| 番号 | 選 句 & 披 講 | 俳 号 | 得票 |
| 1 | るんるんとお部屋のアート衣替 | 泉 | 1 票 |
| (千 柳) 衣替えをアートとはほほえましい | |||
| 2 | 特攻の文に涙す薄暑かな | 浩 風 | 2 票 |
| (哲 朗) 出撃する前に書かれた手紙でしょう、胸が痛みます。 | |||
| (さつき) 特攻と言えば万感胸に迫るものがあります。 | |||
| 3 | 蒔かぬ種庭一面の野草かな | 千 柳 | 1 票 |
| (写太郎) 雑草は逞しいですね、強い生命力を感じます | |||
| 4 | きりもみでふはりと積もる竹落葉 | そらまめ | 4 票 |
| ☆ 竹の秋、細長い枯葉は、クルクル回りながら落ちてきます。 | |||
| (千 柳) 綺麗な状況描写 | |||
| (哲 朗) 竹林の情景が良く出ています。 | |||
| (いなご) 竹の葉の落ちる状態をよく見ていると思います。 | |||
| (石の花) きりもみで落ちる光景が静かですね。 | |||
| 5 | 緑陰に来てはしゃぐ雀たち | 石の花 | 3 票 |
| (コスモス)雀たちも涼しいほうがいいのでしょうか。 | |||
| (彰 子) 雀も緑陰が心地良いのであろう。楽しそうに囀っている。 | |||
| (写太郎) 最近は雀も少なく成りましたね | |||
| 6 | 囀りや念仏堂に爺ひとり | 彰 子 | 1 票 |
| (浩 風) 爺ひとりが景を引き立てていますね。 | |||
| 7 | 枕辺にさえずりありて幕開く | 千 柳 | |
| 8 | 退院や窓いっぱいに風光る | さつき | 6 票 |
| (いなご) 退院の喜びがよくでている句ですね。 | |||
| (楓 花) 我が家の窓を開けて光る風を味わえる喜び! | |||
| 退院できて、よかったですね〜 | |||
| (コスモス)退院のうれしさが伺われます。 | |||
| (峰 生) 退院の喜びがじっと伝わってきます。 | |||
| (媛 香) 退院出来た時のうれしさが窓いっぱいに光る風に現れていますね。 | |||
| (まこと) 素直に詠まれており季語がぴったりです。 | |||
| 9 | 果物やリンゴアレルギー蕁麻疹 | 媛 香 | |
| 10 | 取り寄せの新茶母から貰いけり | 楓 花 | 2 票 |
| (まこと) 優しいお母さんの心をうまく詠われています。 | |||
| (彰 子) お茶どころから取り寄せたばかりの高価な新茶を貰う。 | |||
| 幾つになっても母心。ありがたいことである。 | |||
| 11 | 麦の穂や白装束の見え隠れ | いなご | 8 票 |
| (哲 朗) 麦畑を行く徒遍路の鈴の音が聞こえてきそうです。 | |||
| (コスモス)白装束はお遍路さんですね。 | |||
| (石の花) 最近歩き遍路をよく見かけますが麦畑の光景とよくまっちしています。 | |||
| (媛 香) 白装束はお遍路さん、でも遍路は春の季語なので季重ねを避けて | |||
| 白装束と詠まれた、上手いなぁと思いました。白と麦の色のマッチがいい… | |||
| (さつき) お麦の色・空の色・白い衣装など色々の色が見えて来て良いですね。 | |||
| (菜の花) 良い光景ですネ | |||
| (そらまめ)お遍路さんだとすぐ解る、ご当地俳句ですね。 | |||
| (彰 子) 麦が熟れる頃になると遍路が多くなる。麦の穂と白装束の | |||
| コントラストが美しい。 | |||
| 12 | 花蜜柑匂ふや母のひとり居て | 彰 子 | 2 票 |
| ( 泉 ) 蜜柑の咲く故郷でお母さまが一人頑張っておられる。 | |||
| (そらまめ)一人住まいの母の家には、昔からの蜜柑の木がある・・・・。 | |||
| 13 | 青嵐スズメ踊りて飛びたちぬ | 菜の花 | |
| 14 | 渡り鳥去りたる池の鯉さみし | そらまめ | 1 票 |
| ☆ 賑やかな鳥達は、北へ旅立ち、新緑の写る静寂の池には鯉たちが・・・ | |||
| (石の花) 渡り鳥の去った池を題材にした所がよいと思います。 | |||
| 15 | 長崎の夜景の人出初夏の風 | 浩 風 | 1 票 |
| (峰 生) 賑やかな初夏の夜景が偲ばれます。 | |||
