番号 |
選 句 & 披 講 |
俳 号 |
得票 |
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1 |
自転車を押して着きたるダム薄暑 |
コスモス |
1 票 |
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(楓 花) 水がどれくらいあるか、自転車を走らせたのでしょうか? |
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少年の日の夏のような印象。 |
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2 |
母の胸大海原をゆくヨット |
泉 |
1 票 |
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(楓 花) 大海原は母の胸。ゆったいとゆくヨット。いい気持ちですね。 |
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3 |
職退きてJAマークの夏帽子 |
まこと |
4 票 |
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(いなご) ビジネスマンから農業へ。「JAマーク」がいいですね。 |
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(そらまめ)晴耕雨読、本腰を入れて野菜作りだ・・・ |
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(さつき) JAマークの使い方が好きでした。 |
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(石の花) JAマークで農業のイメージを良く出しています。 |
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4 |
軽鴨(かるがも)の子の肩よせあひし池の蓮 |
泉 |
2 票 |
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(峰 生) かるがもの可愛い寸景を捕らえましたね。 |
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(ゆづき) こんな句の写真が有りましたね |
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5 |
手に留まる元気印の蛍かな |
そらまめ |
1 票 |
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☆ オホ来たか!、大きな源氏蛍でした。 |
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(コスモス)蛍に好かれましたね。 |
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6 |
蛍追う子等駆け行けり土手は闇 |
峰 生 |
4 票 |
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(千 柳) 危ないよー気をつけてねー |
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(哲 朗) 元気にはしゃぐ様子が良く出ています。 |
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(まこと) 蛍狩りの情景よく出ています。 |
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(ゆづき) ホタルに夢中で暗闇の足下気をつけて |
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7 |
紫陽花や亡母の句帳に見ゆ苦吟 |
まこと |
1 票 |
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(楓 花) お母様もされていた「俳句」。苦吟のあとも懐かしい。 |
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8 |
旱(ひでり)梅雨断水に泣く厨人 |
石の花 |
1 票 |
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☆ 今年も、少雨で断水騒ぎが・・・・ |
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(コスモス)台風3号に助けられました。 |
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9 |
薫風やカラクリ時計待つ足湯 |
浩 風 |
7 票 |
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( 泉 ) 足湯を待つ間に薫風がほほをなで心地よい。 |
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(コスモス)とてもきれいな句です。 |
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(そらまめ)時間待ちには最適です。 |
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(彰 子) 足湯に漬かりながらカラクリ時計の始まるのを待つ、 |
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心地よいひととき。 |
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(さつき) 情景が眼に浮かんできます。 |
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(峰 生) 道後では旅人への素敵な憩いの場となってるね。 |
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(ゆづき) 足湯をしながらカラクリ時計の時報を待つ間の気持ちよさが |
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薫風と言う季語で生きているように思います。 |
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10 |
明易し術後の姉のそばにいて |
いなご |
5 票 |
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(哲 朗) お疲れ様、看病していて気が付くと東の空が白んでいた。 |
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(そらまめ)もう夜が明けたの、看病の疲れがチョッピリ・・・ |
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(さつき) 術後の看病は大変ですね。明易しがきれいに使われています。 |
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(ゆづき) お姉様の側で心配そうに看護をされている明けがたまで |
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眠れなかった様子が目に浮かびます。 |
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(楓 花) 長い病院の夜も、今は明けやすい。お優しい妹さんに看て |
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いただけて、御姉さまはお幸せですね。 |
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11 |
水羊羹スプーンで崩し掬い食ぶ |
媛 香 |
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12 |
つばめチャン押しへし合って餌ねだり |
峰 生 |
1 票 |
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(千 柳) 生存競争は厳し |
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13 |
設える小川に蛍明滅す |
コスモス |
1 票 |
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(ゆづき) 綺麗なお句せせらぎの小川に螢の明滅もう少し闇になれば |
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飛ぶのでしょうね。 |
