互 選 句
番号       投   句                      . 俳 号  得 票      .
1 春雪の山の麓に友見舞う 菜の花  
 
2 年の豆数えて食べる十分の一 媛 香  1 票
(ゆづき) 最近は年の数程豆は食べられませんね 
 
3 船縁に釣り糸たらし春の海 哲 朗  2 票
(媛 香) 長閑な一日船縁で釣りをしている情景… 
      季語が効いていると思いました。 
(石の花) 昔よく船釣りを楽しみましたが思い出します。 
 
4 節分や鬼の面つけ豆をくふ  2 票
(媛 香) 滑稽ですね。豆で打たれた鬼が豆を食べるなんて… 
(石の花) 現代の風景ですね。滑稽です。 
 
5 滑走路石鎚連邦雪化粧  2 票
(まこと) 漢字のみの叙景の一句すてきです 
(さつき) 空港からの石鎚山綺麗でしょうね。無事着陸された 
        こともあって。
 
6 春麗らカラクリ時計子規の郷 媛 香  2 票
(浩 風) 道後湯之町いいですね。 
(コスモス)麗らかな春に取り合わせが良いです。 
 
7 立春や足湯で語る旅の人 哲 朗  5 票
(菜の花) 癒しのひと時ですね   
(さつき) 立春を過ぎると観光客も多くなり情景を良く
          詠んでいますね。  
(旅 風) 足湯で語る・・・に感心しました。 
(ゆづき) 足湯では何となく話しが弾みますよ 
(髙 越) 初春の道後温泉の旅を楽しまれている景が見えます
    
8 暮年には日々の過ぎゆく幸の春 石の花  1 票
(まこと) お互い日々を健康でたのしく 
 
9 立春や心の小窓そっと開け 楓 花  8 票
(哲 朗) 春の気配が感じられます。 
( 泉 ) 閉ざされた心の冬も少しづつ春が訪れますよ。 
(峰 生) 雨でも風でも特に北国では他の節気と違い、 
      春の遅い立春と聞けば思い様々のことでしよう。 
(まこと) 季語が生かされています 
( 扇 ) 暖かくなったら何をしょうかと密かな楽しみですね。 
(さつき) 春がくると心の窓を開けるとても素敵な言葉に
        惹かれました。 
(旅 風) 心の小窓そっと開け・・・が憎いです。 
(ゆづき) 春が来ると何となく心もほころびます 
 
10 売約済みの壷に溢れる春の水 コスモス  2 票
(浩 風) いい景ですね。 
(媛 香) 上五が字余りが惜しいです。 
      良いお句と思いましたが…春の水がいいですね。 
 
11 大寒の庭で抱合ふ道祖神 まこと  2 票
(菜の花) 微笑ましいこうけいですね 
(旅 風) 抱き合う・・・に思わず笑みがこぼれます。 
 
12 春の宵入院したと電話あり そらまめ  
 
13 うみどりの鳴く声悲し寒霞  2 票
(楓 花) これから耕して何を植えましょうか? 
( 扇 ) 何時までも寒いようと鳴いているのかな。 
 
14 石灰で厚化粧する春畑 そらまめ  1 票
(菜の花) 面白い表現・・・畑も春ですネ 
 
15 椿祭裏参道も人の列 さつき  2 票
(哲 朗) 今年は天気に恵まれて賑わいました。 
(コスモス)裏参道の人で賑わいがよくわかる。 
 
16 福寿草笑みあふれをる昨夜(よべ)の雨 まこと  3 票
(楓 花) 昨夜の雨に濡れて輝いている福寿草、
      「笑みあふれをる」 が可愛くていいですね。 
(  扇  ) 雨の後の活きがえった美しさ いいですね。 
(菜の花) 久し振りの雨に福寿草の笑み・・・綺麗な句ですね 
 
17 老仲間花壇の周り春日和り 石の花  
 
18 小春日に背筋を伸ばす鳩の群れ さつき  3 票
(浩 風) 小春日に鳩を見て、 いいですね。 
(石の花) 鳩の背伸び小春日が良くきいてます。 
(旅 風) 背筋をのばす・・・は鳩の姿をよく捕らえている、 
        と思いました。
 
19 ふふめども日々待ち侘びる庭の梅 峰 生  1 票
(まこと) 春を待つ気持ちでています 
 
20 種まきの後に降る雨ウエルカム そらまめ  2 票
( 泉 ) 昨夜の雨で水やりが省け助かりましたね。 
(菜の花) 早く元気の良い芽が出ますように・・・ 
 
21 図書館に足湯の欲しき寒九かな 楓 花  1 票
(媛 香) 図書館の底冷え…足湯ほしと詠まれていらっしゃる
      ところ良く分かるお句です。 
 
22 一枚に心込めたる年賀状 旅 風  3 票
◇ 古来からの習わしに、望みを託し・・・・・ 
(峰 生) 賀状の一枚一枚にはそれなりの思いがありますね。 
(ゆづき) 年を取ると年賀状もおっくになります 
  (髙 越) 心をこめた手書き?の年賀状を書かれた?頂いた?
         何れにしても貴重ですね
 
