花水木の25句選 |
いよいよ師走も押し迫り慌ただしい毎日を |
お過ごしのことと思います。 |
お風邪などに気を付けてよいお年を迎えてください。 |
来年もまたお互いに俳句を作り人生を楽しみましょう。 |
花水木先生来年もよろしくお願いいたします。 |
システム管理者 |
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番号 |
特 選 5 句 |
俳号 |
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6 |
ざわめける鬼太郎ロード師走かな |
浩 風 |
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○今年はゲゲゲの女房で暮れてゆきます。よき時事俳句です。 |
9 |
散りしきる桜紅葉や兵の墓 |
コスモス |
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○桜紅葉と兵の墓との取り合わせがお見事です。 |
14 |
煤逃げのパン買う列に並びけり |
哲 朗 |
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○煤掃きを逃げて遊びに行ったのはではなく、掃除をしている |
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人のための、お八つを買う気配りがよく伺えます。 |
30 |
干し柿の食べ頃鳥と競い合い |
楓 花 |
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○生命をかけている鳥とは勝負は決まっていますが、暖かな作者の |
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気持ちがよく伝わってきます。 |
37 |
一病と仲良く歳の暮れにけり |
髙 越 |
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○一病のため節食・節酒・運動等ができ、新しい年を |
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迎られる気持ちをよく詠まれています。 |
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番号 |
入 選 20 句 |
俳号 |
1 |
氷る夜の星きらめきてわれ一人 |
石の花 |
2 |
湯の里を巡りて暮れぬ冬はじめ |
楓 花 |
7 |
入賞す児童育てし菊の花 |
媛 香 |
10 |
売家の庭に主(ぬし)待つ枇杷の花 |
まこと |
12 |
鴛鴦の水尾(みお)の静かや塔二つ |
いなご |
15 |
今日もゆく見慣れた景色師走かな |
石の花 |
16 |
素陶干す故郷三方冬景色 |
さつき |
19 |
寒風や凛と聳ゆる天守閣 |
旅 風 |
20 |
師走来て慌ただしきや寺坊主 |
石の花 |
22 |
切れ目なく帰宅のライト暮れ早し |
峰 生 |
23 |
新雪の大山の空晴れわたる |
浩 風 |
31 |
焚き火する童画で終わる古暦 |
コスモス |
32 |
怪獣だ障子に子等の影絵かな |
髙 越 |
33 |
大文字あとくっきりと山眠る |
哲 朗 |
35 |
秋高しカラフル特急旅ごころ |
まこと |
36 |
旅人のゆく道すがら小夜時雨 |
泉 |
38 |
菊日和線路越しなる立ち話 |
コスモス |
41 |
乱れ菊なだめて活ける竹の籠 |
楓 花 |
45 |
盛り上がる千輪仕立て菊花展 |
媛 香 |
46 |
車窓より大山望む冬日なる |
浩 風 |