| 16 | 葱坊主直立不動畑の番 | まこと | 4 票 |
| (千 柳) 凛々しく神々しい | |||
| (哲 朗) 畑の番が面白いです。 | |||
| (楓 花) 直立不動の姿は、本当に「畑の番」をしているようですよね! | |||
| (菜の花) 愛嬌があって良いですね | |||
| 17 | 麦熟るる黄金平野コンバイン | 媛 香 | |
| 18 | トランプを藤のテラスで爺は負け | 峰 生 | |
| 19 | 対向車巧みに往来風薫る | コスモス | 1 票 |
| ( 泉 ) 風かおる中のドライブ、気持ちが良いですね。 | |||
| 20 | 年経てもなお萌えそよぐ若葉道 | 峰 生 | |
| 21 | 初夏の鬼の洗濯岩に佇つ | 浩 風 | 1 票 |
| ( 越) 潮の香りのする清々しい風景 | |||
| 22 | 虎杖(いたどり)を腕いっぱいに懐かしむ | 泉 | 4 票 |
| (浩 風) 昔、山で採ったことを想い出します。 | |||
| (まこと) 子供の頃の想出ですか。 | |||
| (初 霜) 最近は、虎杖をあまり見かけませんね。 | |||
| (写太郎) 高知の人は喜ぶが、松山では馴染まず | |||
| 23 | 夏燕駅舎に戻り宙返り | 媛 香 | 3 票 |
| (さつき) 駅舎の中の様子も想像出来ますね。 | |||
| (菜の花) スリルがあって良いですネ | |||
| ( 越) 雛を育てる為に忙しい親燕 | |||
| 24 | 扁額の文字読み難し楠若葉 | コスモス | 4 票 |
| (千 柳) なかなか名筆ですね しかし何と読むのだろう | |||
| (浩 風) 草書の文字は読み難いですね。 | |||
| (いなご) お寺やお宮で見かける風景ですね。 | |||
| (峰 生) 若葉が古い額をそっと包んでいますね。 | |||
| 25 | 山里の天中に舞う鯉のぼり | 哲 朗 | 3 票 |
| (コスモス)渡したこいのぼりですか。どちらにしても勇壮です。 | |||
| (石の花) 最近は,山里の渓谷や湖上に沢山の鯉のぼりを泳がせていますね。 | |||
| (菜の花) 山とのコントラスト、元気があって良いですネ | |||
| 26 | 葉桜や園児の作る泥団子 | いなご | 8 票 |
| (哲 朗) 無心に泥団子を作る園児たちの様子が良く出ています。 | |||
| (浩 風) 可愛い小さな手でにぎる泥遊び、いいですね。 | |||
| (楓 花) 葉桜となった園庭で、夢中で泥団子を作っている園児が | |||
| 目に浮かびますね。 | |||
| (コスモス)葉桜の季語がなかなかいいです。 | |||
| (峰 生) 園児たちは桜餅でも作っているのかな。 | |||
| (菜の花) 可愛いですね。桜餅でしょうか? | |||
| (彰 子) 葉桜の陰で園児が夢中に泥団子をつくっている。微笑まし光景。 | |||
| ( 越) 桜の木陰でままごと遊び | |||
| 27 | 朝顔が音もたてずに土を割る | 千 柳 | 1 票 |
| (楓 花) 思えば自然の不思議は周りにいっぱい! | |||
| 28 | むくむくと山動くかに樟若葉 | まこと | 6 票 |
| ( 泉 ) すばらしい景が浮かびます。 | |||
| (楓 花) 一日一日、若葉が茂って行く様を、むくむくとと上手に | |||
| 表現できましたね。 | |||
| (媛 香) 写生句ですね。ほんとに山が動くように感じますね。 | |||
| (さつき) 山動くかにの表現が好きです。 | |||
| (そらまめ)ムクムクと山動くかに・・・・面白い表現だと思います。 | |||
| ( 越) 城山の樟若葉の景が浮かびました | |||
| 29 | 庭陰で十薬の花ひそやかに | 石の花 | |
| 30 | 焼き畑や武者絵が泣く麦の秋 | そらまめ | |
| ☆ 麦わらを焼く煙はモウモウと、鯉のぼりも咳き込んでいます。 | |||
| 31 | 十薬の十字の花や清々し | 石の花 | 1 票 |
| (初 霜) 十薬の香りとその花の清楚さが感じられます。 | |||
| 32 | 俎板にどんとのったる初鰹 | 哲 朗 | 7 票 |
