平成 23年 3月 1日~平成 23年 3月20日 投句分
花水木選
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互 選 句
第 75 回 披 講
今月のコメント
東北関東大震災の甚大な被害
お見舞い申し上げます。
今回はそのせいもあって震災関連の
句がかなり見受けられました。
皆さんも大変心を痛められたことと思います。  
 お察し致します。
 ☆☆☆ システム管理者 ☆☆☆
番 号 特 選 5 句 俳 号  
1 春寒し涙、涙で見るテレビ 菜の花  
東日本大震災の句が多くありました中で共感できます。
でも俳句は詩や小説のように,多く表現できないのがもどかしいです。
10 入彼岸詣でる我に遠き声  
墓前に手を合わされた時、思わず亡くなられた方の声がしました。
17 河口に落ちる夕日や残り鴨 髙 越  
河口と続く海と、夕日の大景と鴨の取り合わせがお見事です。
33 ゆるやかに四国三郎土筆出づ 髙 越  
駘蕩(たいとう)と流れる吉野川をゆるゆかにと詠まれ、さらに季語が
よく働いています。
38 完走のラストランナー春の風 まこと  
息もたえだえのランナーを、春風がいたわるように包み込みます
 
番 号 入 選 20 句 俳 号  
3 雛と撮る子等のポーズの定まらず コスモス  
4 春うらら安けく永眠(ねむ)れ弟よ 旅 風  
5 抜きんでてかげらふに浮く電波塔 まこと  
7 春風を受けペダル踏む女学生 媛 香  
8 啓蟄の土蹴散らして犬駆ける コスモス  
11 北近江お市の里の春の雪 浩 風  
13 亡き友の石と語らむ春の水 髙 越  
16 震災地無情と言える春の雪 さつき  
19 春雨や一つの傘に二人居て 媛 香  
20 三代が同じ校歌で卒業す まこと  
21 春遠く北の災害胸痛む 菜の花  
22 木蓮や震災人の痛ましく そらまめ  
25 耕耘機春の匂いの土起こす 菜の花  
26 裏庭に土筆が出たと夫の声 さつき  
30 雪割草友のブログに咲いており  
31 大津波生活哀れ沈丁花 石の花  
34 春雨を楽しんでいる下校の子 哲 朗  
36 春の靴何度も履き脱ぎぼく自慢  峰 生  
40 春寒や東北震災胸ふるふ  
41 草笛を鳴らす子真似る子三姉妹 コスモス