23 火焚き来て問わず語りの庭仕事  楓 花  1 票
(旅 風)  問わず語りの・・・は、焚き火の情景をよく捕らえていますね。 
 
24 手払えど人恋ひ来たる冬の蝿 コスモス
 
25 節分のあけて豆散る朝(あした)かな 浩 風  5 票
(哲 朗) 立春の朝の様子が出ています。 
(媛 香) 全く同じ情景でしたわが家も豆を踏みつぶして 
      気がつく明日 でした。 
(峰 生) 昔、父の豆まきにはキャンデー等が入っており、 
      昨夜の真っ暗の残りがあるのでそれは楽しい翌朝でした。 
(まこと) 我が家も同じです 
  (髙 越) 立春の朝の景ですね。我が家も同様でした
 
26 皮細工ストーブの横猫・私  2 票
( 泉 ) 猫・私ほほえましいですね。 
(石の花) ストーブの横で私と猫がのんびりした風景ですね。 
 
27 囀りの一際高き烏かな 哲 朗
 
28 春を待つ牛の歩みや道半ば 旅 風  1 票
◇ 待ち遠しい春に、わが人生の歩みを重ねました。 
(石の花) 牛の歩みはのろいですが着実に進んで行きますね。 
 
29 蒼空に雪の石鎚天狗立ち  峰 生
 
30 木枯らしや新居のどこか軋みをり コスモス  1 票
(哲 朗) 新しい家はどこか軋む音がしますね。 
 
31 鉢植えの銭の花垂る雪の朝 浩 風  2 票
(媛 香) わが家の鉢植の銭の花も雪で萎れてさっぱりですわ。 
      俳句には詠めませんでしたが(^^) 
(さつき) 満開の花が眼に飛び込んできます。 
 
32 春浅し水琴窟の妙なる音 石の花  5 票
(楓 花) 春の初めと水琴窟の音色が合っていますね。 
(浩 風) 春浅しが妙なる音にぴったりですね。 
(峰 生) 水琴窟は昔城山の二の丸にあったようだったが、 
      今はどうだろう。澄んできれいな音でしたが。 
(コスモス)水琴窟の音は浅い春に良くあいます。 
(そらまめ)小さな音だがいい音ですね 
 
33 窓ごしに目白戯れカメラおす  1 票
(そらまめ)カメラおす・・・?? 
 
34 春雪や薄き紅引く石仏 髙 越  1 票
(さつき) 石仏には赤いスカーフ等も見かけますが紅を引いたら
        可愛いですね。 
 
35 耕して食ぶ喜びの余生かな まこと  6 票
( 泉 ) 家庭菜園で健康であってほしいです。 
(峰 生) 日々これ好日なりですね。 
(コスモス)素直に綺麗に詠まれている。 
( 扇 ) 料理も自分の家で採れたものはひとし 
        お美味しいですね。
(さつき) 最高の日々を送られておいでですね。 
  (髙 越) 無農薬の自給自足は最高の贅沢。幸せな老後の
        生活が見えます
 
36 風にのりロマンの香り沈丁花 菜の花  3 票
(コスモス)沈丁花の香りが漂ってきます。 
(そらまめ)ロマンの香りですか。 
  (髙 越) 近くではきつい匂いも風が運ぶとロマンの香りに
      なるとは旨い表現
    
37 潮騒と水仙の香や風つれて  3 票
(楓 花) 風が連れてきた、潮騒と水仙の香、きれいですね~ 
(まこと) 取り合わせ見事です 
(そらまめ)下灘界隈を思い出します。 
 
38 寒鰤や夫熱燗妻湯割り 髙 越  6 票
(哲 朗) 夫婦での晩酌は格別です。 
(楓 花) ご夫婦、それぞれでいて、仲睦まじいですね。 
( 泉 ) 仲の良いご夫婦、飲み過ぎないようにね。 
(峰 生) お二人の和やかな晩餐の一こまで。ご馳走さま。 
(そらまめ)二人で飲めるのはいいですね。 
(ゆづき) 仲睦まじいご夫婦だこと 
 
39 梅一輪凍てつく風に何思ふ 旅 風  1 票
◇ 凛と咲く庭の一輪の梅に思いを寄せました。 
( 扇 ) 何時までも暖かくならなくて、春が待ち 
           どうしいですね。
 
40 冬枯れの枝に捉まる雀かな さつき  1 票
(石の花) 枯れ枝に捉まる雀、変わった取り合わせですね。 
 
41 目覚めれば窓いっぱいに雪景色 媛 香  2 票
( 扇 ) 今年の雪には驚かせられますね。 
(そらまめ)珍しいことです。 
 
42 日の射して野菜顔だす春の雪 浩 風  1 票
(楓 花) きらきら輝いている野菜が見えますね。 
 
43 何無くも二人元気で八十路春    . 峰 生  6 票
( 泉 ) 仲良く元気でいつまでも長生きして下さい。 
(コスモス)無欲で元気でお目出度い二人です。 
(菜の花) お二人揃って元気が一番のお幸せ・・・いつまでも 
(旅 風) ご夫婦揃っての長寿に拍手。 
(ゆづき) 元気が幸せですね 
  (髙 越) 健康が何にも代え難いです。これからもお元気で
        お幸せに! 
 
44 堀端の紅白の梅ちらほらと 菜の花  1 票
(浩 風) いい景ですね。 
 
45 春燈や家族とくぐる朱の鳥居 髙 越  2 票
(哲 朗) おぼろの春に家族そろっての安全祈願でしょうか。 
(浩 風) 家族と一緒にお椿さんでしょうか。 
平成 23年2月 1日~平成 23年2月20日 投句分
花水木
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第 74 回 披 講