番号 |
選 句 & 披 講 |
俳 号 |
得 票 |
1 |
雲晴れて輝き強し今朝の春 |
峰 生 |
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2 |
心して一歩踏み出す寒の入り |
さつき |
1 票 |
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(哲 朗) 寒さはこれからだという心構えが伝わってきます。 |
3 |
悴める手を吹いておりこすりおり |
いなご |
1 票 |
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(まこと) 冷たい朝の仕草をうまく捉えている |
4 |
ゆっくりと咲く日を待ちて冬薔薇 |
楓 花 |
3 票 |
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( 泉 ) 今年も健康でありますように |
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(さつき) 大切に育てている様子が眼に浮かんできます。 |
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(コスモス)もう綺麗に咲きましたか? |
5 |
火柱に願い届くかどんど焼き |
哲 朗 |
2 票 |
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(まこと) 赤い火柱に無病息災を願いましたか |
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(媛 香) 古いお札を焼べながら今年一年無病息災を念じつつ |
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火柱に手を合わせたのでしょう。 |
6 |
冬がれの小道とぼとぼ月のぼる? |
泉 |
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7 |
新居得てここの氏子や初詣 |
コスモス |
2 票 |
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(哲 朗) 新しく氏子となられての初詣幸せに・・・ |
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(浩 風) 新居に落ち着き、家内安全祈願。 いいですね。 |
8 |
単車乗り冬空暗く帰路につく |
石の花 |
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9 |
並び待つ第2内科のマスクかな |
越 |
1 票 |
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(そらまめ)病院風景、面白い描写ですね。 |
10 |
どんど焼き後ぜんざいをよばれたる |
浩 風 |
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11 |
年賀状ゆがめる文字のなつかしき |
コスモス |
2 票 |
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(哲 朗) 今年もいつもいただく賀状が届いて懐かしんでる |
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様子が良く出ています。 |
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(楓 花) 手書きの文字はいいですね。 |
12 |
白波の白波を追ふ今朝の春 |
彰 子 |
2 票 |
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(いなご) 波の様子がよくわかります。 |
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( 越) 白波が春を運んで来る様子 |
13 |
髪染めて新年迎える心意気 |
コスモス |
1 票 |
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(石の花) さっぱりした気持ちで新年を迎えたいものですね。 |
14 |
朝がゆに庭のはこべも入れにけり |
楓 花 |
2 票 |
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(浩 風) 七草がゆに・・・・いいですね。 |
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(媛 香) 七草粥に庭のはこべも加えたのです。 |
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さぞ 美味しかったことでしょう。 |
15 |
ほろ酔いの人もおりけり初詣 |
いなご |
2 票 |
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(楓 花) 初詣の雰囲気がわかりますね。 |
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(石の花) 自分もほろ酔いではなかったのですか。 |
16 |
初春や沖行くタンカー巨大船 |
媛 香 |
2 票 |
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(まこと) 素直に詠まれている |
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(峰 生) 勇壮で大きな新春が見えますね。 |
17 |
尉鶲(じょうびたき)連れて捗(はかど)る畑仕事 |
まこと |
2 票 |
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(そらまめ)土を打ち返すと虫を食べに飛んで来ます、かわいいものです、 |
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仕事が楽しくなりますね。 |
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(楓 花) ほほえましい情景ですね。 |
18 |
春ちかし雀むらがる餌づけ棚 |
石の花 |
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19 |
日の丸は何処にも立たず年明けり |
峰 生 |
4 票 |
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(さつき) 最近は祝日も日の丸を見ないですね、淋しいですね。 |
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(媛 香) 昔は必ず旗日には国旗を父が揚げていましたね。 |
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今は見ることが無くなりましたね。 |
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(そらまめ)日の丸が右翼のシンボルになったため、建てるのを |
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躊躇する風潮が出てきたのではないでしょうか。 |
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(石の花) グローバルになった世界、国の意識が薄れたのでしょうか? |
20 |
初景色光芒(こうぼう)あふる瀬戸の海 |
泉 |
2 票 |
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(媛 香) 瀬戸内海の光景「光芒あふる」がいいですね。 |
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魅力のあるお句です。 |
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(峰 生) 新春の瀬戸内海を美しく歌っています。 |
21 |
雪の朝レールの先に黒きトンネル |
そらまめ |
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☆ 久しぶりの積雪、列車の旅を楽しみました。 |
22 |
さよならの響く路地裏冬銀河 |
さつき |
2 票 |
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(いなご) 生き生きとした子供の姿を思い浮かべました。 |
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( 越) デート帰りのロマンチックな風景 |
23 |
穴の数ほどの大根引きにけり |
まこと |
2 票 |
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(そらまめ)振り向いて穴を見て、今日は何本・・・面白い着眼ですね。 |
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(石の花) 穴の数で曳いた大根の数を知る。面白いですね。 |
24 |
潮匂ひゐるふるさとの石路の花 |
彰 子 |
2 票 |
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( 泉 ) 海の見える故郷、石蕗がよく似合います。 |
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( 越) 潮の香りと季語石蕗の花が良く合っていますね |
25 |
病む母に男の料理去年今年 |
越 |
7 票 |
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☆ 「正月の妻は孫連れ里帰り」でした |
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( 泉 ) 男の哀愁を感ずる、母上をお大切になさって下さい。 |
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(浩 風) 私は、料理教室に通いましたが、未だにだめです。 |
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うらやましい。ご苦労様です。 |
