互 選 句
平成 23年11月 1日~平成 23年11月20日 投句分
番号      選 句 & 披 講  俳 号 得 票     
1 小春日や終着駅で母の待つ 峰 生 3 票
(旅 風) 終着駅とお母さんとの組み合わせに感じ入りました。
(媛 香) お母様が来られる駅が終着駅なのです、ですから
      安心して待つことが出来ますね。帰りは当然始発駅です。
      これもまた安心してお見送り出来ますね。
(さつき) 親孝行出来る時が良いですね
   
2 散歩道可憐に咲きし野菊かな 菜の花 2 票
(まこと) 素直に詠まれています
(髙 越) 野菊を眺めながらの散歩とはいいですね
3 電線の椋鳥今日も群れてをり 浩 風
4 竜巻にまたも災害寒見舞い 石の花
5 半島に咲く野路菊や海蒼し 6票
(まこと) 野菊と海の青さいいです
(旅 風) 半島の情景が目に浮かびます。
(浩 風) いい景ですね。
(哲 朗) きれいな風景が目に浮かびます。
(楓 花) 高茂岬でしょうか?景色が目に浮かびますね。
(初 霜) 何処の半島でしょう。道ばたの菊の白さと
     海の蒼さがよくマッチしています。
6 おのおのに選びし肴おでん酒 哲 朗 4 票
( 泉 ) 仕事帰りでしょうか、屋台での情景が見えます。
(楓 花) お好みのおでんを選んで・・・いいですね。
(初 霜) おでんの好みの肴でのお酒・・・いいですね。
  (そらまめ)好みのおでんを選んで、乾杯!。
7 名も知らぬ花をと辞典冬灯火 初 霜 2 票
(まこと) 俳句のおかげで物知りになりました
( 泉 ) 冬灯火の季語がいいですね。
8 秋深し松山城の高きこと 菜の花 1 票
(旅 風) 天気によっては、お城も高く見えますねえ。
9 残る蚊の右手の甲へ不時着す 1 票
(楓 花) 蚊がいつまでもいますね。下五が面白いですね。
10 熱燗に湯豆腐が合う一人酒 そらまめ 6 票
(石の花) 熱燗に湯豆腐いいですね。
( 泉 ) ちょっぴり淋しい一人酒、湯豆腐で温まって下さい。
(ゆづき) 一人で楽しむ独り酒良いもんですね
(初 霜) 熱燗と湯豆腐がいいとりり合わせですね。
(媛 香) 熱燗に湯豆腐合いますね、一人酒がチョット寂しい、
       でも実感でしょう。
  (さつき) 寂しい替わりに自由がいいですね
11 招かざる木枯し一陣老いの背に 旅 風 2 票
☆ 突然、風が一陣吹いて、思わず身をすくめました。
(初 霜) 予期せぬ木枯らしで思わず身をすくめますね。
  (そらまめ)木枯らしが堪える年になりました。
12 紅葉を愛でて別れぬ歌仲間 楓 花 3 票
(浩 風) いつまでも素晴らしい景色に見とれている様子。
     いいですね。
(峰 生) 楽しい1日と振り返り自然に出来たいい句だと思います。
(髙 越) 紅葉の下でカラオケ会をしていたのだろうか
13 山の端に誰を待つかや神無月 旅 風 1 票
☆ よろづの神々が出雲へ集う10月、この夜の満月は、
   誰を待っているのか、と。
(菜の花) 幻想的で綺麗ですね
14 たわわなる隣の柿をいただきぬ 浩 風 3 票
(哲 朗) 沢山なっているので頂戴したのでしょう。
(ゆづき) 隣の柿も我のもの
  (さつき) 今年の柿はとても美味しいですね
15 秋の田に雀踊りて餌あさる 菜の花 2 票
(石の花) 無邪気な雀の姿がよく分かります。
( 扇 ) 新米を美味しそうに食べている様子が見えます。
16 滝壺に紅葉舞い落ち三段峡 3 票
(浩 風) いいところへ行ったのですね。
(髙 越) 秋の渓谷の美しい景色が見える
(菜の花) 秋の光景が目に浮かんで来ます
17 衣被味噌田楽で夕餉膳 石の花 4 票
(まこと) 最高ですね
(初 霜) 里芋での味噌田楽、美味しそうですね。
(媛 香) 寒くなりますと温かい湯豆腐とかおでんとか鍋物が夕
     食にはいいですね。味噌田楽が美味しそう。
  (さつき) 美味しそうですですね私大好き好きです
18 万歩計カチカチカチと秋日和 まこと 4 票
( 泉 ) 秋日和でのお散歩、お元気ですね。
(楓 花) 万歩計の音も軽やかな秋日和!
