互 選 句
平成 25年 6月 1日~平成 25年 6月20日 投句分
番号      選 句 & 披 講 俳 号 得 票
1 はじめての小玉すいかに実がついて 浩 風 4 票
(そらまめ)そりゃ嬉しいでしょう、40日後に食べられますよ。
(媛 香) 丹精込めて出来た西瓜収穫が楽しみですね。
( 泉 ) 丹精込めたスイカ、実りが待ちどしいですね。
(ゆづき) 家庭菜園の楽しみの一つですね!
2 耕耘機田植え準備にふる作動 菜の花
3 芥子の花冷気漂ふ風穴に 2 票
(哲 朗) 私も風穴の芥子の花を見に行ったことがあります。
(石の花) 上5と下5を入れ替えると流れが良くなると思います。
4 公園の葉桜の下深呼吸 哲 朗 2 票
(媛 香) 花が終わり葉桜の青々とした公園で深呼吸気持ちが
     良かったことでしょう。
( 扇 ) ウオーキングの途中ですか
5 銅山のトロッコ電車若葉風 媛 香 3 票
(そらまめ)同感です、気持ちいいですねー。
(高 越) 今、赤がねの山にスポットが。そのトロッコ電車に
     乗った清々しい気分が見える。
(浩 風) いいですね。 マイントピア別子でしょうか。
6 雨恋し路地の紫陽花項垂れて 菜の花 2 票
(旅 風) 紫陽花をうまく詠んでいますね。
(高 越) 梅雨入り後も空梅雨続きで、「うなじ垂れ」て
     植物は災難。
7 梅酒漬け年齢を待てるかまろやかさ 峰 生 1 票
(ゆづき) 梅酒は古いほどコクが出て美味しい
8 紫陽花や一雨ほしいと泣いている 1 票
(ゆづき) 空梅雨で一雨欲しかった頃でした!
9 蛍狩り友のメールで満喫す 菜の花 3 票
(そらまめ)チョット迫力に欠けますが、夜わざわざ出かけるのは
     大変ですからねー。
(ゆづき) 最近町中では蛍など見られません、メールで我慢しましょう
(高 越) 写メールでは少し淋しいけど、出られない方に
     とっては有り難い。
10 出水川なすすべもなく農夫立つ 石の花 2 票
(哲 朗) 自然の力は怖いです。
(峰 生) ただぼう然と立ち尽くすのみでしょう。
11 父母の墓碑はや幾年も梅雨に濡れ 峰 生 1 票
(媛 香) 灼けるような暑さには日傘を、梅雨の長雨には雨傘を
   差し掛けて上げたい父母の墓碑、そう思いつつ幾年月
12 梅雨に逝く父を超えるや七年(ななとせ)も 旅 風
☆ 大病を患ったが、父の年齢を七年余も越しました。
13 シャッターを開けて数える蛍かな そらまめ 2 票
(媛 香) 此のシャッターはカメラかしら?カメラに収まっている螢を
     確認しているのかなと解釈致しました。
(ゆづき) 写真家の心境が良く判ります
14 田植え時苗箱はこぶ耕耘機 石の花 1 票
( 扇 ) 雨よ降れ降れと祈りたくなりますね
15 写真展想いを込めし梅雨空に 3 票
(菜の花) お気持ちが伝わって来ます
( 扇 ) 梅雨空にどんな写真が撮れるか楽しみですね
( 泉 ) 梅雨空に足を運んで下さるお客様に感謝です。
16 五月雨もやがて日の照るこれも嫌  峰 生 2 票
( 扇 ) 梅雨が明けると猛暑ですよね
( 泉 ) スパッとした句で気持ちが良い。
17 緑陰や萬翠荘へ句碑の径 高 越 3 票
(旅 風) 俳都松山を感じます。
(媛 香) 緑蔭の「句碑の径」がとても良いと思います。
     子規、漱石?の句碑ですか?
