第 60 回 披 講
平成 21年12月1日〜平成 21年12月20日 投句分
戻る
互 選 句
番号      投  句  &  披  講 俳 号 得 票           
1 餅つきに揃う家族の笑ひかな 浩 風 5 票
(彰 子) 親子が集まって賑やかに餅搗きをする。
      搗き立ての餅がおいしそう。
(菜の花) 賑やかにお餅つき・・・来年もお幸せに
(まこと) 久しぶりに集う最高の笑みです
(コスモス)羨ましい情景です。
( 越) 最近は家での餅搗きが少ないのに幸せな御家族です。
 
2 又届く喪中はがきや木の葉髪 いなご 1 票
(まこと) 季語をうまく使われている
 
3 花の色残りしままの菊を焚く まこと 4 票
(楓 花) 情景が目に浮かび、その匂いまで漂ってきそうですね。
(いなご) 菊のいい香りが伝わってきます。
(そらまめ)ちょっとかわいそうな気もしながら・・・
(峰 生) 私ならその菊は花瓶に挿しておくと思いますがー。
 
4 焼却に車連ねて年の暮 浩 風 1 票
(菜の花) 年の瀬の大掃除・・・後も大変ですネ
 
5 夕暮れの苺ハウスの灯りつく 媛 香
 
6 ひと間だけ灯もし一人の冬ごもり さつき 4 票
(いなご) ひとりは寂しいですね。
(まこと) 一人静かなひとときよい句ができましたか
(コスモス)一人居の寂しさ静けさが感じられます。
(そらまめ)わびしいですねー。音楽でも聴きませんか。
 
7 冬晴れの坂ゆるゆると神楽坂 1 票
(楓 花) 神楽坂界隈は人気のスポットらしいですね。
      ゆるゆるとに雰囲気がでていますね。
 
8 大根干すブロック塀に足並ぶ 哲 朗
 
9 冬日背にベンチで話す姉妹かな いなご 4 票
(彰 子) 久しぶりに姉妹で公園に行く。日向ぼこしながら話が弾む。
(菜の花) 微笑ましい光景ですね
(さつき) ご姉妹の会話が聞こえて来るようですね。
(石の花) 姉妹での楽しいお話微笑ましい景です。良いですね。
 
10 老庭師ただ一本の松手入れ 楓 花 5 票
(媛 香) ただ一本の松だけの剪定に庭師さんが来ている右に左に
      眺めては一日掛けての剪定…さぞ立派な松の木でしょうね。
(まこと) 老庭師の貫録が見えます
(そらまめ)頼まれた仕事は終わり、最後に我が家の松を剪定しているのかな。
(峰 生) これだけはわしの手入れよと言ってる老庭師が。
      我が家へ来る剪定のグループもそんなものです。
( 越) 松の剪定は手間がかかり難しい。ベテランにお任せですね。
 
11 黄葉(もみじ)する銀杏大樹の瑞応寺  越 4 票
(哲 朗) 情景が目に浮かびます。
(浩 風) 本当に素晴らしい黄葉ですね。
(彰 子) 瑞応寺の大銀杏の黄葉は有名。眼に見えるよう。
(コスモス)黄葉のお掃除が大変です。
 
12 娘(こ)等ふたり石焼き芋の香りよし 石の花 3 票
(哲 朗) 石焼芋の匂いが漂って来そうです。
(さつき) 仲の良いご姉妹が美味しい石焼きいもを食べながらの
      会話止まらないでしょうね。
( 泉 ) ほほえましいですね。
 
13 うらはらに答えしあとやそぞろ寒 まこと
 
14 知らぬ間に年の瀬向かひ気づく我
 
15 マリーナのマストざわめく冬の海 そらまめ 3 票
(哲 朗) 寒々とした情景が良く出ています。
(媛 香) ヨットハーバーの景色風にマストがざわめいている
      よく観察されていると思いました。
( 越) 冷たい北風に吹かれ騒ぐ海鳥の景ですね。
 
16 落ち葉道ダックスフントも音させて 楓 花
 
17 霙(みぞ)るるやひさしの音が変わりけり そらまめ 3 票
(楓 花) 微妙な変化をひさしに当たる音に感じた作者。
( 泉 ) 雨が雪に変わったのでしょうか。
(石の花) たしかに霙てくると庇の音が変わります。
 
18 柿一つ挿して八十二歳かな 彰 子 2 票
(まこと) 82歳の気持ちわかります
( 泉 ) いつまでもお元気で。
 
19 年の瀬や皆気忙しき街の人 峰 生
 
20 沢庵や母の味には追いつけず さつき 6 票
(哲 朗) 母の味は忘れられないものです。
(浩 風) 母の味は良かったですが、家内の味も良いですよ。
(彰 子) 母の沢庵はおいしい。我が家の秘伝。
(いなご) いつまで経っても母にはかないませんね。
(石の花) 沢庵ほど奥深い味をする物はありません。
(峰 生) やはり母の味だけは違うのでしょうね。
 
21 捨て水に木の葉一枚凍ててをり コスモス 2 票
(媛 香) 水たまりに一枚の木の葉が凍り付いているまるで氷菓子のよう
( 越) 寒さ厳しい様子がよく分かります。
 
22 冬桜鉱山電車発車せり 浩 風 2 票
(哲 朗) マイントピア別子の冬ざくらは綺麗です。
( 越) 電車の窓からの冬桜は綺麗だったでしょう。新居浜?
 
