第 66 回 披 講
平成 22年 6月 1日〜平成 22年 6月20日 投句分
花水木
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互 選 句
番号      選 句 & 披 講 俳 号 得 票       .  
1 梅雨晴れ間堀のアヒルものんびりと  菜の花 1 票  
(峰 生) 私の方までのんびりしてきます。 
 
2 庭の木をバッサリ切って梅雨の入 さつき 1 票  
  (なかのり)スカットした気分になりますね。      
 
3 リハビリに杖を散歩や梅雨晴れ間 石の花  
 
4 鳳凰堂映せし池やあめんぼう いなご 1 票  
(哲 朗) 池に映っている鳳凰堂にあめんぼうが静かに泳ぐ様子が 
            良く出ています。
 
5 紫陽花や恩師の面影忌を修す コスモス  
 
6 ほたる火を愛でる闇夜の人出かな 浩 風 2 票  
(ゆづき) 最近とんと蛍の飛ぶ場所が限られましたね! 
(峰 生) 近所の古老曰く。貴方とこらも暗渠の無かった昔はねえと。 
 
7 理髪店の軒先借りて燕の巣  楓 花 1 票  
( 越) 優しい店主さんに見守られて 
 
8 時の日やからくり時計正午打つ 哲 朗 2 票  
(媛 香) 気がつけば今日は6月10日やぁ…丁度その時カラクリ時計は 
      正午を打ったのです。 
(浩 風) いいタイミングですね。 
 
9 友訪ねバイクでとばす梅雨晴れ間 石の花 5 票  
(媛 香) 丁度雨も上がり晴れ間も覗いている今の間にとバイクを 
      飛ばし出掛けた様子が見えます。 
(哲 朗) バイクで飛ばすとはまだまだお若いですね。 
(さつき) バイクの良さが上手に詠まれていますね。 
(まこと) 薫風が肌に気持ちよさそうです 
(菜の花) お元気があって良いですね 
 
10 水田の田植え終はりし風そよぐ 菜の花  
 
11 豆ご飯親子三代健やかに まこと 7 票  
( 越) 白飯中にも大中小の豆が? 幸せそうな食卓風景 
(ゆづき) 一家団らんの姿楽しい家族が伺われる 
(哲 朗) 賑やかに大勢でいただく豆ご飯は最高です。 
(さつき) 三世帯同居の幸わせが眼に浮かんできます。 
(楓 花) 平和でいいですね。 
(菜の花) お元気で何よりです 
  (なかのり)代々まめなように。
 
12 昼寝覚め年金の世を神に謝す 峰 生 2 票  
(コスモス)穏やかな昼寝でしたね。同感です。 
(石の花) 今の世は年金ともいえども厳しい世ですが感謝しましょう。 
 
13 花菖蒲並びし二つ絵手紙に  越 3 票  
( 泉 ) きっとやさしい絵手紙が書けたことでしょう。 
(コスモス)絵手紙を頂いた方は嬉しいでしょう。 
( 扇 ) 雨上がりの花菖蒲写真よりも絵手紙で 
 
14 古宮に新しき扁額若楓 コスモス 1 票  
(いなご) 新しい扁額が緑に映えていっそう輝いて見えます。 
 
15 新築家通り道有り青田風 媛 香 1 票  
( 扇 ) 畑や田んぼがなくなり 段々と様子が変わっていく近頃 
 
16 無人駅に友を見送る立葵  越 2 票  
(コスモス)無人駅の立ち葵の景が見えます。 
(まこと) 送る友と律儀に咲き上る立葵との取り合わせに作意がありそう 
 
17 闇ついて蛍追う子のはしゃぎ声 哲 朗 4 票  
(ゆづき) 蛍狩りは楽しいですね 
(浩 風) ほんとうに蛍の飛ぶ火は、驚きですね。 
(楓 花) 蛍を追いかける子らの楽しそうな声が聞こえてきそうですね! 
(菜の花) 今時貴重な存在ですネ 
 
18 入梅や征らぬ兄の背の匂ひ さつき 2 票  
( 泉 ) 入梅と兄の背の匂ひがとてもマッチしています。 
(石の花) いつもこの時期になると、懐かしく思い出すのですね。 
 
19 若葉風青い目の娘も足湯かな  楓 花 11 票  
( 越) 心地よい風のもと。長く白い足が! 
(ゆづき) 外人さんの長い素足も乙なもの 
(いなご) 気持ちよさそうですね。 
( 泉 ) 若葉風に青い目のお嬢さん、気持ちよさそう。 
(さつき) 外人の白くて長い足、綺麗でしょうね。 
( 扇 ) 道後も色々な国の人達がいて賑やかで活性化してる 
(まこと) みんなで楽しむ足湯青い目の娘も交えて 
(浩 風) 外国の人も来てたのですね。 
(峰 生) 国際親善と言うことになるんだろうね。   
(菜の花) 国際化ですね 
  (なかのり)道後の風景が浮かびます。
 
