平成 22年 8月 1日~平成 22年 8月20日 投句分
花水木選
戻る
互 選 句
第 68 回 披 講
8 月 25 句 選
今回は[花水木]先生が検査入院されたので
25句選が出来ませんでした。
先生は奥さんにご依頼されたようで。
花水木先生の検証を受け掲上しました。
来月からまた[花水木]先生に直接お願いしたいと思いますので
よろしくご了解願います。
 
番号    特 選 5 句 俳 号
14 夜も深けし辻の裏まで阿波踊り
◎ 夜更けまでみんな楽しく踊り明かしている。
  ショウではなく本当に楽しく踊っているのでしょう。
26 蠛蠓(まくなぎ)を連れて歩きし夕散歩 まこと
◎ まくなぎをつれて歩くが変わっていますね。
 いい視点だと思います。
27 消えてなを音だけ残る遠花火 媛 香
◎ 花火の音に目をつけたところがユニークでしたね。
32 踊り終え老人の背に戻りけり 哲 朗
  ◎ 若者とともに踊りの輪の中にいて踊り終わった一瞬を   
    上手に切り取っています。  
    老人のしたたかさも表現されていて佳句。  
35 陶窯(すえがま)や消えゆく烟風の色 石の花
◎ 消えゆく烟と風の色とがよくマッチしています。
 
番号    入 選 20 句 俳 号
1 立あおい暑さにめげずあで姿 菜の花
2 老犬の肩で息する残暑かな  さつき
6 父親の手にぶら下がり夏越祭 哲 朗
7 禅寺の庭石いごく蝉の声
9 鈴虫や眠れぬ宵の伽(とぎ)をする そらまめ
10 里山に賑わい見せし川施餓鬼 哲 朗
12 朝ドラの声も打ち消す蝉時雨 さつき
15 亡き吾子と同い年なり盆の僧 いなご
18 隣席も並みの鰻丼老夫婦 まこと
20 大滝の映像写して部屋涼し コスモス
21 巨大船小島隠して沖の夏 まこと
22 かき氷ガリガリガリと厨かな 媛 香
25 石鎚に雲湧いており夏旺ん(なつさかん)   泉  
28 レストラン窓越しに見る蛇の衣 さつき
30 水遊び流れの岸に子等はしゃぐ 石の花
31 上皇の遠流の島や赤のまま いなご
38 風鈴に目を覚まされる昼寝かな そらまめ
39 赤とんぼつひてくるともこないとも
43 送り火や遥かに思う亡父母(ふぼ)のこと 石の花
44 廃屋や怒濤見下ろす茅(かや)の山 菜の花