平成 22年 11月 1日~平成 22年 11月20日 投句分
花水木選
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互 選 句
 花水木の25句選 
 朝夕の冷え込みで晩秋の感が深まりました。 
  紅葉も見頃で皆さんの目を楽しませてくれることと思います。 
  今年も後わずか1ヶ月あまりとなりました。 
  風邪など引かないように体に気をつけて
 頑張りましょう。 
   
 番号  特 選 5 句  俳号
       
4 見上げれば紅葉織り成す屏風巖 旅 風
 ○先日古岩屋荘の付近で見事な紅葉を楽しみました。
     それと思いあわせるような佳句です。
5 飛行機雲ほどけて広き秋の空 楓 花
 ○空を区切っていた飛行機雲がほどけた様子がよくわかります。
18 鯛焼きの鯛の眼哀し秋の暮 楓 花
 ○秋の暮れの少し物悲しい状景がよくわかります。
26 朝靄(あさもや)に遠く聞こゆる鹿の声
 ○山中の朝の静かなたたずまいを上手に詠まれています。
41 散紅葉肩に積みいし磨崖仏 コスモス
 ○肩に少しの重みも感じていない魔崖仏様の様子がよくわかります。
   
 番号  入 選 20 句   俳号
どんぐりの独楽見つめをり孫の顔 哲 朗
9 稲刈りて雀飛び交う田んぼかな 菜の花
10 木漏れ日の優しき陽射し冬浅し コスモス
11 コスモスや湖面を泳ぐ心地して 旅 風
12 しまなみのライトアップや野菊咲く
13 しぐるるやグランドゴルフ最中なる 浩 風
14 徒然に耽(ふけ)り楽しむ紅葉狩り 石の花
15 小春日にベンチで語る老夫婦 菜の花
16 晩秋や山の少女の一輪車 さつき
17 亡き師(ひと)が熱く語りし秋刀魚かな 旅 風
19 岩かげに傾き咲ける石蕗の花 いなご
22 一吟を吟じ納めて暮の秋 浩 風
28 もう一杯親しき友と濁り酒 さつき
29 パソコンのゲームに興じる夜長かな 媛 香
31 愛犬の墓前に供す秋の薔薇 楓 花
34 鶏頭や八十九十は稀ならず まこと
37 秋澄みし友の県展感動す 菜の花
38 赤く燃ゆ桜紅葉の千光寺 いなご
40 おだやかな日ざしのなかや菜を間引く 浩 風
43 山裾にぽっと紅さす檀(まゆみ)の実
第 71 回 披 講