互 選 句
番号      選 句 & 披 講 俳 号 得票
1 他人ごとと思いし杖や汗の道 峰 生 3 票
(菜の花) これからも頑張ってください。
(まこと) 全く同感です
(旅 風) 明日はわが身、と共感しました。
2 オリーブの枝にも揺れる空蝉や 楓 花 1 票
(そらまめ)あんなに揺れる葉っぱに掴まって、よく羽化できる
     ものですね。
3 さざ波の水辺に浮きし夏の月 菜の花 6 票
(媛 香) きれいなお句~夏の月も秋の月とまた違って良いデスね。
     中七が気に入りました。
(髙 越) 夏の夜のひとときの涼しさを感じます
(哲 朗) 情景が良く出ています。
( 扇 ) 涼しさが漂ってきます。今年も台風の雨で乗り切れますね。
(さつき) 海辺の情景が綺麗に詠まれていますね。
(楓 花) 絵のように美しいですね
4 つばくろの影何処ヘやら里暮るる 峰 生 1 票
( 泉 ) つばくろも巣立ちを終え元気に飛び立ったの
     でしょうか、それともねぐらに帰ったのかな?
5 友と逢い語り明かすや夏の夜 石の花 1 票
(哲 朗) 話が尽きないことでしょう。
6 なでしこは夢をかなえて世界一 そらまめ 3 票
( 泉 ) 日本中に勇気をくれた「なでしこジャパン」
     なでしこの花にたとえ良いですね。
(菜の花) 世界に誇れる素晴らしいなでしこでしたね
(浩 風) 本当に感動しました。 季語は、季節の花、チーム名でもいいかな。
   
7 バーベキュー若者集ふ浜キャンプ 媛 香 2 票
(峰 生) 世代の違いには、やはり傍観だけの方が無難の
          ようですね。
(浩 風) いい景ですね。
8 石手ダム満まん梅雨の明けにけり 髙 越 3 票
( 泉 ) 石手ダムもこれで渇水もしばらく安心ですね、
     でも、節水を心がけましょう。
(哲 朗) 水の心配はありませんね。
( 扇 ) 今年も台風の雨で乗り切れますね。
9 被災地をはるかに忍ぶ旱空 石の花 1 票
(旅 風) 復旧・復興は何時になることやら、思いは同じです。
10 ペーロンの漕ぎ手の気魄伝わりて 哲 朗 3 票
(菜の花) 若さがみなぎって来ます
(そらまめ)人力でのスピードに驚いて・・・。
(峰 生) 勇壮だった昔のことをグッと思い出します。
11 半夏生夕べに白さ際だちぬ 髙 越 2 票
(まこと) 半夏生の頃の感じ出ています
(楓 花) 友にもらった、我が家の半夏生もそんな感じがします。
12 紅蜀葵老人施設静かなり 石の花 4 票
(そらまめ)紅葉あじさい、どんな花かな?。寝たきり老人が
     多いから・・・。
(峰 生) どうしても一抹の淋しい風景です。
(浩 風) 施設に合った静かそうですね。
(さつき) 静に咲くと施設の静けさが句を引き立たせているように思います。
13 一の森汗をふきふき登頂す 1 票
( 扇 ) 夏山はいいですね。
14 雲覆い雷鳴轟く山郷(やま)の朝 旅 風  
☆ 一天俄かにかき曇り、雷鳴が轟きました。
15 夏の夜の天守閣より街の灯を 1 票
(哲 朗) 夜景が目に浮かびます。
16 夏山や眩きほどの青さかな 旅 風 1 票
☆ 目の前に拡がる夏山の緑が、眩しいほどでした。
(まこと) 遠景をうまく詠まれています
17 夏卓球作る身体に玉の汗 2 票
(媛 香) 卓球をして玉の汗を流して体力を付ける良いですね。
     夏卓球…汗が季語なのでわざわざ頭に「夏」は
     必要無いようにも…
( 泉 ) この暑さで卓球をする元気があるなんてすばらしいですね。
18 夏登山小さき花を見つけたり 2 票
(媛 香) 登山して小さき花を発見わぁ~きれい~と。
     高山植物ですよね?因みに登山が「夏」の季語なので
     頭の夏はどうでしょう。
( 扇 ) 頂上に登るに従って色々な種類の花が楽しみです。
19 夏木立級友(とも)逝くという便り来る 旅 風  
☆ 同級生が、闘病の甲斐も無く癌で旅立ちました。
20 家々の塀にこぼれる凌霄花 まこと 2 票
(峰 生) 通る人にも美しく見えても、落花や通行妨害に気がかりしょう。
(楓 花) 「塀にこぼれる」という表現がいいですね。
21 蚊の声が聞こえなくなる老いの耳 そらまめ 1 票
(石の花) 加齢は寂しい物です。五感の感覚がだんだん衰えるを感じます。
