8 月 25 句 選 |
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今回は[花水木]先生が検査入院されたので |
25句選が出来ませんでした。 |
先生は奥さんにご依頼されたようで。 |
花水木先生の検証を受け掲上しました。 |
来月からまた[花水木]先生に直接お願いしたいと思いますので |
よろしくご了解願います。 |
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番号 |
特 選 5 句 |
俳 号 |
14 |
夜も深けし辻の裏まで阿波踊り |
泉 |
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◎ 夜更けまでみんな楽しく踊り明かしている。 |
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ショウではなく本当に楽しく踊っているのでしょう。 |
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26 |
蠛蠓(まくなぎ)を連れて歩きし夕散歩 |
まこと |
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◎ まくなぎをつれて歩くが変わっていますね。 |
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いい視点だと思います。 |
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27 |
消えてなを音だけ残る遠花火 |
媛 香 |
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◎ 花火の音に目をつけたところがユニークでしたね。 |
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32 |
踊り終え老人の背に戻りけり |
哲 朗 |
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◎ 若者とともに踊りの輪の中にいて踊り終わった一瞬を |
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上手に切り取っています。 |
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老人のしたたかさも表現されていて佳句。 |
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35 |
陶窯(すえがま)や消えゆく烟風の色 |
石の花 |
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◎ 消えゆく烟と風の色とがよくマッチしています。 |
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番号 |
入 選 20 句 |
俳 号 |
1 |
立あおい暑さにめげずあで姿 |
菜の花 |
2 |
老犬の肩で息する残暑かな |
さつき |
6 |
父親の手にぶら下がり夏越祭 |
哲 朗 |
7 |
禅寺の庭石いごく蝉の声 |
扇 |
9 |
鈴虫や眠れぬ宵の伽(とぎ)をする |
そらまめ |
10 |
里山に賑わい見せし川施餓鬼 |
哲 朗 |
12 |
朝ドラの声も打ち消す蝉時雨 |
さつき |
15 |
亡き吾子と同い年なり盆の僧 |
いなご |
18 |
隣席も並みの鰻丼老夫婦 |
まこと |
20 |
大滝の映像写して部屋涼し |
コスモス |
21 |
巨大船小島隠して沖の夏 |
まこと |
22 |
かき氷ガリガリガリと厨かな |
媛 香 |
25 |
石鎚に雲湧いており夏旺ん(なつさかん) |
泉 |
28 |
レストラン窓越しに見る蛇の衣 |
さつき |
30 |
水遊び流れの岸に子等はしゃぐ |
石の花 |
31 |
上皇の遠流の島や赤のまま |
いなご |
38 |
風鈴に目を覚まされる昼寝かな |
そらまめ |
39 |
赤とんぼつひてくるともこないとも |
扇 |
43 |
送り火や遥かに思う亡父母(ふぼ)のこと |
石の花 |
44 |
廃屋や怒濤見下ろす茅(かや)の山 |
菜の花 |
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