互 選 句
平成 23年6月 1日~平成 23年6月20日 投句分
花水木
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第 78 回 披 講
番号      選 句 & 披 講 俳 号 得 票     
1 谷引きの澄みたる音色田水張る 髙 越 5 票
(旅 風) 田園風景が眼に浮かんできます。
( 泉 ) 秋の収穫が楽しみです。
(楓 花) 清らかな水で、おいしいお米が出来そうですね~
  (さつき) 美味しいお米が出来そうですね。
  (そらまめ)谷川沿いの水田、涼しげですね。
 
2 ため池に釣り人ふたり梅雨くもり 石の花 2 票
(まこと) 季語をうまく据えています
(峰 生) 静寂な状景が浮かびます。
 
3 緑さす楠の神木手水かな そらまめ
☆ 大山祇神社にお参りしました
 
4 八十路過ぎテストパスして風薫る まこと 4 票
( 泉 ) いつの歳まで挑戦する気持ちがりっぱですね。
(髙 越) 合格おめでとうございます。して何を受験されたか興味あり。
     季語が気持ちをよく現わしていると思いました。
(菜の花) おめでとうございます!いつまでもお元気で、ご自愛ください。
  (さつき) チャレンジ清心は生涯持ちたいですね。
 
5 散歩道雨後の紫陽花あざやかに 菜の花 3 票
(髙 越) そのとおりですね。紫陽花には雨が無くてはね。
     美しくみずみずしさが見えます。
(浩 風) 本当にきれいですね。
(媛 香) 雨上がりって特に紫陽花は洗われたように色鮮やかですね。
 
6 梅雨晴れ間床屋の硝子磨きおり 楓 花 4 票
(哲 朗) 情景が良く出ています。
(媛 香) 磨いているのは床屋の鏡かと思えばガラスですかぁ~
(峰 生) 一寸したひとコマを上手にまとめておられますね。
  (そらまめ)近ごろは競争が激しく激安床屋も出てきて、
         昔ながらの床屋さんは暇になったかなー
 
7 釣り上げし水跳ね上げて鮎ひかり 哲 朗
 
8 無人市野菜にひそむなめくじり まこと 2 票
(旅 風) 野菜にひそむ、に共鳴しました。
  (そらまめ)野菜の下のなめくじが面白い。
 
9 近寄りて薔薇のささやき聞きにけり さつき 5 票
(哲 朗) 薔薇のささやきが面白いです。
( 泉 ) ロマンチックな方ですね。
(菜の花) ささやきが・・・夢があって良いですネ
(石の花) 薔薇の囁きがいいですね。綺麗な句です。
( 扇 ) バラの香りに誘われて・・・・・
 
10 湯上がりの簾に宵の風入れる 髙 越 3 票
(まこと) 中七をうまく詠まれています
(石の花) 簾に宵の風湯上がりにいい気持ちですね。
(峰 生) このあとビール一杯と余韻があっていいです。??
 
11 日本列島南梅雨入り北は雪 菜の花
☆ (5月23日のニュースより)
 
12 薫風を満身で香ぐ山の朝 旅 風 2 票
☆ 思わず吸い込みたくなる薫風でした。
(菜の花) 最高の朝でしたネ
(石の花) 満身で香ぐ外衣ですね。
 
13 カメラマンしゃがみて立ちて花菖蒲 浩 風 6 票
(哲 朗) カメラマンの動作をよくとらえています。
(楓 花) 「しゃがみて立ちて」面白い表現ですね。
(菜の花) きっと綺麗な写真が撮れた事でしょう
(媛 香) カメラマンは右往左往して被写体を見極め
      シャッターを切っています。
( 扇 ) 雨上がりの菖蒲どの方向もいいですね。
  (そらまめ)いろいろアングルを悩みながら撮している、これも楽しみ・・・。
 
14 田水張る千と千尋の神隠し そらまめ
☆ 一面の水田に電車、宮崎駿の映画のシーンです
 
15 青芒少女の姿見え隠れ 哲 朗 3 票
( 泉 ) 情景が絵になるようです。
(髙 越) 高原の芒原で隠れん坊で戯れる子等の姿が見えました。
(まこと) 取り合わせがよいです
 
16 門前に花の優しき散歩道 峰 生 1 票
(旅 風) 花の優しき、の詠みに共鳴しました。
 
17 何処からか守宮今年も現れて 媛 香 1 票
(まこと) やもりはこの頃はあまり見かけません久しぶりです
 
18 梅雨茫々災い多く憂いあり 石の花 2 票
(楓 花) いいことがありませんね。
( 扇 ) 被災地とボランテアの人達が一体となり梅雨に負けないで。
 
19 風一陣心も晴れし衣替え 旅 風 4 票
(髙 越) 更衣に風が添い清々しく気持ちがいいのが良くわかりました。
     名詞”ころもがへ”=「更衣」、動詞”ころもがふ”=「衣更ふ」 
     と教わりましたが、、、
(石の花) 更衣にきも晴れ晴れですね。
(峰 生) 本格的な夏ももうすぐですね。明るく過ごしましょう。
  (さつき) 季語がいきていますね。
 
