| 花水木先生のコメント今回はお休みです。 | ||
| お節介まんの一寸一言 | ||
| 今回は、秋から冬にかけて季語も豊富で | ||
| バラエティーに富んだ句が多くありましたが | ||
| 中には、下五の助詞に少し工夫があればと思いました。 | ||
| ~を、~よ等最後の切れ字が気にかかりました。 | ||
| 29.遠くより赤黄に染めし山眺む | ||
| 情景は判りますが赤黄は季語ではないと思います。 | ||

| 番 号 | 特 選 5 句 | 俳 号 | |
| 1 | 赤橋をたたき冬霧海に消ゆ | 髙 越 | |
| 長浜の景でしょうか 「たたき」「消ゆ」と | |||
| 冬霧を見事に詠まれています | |||
| 3 | さざ波に凍てる入り日や独り旅 | 峰 生 | |
| 上五.中七と「一人旅」の取り合わせが上手で | |||
| おもわず演歌の世界に入り込みます | |||
| 11 | ひつぢ田に雀群がり小躍りす | 菜の花 | |
| 最近このような光景を見る機会が少なくなりました | |||
| 懐かしいです 野鳩・椋鳥と烏が多すぎます | |||
| 12 | 晴れ着の子無口となりし七五三 | 哲 朗 | |
| 少しおめかしをして恥ずかしく 思っている子の様子が | |||
| よく伝わります | |||
| 18 | 秋澄むや検査事なき城仰ぐ | 菜の花 | |
| 良かったですね さぞかし天守閣が美しく見えたことと察します | |||
| 番 号 | 入 選 20 句 | 俳 号 | |
| 2 | 十一月かますの開き一夜干し | 哲 朗 | |
| 4 | おいでたかなもしとガイド菊日和 | まこと | |
| 6 | 仰ぎ見る空の青さや銀杏散る | 髙 越 | |
| 7 | 猿山に鹿なども居て長閑なり | 石の花 | |
| 10 | 行く秋や城の坂道脛笑う | 哲 朗 | |
| 13 | 初冬の峠を越えし登り窯 | 泉 | |
| 15 | トラックにミカン満載松山道 | 媛 香 | |
| 16 | くるくると銀杏落葉の舞姿 | 泉 | |
| 17 | 雅び音の水琴窟や城紅葉 | 峰 生 | |
| 19 | 寒霞渓眺望広く夕紅葉 | 石の花 | |
| 23 | 晩秋のペギーの歌碑や土佐に建つ | 媛 香 | |
| 24 | 波の上に行く末を見ゆ秋の暮 | 旅 風 | |
| 25 | 親鷺の後追い歩く穭田を | 媛 香 | |
| 26 | 農継ぎて列みだれなき刈田かな | まこと | |
| 27 | 日々小春米寿未だしに気を張りて | 峰 生 | |
| 28 | 藁ぐろの見る影もなき故郷よ | 旅 風 | |
| 30 | 最終便北へ旅立つ冬かもめ | 泉 | |
| 33 | コスモスや倒れても尚咲き誇り | そらまめ | |
| 34 | 銀杏を拾ふかたはら落ちてきし | 浩 風 | |
| 35 | 空晴れてオリーブの実がたわわなり | 石の花 | |