22 節電の夜(よ)や色褪せし渋団扇 髙 越 6 票
(媛 香) 節電のため今まで出番無き団扇が重宝されていますね。
     何処にあったかしらと探しています
(菜の花) 節電で団扇の出番ですね
( 扇 ) 今年は特に節電に協力しましょう。
(峰 生) 昔の夏のそれなりの団らんが思い出されます。
(浩 風) 節電に協力と同時に昔を想い出します。
(さつき) 渋うちわなつかしいです。
23 回りくる寿司のいろいろ夏の夜 浩 風 1 票
(哲 朗) 回転寿司の店が多くなりました、私も時々行きます。
24 干し草の匂いを愛でる遊歩道 さつき 3 票
(髙 越) 時節柄、放射能は付いてない様で良かったですね
(旅 風) 干草の匂いを愛でる、感性に脱帽。
(石の花) 干し草のにおい私も好きです。いいですね。
25 向日葵の迷路の歓声聞へ来る 媛 香 1 票
(旅 風) 迷路の歓声の詠みに一票です。
26 講習の帰途につきたる玉の汗 浩 風  
27 梅雨明けて中洲の草は立ち上がり 哲 朗 4 票
(まこと) 梅雨明けの景がよく見えます
(そらまめ)梅雨の大雨でなぎ倒されていた草たち、元気です。
(旅 風) 雑草は本当に逞しいですね。
(さつき) 良く観察されていますね。
28 子ら連れてかけ声走る梅雨晴間 まこと  
29 車廃め不便我慢の日々暑し   峰 生 1 票
(石の花) 今までの便利さが染みついて我慢も大変ですね。
30 首筋は粘着テ―プのごと真夏 楓 花  
31 瀬戸の海釣り船二三夏の昼 浩 風 1 票
(髙 越) 早朝に出かけた釣り舟。釣り終えて海上で涼を取って
     いるのかな
32 青嵐熊野古道の旅に出る さつき 5 票
(媛 香) この暑さの最中に熊野古道の旅に出るのです芭蕉の
     足跡を辿ってですか。素晴らしい
(まこと) よい旅だったでしょう
(浩 風) いいですね。
(楓 花) 季語との取り合わせがいいですね。
(石の花) 季語が句に良くマッチしています。
33 孫の声日に日に増えて蝉しぐれ 2 票
(髙 越) お孫さんの声と蝉の声が旨くひびきあっている。
     爺さん婆さんの顔もほころんで見える
(哲 朗) 孫の声と蝉の取り合わせが面白いです。
34 台風は東北避けて曲がりおり そらまめ 1 票
( 泉 ) 今回の台風は東北を避けてくれ良かった!
     これ以上の打撃がありませんように。
35 昼寝癖眼鏡ズラして胸に本 媛 香 4 票
(髙 越) 読書していていつの間にか”うとうと”と。
     本を枕にでなくて・・・
(菜の花) 面白く微笑ましい情景が目に浮かびます
(そらまめ)いいスタイル、いびきは?。
(石の花) のんびりとした昼下がりの風景ですね。
36 虹二重歓声高きバスツアー 菜の花 3 票
(髙 越) (客)あっ珍しい!(運ちゃん)止めて見せてあげたいが
     高速道の上ではね~
(浩 風) 車窓より見た景色、その時の様子が良くわかります。
(楓 花) バスの中の歓声と情景が目に浮かびますね。
37 涼感や麻のシーツのコマーシャル さつき 2 票
( 扇 ) 肌触りがいいと気持ちよく爽やかですね。
(石の花) 麻のシーツは気持ちがいいですね。
38 風穴の冷気ふき出す登山道 哲 朗 2 票
(菜の花) 疲れも癒す冷気でしょうね
(さつき) 纏まりのある良い句です。
39 目標へ近づくここち雲の峰 2 票
(さつき) 登山は良いですね。
(楓 花) 充実感が感じられますね。
40 夕顔の白き優雅に癒されし 菜の花 1 票
( 泉 ) 夕顔は大好きな花です、気品と優雅さをもっていますね。
41 夕風を集めて揺れる花ぎぼし 楓 花 4 票
(媛 香) 夕風を集めて揺れる…集めて揺れるって表現が良いですね。
(まこと) きれいに写生句です
(峰 生) 「夕風を集めて~」が面白いです。
(旅 風) 集めて揺れる、を上手いと思いました。
42 余り苗力たくわえ出番待つ まこと 1 票
(そらまめ)ほとんど出番なく、畦などに打ち上げられるのですが、
     ちょっと哀れです。
平成 23年7月 1日~平成 23年7月20日 投句分
花水木
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第 79 回 披 講