番 号 |
選 句 & 披 講 |
俳 号 |
得 票 |
1 |
どんぐりの独楽見つめをり孫の顔 |
哲 朗 |
1 票 |
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(ゆづき) 昔懐かしい風情ですね、よく作りましたよ |
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2 |
菊師集ふ入賞菊の菊談議 |
媛 香 |
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3 |
肩借りてカメラ片手に紅葉狩り |
さつき |
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4 |
見上げれば紅葉織り成す屏風巖 |
旅 風 |
2 票 |
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☆ 面河渓の屏風巖を見上げると、紅葉で染まっていました |
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(菜の花) 綺麗な紅葉が見えるようです |
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(まこと) 叙景句としてすばらしいです |
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5 |
飛行機雲ほどけて広き秋の空 |
楓 花 |
5 票 |
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(浩 風) うつくしい秋空、雲ほどけてがいいですね。 |
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( 扇 ) 雲がだんだんと広がり透けるような秋、空元気が出ます。 |
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(コスモス)美しい秋の空が見えます。 |
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(まこと) 晩秋の空透きとおるような白い雲格別です |
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(ゆづき) よく見る光景ですね |
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6 |
時雨るるや人杜絶えたる峠行く |
峰 生 |
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7 |
濡れ落ち葉そうかそうかと掃き残し |
そらまめ |
1 票 |
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☆ はがされたくないんだよねー |
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(まこと) お互い濡れ落葉ですか???中七がおもしろいです |
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8 |
残り菊摘めば香りぬもう日暮れ |
峰 生 |
1 票 |
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(楓 花) 秋の日暮は本当に早いですよね。 |
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9 |
稲刈りて雀飛び交う田んぼかな |
菜の花 |
1 票 |
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(哲 朗) 刈り終えた田んぼの情景が良く出ています。 |
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10 |
木漏れ日の優しき陽射し冬浅し |
コスモス |
4 票 |
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(浩 風) 優しき陽射しと冬浅しがよく合っています。 |
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(いなご) 穏やかな冬の始まりですね。 |
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(媛 香) とても好きなお句ですが、優し日差し浅し…し、 |
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が気になりました。? |
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(楓 花) 冬の陽に薄らいで見える木漏れ日、優しき日射しの |
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表現がいいですね。 |
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11 |
コスモスや湖面を泳ぐ心地して |
旅 風 |
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☆ コスモスが湖面に影を映し、揺れていました |
12 |
しまなみのライトアップや野菊咲く |
泉 |
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13 |
しぐるるやグランドゴルフ最中なる |
浩 風 |
2 票 |
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(コスモス)時雨れてもこのゲームは続けます。季語が的確に使われています。 |
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(いなご) 時雨は風情がありますが濡れるのはいやですね。 |
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14 |
徒然に耽(ふけ)り楽しむ紅葉狩り |
石の花 |
2 票 |
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( 扇 ) いつまで見ていてもあきない紅葉、いいですね。 |
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(さつき) のんびりと紅葉狩りしている様子が出ていて良いですね。 |
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15 |
小春日にベンチで語る老夫婦 |
菜の花 |
4 票 |
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(いなご) 仲むつまじい夫婦。季語がよくあっていると思います。 |
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(まこと) 暖かいムードが素直に詠まれています |
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(媛 香) のんびりと子供のこと孫のことイヤイヤ老い先のことなど |
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語らふ姿が目に浮かびます。 |
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(ゆづき) 年輪を重ねた夫婦のすがた微笑ましい |
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16 |
晩秋や山の少女の一輪車 |
さつき |
3 票 |
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( 泉 ) 少女の一輪車で遊ぶ姿が目に浮かびます、山の少女が良いですね。 |
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(楓 花) 無心に乗る一輪車の少女、可愛いですね。 |
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(石の花) この光景の写真を思い出しました。いい景ですね。 |
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17 |
亡き師(ひと)が熱く語りし秋刀魚かな |
旅 風 |
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☆ 秋刀魚を食するとき、今は亡き高校時代の教師が佐藤春夫の |
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詩を熱く語ってくれたことを思い起こしました |
18 |
鯛焼きの鯛の眼哀し秋の暮 |
楓 花 |
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19 |
岩かげに傾き咲ける石蕗の花 |
いなご |
2 票 |
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( 扇 ) 可憐にも咲いている花、疲れを癒してくれます。 |
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(さつき) 石蕗の花の優しく咲いている様子が目に浮かんで来ます。 |
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20 |
秋の暮すとんと落ちて物思ふ |
まこと |
2 票 |
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(哲 朗) 釣瓶落としのように日の暮れるのが早いと淋しさが感じられます。 |
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(峰 生) 秋の日没をじっと見詰めていると、昔の事など様々思い出され、 |
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何となく侘しい思いがします。 |
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21 |
裏小路車飛び出す時雨かな |
そらまめ |
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22 |
一吟を吟じ納めて暮の秋 |
浩 風 |
2 票 |
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( 泉 ) 良い句が出来たことでしょうね。 |
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(峰 生) カラオケでも何でも、お腹1杯息を吸って元気で歌いましょう。 |
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23 |
四季咲き?時候ぼけした帰り花 |
そらまめ |
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24 |
手を引かれ犬も正装七五三 |
媛 香 |
4 票 |
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(哲 朗) 犬も正装が面白いです。 |
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(コスモス)犬も七五三にあやかって和やかな家族風景です。 |
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(菜の花) 微笑ましい光景ですネ |
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(さつき) 犬も正装しているとは楽しいですね。 |
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25 |
紅葉山稲荷社に駒狐 |
石の花 |
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26 |
朝靄(あさもや)に遠く聞こゆる鹿の声 |
泉 |
5 票 |
