番号 |
選 句 & 披 講 |
俳 号 |
得 票 |
1 |
秋風に虫食い木の葉も黄金色 |
泉 |
1 票 |
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(石の花) 細かくよく見ていますね。 |
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2 |
川野辺に乱れて咲くや萩の花 |
菜の花 |
1 票 |
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(吾亦紅) 萩の花は庭園でもよく植えられていますが、自然に |
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みだれ咲いているさまに詩心を誘われますね。 |
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3 |
晩秋やスカイツリーの人混みて |
浩 風 |
1 票 |
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(そらまめ)ホント平日でもすごい人、人気スポットですね。 |
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4 |
天高し見渡す街は子規の郷 |
媛 香 |
5 票 |
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(旅 風) 先日、小生も天守閣へ上がりました。子規さんも |
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満面の笑みですね。 |
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(浩 風) お城から見おろす松山の街いいですね。 |
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(哲 朗) 天守閣からの眺めでしょうか。 |
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(吾亦紅) 季語は(天高し)で秋、いいですね。 |
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爽やかでまさに子規の郷です。 |
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(高 越) 好天の松山城よりの景 |
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5 |
高々と市長手を振る御輿台 |
菜の花 |
1 票 |
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(媛 香) 秋祭りの御神輿台に乗られたのでしょうか…市長さんは… |
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6 |
秋深く老いを感じる夕まぐれ |
石の花 |
1 票 |
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(旅 風) 小生も老いを感じるようになりましたが、 |
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ともに頑張りましょう。 |
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7 |
夢うつつしじまを破る虫時雨 |
旅 風 |
1 票 |
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☆ うとうとしていたら、突然、闇の中から虫の声が聞こえてきました。 |
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(峰 生) 邪魔されたくないのに残念。 |
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8 |
東照宮のなおらひ受くる秋日和 |
浩 風 |
5 票 |
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( 泉 ) 日本の古式伝統にのっとりて厳かに行われる秋の日に。 |
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(吾亦紅) 東照宮でなおらい頂くなんて、いい旅だったこと |
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でしょう(秋日和)がぴったりきまっています。 |
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(高 越) 「なおらひ」(直会)と言う言葉初めて知りました |
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(そらまめ)日光東照宮でお祓いを受け、直会(なおらい)を |
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体験して、感激でした。 |
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(石の花) 特別参詣の待遇を受け感無量でした。 |
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9 |
友逝きてコスモス百花日が沈む |
そらまめ |
2 票 |
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(旅 風) 情景が目に浮かび、侘びしさを覚えます。 |
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(哲 朗) 夕暮れも重なり淋しさが感じられます。 |
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10 |
友便り恋しさ誘ふ秋の風 |
旅 風 |
1 票 |
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☆ 60年前の級友からの便りに、思わず恋しさが募ってきました。 |
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( 扇 ) 毎年の手紙が来なくなると安否が気になりますね |
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11 |
暑さ過ぎそれぞれの秋楽しみて |
泉 |
1 票 |
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( 扇 ) 今年もやっと涼しくなりホットしてます |
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12 |
秋遍路心経唱え急ぎ足 |
峰 生 |
5 票 |
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(浩 風) 歩き遍路でしょうか、次の寺へ急ぐのでしょうか。 |
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(哲 朗) 秋の夕暮れる様子が良く出ています。 |
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(吾亦紅) 暮れ早い秋の遍路には、春日のなかで見かける長閑さは |
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ありません。後姿はどことなく淋しさを感じます。 |
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(高 越) 秋の日は暮れやすいから |
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(菜の花) お遍路さんの様子が良く伺えます |
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13 |
魂の翳(かげ)りに赤いとうがらし |
吾亦紅 |
2 票 |
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(旅 風) 赤いとうがらしが効いていますね。 |
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( 泉 ) ちょっとむずかしい言葉ですが、赤いとうがらしと |
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マッチしています。 |
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14 |
神輿行く昔を醒ます力こぶ |
峰 生 |
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15 |
酔芙蓉美しき落花踏むまじく |
哲 朗 |
2 票 |
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(媛 香) 酔芙蓉の落ちても美しい花びら踏む事に躊躇 |
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している作者です。 |
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(菜の花) 優しいお気遣いが伝わります |
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16 |
無惨なり三原山から秋出水 |
そらまめ |
3 票 |
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(高 越) アンコ椿の島も今回は大変な事になりました |
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(峰 生) 災害は忘れない頃やってきます。 |
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(石の花) 今回の出水大変でしたね。 |
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17 |
匂ひ立つ隣家の木犀闇の中 |
媛 香 |
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18 |
露草や散歩帰りに会ひしひと |
高 越 |
2 票 |
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(旅 風) 散歩ー懐かしい言葉ですね。どんな方か気になります。 |
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(峰 生) それからどうななるのでしょう。 |
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19 |