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14 |
砲台の跡や燕のひるがへり |
彰 子 |
2 票 |
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(浩 風) 戦時中田舎で、山間からアメリカのグラマン機が、飛んできて、 |
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翻っていたのを、燕に見立てて、思い出します。 |
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(いなご) 長閑な景色が見えます。 |
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15 |
朝涼し群れて騒ぐや雀たち |
石の花 |
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☆ 雀の囀りで目が覚めます。 |
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16 |
山帰来(さんきらい)の青き葉を敷き冷奴 |
楓 花 |
3 票 |
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(さつき) 青い葉っぱに白い冷や奴美味しそうですね。 |
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(石の花) 冷や奴のこんな食べ方涼しそうですね。 |
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(ゆづき) 山帰来「春の季語」と冷奴「夏の季語」季重ねですが面白い |
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取り合わせでしたので頂きました。 |
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17 |
蛍狩りそっと手を出す崖っ渕 |
さつき |
1 票 |
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(コスモス)危ないですよ、気をつけましょう。 |
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18 |
源流へつづく径なり匂鳥 |
彰 子 |
2 票 |
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(まこと) 季語が生かされています。 |
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(峰 生) 奥山に行き心休まる野鳥の声を聞きたいです。 |
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19 |
紫陽花が天気予報を気にしてる |
千 柳 |
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20 |
噴水の裏七色に浮かびをり |
媛 香 |
1 票 |
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(楓 花) あまり気がつかないところをよく捉えられましたね。 |
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21 |
孫の掌の蛍をそっと放ちけり |
哲 朗 |
3 票 |
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(浩 風) やさしい気持ちが表れていますね。 |
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(峰 生) お孫さんに上手に納得させました。 |
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(ゆづき) 爺ちゃんの優しい気持ち一生忘れないだろう |
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22 |
若楓風に色あり味もあり |
さつき |
1 票 |
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(彰 子) 目の覚めるような美しい若楓。すがすがしい。 |
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23 |
万緑や史跡めぐりは里の道 |
楓 花 |
1 票 |
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( 泉 ) 緑いっぱいの道を歩く史跡めぐりも楽し。 |
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24 |
裏山にボッテリ昇る梅雨の月 |
そらまめ |
1 票 |
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☆ 空梅雨とは言え、スカット晴れない月夜は・・・・ |
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( 泉 ) 裏山とボッテリがとても通ずるものがある。 |
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25 |
節水と遠慮えんりょに百合へ水 |
峰 生 |
1 票 |
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(石の花) 庭の草花の水やりも気が引けますね。 |
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26 |
風薫る少し濃ひめのお茶を淹(い)れ |
彰 子 |
4 票 |
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(浩 風) 新茶を味わいながらの一服でしょうか。いいですね。 |
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(いなご) すがすがしい風の匂いの中で飲むお茶おいしそうです。 |
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(そらまめ)いい季節になりました。ほっと一息入れましょう。 |
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(さつき) 風薫ると濃いめのお茶の取り合わせがいいですね。 |
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27 |
亀の子のふいに顔出す炎暑かな |
浩 風 |
2 票 |
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(彰 子) 亀の子が顔を出して暑いですねと挨拶。 |
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(ゆづき) 亀の子「夏の季語」がふいに首を出したのですやっぱり暑かった |
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炎暑「夏の季語」季重ねが惜しい |
28 |
蛍さんレンズの前を飛んどくれ |
そらまめ |
4 票 |
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☆ 三脚で固定、蛍の舞が写真の決め手。 |
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( 泉 ) 少し濃ひめのお茶がいいですね。 |
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(千 柳) しかもゆっくり飛んどくれ |
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(哲 朗) シャッターチャンスは難しいです。 |
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(ゆづき) 写真家の心情よくわかる |
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29 |
ヘルシーに長茄子焼いて夕餉飯 |
石の花 |
1 票 |
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☆ 焼き茄子のあっさりしたおいしさが大好きです。 |
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(ゆづき) これからの季節、焼茄子はたまらん |
