第 69 回 披 講
番号      選 句 & 披 講 俳 号 得 票
1 間違いは笑って済ます盆踊り  楓  花  7 票
(峰 生) 所作を色々とごまかそうとしていた様子が浮びます。
(石の花) 見よう見まねで踊りの輪に、楽しいひとときですね。
(菜の花) 面白い表現、その通りだと思います
(媛 香) ご愛敬です…観客は笑顔に見とれて踊りの間違いに気がつきません(^^)
(さつき) 盆踊りならの雰囲気がよく出ていますね。
(そらまめ)照れ隠し・・・・。
(髙 越) 参加する事に意義ありですよね  
2 砥部焼の碧美しき糸瓜忌(へちまき)や  1 票
(まこと) 取り合わせがすばらしいです
3 台風のそれてエイサー踊りかな 浩 風  1 票
(いなご) 台風がそれて喜んでいる人々の笑顔が見えてきます。
4 年寄りの日リモコン探す地デジかな そらまめ  1 票
(ゆづき) 取り合わせがすばらしいです
5 新涼や鴨居に並ぶ旅提灯 コスモス  2 票
(まこと) 季語がよく働いています
(髙 越) 各地の想い出が詰まった旅提灯。秋の訪れで当時の想い出が、、、
6 新刊の並ぶ書店や涼新た まこと  3 票
(コスモス)さわやかな句です。新刊の書と涼新たがついています。
(楓 花) 夏の暑いときには、思わない読書でしたけど。
(髙 越) 読書の秋の到来ですね
7 警策(きょうざく)の肩に残りしさわやかさ いなご  3 票
(まこと) 充実した朝の気持が感じられます
(石の花) どこの禅寺ですかね、心静まりますね。
(楓 花) 集中して、座禅を組む身は、警策で打たれても、さわやかなのですね。
8 秋澄みて沈む夕日の海に映え 菜の花
9 ハイウェーの壁面百態錦蔦 コスモス
10 師逝きてゆかりと見入る舞扇 峰 生
11 運動会トラックリレー雲が湧く 媛 香  1 票
(哲 朗) 応援の様子と雲がわくとは面白い取り合わせです。
12 ひたすらに秋が身に染(し)むいなか道 石の花  1 票
(峰 生) やっと秋が来たかなと実感しているところでしょう。
13 さとうきび絞る水牛秋の空 浩 風  1 票
(髙 越) 句の景から芹洋子?のサトウキビ畑の唄が聞こえそうです
14 手作りの酢味噌自慢の夏料理 楓  花  6 票
(コスモス)お料理上手が羨ましい。
(石の花) 酢味噌は手作りが一番ですね。
(媛 香) 手作りの酢味噌和えはまた格別美味しいですね。
( 泉 ) 手作りがいいですね!
(さつき) 暑い時には爽やかな酢味噌料理が一番ですね。
(そらまめ)酢味噌・・・夏料理いい感じ。
15 大仏の空いっぱいに鰯雲 いなご  2 票
(浩 風) 秋の空いっぱいに鰯雲、いいですね。
(髙 越) 酷暑の屋外に座する大仏様。仏も人も待ちわびた秋の訪れ
16 崖下に白波おどる秋の風 浩 風  1 票
(哲 朗) 岸壁に押し寄せる白波の様子が良く出ています。
17 暗闇に待ち焦がれたる虫の声
18 古希記念踊るタンゴや秋暑し 髙 越  6 票
( 扇 ) やっと来た秋風波も嬉しそう
(哲 朗) ご健康で何よりです、長生きして下さい。
(まこと) 最高の暑さです
( 泉 ) ステキですね、いつまでもお元気で。
(さつき) タンゴが踊れるなんて羨ましい限りです。心も体も燃えてますね。
(ゆづき) 何時までも若く有りたいものです
19 梨おろし病の床に匙添えて 石の花  3 票
( 扇 ) 好きだったなしの季節まで元気に
( 泉 ) 早くお元気になって下さい。
(さつき) 介護のきめの細かい気配りが良く現れてますね。
20 目の前をすいっと夫婦赤とんぼ 哲 朗  1 票
(浩 風) いい瞬間の景ですね。
21 朝顔や庭木に昇りなお伸びる そらまめ 1 票
  (コスモス)朝鮮朝顔でしょうか、元気な植物ですね。    
22 糸瓜忌やベースボールに戯(たはむ)老ひ 髙 越  1 票
(まこと) 楽しい一句です
23 リハビリに通う道の辺日輪草 まこと  4 票
( 扇 ) 日々成長して花を楽しみにしているよ
(浩 風) もう秋の気配ですね。
(いなご) リハビリ頑張って下さい。
(媛 香) リハビリは日にち薬、季語が良く合ってると思いました。
24 銀輪の影美しき秋の朝 さつき  1 票
(いなご) 気持ちよさそうな朝ですね。
25 ひとりじめとは西瓜の名前朝の市 楓  花  2 票
( 扇 ) スイカにも色々な種類があるのですね
(コスモス)面白い名前です。
26 いつまでも手許置たし日傘かな  3 票
(哲 朗) いつまででも暑いと日傘が手放せませんね。
(峰 生) じっと暑さに耐えているのを日傘に代弁させよう    
      といわれるのでしょうか。 
(ゆづき) 今年は暑かった日傘は放せないですね
27 露座仏のたじろぎもせぬ酷暑かな まこと  3 票
(浩 風) いや! まったくその通りですね。
(石の花) 酷暑の様子がく出ています。
(そらまめ)お地蔵さん、かわいそう。
28 しなやかなゆびに哀愁風の盆 さつき  7 票
(浩 風) 哀愁漂う風の盆踊り、いい景ですね。
(いなご) 一度実際に見てみたいです。
(峰 生) 「ゆびに哀愁」というところが好きです。
(石の花) しなやかな指が哀愁をよく表しています。
(菜の花) どことなく哀しげな踊りを指で表現、良いですネ
(そらまめ)YouTubeで見ました、まさに手と指の踊りですね。
(楓 花) 洗練され尽くした踊りには、もの哀しさが漂って、
      美しいですよね~指の先まで神経が行き渡っていますよね。
29 水切りの競いし遊ぶ秋の川 哲 朗
30 穂薄のたちまち逃ぐるハイウェー コスモス
31 秋風や逝きたる夫の将棋盤 さつき 11 票
( 扇 ) 孫たちと将棋をしたある日の思い出
(哲 朗) さびしさが感じられます。
(浩 風) 将棋が好きだったんですね。
(いなご) 季語がいいですね。
(峰 生) ご愁傷のことでしょう。
(菜の花) 想い出の将棋盤いつまでもお大切に・・・
(媛 香) 将棋盤だけがポツンと残されている、見るに付け夫のことが
      想い出されるこの頃、秋風が良く合っていると思います。
( 泉 ) 将棋盤もさみしそうですね。
(そらまめ)寂しさがつのります。
(楓 花) 残された将棋盤を見るにつけても、ご主人が思い出されますよね。
      秋風が吹けば、なおさらですよね。
(髙 越) 部屋の片隅にぽつんと残された将棋盤や秋風から、
      想いと寂しさが感じられます
32 坂道を胡弓悲しや風の盆  1 票
(菜の花) 哀愁帯びた踊りが、目に浮かびます
33 爽やかに潮風受けて夢灯り 菜の花  1 票
( 泉 ) 幻想的な景が見えます。
34 夜が更けて虫の輪唱草むらで 媛 香  2 票
( 扇 ) 虫たちも今年は暑くてなかなか鳴かないね
(ゆづき) 街中では味和えぬ風情ですね
 