胸躍る御輿総練堀之内 |
菜の花 |
3 票 |
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(浩 風) 秋祭りの見どころですね。 |
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( 泉 ) 凄いパワーですね!力が入ります。 |
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( 扇 ) 堀之内での御輿お祭り気分がでて活気溢れていますね |
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20 |
のんびりと秋の夜長の深夜便 |
泉 |
4 票 |
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(浩 風) 私は、なかなか寝つかれないので、時々聞いています。 |
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(哲 朗) 深夜放送を聴いている様子が分かります。 |
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(峰 生) 気慣れた人からの便り、いいですね。 |
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(菜の花) 静かに聞く情景を感じます |
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21 |
晩年の夢また楽し柚子は黄に |
吾亦紅 |
2 票 |
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(浩 風) 晩年の夢、いいですね。 |
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(高 越) 自家の柚のなり具合に感激 |
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22 |
時過ぐや狭庭か細き一ちちろ |
峰 生 |
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23 |
ゴウゴウと動く工場コンバイン |
そらまめ |
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24 |
割れ目より生きる強さや彼岸花 |
高 越 |
3 票 |
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(哲 朗) 生命力の強さが感じられます。 |
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(峰 生) 生命力の強さには驚かされますね。 |
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(菜の花) 時々見かけますけど、雑草の強さには感心させられますね |
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25 |
瞑想で静かに老いる秋の暮 |
石の花 |
3 票 |
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(媛 香) 老後のことをあれこれ考え瞑想に耽る事ってありますね。 |
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( 扇 ) 目を閉じて秋風を肌で感じ感無量 |
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(菜の花) 同感です |
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26 |
石橋の隅にぽっんと石蕗の花 |
哲 朗 |
1 票 |
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(吾亦紅) ぽつんと咲く石蕗の花、辺りの景色も見えるようです。 |
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27 |
若葉マーク付けて新車や赤蜻蛉 |
媛 香 |
4 票 |
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(吾亦紅) お孫さんでもが免許取られたのでしょうか。若葉 |
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マークに赤蜻蛉が可愛いですね。 |
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(高 越) 赤蜻蛉の様にスイスイ走れるようなるといいですね |
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(そらまめ)近頃は赤とんぼと同じ色の車がありますね。 |
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(石の花) 赤蜻蛉が、よくマッチしています。 |
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28 |
毎年よ神輿かつぎに帰るのは |
吾亦紅 |
2 票 |
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(媛 香) 一年に一度のお祭に御神輿を担ぐことに生き甲斐を感じて |
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故郷へ帰ってくるのです。 |
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(そらまめ)過疎の神輿は大変です。来年もよろしく。 |
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29 |
土手沿いに屋台の並ぶ観月祭 |
扇 |
2 票 |
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(媛 香) 名月を観賞する会にも屋台が出るのですね。 |
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賑やかなことでしょうね。静かに月を愛で、 |
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そこで一句詠みたいところ。 |
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(石の花) 人混みの中の屋台は懐かしいですね。 |
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30 |
秋曇雲間に浮かぶ天守閣 |
旅 風 |
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☆ 道後のホテルから市内に目をやると、雲間に天守閣が姿を現わしました。 |
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31 |
ともに棲みともにくらして秋暮るる |
石の花 |
3 票 |
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(浩 風) 仲の良い夫婦で、良いですね。 |
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( 泉 ) 共白髪まで仲良くね! |
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(峰 生) それが何よりで年を取りましょう。 |
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32 |
甘柿を突いておりぬ鳥一羽 |
扇 |
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33 |
栗飯の三膳までは食えざりき |
哲 朗 |
4 票 |
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( 泉 ) 栗飯がおかずいらずで三膳は食べられる、 |
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よっぽど美味しかったのでしょうね。 |
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( 扇 ) まだまだ胃の方が元気ですね |
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(そらまめ)旨いよねー。 |
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(石の花) いくら美味しくてもそんなには食べられませんね。 |
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34 |
子供らの提灯手にす秋祭り |
扇 |
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35 |
地ごしらへしてそら豆を蒔きにけり |
浩 風 |
3 票 |
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( 泉 ) 丹精込めて植えるご苦労が良くわかります。 |
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( 扇 ) またまた来年の楽しみができましたね |
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(そらまめ)お歯黒を下向きに指すんです、来年の5月ゴールデン |
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ウイークに収穫できます。 |
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36 |
亡き父の話題こぼるる栗おこは |
高 越 |
4 票 |
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(旅 風) 話題こぼるる・・・・が巧いですね。 |
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(哲 朗) 好物だったのでしょう。 |
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(媛 香) お父様は栗がお好きだったのでしょう。特に栗おこわが… |
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食しながら思いはお父様へ。 |
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(菜の花) お父様もきっと喜んでおられることでしょう |