互 選 句
平成 25年 10月 1日~平成 25年10月20日 投句分
花水木
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番号      選 句 & 披 講 俳 号 得 票
1 秋風に虫食い木の葉も黄金色 1 票
(石の花) 細かくよく見ていますね。
2 川野辺に乱れて咲くや萩の花 菜の花 1 票
(吾亦紅) 萩の花は庭園でもよく植えられていますが、自然に
     みだれ咲いているさまに詩心を誘われますね。
3 晩秋やスカイツリーの人混みて 浩 風 1 票
(そらまめ)ホント平日でもすごい人、人気スポットですね。
4 天高し見渡す街は子規の郷 媛 香 5 票
(旅 風) 先日、小生も天守閣へ上がりました。子規さんも
     満面の笑みですね。
(浩 風) お城から見おろす松山の街いいですね。
(哲 朗) 天守閣からの眺めでしょうか。
(吾亦紅) 季語は(天高し)で秋、いいですね。
     爽やかでまさに子規の郷です。
(高 越) 好天の松山城よりの景
5 高々と市長手を振る御輿台 菜の花 1 票
(媛 香) 秋祭りの御神輿台に乗られたのでしょうか…市長さんは…
6 秋深く老いを感じる夕まぐれ 石の花 1 票
(旅 風) 小生も老いを感じるようになりましたが、
     ともに頑張りましょう。
7 夢うつつしじまを破る虫時雨 旅 風 1 票
☆ うとうとしていたら、突然、闇の中から虫の声が聞こえてきました。
(峰 生) 邪魔されたくないのに残念。
8 東照宮のなおらひ受くる秋日和 浩 風 5 票
( 泉 ) 日本の古式伝統にのっとりて厳かに行われる秋の日に。
(吾亦紅) 東照宮でなおらい頂くなんて、いい旅だったこと
     でしょう(秋日和)がぴったりきまっています。
(高 越) 「なおらひ」(直会)と言う言葉初めて知りました
(そらまめ)日光東照宮でお祓いを受け、直会(なおらい)を
        体験して、感激でした。
(石の花) 特別参詣の待遇を受け感無量でした。
9 友逝きてコスモス百花日が沈む そらまめ 2 票
(旅 風) 情景が目に浮かび、侘びしさを覚えます。
(哲 朗) 夕暮れも重なり淋しさが感じられます。
10 友便り恋しさ誘ふ秋の風 旅 風 1 票
☆ 60年前の級友からの便りに、思わず恋しさが募ってきました。
( 扇 ) 毎年の手紙が来なくなると安否が気になりますね
11 暑さ過ぎそれぞれの秋楽しみて 1 票
( 扇 ) 今年もやっと涼しくなりホットしてます
12 秋遍路心経唱え急ぎ足 峰 生 5 票
(浩 風) 歩き遍路でしょうか、次の寺へ急ぐのでしょうか。
(哲 朗) 秋の夕暮れる様子が良く出ています。
(吾亦紅) 暮れ早い秋の遍路には、春日のなかで見かける長閑さは
     ありません。後姿はどことなく淋しさを感じます。
(高 越) 秋の日は暮れやすいから
(菜の花) お遍路さんの様子が良く伺えます
13 魂の翳(かげ)りに赤いとうがらし 吾亦紅 2 票
(旅 風) 赤いとうがらしが効いていますね。
( 泉 ) ちょっとむずかしい言葉ですが、赤いとうがらしと
        マッチしています。
14 神輿行く昔を醒ます力こぶ 峰 生
15 酔芙蓉美しき落花踏むまじく 哲 朗 2 票
(媛 香) 酔芙蓉の落ちても美しい花びら踏む事に躊躇
     している作者です。
(菜の花) 優しいお気遣いが伝わります
16 無惨なり三原山から秋出水 そらまめ 3 票
(高 越) アンコ椿の島も今回は大変な事になりました
(峰 生) 災害は忘れない頃やってきます。
(石の花) 今回の出水大変でしたね。
17 匂ひ立つ隣家の木犀闇の中 媛 香
18 露草や散歩帰りに会ひしひと 高 越 2 票