35 また一つ失意の空や流れ星 峰 生  1 票
( 泉 ) 何かお辛いことでも?流れ星に願いを祈って下さい。
 
36 風鈴や音の風景陶の里 そらまめ  3 票
(コスモス)音の風景がいいです。
(石の花) 風鈴の音の風景がいいですね。
(媛 香) 陶器の風鈴でしょうか?音の風景と詠んで
      いらっしゃるところが良いですね。
37 爽やかに六十路半ばを迎えたる      1 票
(まこと) 素直に詠われています
38 法師蝉誰に習うて同じ歌 峰 生  2 票
(菜の花) 面白い表現ですね
(楓 花) 誰に習うて同じ歌とは、いいえて妙ですよね。
39 いなか道古里の墓参にやすらぎを 石の花
40 高原に群れ飛ぶ影や赤蜻蛉 髙 越  2 票
(媛 香) 高原に赤蜻蛉が早々と群れている秋ですね。
(さつき) 情景が目の前に浮かんできます。
41 入道雲ちぎれ離れて何処へ行く 菜の花
42 口癖に今日も出てくる秋暑し 哲 朗  3 票
(コスモス)秋のおとずれが極端に遅かったです。
(いなご) 「暑いね」は挨拶代わりに言い続けた言葉でした。
(そらまめ)イヤー全く、ホントに暑かった。
43 片付けの手を止めちちろ聞きにけり いなご  1 票
(さつき) 虫の声は静に暫く聞いていたいですね。
44 子規の忌や愚陀佛庵の影も無く 媛 香  3 票
(峰 生) 残念ですね。早急に再建をと願うばかりです。
(楓 花) 子規も悲しんで居る事でしょう。早く復元してほしいものですよね。
(ゆづき) ゲリラ豪雨よる被害誠に惜しい限り
 
45 感謝して今日まで生きる今朝の秋  3 票
(哲 朗) 毎日元気で生きていることを感謝したいものです。
(菜の花) 同感です
  (ゆづき) 年を取るとこの心境になります 
互 選 句
平成 22年 9月 1日~平成 22年 9月20日 投句分
花水木
戻る