平成 22年 12月 1日~平成 22年 12月20日 投句分
花水木選
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互 選 句
第 72 回 披 講
 花水木の25句選 
 いよいよ師走も押し迫り慌ただしい毎日を 
  お過ごしのことと思います。 
  お風邪などに気を付けてよいお年を迎えてください。 
  来年もまたお互いに俳句を作り人生を楽しみましょう。
 花水木先生来年もよろしくお願いいたします。 
 システム管理者 
   
 番号  特 選 5 句  俳号
       
ざわめける鬼太郎ロード師走かな 浩 風
 ○今年はゲゲゲの女房で暮れてゆきます。よき時事俳句です。
散りしきる桜紅葉や兵の墓 コスモス
 ○桜紅葉と兵の墓との取り合わせがお見事です。
14 煤逃げのパン買う列に並びけり 哲 朗
 ○煤掃きを逃げて遊びに行ったのはではなく、掃除をしている
    人のための、お八つを買う気配りがよく伺えます。
30 干し柿の食べ頃鳥と競い合い 楓 花
 ○生命をかけている鳥とは勝負は決まっていますが、暖かな作者の
     気持ちがよく伝わってきます。
37 一病と仲良く歳の暮れにけり 髙 越
 ○一病のため節食・節酒・運動等ができ、新しい年を
     迎られる気持ちをよく詠まれています。
   
 番号  入 選 20 句   俳号
氷る夜の星きらめきてわれ一人 石の花
湯の里を巡りて暮れぬ冬はじめ 楓 花
入賞す児童育てし菊の花 媛 香
10 売家の庭に主(ぬし)待つ枇杷の花 まこと
12 鴛鴦の水尾(みお)の静かや塔二つ いなご
15 今日もゆく見慣れた景色師走かな 石の花
16 素陶干す故郷三方冬景色 さつき
19 寒風や凛と聳ゆる天守閣 旅 風
20 師走来て慌ただしきや寺坊主 石の花
22 切れ目なく帰宅のライト暮れ早し 峰 生
23 新雪の大山の空晴れわたる 浩 風
31 焚き火する童画で終わる古暦 コスモス
32 怪獣だ障子に子等の影絵かな 髙 越
33 大文字あとくっきりと山眠る 哲 朗
35 秋高しカラフル特急旅ごころ まこと
36 旅人のゆく道すがら小夜時雨
38 菊日和線路越しなる立ち話 コスモス
41 乱れ菊なだめて活ける竹の籠  楓 花
45 盛り上がる千輪仕立て菊花展 媛 香
46 車窓より大山望む冬日なる 浩 風