 票
(いなご) 菜の花を見て夕日を見て幸せ気分ですね。
(媛 香) 菜の花の真っ黄色さと入り江の夕日の燃えるような赤に作者は
       感動したのでしょうね。景が」見えるようです。
(楓 花) 菜の花の黄色と夕日の色で、素晴らしい景色だったのですね!
3 桜咲く出会い別れの刻の声
4 黄砂降る日本列島包み込む 媛 香 3 票
(哲 朗) 今年も黄砂で悩まされます。
(まこと) 素直に詠まれています
(ゆづき) 毎年の事ながら、今年は酷かったね
5 春雷に頭抱えて走り込む 石の花
6 昨年の発芽は今日と花日記 千 柳 2 票
(そらまめ)去年のことが思い出される、花日記いいですねー。
(さつき) お花作りのお好きなですね。好きな句です。
7 麗らかや時刻正しき花時計 コスモス 3 票
(さつき) 綺麗に咲いた花時計が目に浮かんできます。
(まこと) うららかな春の風情が出ています
(彰 子) 手入れが良いのであろう。咲き誇る花時計が美しい。
      そして時刻を正確に刻んでいる。美しい景。
8 満開に人々癒し寒桜 菜の花
9 春の夕菩薩のごとき師を仰ぐ 2 票
(峰 生) 夕日に向かい毅然とした恩師の銅像が浮かびます。
(彰 子) 慈愛に満ちた、まるで菩薩のような師と共にひととき
      を過ごす。しみじみと幸せを感じる。
10 太陽に向かひて咲きぬ黄水仙 浩 風 2 票
(千 柳) 日光を浴びると、皮膚がんになるというの人間だけ
( 越) お日様とお見合いしながら綺麗に咲いている様子
11 春の野にジャンケンポンの靴の跡 さつき 9 票
(そらまめ)かわいい足跡、レンゲ畑かな?。
( 泉 ) 子供達の明るい笑い声がきこえてきそうです。
(哲 朗) 春到来情景が良く出ています。
(峰 生) 夕暮れです。友達はもう居ない。一人ぼっちの子供の私です。
(媛 香) 子供の溌剌さジャンケンで負けたら鬼のかくれんぼ!
      でも靴の跡で見つかっちゃう可愛らしさ…
(菜の花) 子供の元気な姿が目に浮かびます
(彰 子) のどかな春の野で楽しく遊んでいたのであろう。ジャン
      ケンポンの足跡が無数についている。微笑ましい句。
( 越) 春泥に小さな靴跡が見えて来ます
(初 霜) 柔らかい草原でしょうか,靴の後が可愛いですね。
12 春風や昇段決まる帯の色   越 5 票
(さつき) 柔道ですね。良かったですね。
(まこと) 昇段決まる心地よい春の風最高です
(浩 風) おめでとう。黒帯ですか春風が似合いますね。
(コスモス)昇段の帯の色は春の色でしょうね。
(彰 子) 精進の甲斐あって念願の黒帯になる。春風が心地良い。
13 流氷の軋むはるかにハバロスク 彰 子 3 票
(哲 朗) 雄大な風景が目に浮かびます。
(いなご) 風景がよく見えます。
(ゆづき) ハバロスクとは懐かしい思いがする
14 句の一つ悩む一日や地虫出ず まこと 1 票
(コスモス)啓蟄の句を詠むつもりでしょう。
15 巣立つ子の未来を夢に春立ちぬ
16 春を待ちゐる一筋の水光り 彰 子
17 水温む白鳥ゆったり尾を引いて 菜の花
18 病床に猫の恋路がけたたまし 千 柳 1 票
(そらまめ)病気でなくても、うるさいですね、全く腹が立つ!。
19 古刹庭涅槃桜の咲き乱れ 石の花 3 票
(浩 風) いい景ですね。
(媛 香) 古刹の涅槃さくらどのサクラよりも早咲きですね。古刹庭だから
      句が生きているように感じました。が、でも付きすぎかも…
(初 霜) 古寺でも涅槃桜が綺麗に咲き賑わしますね。
20 雪山河晴れわたりけり鳥の声 彰 子 2 票
( 泉 ) 春もそこに、鳥がさえずっている。
(いなご) 空の青さがよく見えます。鳥も鳴いて気持ちのいい景ですね。
21 八十路来て菠薐草(ほうれん)草も好物に まこと 4 票
(そらまめ)かなり偏食の強い方と、お見受けします。
( 泉 ) きらいだったほうれん草を食べていつまでもお元気で。
( 越) 好きになって良かったですね。野菜色々食べてお元気で!
(初 霜) 年取ると野菜がyくなりますね。
22 咲きゐたる彼岸桜や主亡し 浩 風 1 票
(菜の花) あちらこちらで空き家を見受けます。淋しい現象ですネ
23 園児等の願いを込めし流し雛 哲 朗 8 票
(浩 風) いい光景ですね。ニュースでも見ました。
(コスモス)流し雛の果てはどうなるのでしょうか。
(菜の花) 可愛いですね
(彰 子) 園児らの手作りの雛を願いを込めて次々と流されていく。情景が見える。
( 越) みんなで折った折紙雛を流しているのでしょうか?かわいいですね
(ゆづき) 何を願うの子供達は?
(楓 花) 手作りのお雛様でしょうか?
