番号 |
選 句 & 披 講 |
俳 号 |
得 票 |
1 |
雲の間を追いつ追われつ夏の月 |
菜の花 |
4 票 |
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(旅 風) 追いつ追われつに感心しました。 |
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(哲 朗) 追いつ追われつは面白い表現です。 |
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( 泉 ) 良い景ですね。 |
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(石の花) 雲の流れに透けて見える月をよく表していますね。 |
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2 |
かなかなと病める愚妻の窓を打つ |
旅 風 |
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☆ 朝から蝉の鳴き声が止みませんでした。 |
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3 |
沖晴るる小さき旅の青檸檬 |
吾亦紅 |
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4 |
雲の峯一投一打に夢託し |
旅 風 |
5 票 |
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☆ 高校球児の心情を思いやりました。 |
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(哲 朗) 選手たちの気持ちが良くわかります。 |
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(浩 風) いいですね。 |
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(菜の花) 夢を雲に託された良い句ですね |
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(媛 香) 甲子園の球児達優勝を目指して此の猛暑の中に |
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一投一打力投していましたネ。夢託す。 |
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(高 越) 夢を託したが敗れて残念。 |
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5 |
カルストや石灰台地天の川 |
そらまめ |
4 票 |
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☆ 普段みれない天の川がクッキリ。 |
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(旅 風) 天の川の発想に一票です。 |
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( 泉 ) 天の川が見えるカルストの夏、一度でいいから |
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行ってみたいです。 |
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(媛 香) 綺麗なお句……すんなりと…天の川がいいです。 |
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( 扇 ) 真っ暗闇でそこだけが光り幻想的ですね |
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6 |
滝浴びてはしゃぐ子供の笑い声 |
泉 |
4 票 |
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(哲 朗) 情景が良く出ています。 |
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(浩 風) 涼しそうですね。はしゃぐ声が聞こえて来るようです。 |
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(菜の花) 元気な子供の声が伝わって来そうです |
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(峰 生) 夢中になって遊んでいる子供たちがすっと浮かびます。 |
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7 |
若人の熱風猛し甲子園 |
峰 生 |
2 票 |
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(旅 風) 炎天下、若人の熱風に脱帽です。 |
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( 扇 ) 今年も熱風の中楽しませてくれましたね |
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8 |
帰りたるビールの飲める子となりて |
浩 風 |
5 票 |
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(そらまめ)親子で飲める楽しさ、いいですね。 |
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(菜の花) 一つ又、お楽しみが増えましたネ |
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(峰 生) 酒を酌み交わし合える良い子が一人できました。 |
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(媛 香) 未成年で出ていた息子さん、成人に飲酒解禁の年齢に |
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なって帰省…ですね。 |
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(石の花) お孫さんですか、その成長に喜びを感じるのですね。 |
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9 |
墓の花一雨欲しく頭垂れ |
扇 |
1 票 |
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(吾亦紅) 今年の暑さは異常 お墓の花も一日として持ちません。 |
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10 |
水不足旱つづきのダム湖かな |
石の花 |
2 票 |
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(浩 風) ほんとうに早く雨が来てほしいね。 |
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( 泉 ) ダム湖の水が心配、雨がほしいですね。 |
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11 |
世の動き鈍ってしまう猛暑かな |
哲 朗 |
5 票 |
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(そらまめ)まさに何も手に付かない感じの猛暑。 |
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(吾亦紅) こう言われれば そうなんです みんな暑くて思考力停止気味。 |
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(菜の花) やっと待望の雨が降りましたね |
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( 扇 ) 今年は特に家の中の温度計と毎日睨めっこでした |
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(高 越) 世の動きも思考も停止しそうな暑さ。 |
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12 |
馬鹿がまた母は遥かな流れ星 |
峰 生 |
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13 |
葦簀掛けまな板の音厨端 |
石の花 |
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14 |
山菜の天麩羅あまた河鹿宿 |
高 越 |
2 票 |
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(そらまめ)渓谷の宿、山菜料理に舌鼓、いいね。 |
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(吾亦紅) 風情がありますね。 |
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15 |
地酒ゼリー板のごとくに宿浴衣 |
哲 朗 |
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16 |
空蝉や瞼の奥に母の顔 |
旅 風 |
1 票 |
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☆ 板塀に張り付いていた空蝉を目にし、ふと亡き母の顔が浮かんできました。 |
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(吾亦紅) 空蝉の姿は寂しい。この季節がめぐってくると 苦労して |
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育ててくれた 優しかった母を ふと懐かしく想いだすの |
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であろう。 |
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17 |
風に乗りイチヂクの香のリビングに |
扇 |
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18 |
朝夕の水やり日課日日草 |
媛 香 |
