番 号      投    句 俳 号 得票
1 夕闇に薄日漏れくる冬の空 石の花 1 票
(まこと) 冬の暮の空模様をうまく詠まれています
2 水鳥の内堀狭め堀工事 コスモス
3 菊花展巡りし後の湯浴(あ)みかな  越 2 票
( 泉 ) 気持ちの良い楽しい1日でしたね。
(菜の花) 気持ち良さそうですネ
4 数珠玉に会いたくて行く回り道  楓 花 1 票
( 泉 ) 数珠玉に会えましたか。
5 鉦たたきちょっと遠慮し庭を掃く 峰 生 1 票
(さつき) 鉦たたきに出会えたのは羨ましいです。
6 いわし雲はしゃぐ子らのわらべ唄 石の花 1 票
(菜の花) 童心に返ったような気分・・・ 
7 想ふのは父母のこと秋の暮 2 票
(媛 香) 秋って物寂しさを感じる季節ですね。
      ふっと健在だった頃の父母を思い出しています。
     「秋の暮」季語が効いていてだから良いと思いました。
(峰 生) 淋しい秋の夕暮れは一段と 想いが募りますね。
8 藁塚は幼きころの隠れ宿 さつき 4 票
( 泉 ) なつかしい想い出ですね。
(彰 子) 農村で育ったのであろう。藁塚を隠れ宿にして遊んでいた。
      郷愁にかられる。
(まこと) 子供の頃の思い出懐かしいです
(菜の花) 懐かしい風景・・・
9 映る山揺らして渡る通し鴨 コスモス 1 票
(浩 風) 静かな・・・ いい景ですね。
10 古岩屋夕日に染めし谷紅葉 哲 朗 1 票
(菜の花) さぞ綺麗な紅葉でしょうね
11 吊し柿甘くなあれと揉みにけり いなご 3 票
(彰 子) 私も子供のころよくしたもので、懐かしく思い出します。
(哲 朗) 吊るし柿をした時は良く揉んだものです。
( 越) 出来上がりが楽しみですね
12 白菊を愛でて碁敵(かたき)帰りけり まこと 5 票
(そらまめ)友人の帰り際の様子がよくわかります。
(彰 子) 自然を愛し、礼義正しいよき碁敵。
(いなご) 碁を打っているときとは違って和んだ気持ちが良くわかります。
(楓 花) 目に浮かぶような光景ですね。
(峰 生) 碁敵さんせめて何か褒めてと帰られたのでは?。
13 保津峡を下る喚声紅葉晴 浩 風 4 票
(哲 朗) 紅葉狩りの情景が良く出ています。
(媛 香) 保津峡の川下り水飛沫を浴びながらスリル満点の情景が見えます。
(コスモス)保津峡を下るときは喚声がでます。晴れて一層紅葉が
      美しかったことでしょう。
( 越) 峡紅葉が晴天に映えて美しかったのですね
14 菊薫る記念硬貨の軽きこと 媛 香
15 縁側に湯飲み二つや菊日和 いなご 6 票
(そらまめ)静かな庭の風景ですね。
(彰 子) 日向ぼこしている老夫婦。いつまでも仲良く元気で。
(まこと) 穏やかな秋の日のひと時が見えてきます
(石の花) 誰が座っていたのでしょう。静かな日ですね。
(さつき) 和みのある良い句ですね。
( 越) お友達と?それともご夫婦で?良いひと時ですね
16 渓谷に紅葉はらはら水の音
17 雲龍の八方睨み秋深む 浩 風
18 ニューヨークの秋紙吹雪紙吹雪  越 3 票
☆ (松井ヤンキースの優勝パレード!)
