互 選 句
番号      選 句 & 披 講 俳 号 得 票
1 揺れる葉に動かぬままの柿の花 1 票
(旅 風) 動と静をうまく捉えていますね。
2 連れ合いと語る夕餉の豆の飯 哲 朗 4 票
(そらまめ)そらまめ?えんどう?季節の味ですね。
(石の花) 和やかな風景ですね。羨ましい。
(媛 香) 豆の飯 季語がいいですね。話題は何でしょう?
(髙 越) 夫婦ご円満で美味しそうな豆ご飯
3 砥部焼の風鈴揺れて坂の道 楓 花 5 票
(そらまめ)「坂の道」私達の耳には特別な響きがあるんですね。
(まこと) 焼き物の町の景見えてきます
(浩 風) 涼しそうな音色 いいですね。
(菜の花) 静かな光景を感じます
(髙 越) 窯元の数多くある陶街道を訪ねたのでしょう
4 この町が好きと飛びかふ初燕 まこと 6 票
( 泉 ) 今年もツバメが帰ってきてくれてうれしいですね。
(そらまめ)つばめが少なくなったネ。
(旅 風) この街で・・・に燕も感動したのでしょうか。
(菜の花) 表現が良いですね
(媛 香) 毎年忘れずに飛来してくる燕 きっとこの町が故郷かも
     知れませんね。
(楓 花) 可愛い感じですね。
5 さざ波の夕焼け静かに流れゆく 菜の花
6 恙なく齢を重ね午睡する 石の花 2 票
( 泉 ) 恙がないことが何よりです。
(初 霜) 至福のひとときですね。
7 庭先の紫陽花めでて話(わ)がはずむ 初 霜 5 票
(哲 朗) 話に花が咲いているのでしょう。
(まこと) 話題もいろいろ弾んだことでしょう
(石の花) 井戸端会議ですか。何でも話題になりますね。
(菜の花) 和やかな雰囲気が感じられます
(髙 越) 雨に濡れた花は一段と趣があり、はずむ話の輪
8 空海のゆる抜く池や青葉風 媛 香 4 票
(哲 朗) 情景を思いださせます。
(浩 風) 田水を張る時期ですね。いいですね。
(菜の花) 田植えの準備でしょうか・・・
(髙 越) 季語が背景をもり立てていると思いました
9 なまはげとともに写して夏の夜 浩 風 1 票
( 扇 ) 子供達が逃げ回って賑やかな一時が目に浮かびます
10 しまなみのスケッチポイント釣鐘草 哲 朗 2 票
(菜の花) やさしい釣鐘草の感じが良く出ていると思います
(髙 越) 目前の橋や島々の景に捕らわれがちだが、足もとの
     草花に気づかれた!
11 梅雨に入る濡れる葉揺れてコンサート 楓 花
12 夕顔や闇夜にすいと初蛍 1 票
( 扇 ) 初蛍今年も暑い夏がやってきますね
13 梅雨晴れ間遠くに見ゆる山の碧 菜の花 2 票
(初 霜) 雨上がりは遠景が綺麗に見えますね。
(まこと) 遠景をうまく捉えきれいに詠まれています
14 なめくじら銀の足跡残し行く 初 霜 7 票
(そらまめ)銀の足跡・・・まさに。
(旅 風) 銀の足跡、なるほどと思いました。
(まこと) 目の前のことを即一句に見事です
(石の花) なめくじの観察を綺麗に表現していますね。
(浩 風) 梅雨のじめじめした時期ですね。いやですね。
(媛 香) 銀の線がナメクジの足跡お上手に詠まれていると思いました。
(髙 越) 銀でも金でもこいつの足跡は嫌いです
15 羊蹄丸解体待つや夏の潮 媛 香 2 票
(まこと) 洋蹄丸にいちど乗船したこと思い出します
(浩 風) 長年の就航ご苦労様です。見学会も終わり、名残惜しいですね。
16 沈みゆく夕日の植田染めにけり 哲 朗 1 票
(そらまめ)写真に撮りたい景色です。
17 侘しきや水面をゆらし紫陽花が 旅 風
☆ 雨に打たれ咲いている紫陽花の心情を思いやりました。
18 雨蛙身じろきもせず日が暮れる そらまめ 5 票
(哲 朗) じっとしている様子が良く出ています。
(石の花) 雨はまだかな・・・明日まで待ちましょう。
(峰 生) 貴方もお腹を空かせご自分の何かをじっと考えて~~?。
(媛 香) 良く観察されていると感心いたしました。身じろぎもせず…と
(楓 花) そんな感じの時がありますね。
19 山霧にただよひしかな立葵
20 父の日のね家内目で笑む何かある 峰 生
