吾 亦 紅 様 の ご挨拶
こんにちは、吾亦紅です。
皆様の俳句を、数ヶ月前から拝見させてもらっています。お教室で習っている
わけでも無いのに皆様は、ずい分お上手だと感心いたしております。
私の俳歴は15年ほどですが、誌友が2千人余りの結社で幸運にも、
主宰に直接指導を いただきました。
不幸にも、若くして逝かれてしまい、結社はとじられました。
 現在の私は、人間を詠み言葉を輝かす短詩系を学んでいます。
しかしそれらもすべて俳句の心に通じるものであり、
今更ながらに俳句のよろしさを、時にふれ感じているのです。
主宰の作句姿勢と教えを思い起こしながら、 
皆様と楽しくしばらくの間、至りませんが、
選等をつとめさせていただきます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
互 選 句
平成 26年 1月 1日~平成 26年 1月20日 投句分
番 号 特 選 5 句 俳 号  
母逝きて早十回忌椿咲く 媛 香
季語の「椿」がいいですね。それが「寒椿」ならば、作者の思いは、
  より心に響きます。
寒中に警策の音の瑞応寺 哲 朗  
座禅の惰気を打つ音が冷気の中、凛と響きます。そばを通る
  だけでも身の引き締まるおもいですね。(音)は(おと)と
  読ますように瑞応寺の前(の)は省くと良いのでは---。
10 街角を曲がれば満月雲に載り そらまめ  
ユニークですね。こんな句に出会うと嬉しくなります。満月
  雲にのりなんてロマンチッィクですね。
24 冠雪の逆さ石鎚山(いしづち)葉佐池に 高 越  
はりつめた寒気の中、池の日差しの明るさに、雪の石鎚山が
  映っているなんて、感動ですね。
30 入選句刻む石柱初手水(ちょうず) 高 越  
  入選句を句碑にするのが流行っているようです。
  季語の「初手水」がいいですね。辺りの様子が見えるようです。
   
番 号 入 選 15 句 俳 号  
初雪やつかの間に消ゆ薄化粧 石の花  
注連飾り心新たに飾り行く 石の花  
山林の静寂を破り初烏  
年明けてなほ溌剌と老いを行く 石の花  
11 年始め病の友を見舞いけり 浩 風  
14 花の春眼下に浮かぶ瀬戸の島 旅 風  
   俳句では花は桜なので、桜の春ではどうでしょう   
   「花の昼」にすると、のどかな春の景色となりますが---.。   
15 しぶき散る拳(こぶし)突き上げ寒稽古  
18 指先に霊気集めて福引きす  
19 里山の雪追いかける手にカメラ  
25 晦日蕎麦とうとう二人だけとなり  
27 とんど焼き神事の祝詞厳かに 浩 風  
29 湯豆腐や今宵の酒は熱燗で  そらまめ  
31 初詣笑顔でみんなハイポーズ 菜の花  
32 心地よい木枯しの吹く棚湯かな 哲 朗  
33 とんど焼き舞ってとどけよ願いごと 浩 風  
 
花水木選
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第 109 回 披 講
 システム管理者
花水木先生には大変ご無理なお願いで3年余り
主宰をお願いしました。どうも有り難うございました。
来年からは【吾亦紅】様にお願いする事としました。
【吾亦紅】様は、元(へちま)結社に所属されておりました。 
 現在は、フリーで楽しまれておられます。
【吾亦紅】様どうかよろしくお願いします。 
 皆さんよろしくお願いします。