番号 |
選 句 & 披 講 |
俳 号 |
得 票 |
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1 |
谷引きの澄みたる音色田水張る |
髙 越 |
5 票 |
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(旅 風) 田園風景が眼に浮かんできます。 |
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( 泉 ) 秋の収穫が楽しみです。 |
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(楓 花) 清らかな水で、おいしいお米が出来そうですね~ |
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(さつき) 美味しいお米が出来そうですね。 |
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(そらまめ)谷川沿いの水田、涼しげですね。 |
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2 |
ため池に釣り人ふたり梅雨くもり |
石の花 |
2 票 |
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(まこと) 季語をうまく据えています |
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(峰 生) 静寂な状景が浮かびます。 |
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3 |
緑さす楠の神木手水かな |
そらまめ |
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☆ 大山祇神社にお参りしました |
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4 |
八十路過ぎテストパスして風薫る |
まこと |
4 票 |
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( 泉 ) いつの歳まで挑戦する気持ちがりっぱですね。 |
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(髙 越) 合格おめでとうございます。して何を受験されたか興味あり。 |
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季語が気持ちをよく現わしていると思いました。 |
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(菜の花) おめでとうございます!いつまでもお元気で、ご自愛ください。 |
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(さつき) チャレンジ清心は生涯持ちたいですね。 |
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5 |
散歩道雨後の紫陽花あざやかに |
菜の花 |
3 票 |
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(髙 越) そのとおりですね。紫陽花には雨が無くてはね。 |
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美しくみずみずしさが見えます。 |
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(浩 風) 本当にきれいですね。 |
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(媛 香) 雨上がりって特に紫陽花は洗われたように色鮮やかですね。 |
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6 |
梅雨晴れ間床屋の硝子磨きおり |
楓 花 |
4 票 |
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(哲 朗) 情景が良く出ています。 |
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(媛 香) 磨いているのは床屋の鏡かと思えばガラスですかぁ~ |
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(峰 生) 一寸したひとコマを上手にまとめておられますね。 |
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(そらまめ)近ごろは競争が激しく激安床屋も出てきて、 |
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昔ながらの床屋さんは暇になったかなー |
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7 |
釣り上げし水跳ね上げて鮎ひかり |
哲 朗 |
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8 |
無人市野菜にひそむなめくじり |
まこと |
2 票 |
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(旅 風) 野菜にひそむ、に共鳴しました。 |
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(そらまめ)野菜の下のなめくじが面白い。 |
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9 |
近寄りて薔薇のささやき聞きにけり |
さつき |
5 票 |
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(哲 朗) 薔薇のささやきが面白いです。 |
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( 泉 ) ロマンチックな方ですね。 |
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(菜の花) ささやきが・・・夢があって良いですネ |
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(石の花) 薔薇の囁きがいいですね。綺麗な句です。 |
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( 扇 ) バラの香りに誘われて・・・・・ |
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10 |
湯上がりの簾に宵の風入れる |
髙 越 |
3 票 |
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(まこと) 中七をうまく詠まれています |
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(石の花) 簾に宵の風湯上がりにいい気持ちですね。 |
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(峰 生) このあとビール一杯と余韻があっていいです。?? |
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11 |
日本列島南梅雨入り北は雪 |
菜の花 |
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☆ (5月23日のニュースより) |
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12 |
薫風を満身で香ぐ山の朝 |
旅 風 |
2 票 |
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☆ 思わず吸い込みたくなる薫風でした。 |
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(菜の花) 最高の朝でしたネ |
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(石の花) 満身で香ぐ外衣ですね。 |
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13 |
カメラマンしゃがみて立ちて花菖蒲 |
浩 風 |
6 票 |
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(哲 朗) カメラマンの動作をよくとらえています。 |
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(楓 花) 「しゃがみて立ちて」面白い表現ですね。 |
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(菜の花) きっと綺麗な写真が撮れた事でしょう |
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(媛 香) カメラマンは右往左往して被写体を見極め |
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シャッターを切っています。 |
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( 扇 ) 雨上がりの菖蒲どの方向もいいですね。 |
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(そらまめ)いろいろアングルを悩みながら撮している、これも楽しみ・・・。 |
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14 |
田水張る千と千尋の神隠し |
そらまめ |
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☆ 一面の水田に電車、宮崎駿の映画のシーンです |
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15 |
青芒少女の姿見え隠れ |
哲 朗 |
3 票 |
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( 泉 ) 情景が絵になるようです。 |
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(髙 越) 高原の芒原で隠れん坊で戯れる子等の姿が見えました。 |
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(まこと) 取り合わせがよいです |
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16 |
門前に花の優しき散歩道 |
峰 生 |
1 票 |
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(旅 風) 花の優しき、の詠みに共鳴しました。 |
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17 |
何処からか守宮今年も現れて |
媛 香 |
1 票 |
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(まこと) やもりはこの頃はあまり見かけません久しぶりです |
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18 |
梅雨茫々災い多く憂いあり |
石の花 |
2 票 |
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(楓 花) いいことがありませんね。 |
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( 扇 ) 被災地とボランテアの人達が一体となり梅雨に負けないで。 |
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19 |
風一陣心も晴れし衣替え |
旅 風 |
4 票 |
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(髙 越) 更衣に風が添い清々しく気持ちがいいのが良くわかりました。 |
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名詞”ころもがへ”=「更衣」、動詞”ころもがふ”=「衣更ふ」 |