( 扇 ) 散歩の季節万歩計が気になりますね。
  (そらまめ)今頃は音の出る万歩計はめづらしくなったね。
19 七五三父母祖父母宮参り 媛 香 2 票
(ゆづき) 三世代の宮参り微笑ましい限り
(髙 越) 家族総出での宮参りの幸せな風景
20 頂の色葉に咲きし初霧氷 髙 越 2 票
☆ 紅葉の盛りに付いた霧氷はすごく綺麗かった。
  敢えて季重なりで投句します。
(哲 朗) 霧氷の様子が良く出ています。
(楓 花) さぞかし綺麗なことだったでしょう~
21 道の駅迷い迷って栗を食む さつき 1 票
(峰 生) 何か食べなくてはと迷う気持ちが素直に伝わってきます。
22 島つなぐ橋渡りても蜜柑山 まこと 5 票
(旅 風) 蜜柑また蜜柑の島々なのですねえ。
(哲 朗) 瀬戸の島々の蜜柑山の風景を良くとらえています。
(峰 生) 次も次も俺の山なら良いと思うかどうか美しい景色です。
(菜の花) ミカン県の島の感じが良く出ていますね
  (そらまめ)しまなみ海道の景色ですね。
23 渋柿や渋抜けきれずお茶を飲む そらまめ
24 冬晴れや自家用車で遠出する 初 霜 1 票
( 扇 ) 天気のいい日は 遠出楽しみですね。
25 連れだって鴛鴦舞い降りし出合橋 哲 朗
26 夜食とる油であげたパンのみみ 1 票
(峰 生) こんなの食べたら悪い。また太ると思いつつも~~私。
27 大根を漬け物にして夕暮るる さつき 2 票
(石の花) 一仕事してああしんど。一安心ですか。
(まこと) おいしい漬物が食べられる事でしょう
28 かの城に届くや一声天高し 旅 風 1 票
☆ 眼下に見下ろす松山城に、思わず声を発して
  みたくなりました。
(峰 生) 実際にはやりにくいよ。然しとても気持ちのいい句だね。
29 北国の初雪の報ありにけり 浩 風 2 票
( 扇 ) ようやく北の方から寒波がやって来ましたね。
(媛 香) 北国の冬は早い、もう雪なのですね。
30 一万本コスモスの海友と行く 楓 花 2 票
(まこと) 風景が見えてきます
(髙 越) 波打つ広大なコスモス畑をコスモスの海と表現
31 クリスマス金銀の花売られいし 初 霜
32 雪吊りやマストそびえる風情かな そらまめ 3 票
(哲 朗) 情景が良く出ています。
(ゆづき) 北陸地方で見かける風物詩ですね
(菜の花) 雪吊りをマストに・・・面白い発想ですね
33 影落とし鳩群れて飛び秋入り日 媛 香 2 票
(旅 風) 秋の寂しさを感じます。
  (そらまめ)夕日を鳩の影で詠んだのは気に入りました。
34 のめり込む話にいつか秋暮れぬ 楓 花 7 票
(石の花) どんな話にのめり込むのでしょうか
(ゆづき) 友と時間忘れ語れる仲間は良いものですね
( 扇 ) 時間がたっぷりある私達は一日が直ぐ過ぎます。
(初 霜) 話に花が咲くと日暮れも忘れますね。
(菜の花) 秋の夕日はツルベ落としとか?・・・
(媛 香) 秋の日暮れは早いですね。話に花が咲くとあっと
      いう間に釣瓶落しですネ。
  (さつき) 秋は陽の落ちるのが早いですものね
35 落鮎を甘露煮にしてバスに乗り さつき
36 冬ぬくしダム湖に休む鳥の群れ 髙 越 3 票
(浩 風) いい景ですね。
( 泉 ) 遠い旅をしてきた渡り鳥の群れ、ゆっくりとした時間ですね。
  (そらまめ)ダム湖には沢山の渡り鳥が来ていますね。
37 鉢植えの葉ボタン哀れ水わすれ 石の花 2 票
( 扇 ) お正月まで枯らさないで楽しんで下さい。
(峰 生) 自分に腹を立てながらのこんなことよくありますね
38 湖に遊覧船で秋深し 1 票
(石の花) 十和田湖で遊覧したことを思い出しました。
39 ベスト編む毛糸の色はローズなり 媛 香 2 票
(哲 朗) 良くお似合いでしょうね。
( 泉 ) リズムあるとても好きな句です。
40 黄葉のブナ林めでる昼下がり 1 票
(髙 越) 日光を透かし見るブナの黄葉の美しさ
41 日だまりに欠伸殺して好き小春 峰 生 1 票
(ゆづき) 天下泰平ですね
42 早起きの大根(だいこ)間引きぬ二畳畑 髙 越
43 昔から同じ絵柄の千歳飴 哲 朗 2 票
(浩 風) いいところを見てますね。
(菜の花) その様ですね
44 凧揚げや亡き兄の影重ね見る 峰 生 2 票
(旅 風) 亡きお兄さんの面影が、天空に浮かんでいるようですね。
(楓 花) 凧揚げの風景を見ることも少なくなりましたね~
      お兄様を思い出されたのですね。
45 地震(ない)あとの瓦礫のまヾに冬に入る まこと 4 票
(石の花) 瓦礫の処理がなかなか進みませんね
(浩 風) 大震災のつめあと、早く整理してほしいですね。
(媛 香) 冬到来にほんとにお気の毒!何とか早い復興が
      成されなかったのかと思いますね。
(さつき) 地震に遭われた方にお見舞い申し上げます
花水木
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第 83 回 披 講