| ( 泉 ) 大きくて活きの良い初鰹 | |||
| (浩 風) どんとのったる、がいいですね。 | |||
| (いなご) 大きさ、おいしさが見えてきます。 | |||
| (媛 香) 旬の鰹が一本売りされているスーパー家庭で調理は大変… | |||
| 俎板にどんとがいいですね。 | |||
| (初 霜) 初鰹の生きの良さが伺えます。 | |||
| (菜の花) 豪快ですね | |||
| (彰 子) 初鰹が俎板のどんとのっている。たたきにするか腕のみせどころ。 | |||
| 「どんとのったる」が良い。 | |||
| 33 | 薔薇垣の色で探しぬ友の家 | 楓 花 | 4 票 |
| (千 柳) ○○の角を曲がってバラのある家です | |||
| (峰 生) 久しぶりならバラ色で探すのもいいでしょう。 | |||
| (石の花) 家を探す特徴を良く現していますね。 | |||
| (そらまめ)ピンクのツルバラが目印ですよ・・・、なんて今頃の道案内にピッタリですね。 | |||
| 34 | すっぽりと若葉をかぶる大師堂 | 哲 朗 | 1 票 |
| (媛 香) 新緑に覆われている大師堂見えるようです。 | |||
| 35 | 若葉風お茶席巡る一日かな | さつき | 1 票 |
| ( 越) 美味しいお茶をいただき、いい一日でしたね | |||
| 36 | 夏めくやブラウス脱いで腰に巻き | まこと | 2 票 |
| (千 柳) 若い娘の夏ファッシヨンショウ大街道の散歩は楽しい | |||
| (初 霜) 若者によく見かける光景ですね。 | |||
| 37 | 芝桜今が見頃とメールあり | 菜の花 | 1 票 |
| (そらまめ)NEONのお喋りに、写真入りで紹介されて、行きたいなー。 | |||
| 38 | 初夏や酒蔵並ぶ清き町 | 楓 花 | |
| 39 | しゃぼん玉少女の顔も写しおり | さつき | 4 票 |
| (楓 花) 可愛い様子!! | |||
| (まこと) シャボン玉遊びの子供ら楽しそうです。 | |||
| (彰 子) しゃぼん玉がどんどん膨らんでいく。そのしゃぼん玉に小女の | |||
| 顔が写っているという微笑まし光景。 | |||
| (写太郎) シャボン玉に映る顔などきめ細かい観察恐れ入ります | |||
| 40 | 空海の行きし径なりがまがえる | 彰 子 | 7 票 |
| ( 泉 ) がまがえるがおもしろい | |||
| (いなご) 辺りの風景を想像することが出来ます。 | |||
| (石の花) 山中古道にがまがえる良いとりあわせです。 | |||
| (まこと) 取り合わせがおもしろいです。 | |||
| (初 霜) どんな道かな、がまがえるが良く現しています。 | |||
| (さつき) 空海もきっとがまがえるに出会っていたでしょうね。 | |||
| (そらまめ)歩き遍路では蛙も蛇も迎えてくれる。 | |||
| 41 | 打抜きの水湧く町や花水木 | いなご | 6 票 |
| (峰 生) 西条だったかな。街路樹の下あたりで水がこんこんと | |||
| 湧いてたようでしたが。 | |||
| (媛 香) 花水木が水湧く町にマッチしていると思いました。 | |||
| (まこと) 明るい街の風景をうまく詠まれています。 | |||
| (さつき) 湧き水に花水木綺麗な取り合わせですね。 | |||
| (写太郎) 水の豊かな所が羨ましいです | |||
| ( 越) 水の街西条の景が浮かびました | |||
| 42 | 陣羽織着せて撮りもす初節句 | コスモス | 5 票 |
| ( 泉 ) 凛々しい初節句の様子が見えるようです。 | |||
| (浩 風) きれいに撮れましたか、楽しい一日ですね。 | |||
| (いなご) 男児誕生で喜び一杯の様子がよくわかります。 | |||
| (初 霜) 初節句、可愛い記念になりますね。 | |||
| (写太郎) 孫の晴れ姿に目を細める爺と婆 | |||
| 43 | 雨上がるきらりと光る里若葉 | 泉 | 1 票 |
| (哲 朗) 雨上がりの情景が良く出ています。 | |||
| 44 | ジャスミンが庭から薫りママ昼寝 | 峰 生 | |
| 45 | 名も知れぬ花鉢一杯にこぼれ咲き | 菜の花 | |