20 キュッキュッと酸漿市(ほおずきいち)の別れかな
 
21 菖蒲園介護の車混み合ひて 浩 風 3 票
(哲 朗) デイサービスの車でどこも混み合っています。
(媛 香) そうですね、どこそこの介護施設の車椅子で介護師さんと 
     楽しんでいますね
  (そらまめ)デイサービスの定番コース。
 
22 橋かかり寂れた島に夏の蝶 そらまめ
☆ 島まみ街道で、港は寂しくなりました。
 
23 軒借りし一畳庵や濃紫陽花 髙 越 2 票
( 泉 ) 今年もきれいに紫陽花が咲いていますよ。
(媛 香) 一畳庵の軒で雨宿りをしたのです其処には  
     濃紫陽花が見事に七変化をしていました。
 
24 梅雨晴れに夕日に向かう白き鳥 1 票
(峰 生) 白鷺でしょうか。美しい風景ですね。
 
25 山藤や見上げて見える天守閣 さつき 1 票
(石の花) 見上げた先に天守閣何処からでしょう。
 
26 月見草知床岬に来ておりし
 
27 雨催い一斉に鳴く蛙たち 媛 香
 
28 梅雨冷えや師と仰ぐ人又逝きて 菜の花 4 票
(旅 風) 諸行無常の世ですね。
(浩 風) 寂しさは募るばかりですね。
(楓 花) 梅雨時に逝かれる人が多いですね。
( 扇 ) 身近な人との別れ寂しいですね。
 
29 天空を掴むがごとき朴の花 哲 朗 4 票
(旅 風) 掴むがごとき、の詠みが上手いと想いました。
(まこと) ほおの花の特徴をうまく捉えてあります
(菜の花) 大きな花、表現が良いですね
  (さつき) まとまっていてとても好きな句です。
 
30 苦吟して妻気遣わす梅雨夜半 峰 生 1 票
(浩 風) その心境よくわかります。
 
31 震災に負けじと強き草茂る 峰 生
 
32 幼子と頬すりあわす菖蒲風呂 さつき 3 票
(浩 風) 子供とのふれあいがいいですね。
(まこと) お孫さんとの楽しいひとときですか
(楓 花) 可愛いお孫さん(?)との嬉しい時間ですね。
 
33 紫陽花の毬の白なる眩しさよ 浩 風 1 票
(旅 風) 眩しさ、の読みに共鳴です。
 
34 ラッキョウを漬けて雨の日暮れにけり 楓 花 1 票
  (そらまめ)主婦の仕事は多彩です。
   
35 窓越しにしばし蛙の声を聴く 2 票
(石の花) このような光景懐かしいですね。
(媛 香) 日暮れると蛙の合唱が始まるのです。
     蛙の鳴き声を聞くと長閑だなぁ~と…私は好きですね。
36 藍々と目にも溢れる山の郷 旅 風
☆ 溢れんばかりの山の緑です。
 
37 初蛍瀬音なつかし故郷(さと)の夕 3 票
(浩 風) 古里はいいですね。
(峰 生) 蛍の光が身近にあった昔を思いだします。
( 扇 ) 何に付けても故郷を思い出しますね。
 
38 走り来てきょとんと目玉蜥蜴かな 石の花 2 票
☆ 可愛い目玉でした。すぐに走り去りました。一瞬でした。
(哲 朗) 蜥蜴の表情をよくとらえています。
(髙 越) 「きょとん」が滑稽ですね。トカゲも最近はあまり見かけなく
     なりました、これも自然破壊の一現象かも、、、
 
39 銘仙の古布で作りぬ夏薊 楓 花 2 票
( 扇 ) 懐かしい布での再利用思い出が沢山あり感無量です。
  (さつき) 出来上がりが見てみたいです。
 
40 夏草に散歩の道を取られけり まこと 7 票
(哲 朗) 夏草が青々と茂って道がわからなくなってしまいますね。
( 泉 ) やさしい心の人ですね。
(髙 越) 数日通らなかったら草が伸び蔓が絡み道を乗っ取られたー!
     切れ字”けり”が気持ちを良く表現していると思いました。
(浩 風) 夏草が繁のは早いですからね
(楓 花) 雨が多いので、草も茂るのが早いですね。
(菜の花) 雑草はひと雨毎に茂るのが早いですネ
  (さつき) 散歩するのも大変ですね。
 
41 今年また夏柑の下手に挟み
 
42 電線に一羽のつばめ羽繕い 媛 香