(旅 風) 散歩ー懐かしい言葉ですね。どんな方か気になります。
(峰 生) それからどうななるのでしょう。
19 胸躍る御輿総練堀之内 菜の花 3 票
(浩 風) 秋祭りの見どころですね。
( 泉 ) 凄いパワーですね!力が入ります。
( 扇 ) 堀之内での御輿お祭り気分がでて活気溢れていますね
20 のんびりと秋の夜長の深夜便 4 票
(浩 風) 私は、なかなか寝つかれないので、時々聞いています。
(哲 朗) 深夜放送を聴いている様子が分かります。
(峰 生) 気慣れた人からの便り、いいですね。
(菜の花) 静かに聞く情景を感じます
21 晩年の夢また楽し柚子は黄に 吾亦紅 2 票
(浩 風) 晩年の夢、いいですね。
(高 越) 自家の柚のなり具合に感激
22 時過ぐや狭庭か細き一ちちろ 峰 生
23 ゴウゴウと動く工場コンバイン そらまめ
24 割れ目より生きる強さや彼岸花 高 越 3 票
(哲 朗) 生命力の強さが感じられます。
(峰 生) 生命力の強さには驚かされますね。
(菜の花) 時々見かけますけど、雑草の強さには感心させられますね
25 瞑想で静かに老いる秋の暮 石の花 3 票
(媛 香) 老後のことをあれこれ考え瞑想に耽る事ってありますね。
( 扇 ) 目を閉じて秋風を肌で感じ感無量
(菜の花) 同感です
26 石橋の隅にぽっんと石蕗の花 哲 朗 1 票
(吾亦紅) ぽつんと咲く石蕗の花、辺りの景色も見えるようです。
27 若葉マーク付けて新車や赤蜻蛉 媛 香 4 票
(吾亦紅) お孫さんでもが免許取られたのでしょうか。若葉
     マークに赤蜻蛉が可愛いですね。
(高 越) 赤蜻蛉の様にスイスイ走れるようなるといいですね
(そらまめ)近頃は赤とんぼと同じ色の車がありますね。
(石の花) 赤蜻蛉が、よくマッチしています。
28 毎年よ神輿かつぎに帰るのは 吾亦紅 2 票
(媛 香) 一年に一度のお祭に御神輿を担ぐことに生き甲斐を感じて
     故郷へ帰ってくるのです。
(そらまめ)過疎の神輿は大変です。来年もよろしく。
29 土手沿いに屋台の並ぶ観月祭 2 票
(媛 香) 名月を観賞する会にも屋台が出るのですね。
     賑やかなことでしょうね。静かに月を愛で、
     そこで一句詠みたいところ。
(石の花) 人混みの中の屋台は懐かしいですね。
30 秋曇雲間に浮かぶ天守閣 旅 風
☆ 道後のホテルから市内に目をやると、雲間に天守閣が姿を現わしました。
31 ともに棲みともにくらして秋暮るる 石の花 3 票
(浩 風) 仲の良い夫婦で、良いですね。
( 泉 ) 共白髪まで仲良くね!
(峰 生) それが何よりで年を取りましょう。
32 甘柿を突いておりぬ鳥一羽
33 栗飯の三膳までは食えざりき 哲 朗 4 票
( 泉 ) 栗飯がおかずいらずで三膳は食べられる、
     よっぽど美味しかったのでしょうね。
( 扇 ) まだまだ胃の方が元気ですね
(そらまめ)旨いよねー。
(石の花) いくら美味しくてもそんなには食べられませんね。
34 子供らの提灯手にす秋祭り
35 地ごしらへしてそら豆を蒔きにけり 浩 風 3 票
( 泉 ) 丹精込めて植えるご苦労が良くわかります。
( 扇 ) またまた来年の楽しみができましたね
(そらまめ)お歯黒を下向きに指すんです、来年の5月ゴールデン
     ウイークに収穫できます。
36 亡き父の話題こぼるる栗おこは 高 越 4 票
(旅 風) 話題こぼるる・・・・が巧いですね。
(哲 朗) 好物だったのでしょう。
(媛 香) お父様は栗がお好きだったのでしょう。特に栗おこわが…
     食しながら思いはお父様へ。
(菜の花) お父様もきっと喜んでおられることでしょう
第 106 回 披 講