1 票 |
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(哲 朗) 旱続きで水やりも大変です。 |
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19 |
霧雫してあかつきの縦走路 |
吾亦紅 |
3 票 |
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(哲 朗) 情景が良く出ています。 |
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( 泉 ) 広大な景色がうかびます。 |
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(石の花) 山歩きは好いですね、若い頃を思い出します。 |
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20 |
伊予の奥孫と追っかけ赤蜻蛉 |
扇 |
3 票 |
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( 泉 ) -楽しい夏休みでしたね。 |
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(峰 生) 山奥の秋の赤トンボは、ふっと早く出てきて驚かされるね。 |
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(媛 香) 伊予の奥とはどこでしょう?名称で詠まれたら赤蜻蛉の |
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季語が効いたように思います。 |
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21 |
甲子園汗と涙に感動す |
菜の花 |
1 票 |
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( 泉 ) 今年も野球少年の熱戦に感動と涙をもらいました。 |
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22 |
帰省子の帽子の似合う母子かな |
浩 風 |
3 票 |
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(哲 朗) どんな帽子をかぶっていたのでしょう。 |
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(そらまめ)見られぬ親子の、ニューファッション。 |
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(高 越) 猛暑の今年、帽子と傘が大流行。 |
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帰りを待っていた爺婆の気持ち。 |
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23 |
踊り終へ阿呆のうなじ玉光る |
高 越 |
6 票 |
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(浩 風) よく見てますね。 |
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(そらまめ)ほのかな色気、いいね。 |
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(菜の花) 踊り子さんの玉光るの表現が良いですね |
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(峰 生) まずは無事踊り終えた喜びでしょう。ご苦労さんです。 |
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( 扇 ) 汗の中夏祭りの踊り子達は暑さも忘れ素晴らしかったですね |
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(石の花) 阿波踊りですか、なまめかしいですね。 |
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24 |
蝉しぐれ雄叫び激し果て知ろに |
峰 生 |
3 票 |
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(旅 風) 老いの身には、一抹の悲しさを覚えます。 |
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(媛 香) 最後の力を振り絞って蝉は短い人生を閉じるのです。雄叫び… |
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( 扇 ) 短い命を精一杯激しく鳴く声は朝は特に耳につきますね |
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25 |
猛暑ありダム湖が雨の恵み待ち |
石の花 |
1 票 |
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( 扇 ) 昨日からの恵みの雨で 一安心ですよね |
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26 |
横町の路地でキラキラ花火さく |
泉 |
2 票 |
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(浩 風) 線香花火をしている様子いいですね。 |
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(高 越) 最近は余り見られないが、子供達で楽しんでいる景。 |
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27 |
あじさいや木魚のリズム山の寺 |
そらまめ |
2 票 |
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(吾亦紅) のどかで落ち着いた気分が、伝わってくるようです。 |
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あじさいがいいですね。 |
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(石の花) 山寺の静けさと木魚の響き、よくマッチしています。 |
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28 |
盆休み家族の揃ふ夕げかな |
浩 風 |
2 票 |
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(峰 生) 盆休みの一番の楽しいひと時でしょう。 |
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(高 越) 子、孫を前にした老親の想い。 |
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29 |
カラコロと下駄をならして祭くる |
泉 |
2 票 |
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(そらまめ)リズムがいい。 |
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(吾亦紅) 明日は夏祭りカラコロカラコロ(真っさらな下駄)、 |
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ゆかた姿の女の子かわいい句ですね。 |
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30 |
お夕焼け野鳩の番羽繕い |
媛 香 |
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31 |
菅笠の奥のお色気夜の秋 |
高 越 |
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32 |
蛙さん猛暑眠れず大合唱 |
菜の花 |
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33 |
海峡にひびく一笛夏兆(きざ)す |
吾亦紅 |
2 票 |
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(旅 風) 一笛を夏の兆し、と詠んだのに拍手です。 |
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(石の花) 夏兆すがよく感じを表しています。 |
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34 |
カルストの台地涼しく黒和牛 |
そらまめ |
5 票 |
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☆ シャバは34度、ここは天国 |
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(浩 風) のんびりとした景、涼しそうですね。 |
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(菜の花) 涼しそうで、のどかな光景が見えるようです |
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(峰 生) カルスト台地の静かな木陰の風景を思い出します。 |
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(媛 香) カルストの白と黒和牛が闊歩している台地見えるようです。 |
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(高 越) 下界の暑さをよそに涼しさの中で草を食む牧牛。 |
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35 |
墓参り吾を迎えし道しるべ |
哲 朗 |
1 票 |
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(旅 風) 厚い孝心の為せる所以でしょう。 |
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36 |
一本の街路樹に蝉姦しく |
媛 香 |
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