互 選 句
平成 24年2月 1日~平成 24年2月20日 投句分
花水木
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第 86 回 披 講
番号      選 句 & 披 講 俳 号 得 票
1 亡き母のキャンバス整理福寿草 そらまめ 2 票
(髙 越) 在りし日の面影を想い出しながらされているのでしょう。
     季語が合っていると思いました。
( 泉 ) 絵をかかれておいでた母上様が偲ばれます。
2 ものの芽を誘うがごとき昨夜の雨  まこと 1 票
(哲 朗) ひと雨ごとに芽も膨らんできますね。
3 老いてなお小さき望みは葱坊主 さつき 4 票
(まこと) 季語がぴったりです
(媛 香) 小さき望み…葱坊主がいいですね。
( 泉 ) いつまでも望みは捨てないで下さい。
(緑 風) 何時までも希望を持って行きたいものですね。
4 句集読む夜半(よわ)の耳打つ春霰 髙 越 4 票
(峰 生) 静かな夜。熱心に読書のようですね。
(浩 風) 静かな夜半に霰の音、句集を読むがいいですね。
(楓 花) 静かな夜に霰の音・・・詩的世界ですね。
( 泉 ) 静かな情景が現れています。
5 冬寒にサーフィン遊ぶ波高し 2 票
( 扇 ) 見ていると危険がいっぱいでもスリルいいでしょうね
(そらまめ)サーフィンは年中やれるんだ、融通のきかない
     季語は無視すべきだ。
6 ?梅の黄ひと色に庭光る まこと 3 票
(哲 朗) 蝋梅が庭を独り占めしているようです。
(峰 生) 寒々とした冬の庭の蝋梅。嬉しい迎春の一景ですね。
(さつき) 蝋梅の花の美しさえで庭が華やかに成りますね
7 節分や手からこぼれる豆の数 さつき 3 票
(菜の花) 年の功ですネ?・・・
( 扇 ) 同感です
(ゆづき) 家々の豆まきの声も疎らとなりましたね。
8 冬枯れにこぼれるほどの紅い花 旅 風 1 票
☆通りかかった家の軒先で見かけました。
(さつき) 赤い花は何のお花でしょうか?
9 年の豆食べきれぬ母九十六(くじゅうろく) 髙 越 7 票
(哲 朗) 益々お元気で長生きしてください。
(まこと) お元気で何よりですね
(菜の花) あやかりたいですね
(楓 花) 多くなったなあ~と私自身も思った今年ですが、
     96歳のお母様にはかないませんね!!
(ゆづき) 長寿ともなれば豆も食べ切れませんね。
(緑 風) 確かに年を取ると豆の数を消化出来ませんね。
     きな粉にして食べれば々ですかね。
(媛 香) お母様はご高齢ですね。お元気でなによりです。
     福豆は九つと六つで=96なので15粒 召し上がれば
     良いのですわ。96個はとてもネ。亡き母から教わりました。
     私は七粒と六粒=で13粒食べました、あと幾つでも(^^)
10 雪が降る幾歳(いくとせ)振りかこの地にも 石の花 3 票
(菜の花) 近年珍しい雪でしたね
(楓 花) 雪の美しさまで感じられますね!
(そらまめ)ほんと久しぶりの積雪でしたね、いい年してもチョット
     嬉しくなったりして。
11 また一人友去りし冬銀河 旅 風 4 票
かっての同僚が癌で他界ししました。
(哲 朗) さびしさが伝わってきます。
(媛 香) お友達がまた一人黄泉の国へ寂しいですね。
     字足らずが惜しいですね。
(ゆづき) 段々と友も去り我只一人生きながらえ何となくわびしい限り。
(そらまめ)身近な人が逝くと、寂しさもひとしお。
12 難病を抱えて今年も春を待つ さつき 4 票
(菜の花) お大事に・・・
(楓 花) 早く暖かくなるといいですね。お大事に!
