番号 |
選 句 & 披 講 |
俳 号 |
得票 |
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1 |
パソコンのちょっと一服葛饅頭 |
いなご |
4票 |
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(哲 朗) 冷蔵庫で冷やすと美味しいです。 |
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(石の花) 和やかな風景ですね。さぞ美味しいことでしょう。 |
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(媛 香) 一服の葛饅頭がいいですね、 |
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冷た〜く冷やして…美味しそう |
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(ゆづき) 教室のお三時ですね |
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2 |
カラスには帰る宿あり秋近し |
千 柳 |
1票 |
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(そらまめ)ホームレスの句みたい(^。^) |
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3 |
首里城の朱の色極む大暑かな |
浩 風 |
5票 |
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(楓 花) 「朱の色極む」に、暑さも極まっている |
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感じが出ていますね。 |
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(まこと) 季語がよくきいています。 |
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(さつき) 首里城の朱の色が目の前に浮かんで来ます。 |
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(コスモス)首里城の朱と大暑があっている |
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(彰 子) 鮮やかな朱色の首里城を眺め、太平洋戦争の激戦を想う。 |
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4 |
仏前に初成りの茄子供えたり |
千 柳 |
2票 |
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(峰 生) お供えはどうしてもまず近況報告からですね。 |
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(コスモス)初成りの茄子を得た喜びが伝わってくる |
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5 |
踏み石のまわりに松葉牡丹かな |
いなご |
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6 |
海峡の茜の空や月涼し |
泉 |
3票 |
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(浩 風) 景がいいですね。 |
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(まこと) 美しい情景うまく詠まれています。 |
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(さつき) 爽やかな一句だと思います。 |
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7 |
街角に匂いのながる鰻の日 |
石の花 |
3票 |
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(哲 朗) 土用の丑の日の街角の様子が出ています。 |
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(そらまめ)おなかがグーッ、匂いで客を呼んでいる。 |
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(ゆづき) 蒲焼きの匂いには食欲が湧きますね |
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8 |
それぞれに役が定まり笹飾る。 |
コスモス |
3票 |
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(千 柳) 一杯飲みながらそれをニコニコ眺めている役がよい |
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(さつき) 幼稚園の七夕行事でしょうか、賑やかな |
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園児の声も聞こえて来ますね。 |
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(彰 子) 役割分担を決めて笹飾りをする。和やかな光景。 |
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9 |
海の日やヨット集いししまなみに |
そらまめ |
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☆ しまなみ海道開通10周年は、各地からヨットが |
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集まり、親善レースが行われました。 |
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10 |
散歩道触ってみたき大西瓜 |
まこと |
6票 |
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(浩 風) ちょっと、触ってみたい気になりますね。 |
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( 泉 ) そうそう、同感です! |
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(そらまめ)スイカの食べごろは音で判定します。 |
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(楓 花) 立派な西瓜、触ってみたいですね! |
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(媛 香) 大きい西瓜ポンポンと叩いてみたい気持ち |
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分かりますわ。甘いだろうな〜なんて |
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思いながら…お散歩です。 |
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(ゆづき) 畑の大きな西瓜さぞ美味かろう |
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11 |
花合歓(はなねむ)や優しき雨の一日なり |
楓 花 |
1票 |
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(まこと) 優しい合歓の花の感じいいです。 |
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12 |
短冊に願い事書く芋の露 |
媛 香 |
3票 |
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☆ 子供の頃七夕さまに願い事を芋の露で墨をすり |
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書きました思い出です。 |
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(浩 風) 芋の葉っぱの水ですった墨で書くと字が綺麗になり、 |
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願いが叶うといわれていますね。 |
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(そらまめ)芋の朝露で墨をする習慣は残しておきたいですね。 |
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田舎でないとできないけれど・・・。 |
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(いなご) 芋の露を集めて墨をすって願い事を書いたのでしょうか。 |
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13 |
焼きたてのパン買う列に梅雨の空 |
哲 朗 |
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14 |
何事も無しとひと筆星祭り |
まこと |
6票 |
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(石の花) 無病息災を祈っています。 |
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( 泉 ) 短い言葉ですが「何事も無し」が一番ですね。 |
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(千 柳) それが一番大切 |
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(いなご) 充実した毎日を過ごしている様子がわかります。 |
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(峰 生) 何事もないと記せる心境になりたいです。 |
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(コスモス)星祭は恙無い喜びを祝うのでしょう |
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15 |
老木に命託して富貴蘭 |
千 柳 |
1票 |
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(まこと) 風蘭の姿をうまく捉えています。 |
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16 |
土佐弁の飛びかってゐるお花畑 |
彰 子 |
1票 |
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(いなご) 人々のお国なまりを聞くのも旅の楽しみですね。 |
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17 |
のうぜん花一日の恋消えまどう |
峰 生 |
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18 |
太陽に向かひ直立向日葵群 |
媛 香 |
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19 |
風鈴のいっせいに鳴る通過駅 |
まこと |
7票 |
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(哲 朗) 特急列車の風にあおられて鳴る様子がよく出ています。 |
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(浩 風) 小さな駅の風景ですね。 いいですね。 |
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( 泉 ) 無人駅でしょうか、情緒があってよいですね。 |
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(いなご) 景色がよくわかります。 |
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(さつき) このような駅を通過するときは少しスピ−ドを |
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落としてほしいですね。 |
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(コスモス)涼しさが伝わります |
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(媛 香) 列車の風圧で駅の風鈴が鳴るのでしょうか? |
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小さな駅を想像します。 |
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20 |
歩き旅岬めぐりし半夏生 |
泉 |
