番号      選 句 & 披 講 俳 号 得 票
1 お茶の席懐紙に透ける葛の餅 さつき  5 票
(まこと) お茶席での一句すばらしいです
(峰 生) 落ち着いた茶会の状景。「懐紙に透ける」がいいですね。
( 扇 ) お茶席では季節に合ったお菓子楽しみですね。
(石の花) 葛の餅は涼しさを呼ぶお茶席にぴったりですね。
(髙 越) おいしそう! 関東風と関西風があるとか?
 
2 さらさらと波打つ青田豊なり 菜の花
3 老いの身に心安らぐ夜の秋 旅 風  2 票
☆ 夜半の涼風(天然クーラー)は、深い眠りへと誘ってくれます。
(媛 香) あぁ~今日も1日無事に…蒲団に身を沈めた瞬間
     ホット心安らぐのです。良く分かりますね
(髙 越) 全く同感。身も心も安らぎます
 
4 ひらがなの絵葉書届く夏休み 楓 花  7 票
(そらまめ)楽しい絵葉書が届きました。今は、幼稚園でも文字が書ける。
(浩 風) いいですね。孫さんからですかね。
(旅 風) お孫さんのやさしさが、目に浮かびます。
(ゆづき) 孫からの暑中見舞い嬉しいね・・・
(まこと) お孫さんとの楽しい交流いいですね
(菜の花) 微笑ましく、嬉しいですネ
(さつき) お孫さんからですか可愛いですね。
5 赤とんぼ風に向いてホバリング そらまめ  1 票
(菜の花) 面白い表現ですね
6 十六夜の月を待ちたる城山に  1 票
(菜の花) 城山から見る十六夜の月は又、格別でしょうね
7 蝉もまた短き命逞しく 峰 生  1 票
(旅 風) われわれも、かくありたいですね。
8 若者の熱きサンバに胸躍る 菜の花  4 票
(浩 風) 高知よさこい踊りですかね。 いいですね。
(媛 香) 一番好きなお句でしたが季無しが残念でした。
    「サンバに胸躍る」このフレーズがすきですね。
(さつき) 情景が眼に飛び込んできます
(峰 生) 夏祭りです。若人達の熱気がビンビンと伝わってきます。
9 砥部焼の風鈴吊す厨窓 媛 香  2 票
( 扇 ) 今年の暑さに風鈴の音色ホットします。
  (髙 越) お料理中の奥さんも心が和む事でしょう
10 紅薄しちいさき花の百日紅 石の花  1 票
( 扇 ) 我が家の白い百日紅も毎年待ちわびています。
11 列なせる五百羅漢や秋の風 浩 風  2 票
(旅 風) 羅漢への、神様の贈り物ですね。
( 泉 ) 五百羅漢と秋の風がぴったりです。
12 夏雲や球児の前に仁王立ち 旅 風  5 票
☆ 甲子園を目指す球児を、夏雲も声援していました。
(ゆづき) 熱闘甲子園球児達のエネルギーが頼もしい
(哲 朗) 積乱雲の出ている様子が良く出ています。
(楓 花) 面白い表現ですね~
( 泉 ) 今年も爽やかな高校球児の夏が繰り広げられましたね。
(さつき) 元気の良い球児の姿が見えてきます。
13 海風に吹かれて風鈴鳴り止まず 媛 香  3 票
(浩 風) 海辺はいいですね。
(楓 花) 鳴りっぱなしの景が見えますね。
(菜の花) 風鈴の音に癒されますね   
14 容赦なく部屋に西日が上がり込み 哲 朗  4 票
(そらまめ)すだれの隙間でも、強烈です。
(まこと) 西日がお座敷に上がり込むわかります
(楓 花) 「上がり込み」がいいですね!
( 扇 ) 暑さの中いつの間にか西日が部屋にさし秋を思わせてくれます。
15 連山の襞はっきりと梅雨明ける まこと  3 票
(楓 花) 梅雨明けの山の色まで見えるようです。
(石の花) 雨上がりは遠景がよく澄みきって景がよく判ります。
  (髙 越) 待ちわびていた梅雨明けを喜ぶ気持ちが見えます
16 クマゼミの声のボリュウムあがりけり 哲 朗
17 法師蝉明日なき声の日暮れかな  さつき  9 票
(旅 風) 今を、精一杯生きているのでしょうね。
(ゆづき) はかなき蝉の一生うだる暑さを感ずる
(哲 朗) 蝉の命は短いですね。
( 泉 ) 蝉のはかない命と日暮れが合いますね。
(媛 香) 日暮れまで鳴ききって「明日なき声」と詠んで
     いらっしゃるのが哀れさを感じます。
(菜の花) 短い命、蝉の様子が良く出ています
(峰 生) 夏の終わりのそこはかとなき哀愁。共感させられます。
(石の花) 短い蝉の一生をうまく句にしています。
(髙 越) 世のあわれさを感じます
 