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(いなご) 幻想的な一コマだと思います。 |
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(浩 風) いい景ですね。鹿の声がいいですね。 |
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( 扇 ) ここにいるよと鹿が言っているのかな。 |
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(菜の花) 幻想的ですね |
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(媛 香) 奈良公園で朝靄の中牡鹿のピーという笛のような鳴き声 |
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雌鹿を呼んでるそうですね。 |
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27 |
寄せ鍋の湯気に故里ふと思う |
峰 生 |
1 票 |
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(いなご) 湯気の向こうに過去のことが思い浮かんでくるようです。 |
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28 |
もう一杯親しき友と濁り酒 |
さつき |
6 票 |
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( 泉 ) 楽しい友との語らい、お酒も美味しいことでしょう。 |
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(まこと) どびろくで一杯いいですね |
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(峰 生) 心おきない親しい友との一杯は何より格別 です。 |
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(楓 花) 親しい友達と飲む濁り酒、いいですね。 |
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(石の花) 濁り酒がいいですね。楽しいひとときでしょう。 |
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(ゆづき) 親しき友と酌み交わす酒は尽きないものですね |
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29 |
パソコンのゲームに興じる夜長かな |
媛 香 |
3 票 |
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(コスモス)夜長は読書でなくパソコンになりました。 |
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(さつき) 我が家も同じです。 |
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(石の花) これも頭の体操と思ってしっかりやっていますよ。 |
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30 |
七五三親も子供も胸を張り |
扇 |
3 票 |
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(浩 風) 親子の姿、いい表現ですね。 |
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(まこと) 親も子も幸せいっぱい最高です |
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(楓 花) 親も子供も胸を張りがいいですね。 |
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31 |
愛犬の墓前に供す秋の薔薇 |
楓 花 |
2 票 |
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(媛 香) 大事にしていた愛犬の墓前に季語の菊ではなく薔薇ですか。 |
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薔薇も綺麗ですね。 |
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(ゆづき) :愛犬家の思いが忍ばれる |
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32 |
神迎ふ響く太鼓や宮の杜 |
まこと |
3 票 |
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(浩 風) 神迎える太鼓の響きがいいですね。 |
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(峰 生) 勇ましい太鼓の響きは 中々気持が好いね。 |
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(石の花) 厳かしい光景ですね。おなかに響くような太鼓の音でしょう。 |
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33 |
秋時雨棟上神事終りたる |
コスモス |
3 票 |
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(哲 朗) 雨の中の棟上は大変でしたでしょう。 |
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( 泉 ) おめでとうございます! |
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(楓 花) 棟上げが秋時雨の降る前に終わってよかったですね。 |
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34 |
鶏頭や八十九十は稀ならず |
まこと |
1 票 |
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(コスモス)100歳の声も良く聞きます。 |
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35 |
眺め行く峠の紅葉深々と |
哲 朗 |
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36 |
朝の庭しゅうめい菊と顔合わせ |
扇 |
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37 |
秋澄みし友の県展感動す |
菜の花 |
3 票 |
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(哲 朗) 気持ちが伝わってきます。 |
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( 扇 ) 県展・よかったですね。おめでとう。 |
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( 泉 ) お友達もきっと喜んでいることでしょう。 |
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38 |
赤く燃ゆ桜紅葉の千光寺 |
いなご |
3 票 |
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(浩 風) 朝ドラのてっぱんの町ですね。 |
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(菜の花) 千光寺の桜紅葉が目に浮かびます |
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(さつき) 千光寺の桜紅葉は綺麗でしょうね。 |
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39 |
紅葉山酒肴の宴で賑わえり |
石の花 |
1 票 |
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(ゆづき) 何かにつけて飲むのが酒飲みの心情ですよ |
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40 |
おだやかな日ざしのなかや菜を間引く |
浩 風 |
2 票 |
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(峰 生) 小春日和 の爽やかな感じが伝わってきます。 |
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(石の花) 何の菜でしょう、間引いた菜はおいしく食べられますね。 |
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41 |
散紅葉肩に積みいし磨崖仏 |
コスモス |
1 票 |
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(媛 香) 少し上の方にある魔崖佛に散る紅葉はらはらと…。 |
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42 |
小春日の高速道路をひた走り |
扇 |
1 票 |
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(菜の花) 気持ちの良いドライブでしたネ |
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43 |
山裾にぽっと紅さす檀(まゆみ)の実 |
泉 |
2 票 |
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(哲 朗) 野山を歩いていると四つに裂け赤い種子を見ることがあります。 |
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( 扇 ) 紅葉も実も美しい、昔は枝で弓を作ったそうです。 |
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44 |
柚しぼる種も一緒に椀の中 |
いなご |
2 票 |
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(コスモス)柚子の香りがただよってきます。 |
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(峰 生) 一杯のお椀の中をじーっと見詰めていても、何くれとなく |
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思うこがあるね。いろいろと時によるけどね。 |
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45 |
りんご剥くのの字の如く連なりて |
哲 朗 |
6 票 |
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(いなご) リンゴ剥きがお上手なのですね。 |
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(菜の花) 面白い表現ですネ |
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( 泉 ) のの字のごとく上手に?けたのですね。 |
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(媛 香) りんごを剥いているただそれだけで、のの字の如くって… |
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良いお句が生まれるのですね。さすが俳人。 |
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(さつき) りんごの皮の長さを競った事を思い出しました。 |
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(石の花) よく見ていて、おもしろい表現ですね。 |