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(いなご) 優しさのあふれる句だと思います。 |
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(そらまめ)写真入りの賀状が増えましたね、幸せが伝わります。 |
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(楓 花) お優しい息子さんですね。 |
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(コスモス)優しい介護の様子が偲ばれます。 |
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(石の花) 私は、病む妻にです、実感です。 |
26 |
猫二匹家族に入れて賀状来る |
まこと |
1 票 |
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(楓 花) 寅ではなかったですか? |
27 |
新調の帯をきりりと初点前 |
いなご |
6 票 |
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( 泉 ) 新年にふさわしいですね。 |
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(さつき) 新しい年への意気込みが感じられて良いですね。 |
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(媛 香) 新調の帯と初点前と新年らしさが出ていると |
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思いました。 |
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(峰 生) かいがいしい気分一新のお点前が見えます。 |
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(楓 花) 新調の帯、きりりと、初点前3拍子揃って、 |
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いずれにも、新鮮な気持ちが感じられますね〜 |
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(彰 子) 新調の帯をきりりと結んでの初点前、身も心も新鮮で |
28 |
柏手に力こめたる初詣 |
哲 朗 |
6 票 |
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(まこと) 初詣の気持ちがよく出ている |
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(媛 香) 思いを込めて家内安全を願いつつ自然に柏手に |
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力が込められたのです。 |
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(いなご) 初詣ともなれば拍手にも力が入りますよね。 |
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(峰 生) 拍手で不景気な世相を吹き飛ばして下さい。 |
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(コスモス)今年の願い事は何ですか? |
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(彰 子) 拍手に力が入る、今年もいい年でありますように祈る。 |
29 |
高山に一会(いちえ)の宿の火鉢かな |
越 |
4 票 |
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(さつき) 旅先のお宿で火鉢を囲んでの会話楽しそうですね。 |
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(浩 風) いいですね。 |
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(いなご) 「高山の宿の火鉢」情緒がありますね。 |
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(彰 子) 一会の宿の火鉢を囲んで郷土の自慢話に花がさく。 |
30 |
しんしんと冬の三角オリオン座 |
そらまめ |
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☆ 寒いけど冬の星座は見事です。 |
31 |
熱燗の冷めゆくままに毛蟹食ぶ |
哲 朗 |
3 票 |
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(さつき) 毛蟹の美味しさが良く表現されていいですね。 |
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(そらまめ)そう、会話も停まりますね、旨いけど食べにくい。 |
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(彰 子) 大好きな毛蟹を熱燗が冷めるのも忘れて夢中になって食べる。 |
32 |
ホルンの音頬にやさしい小春かな |
さつき |
4 票 |
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(哲 朗) 春のような穏やかな日にホルンの音色がやさしく |
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響きわたっている様子が感じられます。 |
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( 越) 音も日差しも優しく穏やかなひととき |
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(石の花) ホルンのソフトな音色、小春によく合っています。 |
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(彰 子) ホルンがやさしく頬をなでる。季語がよく効いている。 |
33 |
寒行や団扇太鼓の並び行き |
石の花 |
2 票 |
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(哲 朗) 寒行の情景を良く捉えています。 |
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(浩 風) いい景ですね。 |
34 |
振り袖を着る年頃や福寿草 |
媛 香 |
4 票 |
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(まこと) 季語がぴったりです |
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( 越) お子さん(お孫さん)の成人式を迎える慶び |
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(峰 生) 振袖姿の娘達の成人式が浮かびます。 |
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(コスモス)成人式でしょうか?季語がぴったりです。 |
35 |
大みそか平和祈願のコンサート |
泉 |
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36 |
四十年亭主の里のお雑煮に |
楓 花 |
1 票 |
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(まこと) お雑煮の味もすっかり板について |
37 |
初夢や見ることもなく目覚めたり |
媛 香 |
2 票 |
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(峰 生) 残念。宝くじを枕に寝るべきであった。 |
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(コスモス)どんな夢を期待していたのでしょうか、残念! |
38 |
老いぬれど足震いなく松飾る |
峰 生 |
3 票 |
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( 泉 ) 今年もお元気で。 |
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(浩 風) 高いところの松飾り、元気でいいですね。 |
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(コスモス)お元気でお目出度いです。 |
39 |
凛然と奉納吟の二日かな |
浩 風 |
4 票 |
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( 泉 ) 姿勢を正して新年二日の謡初、いいですね。 |
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(さつき) 吟詠の情景が浮かんできます。 |
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( 越) 穏やかな正月の凜とした吟詠 |
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(彰 子) 朗々と奉納吟がひびく、清々しい朝である。 |
40 |
寄生木(やどりぎ)の親の苦労や野辺寒し |
そらまめ |
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☆ 丸々と元気のいい宿り木、親木がかわいそうで・・・。 |
41 |
藪入の子らと一緒に酒を飲む |
浩 風 |
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42 |
一片の雲の流るるお正月 |
彰 子 |
2 票 |
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(哲 朗) 穏やかな正月の様子が感じられます。 |
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(いなご) 長閑ないいお正月の景色がみえます。 |