(そらまめ)外国語の字数は難しいですね。
(いなご) 松井選手のパレードの様子を思い起こしました。
(さつき) ヤンキ−スの優勝パレ−ド凄かったですね。
19 併走の舟の焼き栗買いにけり 浩 風 1 票
(コスモス)併走の舟は面白いですね。
20 雨もよう幟りたわめて大師堂    峰 生
21 風冴ゆる夜空を射貫く流れ星 そらまめ 2 票
☆ 11月18日しし座流星群を観測しました、寒かったー。
( 泉 ) 願い事はできましたか。
(石の花) 夜空を射貫く・・・その表現がぴったりですね。
22 友無事と今年も届くスダチかな 菜の花
23 干布団深呼吸して眠りけり 楓 花 5 票
(いなご) 日向の匂いっていいですね。
(媛 香) 気持ちが良いですねふっくらとしたお蒲団に深呼吸一つして
       ぐっすり眠りにつく。
(峰 生) 布団干しが面倒でないところが幸せですね。
(さつき) 太陽の匂いが最高ですものね。
( 越) 何とも言えない温もりと太陽の香り! きっと良い
      夢を見られたでしょう
24 暗い空遊歩道にも落ち葉舞う 石の花
25 里芋がほっこり煮えて幸せよ 楓 花
26 携帯は圏外表示山粧ふ そらまめ 3 票
☆ 瓶ヶ森林道の紅葉狩り、感激を電話しようにも携帯は通じません。
(浩 風) 山のいい景色を送ろうとしたら圏外でした。残念ですね。
(いなご) 石鎚山で同じような経験をしました。
(さつき) 季語の使い方がいいですね。
27 絵手紙を描(か)く裏山の柿もみじ 彰 子 4 票
(哲 朗) 絵手紙を描いてる様子が良くうかがえます。
(コスモス)絵手紙を始める人には良い題材です。
(楓 花) 柿紅葉にも味わい深いものがありますね。
( 越) こんな絵手紙を貰う人は幸せですね
28 野菜畑やっと芽が出た冬日和 そらまめ 2 票
☆ 冬越しをする、遅まきの野菜、なかなか発芽しません。
(石の花) 冬に芽を出す、どんな野菜ですかね。
(峰 生) 私なんか芽が出ないとすぐほじくり返したくなるんで。
29 木枯らしに雲切れ切れとなりにけり いなご 1 票
( 泉 ) 冬の景が浮かびます。
30 稲刈りて又青々と稲田かな 菜の花 2 票
(媛 香) 又青々と稲田のようです二毛作出来そう(^^)よく見かけます。
(コスモス)ひつじ田になっているんですね。「?田」これを「ひつじ田」と
      読み俳句では使っています。
31 里芋の泥つきしまま道の駅 媛 香 3 票
(まこと) 道の駅ならではの情景です
(石の花) 地産・地消の風景を道の駅でみましたね。
(楓 花) 掘りたての里芋、おいしいことでしょう。
32 紅葉渓ゆくや杖持つ二人にて 彰 子
33 菊花展武将は刀忘れおり さつき 7 票
(そらまめ)刀は、菊では造れないでしょう。
(彰 子) 着眼がおもしろい。佳句。
(浩 風) よく見てますね。
(哲 朗) 刀を忘れているとは面白いです。
(いなご) おもしろいですね。
(菜の花) 戦が出来ませんネ?
(楓 花) 平和な日本の秋。ユーモアが感じられますね。
34 かさこそと落ち葉ふみふみ七五三 3 票
(浩 風) お孫さんと一緒で、いい気分ですね。
(菜の花) 可愛いですネ
(峰 生) お孫さん達も元気に大きくなられ何よりです。
35 秋あわれ軍(いくさ)が森は古戦場 峰 生
36 風吹けば中州の薄暴れたる 媛 香
37 名水を懐きし山の冬霞 コスモス 1 票
(楓 花) 美しい日本の風景が目に浮かびます。
38 鵙高音我の不精を叱りつけ 哲 朗
39 赤く染め大山仰ぎナナカマド 菜の花 2 票
(哲 朗) 雄大な大山とナナカマドの取り合わせが良いです。
(まこと) 大山の見える大景をうまく詠まれています
40 秋時雨向こう三軒灯のともり さつき 1 票
(峰 生) 向こう3軒にもそれぞれの人生や団らんがと思われてですね。
41 願ぎ(ねぎ)事を絵馬に託して神の留守 まこと 2 票
(そらまめ)ねぎごと・・・こんな表現もあるんですね。
(コスモス)願い事は忘れたころに叶います。
42 まず絵馬に一願託し七五三 哲 朗 3 票
(楓 花) 元気に育ってくれることでしょう。
(さつき) 七五三の景が眼に浮かんで来ます。
( 越) 「まず絵馬」の表現が、その後の行事を想像する事ができます
43 浮寝鳥河口にだるま夕日かな  越 5 票
(浩 風) いい景ですね。
(いなご) きれいな風景ですね。
(まこと) 冬の河口の情景が見えてきます
(コスモス)浮寝鳥とだるま夕日に会えたのは幸運です。
(石の花) 河口に達磨夕陽を見た景色よく見えましたね。
44 恙なく湯豆腐囲む夕餉かな まこと 5 票
(彰 子) 寒いときは湯豆腐がよい。お互いを労る老夫婦。 
(浩 風) 幸せな一時ですね。
(哲 朗) 幸せな一日の様子が良く出ています。
(媛 香) 湯豆腐を囲んで恙無く過ごした今日一日幸せでした。
(石の花) 至福の時ですね。お幸せに。
45 紅葉山まっ正面にひとり座し 彰 子 3 票
( 泉 ) スケールの大きな句ですね。
(そらまめ)この景色俺のもんだー、といい気分。
(媛 香) 見事に紅葉した山を眺めながら一句浮かんだことでしょうネ。
      一人座しがいいですね
第 59回 披 講
平成 21年11月1日〜平成 21年11月20日 投句分
戻る
互 選 句