18 喜怒哀楽忘れて居りし暑さかな 楓 花  1 票
(旅 風) 一種の人間修行ですね。
19 つまずいた草の中から大かぼちゃ そらまめ
20 ロープウエーでめざす山頂秋の風 浩 風  1 票
(石の花) 最近はロープウェーのある山が多いですね。
21 イヤホンで深夜便聞く熱帯夜 そらまめ  1 票
(浩 風) 暑くて眠れない夜は、深夜便ですね。
22 しまなみの島のかげから揚げ花火
23 舗装路の轍沈みし炎暑かな 髙 越  2 票
(楓 花) 今年はことの外、暑かった!
(石の花) 炎暑では舗装路も柔らかく轍の跡も付きやすいですね。
24 競い合うクマゼミの声目覚ましと
25 夏布団眠れぬ夜に夢うつつ 石の花  1 票
(ゆづき) 寝苦しい熱帯夜節電の今日この頃ですね
26 涼風のときたま素足なでて行き  4 票
(そらまめ)気持ちいい!、ちょっと色気を感じる。
(哲 朗) 秋の近かずきが感じられます。
(まこと) 新涼の新鮮な感じうまく詠まれています
(石の花) 素足をなでるがいいですね。
27 黍焼ける香り我が家か団地前 峰 生
28 夏帽子かぶってお行きやんちゃっこ 楓 花
29 遊園地SL走る合歓の花  さつき  2 票
(浩 風) 孫が手を振っているかも、いい景ですね。
(峰 生) 明るい子供達や家族の様子。昔を思い出しますね。
30 百日紅並木の陰で子犬じゃれ 石の花  2 票
(そらまめ)カワイイッ!
(さつき) 子犬も陰がいいようですね。
31 短冊に自選の一句星祭り まこと  8 票
(ゆづき) 七夕に一句風流ですね
(哲 朗) どんな一句でしょうか。
(楓 花) 綺麗なお句ですね。
( 泉 ) 星に何を願ったのでしょう
(媛 香) 自選の一句は嘸かし名句でしょうね。
(菜の花) ご自分の句を短冊に良いですね・・・ロマンチック
(さつき) すっきりした良い句ですね。
(髙 越) 風流
 
32 萩寺を参詣すれば萩一花 浩 風  2 票
(まこと) 萩寺の情景見えます
( 扇 ) 萩寺と萩一花がいいですね。
33 万緑も深く眠るや靄の中 旅 風  1 票
☆ 街も山々も、朝靄の中でまだ静かに眠っていました。
( 泉 ) 静かな森の情景が浮かびます。
34 世の動き鈍ってしまう油照り 哲 朗  1 票
(そらまめ)猛暑の表現うまい。
35 黒百合や鉱山(やま)に無縁の塚あまた 髙 越  3 票
(旅 風) どこの鉱山でしょうか。寂しいですね。
(媛 香) 鉱山に黒百合と.塚数多と取り合わせがいいと思いました。
(峰 生) 山で命を落とした方々の悲しみ。ジーンと胸を打たれます。
36 孫達に何くそ教しう夏休み 峰 生  2 票
(そらまめ)元気ジーちゃん、ガンバレ。
( 扇 ) ついつい昔を思い出して力がでます。
37 店先の西瓜叩いてみたくなり まこと  5 票
(浩 風) 私もそんな気持ちになります。
(哲 朗) 私も叩いてみたくなります。  
(ゆづき) 熟れ頃の西瓜でも高く成りましたね
(媛 香) そうなんですスイカを見ると叩きたくなりますね。
     照れてるかしら?なんて…音を聞きたくて(^o^)
(さつき) 大きな西瓜なら叩いてみたいですね。
38 星空にとどろく花火音探す 菜の花
39 バスの中友の顔見ぬ暑き夏
40 石鎚の水湧き出し駅涼し 媛 香
41 水際にきて翡翠(かわせみ)の色映す  3 票
(哲 朗) 情景が目に浮かびます。
(まこと) 翡翠の動きをうまく捉えています
(峰 生) 静かな美しい色合いに引き込まれます。
42 水滴を抱き青芥子山ガール 髙 越  1 票
( 泉 ) 最近はオシャレをした山ガール、山ボーイが登山道で見かけます。
互 選 句
平成 23年8月 1日~平成 23年8月20日 投句分
花水木
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第 80 回 披 講