互 選 句
番号      選 句 & 披 講 俳 号 得票  
1 名に負けじ真っ赤に咲くやぼけの花 菜の花 2 票
(哲 朗) 真っ赤に咲いた木瓜の花はきれいですね。
(そらまめ)真っ赤に咲く、ボケとは失礼な名ですね。
2 空青し隣の家のこぶし咲く 浩 風  
3 青き踏む背に一杯の朝日浴び 哲 朗 4 票
(浩 風) 春先に野辺に出て、いい景ですね。
(まこと) 気持ちよくリズム感ある一句です
(高 越) 朝トレ、ウォーキングか、気持ち良さそうな感じ
  (旅 風) 背にいっぱいの朝日浴びが良いですね。
4 亡父(ちち)知るか後期の人と為りし春 旅 風
☆ この春、後期高齢者となりました。父は、67歳で逝きました。
5 頂上にアンテナのせて山笑う まこと 3 票
(媛 香) アンテナを頂上にのせて…新緑の山々良いですね。
   情景が見えるようです。
(高 越) 表現が面白い
(石の花) アンテナのせて、面白い表現ですね。
6 原子炉や故郷と遠く春がすみ 石の花
7 孫伴(とも)に椿祭りに紛れ入り 旅 風
☆ 小学生だった孫と椿さんへ行ったことを思い起こしました。
8 シクラメン三時の紅茶一人入れ 4 票
(菜の花) シクラメンを眺めながら・・優雅なタイムですね
(高 越) 一人静かに飲む紅茶、至福のひととき。
( 泉 ) 一人は淋しいけれど、シクラメンがおしゃれですね。
(旅 風) 紅茶一人入れの侘びしさが分ります。
   
9 春の月しばしまどろむ船の旅 そらまめ 5 票
(まこと) 取り合わせが素晴らしいです
(菜の花) のんびりと船の旅もいいですね
(高 越) 「まどろむ」。うとうとしながら、のんびりと船旅。いいですねー
(石の花) 面白い表現ですね、この船は白河夜船ですかね。
(旅 風) しばしまどろむ旅が羨ましいです。
   
10 花は咲くあの震災を忘れまい 菜の花 2 票
(浩 風) 復興を早くしてほしいですね。
(峰 生) 最近の南海トラフの震災予報。その激しさに驚きです。  
      東日本大震災になぞらえてというので大変ですね。
11 よき香する伊予柑の皮湯に浮かぶ
12 卒業の歌に恩師の影薄し 峰 生 1 票
(石の花) 最近は、恩師などの感慨が少ないのでしょうね。
13 紅椿ぽたりと落つる遊歩道 哲 朗 2 票
(高 越) ぽたりぽたり落ちる椿の花。遊歩道は赤い絨毯。
      足摺岬の椿園内遊歩道がこんな感じでした。
(そらまめ)椿はポタリ落ちる、いい表現です。
14 友逝きてなお老いてゆく今朝の冬 旅 風
☆ 机を並べた年下の友人が、何人も旅立ちました。
15 汽車が来る土手一面の菜の花に そらまめ 3 票
(媛 香) 菜の花の土手をひた走る列車、春爛漫良い情景ですね。
(まこと) 季語がぴったりです
(菜の花) 春らしい光景ですね
16 梅またずまた一人逝く酒の友 まこと 7 票
(浩 風) ほんとうに寂しい限りですね。
(峰 生) 先輩も友も少しずつ逝かれて淋しいです。
(哲 朗) さびしさを感じられます。
( 泉 ) 年々淋しくなりますね。
(そらまめ)寂しいです。
(石の花) 老いて行くと寂しい限りですね。
(旅 風) 全く同感です。
   