( 泉 ) 春になると少しは楽になりましょうに、希望を持って下さい。
(緑 風) やるせない気持ちがよく分かります。
13 コーヒ飲み友と語るや春の雪 石の花 1 票
(さつき) 友達の語らいは最高ですね
14 紅梅を遅しと門に松(待つ)と竹 峰 生
15 友誘い歌声喫茶春隣  楓 花 5 票
(浩 風) 友と一緒に声張り上げて春隣、いいですね。
(まこと) 若帰りの一句ですね
(髙 越) 最近歌声喫茶が復活しているのですね。春を待つ
     歌を唄いながら。
( 泉 ) 歌を唄っていると春もすぐそこに、楽しそうですね。
(ゆづき) 酒でなくコーヒーの時代ですか
16 絵馬吊し撫で牛なでる受験生 媛 香 2 票
(そらまめ)ブロンズの牛が光っている、気持わかる・・・。
(緑 風) 受験生の気持ちがよく分かります。
17 成人の日の幼な顔幼な言(こと) 1 票
(旅 風) 日本の再生を託します。
18 ショパン聞く妻と日だまり春遠し 峰 生 2 票
(媛 香) 長閑な風景奥さまと良いですね。ショパンが何とも素敵。
(そらまめ)ガラスで囲まれたテラスがあるお家はいいですね。
19 窓明けて子犬が走る春の雪 石の花 1 票
(さつき) 犬は寒くないのかしら、情景が見えてきますね
20 蒲団干し母に抱かれる夢を見た 楓 花 3 票
( 扇 ) 時々思い出す母 年ですね
(そらまめ)太陽の恵み、ふくよかな暖かさ、蒲団は冬の季語。
(緑 風) 干し布団の暖かさに幼い時の母のぬくもりを感じたのでしょう。
21 小雪舞ふ山の麓に友見舞う 菜の花 1 票
(峰 生) 寒いある日のこと。友達も喜んだでしょう。  
22 石鎚の稜線くっきり雪冠る 媛 香 3 票
(まこと) 遠景をうまく詠まれています
(菜の花) 雄大でワンダフルな光景が目に浮かびます
(髙 越) 今年は何度もこの景を見かけました。
23 青鬼に肩打たれいる追儺(ついな)寺 哲 朗 4 票
(旅 風) 肩打たれいる、に一票です。
(浩 風) いいですね。
( 扇 ) 今年も無病息災とたたいて頂いて気持ちも心もいいですね
( 泉 ) 今年もこれで元気に暮らせますよ。
24 残り柿取る人もなく椋の群れ 3 票
(峰 生) 住む人もないのかな。侘しい眺めだね。
(旅 風) 廃屋の柿の木でしょうか。寂しいですね。
(浩 風) 年取ると高いところは無理、鳥にお裾分け、いい景ですね。
25 豪雪に耐え被災地の人案じいる 菜の花
26 天平のいらか苔むす冬の古寺 楓 花 2 票
(まこと) 冬の古寺の景が見えてきます
(媛 香) いらか苔むしていると言う作者古いお寺での発見だったのです。
27 春立つや鈴の音行けり白遍路 哲 朗 2 票
(旅 風) 鈴の音行けり、に感じ入りました。
(媛 香) 鈴の音聞こえるようです。ただ春の季重ねが惜しいなぁと
     思ったのですが好きなお句で頂きました。
28 四万十のシラス漁撮る底冷えに
29 亡き母の手編みのセーター眼に眩し 旅 風
☆母の有り難さをしみじみ感じます。
30 マリーナやマスト震えるもがり笛 そらまめ 3 票
(峰 生) マリーナの冬の整備も大変でしょうね。
(まこと) 季語が生かされています
(髙 越) 寒々としたヨットハーバーが見えて来ます。
31 母の忌や伊予路走れば山笑ふ 媛 香 1 票
(旅 風) 母親想いが偲ばれます。
32 ふるさとはどちら向いても恵方道 まこと 3 票
(浩 風) 古里はいいですね。
( 扇 ) 毎年気にかかりますね
(楓 花) ふるさとはどちらも恵方道とは言いえて妙ですね。
33 庭隅のつぼみにふわと春の雪 髙 越 3 票
(哲 朗) 情景が良く出ています。
(浩 風) いいところ見てますね。
(ゆづき) 松山での新雪風景よく読んでますね
34 石鎚に紫電一閃雪の空 峰 生
35 賑やかに集団下校日脚伸ぶ 哲 朗 4 票
(峰 生) 元気な子供たちはいいね
(楓 花) 声が聞こえそうですね。
(髙 越) 少しずつ日が長くなり寒さも緩みつつある季節、
     下校時の元気な様子が見えます。
(緑 風) 子供達の元気な声が活力を養います。
36 雨けむる窓より眺む寒椿 菜の花 3 票
(旅 風) 寒々とした情景ですね。
(さつき) 雨の中に咲く寒椿はひときはきれいに見えますね
(髙 越) 雨に濡れた椿がきらめいているのでしょうか
37 高枝の朝日に映えの雪ぼうろ
38 バス止めてだるま夕日や冬かもめ そらまめ 4 票
(哲 朗) バスを止めて見る価値はありますね。
(菜の花) ダルマ夕日見たいですね
(さつき) 今の季節のだるま夕日はさぞ綺麗かったでしょうね
( 扇 ) 私も気持ちよく歩いてみましたよ