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21 |
鳴らしみて南部風鈴買いにけり |
いなご |
6票 |
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(哲 朗) 風鈴を買う時は鳴らしてみて買いますね。 |
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(浩 風) 昔、私も同じようにして、買ったことを思い出しました。 |
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(媛 香) 振って見て涼しそうな音色の風鈴をやっぱり |
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買いたいですね。 |
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(まこと) 素直に詠まれています。 |
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(コスモス)鳴らしてみて音色のよいのを買いましょう |
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(ゆづき) 風鈴は音が命ですよね |
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22 |
再来の燕しかと巣を作る。 |
コスモス |
1票 |
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(そらまめ)オホ帰ってきたかね。 |
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23 |
カルピスの濃さ比べ合ふ夏の子ら? |
楓 花 |
3票 |
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( 泉 ) 小さき頃を想い出す、ほほえましい光景。 |
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(千 柳) 焼酎の濃さ競い合う縄のれん |
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(彰 子) 子供の心理を素直に詠んでいます。 |
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24 |
形代の一枚減りし輪越祭 |
さつき |
1票 |
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(彰 子) 誰の形代でしょう。賑やかな輪越祭ですが少々寂しい。 |
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25 |
断水は当分ないとビール干す |
峰 生 |
1票 |
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(千 柳) 断水が無くて土砂流がやってきた |
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26 |
梅雨明けの月山法螺のひびきをり |
彰 子 |
2票 |
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(石の花) 梅雨明けの修行ですか荘厳ですね。 |
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(楓 花) 出羽三山の一つ、月山の雄大な景色に、 |
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梅雨明けの法螺の響きが聞こえてきそうです。 |
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27 |
ひめゆりの塔に献花す極暑かな |
浩 風 |
2票 |
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(哲 朗) 酷暑の中の参拝ご苦労様です。 |
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(峰 生) 献花をされる人々の想いを何時までも風化させないで。 |
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28 |
一陣の風吹き抜けて夕立来る |
石の花 |
1票 |
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(媛 香) 夕立の来る前は土の匂いを風が運んできます。 |
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あぁ夕立が来るな〜と 直ぐ分かりますね。 |
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風が教えて呉れるのです。 |
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29 |
七月や青きガラスの箸置きを |
楓 花 |
1票 |
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( 泉 ) 食卓の上も更衣ですね。 |
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30 |
涼しかりグラスボートに魚寄りて |
浩 風 |
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31 |
松山に恵みの雨の半夏生 |
哲 朗 |
3票 |
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(浩 風) 松山の人は、ほんとうに恵みの雨でしたね。 |
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(コスモス)今年も渇水を心配しました |
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(ゆづき) 水飢饉も解消出来ると良いですね |
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32 |
遠雷や雑草茂れる野菜畑 |
そらまめ |
1票 |
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☆ もう梅雨が明けるかな?、しかし畑は大変だよ。 |
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(石の花) 野菜畑の雑草とその風景良く表しています。 |
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33 |
登山地図拡げる剣ヶ岳(つるぎ)正面に |
彰 子 |
1票 |
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(いなご) 地図をみながら「剣ケ岳があれだ」等と言って |
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いる様子が見えます。 |
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34 |
藤棚の藤の実揺らぎさやさやと |
媛 香 |
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35 |
老鶯や夫の歩いた山を訪ひ |
さつき |
5票 |
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(石の花) 思い出の道へ、懐かしいですね。 |
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(いなご) ご主人様への思いの深さがよくわかります。 |
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(楓 花) 思い出の山を訪ねて、いろいろいる様子が |
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見えます。いる様子が見えます。 |
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(峰 生) 夫の歩みを偲びつつ老鶯に耳を傾けて。 |
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(彰 子) 夫が歩いた山を一人行く。 |
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老鶯が迎えてくれる。懐かしい。 |
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36 |
打ちし枝はやも茂りとなりにけり。 |
コスモス |
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37 |
かたぐるましてくぐりけり夏祓(なつはらへ) |
泉 |
5票 |
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(哲 朗) 睦ましい親子の姿が目に浮かびます。 |
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(千 柳) どうか親子ともどもヨロシク |
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(楓 花) いい風景ですね。「夏祓」を前に持ってきた方が、 |
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落ち着くように思いますが・・・ |
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(媛 香) 茅の輪を潜ってお祓いをしたのでしょうね。 |
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「かたぐるましてくぐりけり」なので… |
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(彰 子) 微笑ましい光景。 |
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38 |
土用鰻産地はいずこ夕餉膳 |
石の花 |
2票 |
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(千 柳) 何処でもよい。安くて美味けりゃ |
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(ゆづき) 安いのは中国産です、味は落ちます |
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39 |
蓮の葉にダイヤの輝き雨上がり |
そらまめ |
3票 |
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☆ 蓮の葉の水玉に朝日が当たり、ダイヤを |
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ちりばめたようです |
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(石の花) 蓮の葉の水玉、ダイヤの様その通りですね。。 |
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(峰 生) 一粒の輝きにじっと昔を思い出してます。 |
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(さつき) 私もこの光景には何時も感動しています。 |
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40 |
放課後のプール人なく風そよぐ |
峰 生 |
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41 |
夜店行く父の小指にぶらさがり |
哲 朗 |
4票 |
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(そらまめ)かわいいね、小指がちょうど持ちやすいのでしょう。 |
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(まこと) 夜店の雰囲気が味わえます。 |
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(峰 生) 小指でも繋がっている父と子。いいですね。 |
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(さつき) 優しいお父さん・・・迷子にならないようにね。 |
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42 |
初蝉やもう少しだけそのままで |
さつき |
2票 |
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( 泉 ) 気持ちを十七文字に込められていますね。 |
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(楓 花) なかなか鳴けなかった今年の蝉。 |
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私もこんな感じで、聞きました。 |