17 椿餅母の手作り母の味 媛 香 2 票
(峰 生) 手作り餅の一つにも亡き母を思うときがありますね。
( 扇 ) 何時までも母の味は口に残っていますね
18 春嵐日本列島突っ走り 菜の花 2 票
(媛 香) ホントに日本列島荒れまくりましたね。
( 泉 ) 春の嵐、今年は早かったですね。
19 パンスターズ彗星探して春の宵 そらまめ 2 票
(媛 香) パンスターズって新星ですか? その彗星を探し
   求めて夜を待っている作者の表情が見えるようです。
( 扇 ) 星空の冒険ワクワクしますね
20 春あらし乱れし黒髪いと哀れ 石の花 2 票
(峰 生) もう桜咲く暖かい春です。元気で行きましょう。
(菜の花) 嵐のいたずらで綺麗な髪も哀れですね
21 春雪や女子高生の膝小僧 まこと 5 票
(媛 香) 若いって羨ましいわぁ~膝小僧を出してた時代が懐かしい
   寒さなんか感じませんでしたねぇ~雪なんて何のその…。
(高 越) 寒くても元気溌剌の女子高生。ちょっとだけのお色気も。
( 泉 ) 春雪に負けない元気な女子高生が膝小僧でわかります。
(石の花) 元気な女子高生の姿が目に浮かびます。
(旅 風) 膝小僧に色気を感じ羨ましい限りです。
   
22 遠足の列途切れたる信号機 哲 朗 1 票
(そらまめ)前の行列は、待ってくれています。
23 寄生(ほや)抱いて芽吹く大樹や石手川 高 越 2 票
(媛 香) 抱いて芽吹く…がいい表現ですね。
(そらまめ)ドラ息子にスネかじられる親、を連想します。
24 木蓮や空にひときわ花浮かぶ 石の花 4 票
(浩 風) いい景ですね。
(哲 朗) 木蓮の咲いている様子が良く出ています。
(まこと) 空に向け眩しいまでの白木蓮見事に捉えられています
(菜の花) 木蓮の花、素敵ですね好きです
25 黄水仙南を向きて咲きそろふ 浩 風 1 票
(哲 朗) 情景が良く出ています。
26 春眠は天の赦しと日々長寿 峰 生 1 票
( 泉 ) 楽しい句ですね、長生きしてください。
27 卒業の夢きらきらと弾む顔 2 票
(浩 風) 最近はTVでしか見ませんが、皆いい顔してますね。
(峰 生) 希望に満ちた若人の顔。いいですね。
28 植木市一つの鉢に人だかり 媛 香 1 票
( 扇 ) 値段と花とで何処でも人だかりですよね
29 逃水を追いつつ阿波路入りにけり 高 越 1 票
( 泉 ) 逃水とは春らしい現象ですね、阿波路の旅は楽しかったですか?
30 いきがいの学園祭や桜咲く 浩 風 1 票
( 扇 ) 勉学に励んでいるのです。ねサクラはご褒美でしょうか
31 無造作に夲積まれをり春灯下 媛 香 2 票
( 扇 ) 沢山本を読まれたのでしょうか
(旅 風) 読書家のたたずまいを感じます。
   
32 花粉症さくら便りもちらほらと 1 票
(菜の花) 桜が咲くまでに早く良くなりますように・・・
33 春霖(しゅんりん)やひとりラジオの深夜便 高 越 2 票
(哲 朗) 雨の降る夜のラジオを聴くのもいいですね。
(まこと) 寝そびれた一夜ですか
34 ひた走る農免道路寒ザクラ 1 票
(そらまめ)山裾を走る農免道路、ドライブは楽しい。
35 遍路道願いを込めて今日も行く 3 票
(浩 風) どんな願いをかけているか解りませんが、大変ですね。
(峰 生) 知り合いの方、奥様のご供養でしょうお遍路に
      独り立たれたようでお気持ちにうたれてます。
(まこと) 巡行の気持ちを素直に詠われていま
36 春の色街角和み長話し 峰 生 3 票
(哲 朗) あたたかく柔らかい日差しがさすとつい話がはずみます。
( 扇 ) 話し出したら時間を忘れますね 
(石の花) 春の色、どんな色でしょう日だまりでの会話が弾みますね。
平成 25年 3月 1日~平成 25年 3月20日 投句分
花水木
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第 99 回 披 講