20 梅雨入て木々の緑も新しく  
 
21 麦秋を飲み込み乍らコンバイン まこと 4 票  
(いなご) よく情景を見ていますね。 
(哲 朗) 麦秋を飲み込むながらが面白いです。 
(峰 生) 大食のコンバインを詠んで面白い。 
(楓 花) まさに黄金色の麦秋ですね。 
 
22 ほたる火の宙に踊れる二つの火 浩 風 2 票  
( 扇 ) 沢山飛んでいる蛍火のなか二匹の仲のいい蛍 ''いいな'' 
(なかのり)大きな池ですねー。
   
23 ゆるを抜く梅雨最中なり傘の花 媛 香 1 票  
(石の花) ゆるぬきを、イベントとして大勢の人の集まりですか。 
 
24 五月雨で庭木の影に雀寄る 石の花  
 
25 五月雨は今日もじっとり暗い空 峰 生  
 
26 静けさの中老鶯の響きけり 浩 風 3 票  
(いなご) 美しい声が聞こえてきそうです。 
(哲 朗) 静寂の中鶯の声に癒されるおもいがします。 
( 扇 ) 鳥も人間も老いても頑張っているんだな 
 
27 五七五始めて五年かたつむり さつき 10 票  
( 越) 面白い取り合わせ。もう立派な目玉も出ているのでしょうね 
(ゆづき) 指折り数えて5年苦労しますな! 
(いなご) 本当にそうですね。のんびりとやりましょう。 
(媛 香) 蝸牛の季語が良いですね。 
( 泉 ) 早や五年も立つのですね、かたつむりがいいですね。 
(コスモス)五年になりますか、上達したでしょう。 
(石の花) 遅々と進まぬさまを[かたつむり]いいですね。 
(浩 風) 同感ですね。 
(菜の花) 良い表現ですね 
  (なかのり)うまい!。
 
28 あめんぼう群れて波紋の重なれる コスモス 3 票  
(媛 香) アメンボウが群れる?珍しいですね。 
      波紋が生まれるよく観察されていますね。 
(まこと) 水馬の様子をよく見てうまく捉えています 
(浩 風) 水馬が沢山いたのですね。 
 
29 蛍火の闇夜にぽっと家灯り 2 票  
(コスモス)綺麗な光景です。 
(石の花) 闇夜の静かな景をよくとらえていますね。 
 
30 踏み石のほどよき湿り苔の花 いなご 6 票  
(媛 香) やはり苔の花の咲くところはジメジメ湿り気がありますね。 
( 泉 ) しっとりとした情景がうかびます。 
(さつき) 情景が見えて落ちつきのある好きな句です。 
( 扇 ) お風呂上がりのマットのようにふんわりとして気持ちよさそう 
(まこと) 梅雨の庭の感じ素直に詠まれています 
(楓 花) 静かな庭が目に浮かびますね。 
 
31 語らひつジャスミンの道友と行く 楓 花 1 票  
( 泉 ) ジャスミンの香る道を友と、良い句ですね。 
 
32 浮巣には卵隠して潜りおり 媛 香  
 
33 振り分けに吊す玉葱車庫の軒 いなご 7 票  
( 越) 網袋でなく振り分けとは自家菜園での収穫 
(コスモス)玉葱の保存法、よく見ます。車庫の軒が良いです。 
(石の花) 何所にでもある景ですが、よく題材にしましたね。 
(峰 生) どこにでもありそうな静かな田舎の風景です。 
(楓 花) 見事に並んだ玉ねぎ、財産が増えたようですね。 
(菜の花) よく見かける光景・・・振り分けが面白いですネ 
  (なかのり)そう、私もやります。
 
34 青々と首をかしげし今年竹 哲 朗  
 
35 早苗田にぽっかり浮かぶ白い雲 3 票  
(哲 朗) 情景が良く出ています。 
(さつき) 田植えの終わった静かな田んぼに白い雲良い景色ですね。 
(まこと) 水田の広がる情景が見えます 
 
36 万緑や墨汁したたる太き筆  越 3 票  
☆ (三島高校書道ガールズ) 
(いなご) 勢いを感じます。 
(媛 香) 条幅以上の半紙に墨汁をたっぷり付けて一気に書いている 
      姿が浮かびます。 
(峰 生) 雄渾な筆の水墨画が出てくるんだね。 
 
37 山桜桃(ゆすらうめ)ふヽみて子らの遊びをり まこと 4 票  
( 越) 真っ赤なゆすらを含む口。ほっぺも真っ赤な可愛い子 
(さつき) ゆすらを食べながら遊んで子供楽しそうですね 
(浩 風) 昔を想い出しますね。 
(楓 花) 昔は皆こんなものでした。 
 
38 ワイシャツを放って素裸人心地 峰 生 1 票  
(ゆづき) 男ならでの夏すがた 
 
39 雨降らぬ今日も紫陽花うなだれて 菜の花