21 ふつふつと煮返す鍋の夏料理 石の花 1 票
( 扇 ) 今年は暑いと思う日がなく 鍋も美味しいですね
22 姉の顔母の面影バラの花 2 票
( 泉 ) 母、姉を想ふ心情がよくわかります。
(峰 生) 姉上の横顔に、ふと亡き母の面影が重なる。そういうこと
     もありますね。
23 百姓の追われ仕事や梅雨に入る まこと 3 票
(そらまめ)田こしらえは色々あるんですね。
(初 霜) 常に仕事に追われ・・・でも梅雨が来てこれまた望む所ですね。
(浩 風) 農繁期の仕事始まり、ご苦労様です。
24 季題繰(く)るビヤガーデンで電子辞書 そらまめ
25 梅雨晴れ間羊蹄丸は今哀れ 石の花 1 票
( 扇 ) 新聞で見る限りは素晴らしいのに昔の面影がないのですね
26 雨上がり紫陽花いっそ鮮やかに 菜の花 1 票
(初 霜) 紫陽花の花は七変化です。色が変わって綺麗ですね。
27 田植機の苗植うるまで立ち尽くす 媛 香
28 毛虫這う生きているのだそっと見る 初 霜
29 風薫る御霊弔う鐘の音に 旅 風
☆ 窓を開けると、仏壇に向かう背に一陣の風が吹いてきました。
30 湯上がりの湯の香風の香新すだれ 髙 越 5 票
( 泉 ) 夏の風情がよく表現されています。
(哲 朗) 道後温泉の簾かけは夏の風物詩ですね。
(石の花) ちょっと付き過ぎのような感じがしますが爽やかな光景です。
(媛 香) 綺麗なお句…新すだれ「漢字でないところ」が爽やかですね。
(楓 花) 気持ちがいいですね。
31 アサリ堀子供歓声砂の山  1 票
(初 霜) 潮干狩りの楽しい光景が目に浮かびます。
32 藻の花や閉じよ水面に雨近し 峰 生 2 票
(旅 風) やさしい心根に一票。
(楓 花) 小さい所にまで、気が付く優しさがありますね。
33 父の日や枕並べし日は遙か 旅 風 3 票
☆ 幼なかったころ、父と枕を並べた日もありました。
(浩 風) 息子も成人し、遙か昔の想い出かあ、いいですね。
(峰 生) 父の日,そこはかとなく昔を思い出すことも。共感を覚えます。
(楓 花) 子供がかわいかったあの頃・・・・・。
34 梅雨晴れ間風ゆるき園児の寝顔  峰 生 1 票
( 扇 ) 保育園児のお昼寝の時間長閑な昼下がりですね。
35 暮れ残る外は麦秋伊予に入る 髙 越 2 票
( 泉 ) 情景がよく現れています。
(峰 生)やはり、郷土に帰ったんだという実感が伝わってきます。
36 津波きし浄土ヶ浜や夏の風 浩 風
37 見覚えのない服もあり衣替え  楓 花 5 票
(哲 朗) そんなこともあります。
(旅 風) まったく同感です。
(まこと) 季語を生かされている一句です
(峰 生) 衣替えの日。そういうこともあるでしょうね。
(媛 香) 遠い昔に買ってた服ですね(^^)きっと忘れるほど昔に
     箪笥の肥やし?(^^)私も。あるわ~
38 遠き日の遠き空あり桐の花 まこと 2 票
( 泉 ) 清楚な桐の花をもってきたのが遠き日のすがすがしい
     情景が浮かびます。
(峰 生) 花を見ながらしみじみ昔の日を偲んでの様子が伺われます。
(哲 朗) そんな
(哲 朗) そんな
39 荒梅雨や椋鳥鳴きし列なして 1 票
(旅 風) あの椋鳥に、そんな習性があったのですか。
40 雲抱く梅雨の石鎚山(いしづち)水鏡 髙 越 2 票
(石の花) 綺麗な光景を詠まれています。水鏡がいいです。
(菜の花) 雄大な光景が良く出ていると思います
41 テレビでは傘が壊れる夏台風 そらまめ 2 票
(初 霜) 台風のすごさはテレビでしか見ませんが、大変ですね。
( 扇 ) 松山では経験のない風の強さに驚きます
42 夏の浜大間マグロのモニュメント 浩 風 1 票
(哲 朗) 大間のマグロは良く知られていますモニュメントもあるのですか。
平成 24年6月 1日~平成 24年6月20日 投句分
花水木
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第 90 回 披 講