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30 |
六月の雨の雫のプレゼント |
泉 |
1 票 |
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(哲 朗) 今年は雨が少なく水が心配です。 |
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31 |
垣根越しおしゃべり続く梅雨晴れ間 |
千 柳 |
6 票 |
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(浩 風) 家内もよく長々と喋っています。 |
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(いなご) 景がよく見えます。 |
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(コスモス)おしゃべりはきっと渇水の話だったのでしょう。 |
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(まこと) 梅雨晴れのひと時なごやかな情景です。 |
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(峰 生) 隣の方との暖かい交流がいいです。 |
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(石の花) 最近は井戸端もなく、こんな風景ですね。 |
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32 |
風少し水いっぱいの植田かな |
いなご |
1 票 |
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(そらまめ)まさに水鏡、大きなキャンバス。 |
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33 |
茶飯事の事はメールで足る夏日 |
浩 風 |
1 票 |
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(彰 子) 今日も一日うだるような暑さでげんなり、茶飯事の、 |
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ことはメールですませる。 |
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34 |
菖蒲園行き交う傘の触れ合いつ |
哲 朗 |
3 票 |
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(千 柳) 賛美の声を掛け合って |
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(そらまめ)花も見頃、結構混んでいたんですね。 |
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(ゆづき) 余り広くはない菖蒲園なのでしょうね。傘がふれあう位の |
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35 |
ためらいつ夏掛けにするこの夕べ |
楓 花 |
3 票 |
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( 泉 ) 梅雨が明けるまで冬布団のままかいっそ夏掛けにしようか、 |
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迷いますね。 |
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(さつき) 夏がけに替える時の気持ちが良く出ています。 |
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(まこと) 生活の一こますんなりと詠まれています。 |
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36 |
蟇鳴くやぬるめ我慢の仕舞風呂 |
コスモス |
4 票 |
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(哲 朗) 田舎の様子が良く出ています。 |
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(浩 風) 昔、田舎での五右衛門風呂を思い出します。 |
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(まこと) 取り合わせが面白いです。 |
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(石の花) 仕舞風呂はぬるめでも我慢しますね。 |
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37 |
初めての吾子の寝返り初夏の風 |
さつき |
5 票 |
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(千 柳) どうぞ元気に育ってね |
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(いなご) 初々しさを感じます。 |
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(峰 生) 子供の成長は驚きと喜びの連続だね。 |
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(石の花) 初めての寝返りうれしい物ですね。 |
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(楓 花) どきどきしながら見ている前で、やっと出来た寝返り。 |
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初夏の風が気持ちいい!! |
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38 |
土塊と水の匂いの代田かな |
いなご |
1 票 |
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(彰 子) 代田はかっては人力や牛馬でやっていた。土塊と水の匂いが |
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広がる田園風景。 |
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39 |
デパ地下のバナナ売り場や吊り下げて |
媛 香 |
1 票 |
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(千 柳) ダイエットブームよ今いずこ |
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40 |
睡蓮の水面揺らせて開きけり |
哲 朗 |
5 票 |
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(浩 風) いい景ですね。 |
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(いなご) よく景を見ていますね。 |
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(コスモス)きれいな写生句です。 |
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(彰 子) 睡蓮の花がゆらりゆらりと咲いている。美しい光景。 |
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(まこと) よく見られて詠まれています。 |
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41 |
考古館空高々と桐の花 |
まこと |
2 票 |
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( 泉 ) 桐の花は大好きです |
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(哲 朗) 青空と桐の花の情景を良く捉えています。 |
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42 |
雨蛙の声を尋ねてさすらいぬ |
千 柳 |
1 票 |
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(ゆづき) 雨乞いの蛙何処にいるのやら |