23 前撮りの和服に映ゆる冬紅葉  越 3 票
(菜の花) ロマンチックでお綺麗でしょうね
(さつき) 初々しい姿が眼に浮かんできます。
(コスモス)冬紅葉の写真、いい思い出になります。
 
24 客を待つ狭庭の落ち葉またも掃く コスモス
 
25 干し柿や物干し竿に吊されし 媛 香
 
26 時雨くる山には山の匂いあり さつき 3 票
(楓 花) 水墨画のような情景と懐かしい山の匂い。
(彰 子) 時雨で山が薄暗くなり、山の匂いが漂うよう。
(いなご) きれいな句だと思います。
 
27 新雪の石鎚に射す朝の陽や 1 票
(菜の花) 新雪の石鎚山素晴らしい光景ですね
 
28 寒晴れや一朶(いちだ)の雲が坂の上 そらまめ 4 票
(彰 子) 晴れ渡る今日は寒い。一朶の雲が松山城の上を流れる美し景。
(菜の花) 力強く、清々しい感じを受けます
( 泉 ) まさしく坂の上の雲ですね。
(峰 生) NHK テレビの状景通りのようですね。
 
29 すれ違う子等のあいさつ息白し 哲 朗 8 票
(浩 風) 朝の挨拶、いい景ですね。
(いなご) 大きな声の挨拶が聞こえてくるようです。
(媛 香) 通学童の元気のいい朝の挨拶息白しが効いていると思いました。
(さつき) 元気の良い子供の様子が出て良いと思います。
(コスモス)さわやかな朝の光景です。
(石の花) 挨拶する子が増えました。季語が良いですね。
(そらまめ)急に冷え込んできましたね。
( 越) 礼儀正しい元気な子供達の姿がよく分かります。
 
30 茶話会に集い賑やか事納め 石の花
 
31 老いにけり柚湯の柚をもてあそび 彰 子 2 票
(浩 風) 昨日の冬至、私も柚を身体にこすり付けました。
(さつき) 柚風呂の様子が良く出ているとおもいます。
 
32 冬うらら幼児の笑顔乳母車 峰 生 2 票
(まこと) 季語がぴったりです
(石の花) 本当に冬うららで幼児の笑顔可愛いですね。
 
33 あれやこれメモ書きにして年用意 いなご 2 票
(コスモス)年末の忙しさを助けましょう。
(そらまめ)そう、そのメモ持って行くのを忘れないように。
 
34 年かさね億劫となり年用意 哲 朗 2 票
(媛 香) お節料理も母をまねて毎年作ってお正月を迎えて
      いましたがもうこの辺で…ほんとに実感句ですわ。
(峰 生) どうしても年を重ねると面倒になりますね。
 
35 サッカー少年声きびきびと冬田晴  越 1 票
(楓 花) 冬田に少年の声が響いて気持ちがいい。
 
36 干し柿を吊るすそこだけ明るくて  楓 花
 
37 露天風呂チャペルの鐘や落ち葉降る 峰 生
 
38 落葉散り掃き寄せたるに風に舞う 石の花 1 票
(峰 生) 落ち葉を掃いても掃いてもの様子が浮かびます。
 
39 竹林のしずかに暮るる小春かな 彰 子 1 票
( 泉 ) 京の風景でしょうか。
 
40 街路樹のイルミネーション裸木に 媛 香
 
41 点滅のイルミネーション冬木立 コスモス 3 票
(浩 風) きれいですね。
(いなご) イルミネーションきれいですね。
(媛 香) 冬木立がいいですね。
 
42 家族みな揃いの柄の冬帽子 まこと 7票
(哲 朗) お揃いの帽子は素敵です。
(楓 花) どんな柄なのか、手編みの帽子なのでしょうね〜
(浩 風) うらやましい微笑ましい家族ですね。
(さつき) 楽しいご家族の様子が見えて好きな一句です。
( 泉 ) きっと暖かな冬帽子でしょうね。
(石の花) 家族で皆んなでお出かけ、楽しいですね。
(そらまめ)かっこいいですね。