(浩 風) いい散策道ですね。
18 讃岐路はゆる抜き田植え始まりぬ 媛 香 3 票
(そらまめ)このために沢山の池があるんですねー。
(哲 朗) 満濃池のゆる抜きを見に行ったことがあります。
(石の花) 田植えは、ゆるぬきから始まりですね。
19 父の日や瞼の裏に在りし顔 旅 風 4 票
☆ 幼き頃の、父と数々の想い出が浮かんできます。
(哲 朗) 私も父を思い出すことがあります。
(峰 生) 折角の父の日でも。同感の想いです。
(高 越) 今年も又この日が来て、亡き父を想い出している。
(ゆづき) 段々と年を取るにつれ忘れます
20 雨が来る姿は見えず雨蛙 そらまめ 2 票
(峰 生) 家の回りが田んぼだった頃は、喧しい奴等が
     と思ってても、雨の始めに少しが鳴き出すと
     可愛いい勝手です。
(浩 風) 蛙の声で雨が来るとよく言われていますね。
21 鱧料理1人の膳を持て余す 哲 朗 1 票
(浩 風) 豪勢な料理、いいですね。
22 姫沙羅に朝の挨拶交わしいり 1 票
( 泉 ) 可憐な媛沙羅は大好きです。
23 ひと雨で景色が変わる夏の草 そらまめ 3 票
(菜の花) 表現がいいですね
(高 越) 夏草の景を詠んでいるが、その裏で野菜類の
     香ってた頃の南満州が懐かしく想い出されます。
(石の花) 山で育った私しは、夏草の勢いをよく感じます。
24 雨傘真つ赤花菖蒲花菖蒲 高 越 1 票
(浩 風) 花菖蒲畑の散策の中の赤い傘、いい景ですね。
25 アカシヤの花よ今なほ妣(はは)想ふ 旅 風 1 票
☆ 男にとって、母はいつまでも特別な存在です。
(峰 生) アカシヤと聞くだけで、社宅前の街路樹が延々と咲き
     香ってた頃の南満州が懐かしく想い出されます。
26 日傘さし龍馬ゆかりの鞆の浦 1 票
( 泉 ) 鞆の浦、良いところですね、龍馬も歩いた道。
27 梅雨出水小川もあふれ田を埋める 石の花 1 票
( 扇 ) 雨よ降れ降れ今日もよく降っていますよ
28 父の日や気づかいくれし文入れて 浩 風 4 票
(旅 風) お父さんの背中を見て育ったのですね。
(菜の花) お優しい気配りですね
(峰 生) 優しい心遣いがうれしいですね。
( 扇 ) お嫁さんでしょうか 娘でしょうか 嬉しいですね
29 住し家売り家となりぬ半夏生 4 票
(旅 風) 拙宅もまったく同じです。
(そらまめ)早く売れるといいですね。
(峰 生) やっぱり侘しい想いがするでしょう。
( 泉 ) さみしい気持ちを半夏生に託して。
30 山里や老若男女蛍追う 哲 朗 3 票
(石の花) 蛍狩り、皆さん愉しそうですね。
(媛 香) 老も若きも夏の風物詩螢に癒やされているのです。
     季語の螢追ふ、いいですね。
(菜の花) 蛍も見かけなくなった今時さぞ楽しかった事でしょう
   
31 せせらぎの輝く水面囮(おとり)鮎 高 越 3 票
(旅 風) 涼風を感じる美しい風景ですね。
(菜の花) せせらぎの水の音が聞こえて来そうです
(石の花) 鮎釣りですか。輝くせせらぎ涼しそうですね。
32 石鎚を逆さに映し田植え待つ 媛 香 7 票
(旅 風) 興味を覚える光景ですね。
(そらまめ)代掻きの後の水鏡、絵になります
(哲 朗) 情景が良く出ています。
(菜の花) いい景ですね
(高 越) 田掻きを終えて、代田に映る石鎚山を眺め
     ひと息ついている。
(浩 風) いい静かな景ですね。
(石の花) 良い光景を見つけましたね。素晴らしいです。
33 庭に咲く額紫陽花の空の色 浩 風 1 票
(哲 朗) 紫陽花の色と空の色との取り合わせがいいです。
   
   
花水木
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第 102 回 披 講