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と教わりましたが、、、 |
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(石の花) 更衣にきも晴れ晴れですね。 |
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(峰 生) 本格的な夏ももうすぐですね。明るく過ごしましょう。 |
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(さつき) 季語がいきていますね。 |
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20 |
キュッキュッと酸漿市(ほおずきいち)の別れかな |
泉 |
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21 |
菖蒲園介護の車混み合ひて |
浩 風 |
3 票 |
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(哲 朗) デイサービスの車でどこも混み合っています。 |
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(媛 香) そうですね、どこそこの介護施設の車椅子で介護師さんと |
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楽しんでいますね |
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(そらまめ)デイサービスの定番コース。 |
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22 |
橋かかり寂れた島に夏の蝶 |
そらまめ |
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☆ 島まみ街道で、港は寂しくなりました。 |
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23 |
軒借りし一畳庵や濃紫陽花 |
髙 越 |
2 票 |
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( 泉 ) 今年もきれいに紫陽花が咲いていますよ。 |
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(媛 香) 一畳庵の軒で雨宿りをしたのです其処には |
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濃紫陽花が見事に七変化をしていました。 |
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24 |
梅雨晴れに夕日に向かう白き鳥 |
扇 |
1 票 |
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(峰 生) 白鷺でしょうか。美しい風景ですね。 |
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25 |
山藤や見上げて見える天守閣 |
さつき |
1 票 |
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(石の花) 見上げた先に天守閣何処からでしょう。 |
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月見草知床岬に来ておりし |
泉 |
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雨催い一斉に鳴く蛙たち |
媛 香 |
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梅雨冷えや師と仰ぐ人又逝きて |
菜の花 |
4 票 |
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(旅 風) 諸行無常の世ですね。 |
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(浩 風) 寂しさは募るばかりですね。 |
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(楓 花) 梅雨時に逝かれる人が多いですね。 |
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( 扇 ) 身近な人との別れ寂しいですね。 |
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29 |
天空を掴むがごとき朴の花 |
哲 朗 |
4 票 |
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(旅 風) 掴むがごとき、の詠みが上手いと想いました。 |
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(まこと) ほおの花の特徴をうまく捉えてあります |
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(菜の花) 大きな花、表現が良いですね |
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(さつき) まとまっていてとても好きな句です。 |
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30 |
苦吟して妻気遣わす梅雨夜半 |
峰 生 |
1 票 |
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(浩 風) その心境よくわかります。 |
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31 |
震災に負けじと強き草茂る |
峰 生 |
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32 |
幼子と頬すりあわす菖蒲風呂 |
さつき |
3 票 |
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(浩 風) 子供とのふれあいがいいですね。 |
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(まこと) お孫さんとの楽しいひとときですか |
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(楓 花) 可愛いお孫さん(?)との嬉しい時間ですね。 |
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33 |
紫陽花の毬の白なる眩しさよ |
浩 風 |
1 票 |
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(旅 風) 眩しさ、の読みに共鳴です。 |
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34 |
ラッキョウを漬けて雨の日暮れにけり |
楓 花 |
1 票 |
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(そらまめ)主婦の仕事は多彩です。 |
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35 |
窓越しにしばし蛙の声を聴く |
扇 |
2 票 |
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(石の花) このような光景懐かしいですね。 |
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(媛 香) 日暮れると蛙の合唱が始まるのです。 |
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蛙の鳴き声を聞くと長閑だなぁ~と…私は好きですね。 |
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36 |
藍々と目にも溢れる山の郷 |
旅 風 |
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☆ 溢れんばかりの山の緑です。 |
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37 |
初蛍瀬音なつかし故郷(さと)の夕 |
泉 |
3 票 |
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(浩 風) 古里はいいですね。 |
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(峰 生) 蛍の光が身近にあった昔を思いだします。 |
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( 扇 ) 何に付けても故郷を思い出しますね。 |
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38 |
走り来てきょとんと目玉蜥蜴かな |
石の花 |
2 票 |
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☆ 可愛い目玉でした。すぐに走り去りました。一瞬でした。 |
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(哲 朗) 蜥蜴の表情をよくとらえています。 |
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(髙 越) 「きょとん」が滑稽ですね。トカゲも最近はあまり見かけなく |
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なりました、これも自然破壊の一現象かも、、、 |
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39 |
銘仙の古布で作りぬ夏薊 |
楓 花 |
2 票 |
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( 扇 ) 懐かしい布での再利用思い出が沢山あり感無量です。 |
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(さつき) 出来上がりが見てみたいです。 |
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40 |
夏草に散歩の道を取られけり |
まこと |
7 票 |
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(哲 朗) 夏草が青々と茂って道がわからなくなってしまいますね。 |
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( 泉 ) やさしい心の人ですね。 |
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(髙 越) 数日通らなかったら草が伸び蔓が絡み道を乗っ取られたー! |
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切れ字”けり”が気持ちを良く表現していると思いました。 |
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(浩 風) 夏草が繁のは早いですからね |
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(楓 花) 雨が多いので、草も茂るのが早いですね。 |
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(菜の花) 雑草はひと雨毎に茂るのが早いですネ |
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(さつき) 散歩するのも大変ですね。 |
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41 |
今年また夏柑の下手に挟み |
扇 |
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42 |
電線に一羽のつばめ羽繕い |
媛 香 |
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