(初 霜) 園児等の手作り雛の川流しでしょうか,可愛いですね。
24 菜の花やリズムを刻む耕耘機 そらまめ 2 票
☆ 久しぶりのお天気、エンジンは快調でもしんどい作業です。
(浩 風) のどかな春の日の田園風景ですね。
(媛 香) リズムを刻む良いですね。土を掘り起こすダダダダと…。
25 三月やピンクの服の似合うひと 哲 朗 2 票
( 泉 ) ステキですね。
(石の花) どんな人でしょうか,目に浮かぶようです。
26 春泥や野点帰りのおんな下駄  越 4 票
(そらまめ)あそこの公園で、野点楽しんだのだな、下駄を見れば判る・・・。
(さつき) 着物の下から少し足首が・・色っぽいですね。
(いなご) 何となくひかれました。
(峰 生) 飾らない日常の一こま。何かを想像させてくれます。
27 白鷺がヒョイと飛び立つ花曇 そらまめ 1 票
☆ びっくりしたなー。
(浩 風) ヒョイとがいいですね。
28 香りよりまず流れ来て花菜風 楓 花 1 票
( 泉 ) 花菜風が良い季語ですね。
29 塀越しに物々交換春隣 コスモス 5 票
(千 柳) 暖かくなったと挨拶交わしながら
(そらまめ)野菜と伊予かんの交換ですか・・・。
(さつき) 春隣りがいいですね。
(まこと) 取り合わせが面白いです
(楓 花) 春が近づくと頂き物も多くなりますね。微笑ましい関係。
30 目に浮かべ心に描き初桜 楓 花 1 票
(石の花) 病床の人でしょうか,桜を見ることも出来ず,ありし日を思い出しますね。
31 揚げひばり脚が気になる名古屋便 そらまめ 1 票
☆ 着陸態勢に入ったボンバルディア機(名古屋便に就航)脚は出てるかな?、
  といつも見上げるのです。
( 越) 片足や胴体着陸はもうご免ですね
32 落ちてなお輝きのある椿かな いなご 3 票
(コスモス)椿は散るでなく落ちるですね。落ちてもなお美しい。
(彰 子) 椿の花は落ちてもなお美しものです。しばし眺め改めて感慨にふける。
(楓 花) 落ちても綺麗ですよね〜
33 空晴れて大地伝いに花便り 峰 生
34 縄張りのあるやも知れず鴨の陣 媛 香 2 票
(コスモス)鴨の陣の縄張りとは知りたいです。
(菜の花) 面白いですね
35 花の芽がもういいかいと顔を出す 千 柳 3 票
(哲 朗) もういいかいが良いです。
(菜の花) 待ちに待った春ですネ
(石の花) 可愛い光景ですね。早く咲くのを楽しみに。
36 卒園児にがほとゆめをカプセルに  越 3 票
(媛 香) 後何年先にカプセルを開けるのでしょう?今6歳として10年後だと
      高校生ですね大いに夢が膨らみますネ。
(菜の花) 何年か先が待ち遠しく、楽しみ・・・
(ゆづき) 大人になってカプセルを開けたら恥ずかしい思い がしませんか
37 山の辺の道のそこここいぬふぐり いなご 1 票
(まこと) 季語をうまく使われています
38 春雨に傘遠慮して濡れねずみ 峰 生 3 票
(千 柳) 濡れていこうと粋がって
(哲 朗) 春雨じゃ濡れて行こうではないですが無理は禁物です。
(石の花) 気の弱い方でしょうか,借りてゆけば良かったのに。
39 手作りの卵豆腐や山椒の芽 いなご 6 票
(さつき) トッピングの山椒の芽の香り美味しそうですな。
(媛 香) 手作りの卵豆腐美味しそう 山椒の芽のかほりが良いですね。
( 越) いい香り、そして美味しそう!
(楓 花) 美味しそう!手作りだからこその木の芽ですね。
(初 霜) 手作りは何でもよろしいですね。
(石の花) 山椒の芽は何とはなくいい香りがします。
40 月命日涅槃ざくらや満開に 媛 香
41 海水を舐めて春なる潮かな 浩 風
42 みちくさの児らスカンポにまっしぐら まこと 2 票
( 泉 ) すかんぽ、なつかしいですね。 
(いなご) 自然に親しむ子の姿がよくわかります。
43 風強く白木蓮の散る悲し 石の花 2 票
(浩 風) もう少し長く咲いてほしいですね。
(ゆづき) 木蓮の散り際は哀れですね
44 鶯の声の彼方をさがしけり 哲 朗 3 票
(千 柳) 声はすれども姿は見えず
(いなご) 私も鳴き声を聞いたらすぐ振り返ってみたりします。
(峰 生) 姿を見つけるのは中々難しいのでは。そこが良いのですね。
45 春の宵窓に映りし月の影 菜の花
46 しばし手を休め楽しむ落椿 さつき 4 票
(千 柳) 咲いているとき以上に落ち椿は美しい
(コスモス)掃き寄せていたのでしょうか。そのままにしておきましょう。
(楓 花) 私にも経験があります。じっと見ていたいですね。
(初 霜) ぽとりと落ちた音に手を休め椿の花を・・・
47 庭の花手入れ忘れも咲いて来る 峰 生
48 そっと見て誰に知らそか春の月  楓 花 5 票
(哲 朗) ふっくらと重みのあるだいだい色の月は綺麗です。
(まこと) 春の月人それぞれに思いがあります
(峰 生) ふと誰かとこの月影をいっしょに眺めたいのです。
(ゆづき) 繊細な感情の持ち主ですね
(石の花) 春の月がいいですね。何を見ているのでしょう